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僕のはじまり。
終わりの始まり。
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俺は突然白い空間に立っていた。
俺はとうとう来たか、お迎えが。という心持ちで立っていた。息が苦しくなく、身体がダルくない。つい先程まで繋がれていた管が外れている。それだけで俺は察して待っていた。
突然、俺の目の前に美しい女性が現れた…モデルさんか?という体型で美しい白い服を着た西洋系の美人だった。どことなく神々しさが表れている。よく読んだ小説に出てきた神なのだろうか?とぼーっと見惚れていると彼女が口を開いた。
「こんにちは、ごきげんいかがですか?」
声も凛として美しく、聞いているだけでうっとりとする。俺は夢心地で応える。
「こんにちは。身体が楽で清々しい気分です」
「突然ですが、あなたは亡くなりました」
「やっぱり」
「驚かないんですね?」
「ええ、これだけ長い間闘病していたのでいつ死んでも良いようにしてましたんで」
俺は二十代までバリバリ働いていた…若干、いやかなりブラックな会社で。そのせいで身体を壊し、精神を病み三十代はほとんど病院で過ごし、四十になって身体がいよいよダメになり、病院のベッドで死んだ。
「そうですか。潔くて素晴らしいです」
「ありがとうございます?」
「それでは鈴木さん、来世の希望はありますか?」
「え?あのー、よろしいですか?」
「ええ、願いは叶えられないかもしれませんが、鈴木さんの場合ある程度希望は聞けると思いますので」
「いや、そういうことではなくてですね」
「どうしましたか?」
「あの大変言いにくいのですが…」
「はい」
「俺、鈴本ですけど」
「は?」
「え?」
「えーーー!?」
「はい。鈴本です」
「ちょ、ちょ、ちょっとお待ちくださいね」
女性は慌てて書類を確認すると「チッ」と舌打ちして消えた。それから俺はかなりその空間で待たされた。あまりにもやる事がなくて地べたに座り、歌を口ずさんだり、小説やアニメの内容を思い出したり、来世で何をやろうかと考えていた。その内眠気が来たのでうたた寝をしてしまった。
次に目が覚めると俺は畳の上に敷かれた座布団に座っていた。目の前にはちゃぶ台がある。横を見ると先程の女性が座り、俺にお茶を入れてくれた。女性は疲れているようだった。
「粗茶ですが」
「ありがとうございます。お疲れ様です」
「ありがとうございます。もうすぐ上司が来ますのでそれからお話しいたしますが、鈴本さん、大変申し訳ありませんでした」
「え?何がですか?」
「禁足事項なので私の方から説明ができませんが、本当にごめんなさい」
「いえいえ、こちらこそ、なんかごめんなさい?えーと、俺の身の上に何かあったのですね」
「はい、その通りです。改めまして私、リーリシアと申します。鈴本さんの来世まで私がきっちりと対応させていただきます。よろしくお願いします」
「鈴本です。こちらこそ、よろしくお願いします」
挨拶を交わしていると障子の向こうから歩いてくる音がする。それは部屋の前で止まり、障子を開け人が入ってきた。男である事は確かだが青年にも見えるし老人にも幼児にも見える。顔というのはわかるが容貌は良く認識できない不思議な人物だった。彼はちゃぶ台の対面に腰掛けるとリーリシアがお茶を差し出し、それを一口啜るとこちらに向き直った。
「すまん。大変申し訳ない事をした。申し訳ない。こちらの手違いで君には苦労をかけた。すまなかった」
と座布団を外し綺麗な土下座をした。
「こちらこそ、なんかごめんなさい?ご迷惑をおかけします」
と俺も慌てて土下座返しをした。しばらくするとリーリシアさんが俺の手を取って
「鈴本さん、謝らなくても良いのですよ。こちらが100%悪いのですから。さあ、顔を上げてください。創造神様もいつまでもそうしてても仕方ないからちゃんと説明して下さい」
「う、うむ」
と創造神と呼ばれた男性は起き上がると改めてこちらに向き直った。
「私はこの宇宙の創造神。名前はあるが名乗ってはいけない決まりがあるので許してくれ」
俺はとうとう来たか、お迎えが。という心持ちで立っていた。息が苦しくなく、身体がダルくない。つい先程まで繋がれていた管が外れている。それだけで俺は察して待っていた。
突然、俺の目の前に美しい女性が現れた…モデルさんか?という体型で美しい白い服を着た西洋系の美人だった。どことなく神々しさが表れている。よく読んだ小説に出てきた神なのだろうか?とぼーっと見惚れていると彼女が口を開いた。
「こんにちは、ごきげんいかがですか?」
声も凛として美しく、聞いているだけでうっとりとする。俺は夢心地で応える。
「こんにちは。身体が楽で清々しい気分です」
「突然ですが、あなたは亡くなりました」
「やっぱり」
「驚かないんですね?」
「ええ、これだけ長い間闘病していたのでいつ死んでも良いようにしてましたんで」
俺は二十代までバリバリ働いていた…若干、いやかなりブラックな会社で。そのせいで身体を壊し、精神を病み三十代はほとんど病院で過ごし、四十になって身体がいよいよダメになり、病院のベッドで死んだ。
「そうですか。潔くて素晴らしいです」
「ありがとうございます?」
「それでは鈴木さん、来世の希望はありますか?」
「え?あのー、よろしいですか?」
「ええ、願いは叶えられないかもしれませんが、鈴木さんの場合ある程度希望は聞けると思いますので」
「いや、そういうことではなくてですね」
「どうしましたか?」
「あの大変言いにくいのですが…」
「はい」
「俺、鈴本ですけど」
「は?」
「え?」
「えーーー!?」
「はい。鈴本です」
「ちょ、ちょ、ちょっとお待ちくださいね」
女性は慌てて書類を確認すると「チッ」と舌打ちして消えた。それから俺はかなりその空間で待たされた。あまりにもやる事がなくて地べたに座り、歌を口ずさんだり、小説やアニメの内容を思い出したり、来世で何をやろうかと考えていた。その内眠気が来たのでうたた寝をしてしまった。
次に目が覚めると俺は畳の上に敷かれた座布団に座っていた。目の前にはちゃぶ台がある。横を見ると先程の女性が座り、俺にお茶を入れてくれた。女性は疲れているようだった。
「粗茶ですが」
「ありがとうございます。お疲れ様です」
「ありがとうございます。もうすぐ上司が来ますのでそれからお話しいたしますが、鈴本さん、大変申し訳ありませんでした」
「え?何がですか?」
「禁足事項なので私の方から説明ができませんが、本当にごめんなさい」
「いえいえ、こちらこそ、なんかごめんなさい?えーと、俺の身の上に何かあったのですね」
「はい、その通りです。改めまして私、リーリシアと申します。鈴本さんの来世まで私がきっちりと対応させていただきます。よろしくお願いします」
「鈴本です。こちらこそ、よろしくお願いします」
挨拶を交わしていると障子の向こうから歩いてくる音がする。それは部屋の前で止まり、障子を開け人が入ってきた。男である事は確かだが青年にも見えるし老人にも幼児にも見える。顔というのはわかるが容貌は良く認識できない不思議な人物だった。彼はちゃぶ台の対面に腰掛けるとリーリシアがお茶を差し出し、それを一口啜るとこちらに向き直った。
「すまん。大変申し訳ない事をした。申し訳ない。こちらの手違いで君には苦労をかけた。すまなかった」
と座布団を外し綺麗な土下座をした。
「こちらこそ、なんかごめんなさい?ご迷惑をおかけします」
と俺も慌てて土下座返しをした。しばらくするとリーリシアさんが俺の手を取って
「鈴本さん、謝らなくても良いのですよ。こちらが100%悪いのですから。さあ、顔を上げてください。創造神様もいつまでもそうしてても仕方ないからちゃんと説明して下さい」
「う、うむ」
と創造神と呼ばれた男性は起き上がると改めてこちらに向き直った。
「私はこの宇宙の創造神。名前はあるが名乗ってはいけない決まりがあるので許してくれ」
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