46 / 111
士官学校編
遠征の振り返り
しおりを挟む
一晩明けて、エリーが朝食を持ってきてくれる前に着替えを済ませた。
イレーネが起きてたら一緒にエリーを待ってもよかったんだが、
きっとギリギリまで起きられないタイプなのでまだ夢の中だろう。
エリーを待つために本を読む。
今日の本は2年目に覚える魔法についての本。
炎の矢の様にとっさに使うものではなく、大人数にかけたり高威力のものを覚えるらしい。
以前の訓練の時に兵士に使ったハードスキンなんかがそれにあたる。
大体は多人数対多人数で向かい合った時に矢を射るのと合わせて打ち出される高威力魔法になる。
向かい合った軍隊同士で一斉に打ち合い、盾と魔法障壁で防ぎ落ち着いたところで一般兵が突撃を行い戦闘が始まるのだ。
魔法が使える士官を先頭にして縦列に並んだ敵集団の横っ腹に騎馬突撃の様に突撃し、中央から引き裂いて駆け抜けるという戦法が試されたが、抜ける前に魔力が尽きて殺されてしまうことが多かったため、
親の貴族から『正しい血族である我々貴族が厚意で協力しているにも関わらず、そのような消費の仕方をするのであれば、軍にいれることは以降控えさせていただく』という書状が届き、以降貴族の子女がその戦術に参加することはなくなり、武功が減ったとそれはそれで不平が出た。
この戦術を取りたい場合は、魔力持ちの平民が行うようになったが、貴族ほどの魔力があっても袋叩きにあうのに魔力の成長が未熟な平民では成果を上げる前に全滅してしまったため、やはり使われなくなった。
と、別の本に書いてあった。
若干面倒になった詠唱を覚えているとノックの音がした。
エリーが来たようだ。
はーい、と返事をすると、エリーが朝食を持ってきてくれた。
「おはようございます、カオル様」
「はい、おはようございます」
エリーが持ってきてくれた朝食を取りながら、戦った魔物の話やイレーネとロペスの宣伝をしておいた。
その後も講堂に着くまで話に付き合ってもらった。
「久しぶりだな、カオル、少しやせたんじゃないか?」
と、ペドロが声をかけてきた。
「固いパンと干し肉ばっかりだったからそうかもねでも普通のパンとかも食べてたからロペスとイレーネの方がやせたかもしれない」と答えた。
その後、ロペスとイレーネも合流してロペスの突っ込みたがる話とイレーネの黒い炎の矢の話で盛り上がった。
「お前ら、やせたな。イレーネ、ちゃんと稼げたか?」とルイス教官が声をかける。イレーネは元気よくはい! と答えて笑みを見せた。
「それは良かった。」
「ラウル、お前もダイエットのついでに遠征行ってきたらどうだ?」とペドロが茶化し、「体力ないしお金困ってないからいやだよ」とラウルが答えた。
なんだかんだで貴族なんだなぁとしょうもない感想を抱いたが、なぜ体力なくてお金に困ってない太っちょのラウルが軍に入ることになったのか。
とどうせ大した話じゃあないだろうと思うが、若干の謎を残した。
「まあ、せっかくだからやってきたこととか、戦った相手とか迷宮の話とか
発表してもらうかな、な、ロペス」
そういわれまんざらでもない顔で前に立つロペス。
そもそも私とイレーネはお金がないので行ったが、ここにいる候補生は弱小とは言え貴族や太い商人の子供なのだ。
わざわざ危険を冒してまで迷宮に潜る必要なんてない。
であれば、こういう話は娯楽としてもいいのだろう。
修行の旅に出てほしいとか思惑があるのかもしれない。
初日の腕長熊討伐でイリュージョンボディがかかってるのにかっこつけて
空回りした話を省いて私の炎の矢に反応した手長熊を後ろから切りつけ、イレーネが風の刃で頸動脈を狩り、自分がとどめを刺した話をかっこよく披露していた。
その後、巨大猪を狩り、一晩明かしてデロール村に行き、村長の家のドアを身体強化かけた私が破壊した話を誇張して語っていた。
自分のは隠したくせにずるいやつだ。
まあ、かっこつけたい年頃なのだろうと、寛大な私は優しく許してやることにした。
その後続く大迷宮での冒険譚にロペスは意外と話上手なのか、ペドロやルディがのめりこむように聞き入っていた。
そのあとの話は、石人形に出合い、まったくもって歯が立たず、吹き飛ばされてしまった話だった。
「カオル、気絶している間の話をおねがいできるかな?」というので交代してその部分の話をする。
気絶したロペスに興味を無くした石人形は私とイレーネに向かってきたので、イレーネと二人で水を床に撒いて凍える風で凍らせることによって、つるつるになった地面で石人形の機動力を奪いつつ、スライディングで脇を通り抜けてロペスを肩に担いで6Fの階段まで戻った。
ハードスキンのおかげで外傷はないようだったが、無事かどうかわからない中、アーテーナの鉾というハンターのチームが通りかかって回復させてくれた、という話をしてロペスに話を戻した。
アーテーナの鉾は前衛のアルベルト、後衛のアンヘル、神官のニコラスの3人組のパーティだと紹介し、
アーテーナの鉾と合流し、全員が後衛と回ることによって9Fの牛頭を狩ることができた。
我々は魔法を使うために身体強化は自分自身にしかかけられないが、神官は奇跡の発動によって前衛のアルベルトに身体強化をかけられた。
身体強化をかけた所で今の我々には抑えられないであろう牛頭を一人で抑えて後衛の介入する隙を作るという技術を持って連携して戦っていた。
前衛の役目とはいえ、攻撃的でかつ力が圧倒的に強い魔物を相手にたった一人で立ち向かう姿に感動した話を熱く語る。
きっとロペスのあこがれの大人像が出来上がった瞬間だったのだ。
前衛と言えばペドロと自分くらいの強さがあれば中々やれるんじゃないかと思っていたが、実際にハンターとして生きている彼らをみると技術も体もできていないんだと実感した。
と、締めた。
「いい経験ができたな」とルイス教官が感想を言った。
「今聞いた通り、お前らは普通の人間よりは強い、だが戦いを生業にする者からすると中位くらいなものだろう。
4年ここで成長した時こそ戦いを生業にしているものを超えることになる。精進すること。」と全員を引き締めた。
「あと、カオルとイレーネ、ちょっと」と手招きした。はい、なんでしょ。と行くと
「ロペスから聞いた。地下の会議室使ってもいいぞ。」
はて? と思っているとロペスが魔法障壁の件だ、と耳打ちした。
「あぁ、はいはい、ありがとうございます!」
これでわざわざ出かけなくて済むのがありがたい。
イレーネが起きてたら一緒にエリーを待ってもよかったんだが、
きっとギリギリまで起きられないタイプなのでまだ夢の中だろう。
エリーを待つために本を読む。
今日の本は2年目に覚える魔法についての本。
炎の矢の様にとっさに使うものではなく、大人数にかけたり高威力のものを覚えるらしい。
以前の訓練の時に兵士に使ったハードスキンなんかがそれにあたる。
大体は多人数対多人数で向かい合った時に矢を射るのと合わせて打ち出される高威力魔法になる。
向かい合った軍隊同士で一斉に打ち合い、盾と魔法障壁で防ぎ落ち着いたところで一般兵が突撃を行い戦闘が始まるのだ。
魔法が使える士官を先頭にして縦列に並んだ敵集団の横っ腹に騎馬突撃の様に突撃し、中央から引き裂いて駆け抜けるという戦法が試されたが、抜ける前に魔力が尽きて殺されてしまうことが多かったため、
親の貴族から『正しい血族である我々貴族が厚意で協力しているにも関わらず、そのような消費の仕方をするのであれば、軍にいれることは以降控えさせていただく』という書状が届き、以降貴族の子女がその戦術に参加することはなくなり、武功が減ったとそれはそれで不平が出た。
この戦術を取りたい場合は、魔力持ちの平民が行うようになったが、貴族ほどの魔力があっても袋叩きにあうのに魔力の成長が未熟な平民では成果を上げる前に全滅してしまったため、やはり使われなくなった。
と、別の本に書いてあった。
若干面倒になった詠唱を覚えているとノックの音がした。
エリーが来たようだ。
はーい、と返事をすると、エリーが朝食を持ってきてくれた。
「おはようございます、カオル様」
「はい、おはようございます」
エリーが持ってきてくれた朝食を取りながら、戦った魔物の話やイレーネとロペスの宣伝をしておいた。
その後も講堂に着くまで話に付き合ってもらった。
「久しぶりだな、カオル、少しやせたんじゃないか?」
と、ペドロが声をかけてきた。
「固いパンと干し肉ばっかりだったからそうかもねでも普通のパンとかも食べてたからロペスとイレーネの方がやせたかもしれない」と答えた。
その後、ロペスとイレーネも合流してロペスの突っ込みたがる話とイレーネの黒い炎の矢の話で盛り上がった。
「お前ら、やせたな。イレーネ、ちゃんと稼げたか?」とルイス教官が声をかける。イレーネは元気よくはい! と答えて笑みを見せた。
「それは良かった。」
「ラウル、お前もダイエットのついでに遠征行ってきたらどうだ?」とペドロが茶化し、「体力ないしお金困ってないからいやだよ」とラウルが答えた。
なんだかんだで貴族なんだなぁとしょうもない感想を抱いたが、なぜ体力なくてお金に困ってない太っちょのラウルが軍に入ることになったのか。
とどうせ大した話じゃあないだろうと思うが、若干の謎を残した。
「まあ、せっかくだからやってきたこととか、戦った相手とか迷宮の話とか
発表してもらうかな、な、ロペス」
そういわれまんざらでもない顔で前に立つロペス。
そもそも私とイレーネはお金がないので行ったが、ここにいる候補生は弱小とは言え貴族や太い商人の子供なのだ。
わざわざ危険を冒してまで迷宮に潜る必要なんてない。
であれば、こういう話は娯楽としてもいいのだろう。
修行の旅に出てほしいとか思惑があるのかもしれない。
初日の腕長熊討伐でイリュージョンボディがかかってるのにかっこつけて
空回りした話を省いて私の炎の矢に反応した手長熊を後ろから切りつけ、イレーネが風の刃で頸動脈を狩り、自分がとどめを刺した話をかっこよく披露していた。
その後、巨大猪を狩り、一晩明かしてデロール村に行き、村長の家のドアを身体強化かけた私が破壊した話を誇張して語っていた。
自分のは隠したくせにずるいやつだ。
まあ、かっこつけたい年頃なのだろうと、寛大な私は優しく許してやることにした。
その後続く大迷宮での冒険譚にロペスは意外と話上手なのか、ペドロやルディがのめりこむように聞き入っていた。
そのあとの話は、石人形に出合い、まったくもって歯が立たず、吹き飛ばされてしまった話だった。
「カオル、気絶している間の話をおねがいできるかな?」というので交代してその部分の話をする。
気絶したロペスに興味を無くした石人形は私とイレーネに向かってきたので、イレーネと二人で水を床に撒いて凍える風で凍らせることによって、つるつるになった地面で石人形の機動力を奪いつつ、スライディングで脇を通り抜けてロペスを肩に担いで6Fの階段まで戻った。
ハードスキンのおかげで外傷はないようだったが、無事かどうかわからない中、アーテーナの鉾というハンターのチームが通りかかって回復させてくれた、という話をしてロペスに話を戻した。
アーテーナの鉾は前衛のアルベルト、後衛のアンヘル、神官のニコラスの3人組のパーティだと紹介し、
アーテーナの鉾と合流し、全員が後衛と回ることによって9Fの牛頭を狩ることができた。
我々は魔法を使うために身体強化は自分自身にしかかけられないが、神官は奇跡の発動によって前衛のアルベルトに身体強化をかけられた。
身体強化をかけた所で今の我々には抑えられないであろう牛頭を一人で抑えて後衛の介入する隙を作るという技術を持って連携して戦っていた。
前衛の役目とはいえ、攻撃的でかつ力が圧倒的に強い魔物を相手にたった一人で立ち向かう姿に感動した話を熱く語る。
きっとロペスのあこがれの大人像が出来上がった瞬間だったのだ。
前衛と言えばペドロと自分くらいの強さがあれば中々やれるんじゃないかと思っていたが、実際にハンターとして生きている彼らをみると技術も体もできていないんだと実感した。
と、締めた。
「いい経験ができたな」とルイス教官が感想を言った。
「今聞いた通り、お前らは普通の人間よりは強い、だが戦いを生業にする者からすると中位くらいなものだろう。
4年ここで成長した時こそ戦いを生業にしているものを超えることになる。精進すること。」と全員を引き締めた。
「あと、カオルとイレーネ、ちょっと」と手招きした。はい、なんでしょ。と行くと
「ロペスから聞いた。地下の会議室使ってもいいぞ。」
はて? と思っているとロペスが魔法障壁の件だ、と耳打ちした。
「あぁ、はいはい、ありがとうございます!」
これでわざわざ出かけなくて済むのがありがたい。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
三つの民と神のちからを継ぐ者たちの物語 ヴェアリアスストーリー
きみゆぅ
ファンタジー
『ヴェアリアスストーリー』は神秘と冒険が交差するファンタジー世界を舞台にした物語。
不思議なちからを操るセイシュの民、失ったそのちからを求めるイシュの民、そして特殊な力を持たないがゆえに知恵や技術で栄えたヒュムが共存する中、新たなる時代が幕を開けた。
彼らは悩み迷いながらも、自分たちが信じる正義を追求し、どのように未来を切り開いていくのか。ちからと知恵、絆が交差する物語の中で、彼らは自らの運命に立ち向かい、新しい数々のストーリーを紡いでいく。
第一章はセイシュの民の視点での物語。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
勝手にダンジョンを創られ魔法のある生活が始まりました
久遠 れんり
ファンタジー
別の世界からの侵略を機に地球にばらまかれた魔素、元々なかった魔素の影響を受け徐々に人間は進化をする。
魔法が使えるようになった人類。
侵略者の想像を超え人類は魔改造されていく。
カクヨム公開中。
嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います
ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。
懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる