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ティエラ ドラゴネス王国記
王と王妃は温室で
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俺が来たことにも気付かず、物思いに耽るレンは、触れたら消えてしまう幻のように儚げに見えた。
招来の刻。
月の光を集めて現れたこの人は、アウラの気まぐれである日突然、光の中に溶けて消えてしまうかもしれない。
神の恩寵である愛し子は、神の手によりいつ取り上げられてもおかしくはない。
その可能性を、今まで一度も考えなかったことに、俺は愕然となった。
そんな不安を抱くほど、目を伏せたままのレンの横顔は、危うげに見えたのだ。
「レン?」
番が儚く消えてしまう事を恐れた俺の、躊躇いがちな呼びかけに、レンは弾かれたように顔を上げ、俺を見つけると花が開いたような笑みを浮かべてくれた。
「カルと喧嘩しないでお話できた?」
「ああ。喧嘩もしなかったし、話もできた」
微笑みとともに伸ばされた、しなやかな両腕を首に絡ませ、抱き上げると「よかった」と番は俺の首元に顔を埋めてきた。
恥ずかしがりなレンが、自分から甘えてくるとは珍しい。
クレイオスに、何か嫌なことでも言われたのだろうか?
「クレイオスは?」
「ちょっと前に、お部屋に戻ったの」
「そうか・・・しばらくは城に滞在するのか?」
「その積りらしいけど、いつ大神様に呼ばれるか分からないみたい」
「クレイオスを顎で使うとは、大神とはどんな神なのだろうな?」
「ふふ。それ、私も気になる」
明るく振る舞っているが、空元気のような気がする。
「クレイオスに何か言われたのか?」
ピクリとレンは肩を震わせたが「世間話し的なのを少しね。大した話はしてないわ」と首を振った。
何かあったのは確実だが、こういう時のレンは、口が固くなる。
無理に聞き出さずとも、いつか時が来れば話してくれるのが常だから、今は気付かぬふりを通したほうが良いだろう。
だがもしも、俺がカルから聞いたと同様の話しを、レンがクレイオスから聞いたのだとすれば、俺はどんな言葉を掛けてやれば良いのだろうか。
俺自身が納得出来ていないのだ。
上辺だけの言葉では、レンの慰めにもならんだろう。
やはりクレイオスから、真実を聞き出すことが先決だ。
「カルのことなんだけどね」
「ん?」
「アレクが嫌がる気持ちは、よく分かっているし。私の子供だと認識されると、色々問題があるのも理解しているの」
「うん」
あ~。
聞きたくない。
「でも・・・でもね。私、カルとアーロンさんを助けてあげたい」
レンは慈愛の人だ。
情に訴えられたら、断れるはずがない。
レンは、異界には先天的、後天的な要因で子ができない人々のために、性的な接触を一切持たず。子の種となる精を人工的に杯へ植え付けたり、親や親族、他人の場合もあるが、子を宿す腹を貸す制度と、医療技術があるのだと話してくれた。
この制度は大金が必要で、一般的とは言えず。異界でも倫理観から問題視する声も、少なからずあったという。
それでも、この技術によって、救われた人が大勢居たのだと。
今回レンが忌避感を見せなかったことに、俺は疑問を感じていたが、こんな場面でも異界との常識の差に驚かされるとは、思っても居なかった。
なるほどそういう事か、と納得できても心情的には諾とは言い難く。
う~。とか。あ~という、呻きに近い声しか出ない。
「龍のラムートが、次に実をつけるのは千年後なんでしょ?」
「そうらしいな」
「アウラ様とクレイオス様の加護を受けた私でも、流石に千年は生きていられないと思うのよ?」
「う?・・・うむ」
クレイオスはレンに、寿命の話をしていないのか?
「私も親の端くれだから、アーロンさんが焦る気持ちは身につまされるっていうか・・・ね?」
子を思う気持ちは、人も龍も変わらんと言いたいのか?
あんな偏屈な龍を、思いやれる俺の番は・・・。
「レンは本当に優しいな」
するとレンは、きょとんとした顔で、自分は優しくなんか無いと言う。
レンが優しくなかったら、誰が優しいというのだ?
解せんな。
「私ね、誰かのために出来ることがあるのに、何もしないで後悔はしたくない。死ぬ間際にああすればよかった。こうすればよかった。自分の所為で、友達が悲しんでいる。なんて思いたくないの」
「それは・・・」
誰もがそうであればいい。
しかし、レンが優しい人だからそう思うのであって、大半はそんな事考えもしないだろう。
「それで、子供達とも話をしたいのだけど・・・」
「どうかしら?」と小首を傾げられると、拒否がし辛い。
「君は、カルの手助けをすると決めているのだな?」
「ごめんね」
ピッタリと寄り添った体から、直接声が響いてくる。
「私はアレクが思ってくれているような、優しい人ではないの」
「そんなことはない。君が今までしてきた奉仕は、優しさがなければ出来ないものだった。君の献身を卑下しては駄目だ」
「アレクにそう言ってもらえると、本当に嬉しいわ。カルとアーロンさんの、願いを叶えてあげたい気持ちは本物だし、国の皆んなに、豊かで幸せに暮らしてほしいって本気で思ってるのよ? でもね、その根底は、自分が罪悪感を感じたく無いだけの、利己的なもので、私はただの偽善者なのよ」
自嘲の声は悲しげで、レンを悲しませているものがなんなのか、不甲斐ないことに俺には分からなかった。
「偽善で良いじゃないか。傍観しているより行動するだけで、何十倍もマシだ。偽善だろうと、誰かに手を差し伸べれば、それは善行だ」
「アレクは励ますのが上手ね。私は自分勝手に、アレクが嫌がることをしようとしているのに。本当に優しいのはアレクだわ」
レンが相手だから優しくなれるのだが。
そこは敢えて正さなくても良いよな?
結局俺は、この人には敵わない。
うまく誘導された気がしないでもないが、自分の口で傍観するより行動したほうがいいと、と言ってしまった以上、腹を括るしか無い。
「レンは、俺だけの番だよな?」
俺の問にレンは驚いたのか、弾かれたように俺を見上げてきた。
「もちろんよ。今世も生まれ変わっても、私は永遠にアレクのものよ?」
優しく頬に寄せられた唇に、不埒な欲がムクムクと湧いてきた。
「ならば王妃よ。そなたの愛を確かめても良いな?」
「へう?」
手の甲に接吻し指先を甘噛すると、レンは首まで赤くなった。
この初心さが愛おしく、雄の欲を掻き立てるのだと、この人は気付いていないのだろうな。
「え? あの、流石にここでは・・・ひゃ!」
「人払いしてあるのだろう?」
耳朶を舐めあげ、耳元で囁くと押しのけようとする腕の力が抜けてきた。
レンが俺の声が好きで、耳元で囁かれるのにめっぽう弱い。それに気付いた時は、有頂天になったものだ。
そこからは時間を掛け、たっぷりと番を味わい、愛を確認しあった。
ベットの上のレンも素晴らしいが、緑に囲まれたこの場所は、タランの入江を思い出し、中々刺激的で、カルに対する嫉妬心から、レンにはかなり無理をさせてしまった。
クタリと力が抜け、ボンヤリしているレンを寝室に運ぶと、セルジュに白い目で見られたが、王と王妃が睦まじくしているのだから、理想的な国家じゃないか?
そんなふうに嘯いてみたが、レンが公務に戻れないと知ったミュラーから、小言をもらう羽目に・・・。
騎士団の頃から俺の補佐をしてくれていたミュラーは、帝国から移り住んで数年経つと、引退を仄めかすようになった。
経験豊富で気心の知れたミュラーを手放す気にはなれず、後爵位に着けた上で、宰相に任命すると、それはそれは嫌な顔をされたものだ。
しかし、三つ子の乳母に伴侶のザックが内定し、王宮内の空いていた離宮に二人で住む許可を与えると、ミュラーは渋々。
本当に渋々、宰相の役を引き受けてくれたのだった。
その頃からミュラーの小言は増え続け、今では日に一度の説教が、習慣になってしまっている。
「確かに私は事務方が専門でしたが、若いときには討伐に明け暮れ、人間らしくのんびりと暮らせる日を夢見て居たのです。それを陛下は・・・。私も武官ですから? 上官の命令には逆らったりしません。ですが部下の苦労も、ご理解いただきたいものです」
「それはお互い様だろ? 俺だって好きで王になった訳じゃ・・・」
「はい?」
灰色の髪をきっちり整えたミュラーにぎろりと睨まれ、俺は大人しく黙ることにした。
騎士団に居た頃は、もの柔らかで礼儀正しい騎士だったのに、人間変われば変わるというか、なんというか・・・。
仕事が多すぎ、てカリカリしているのかも知れんな。
三つ子がアカデミーに入学すれば、ザックは乳母の仕事から解放だ。
それに合わせて、ミュラーにも休みをやり。
ザックとミュラーの二人に旅行でも送ってやれば、少しは機嫌を直してくれるだろうか?
引退し番と二人きりで過ごしたい、と思っているのはお前だけじゃないのだがな。
招来の刻。
月の光を集めて現れたこの人は、アウラの気まぐれである日突然、光の中に溶けて消えてしまうかもしれない。
神の恩寵である愛し子は、神の手によりいつ取り上げられてもおかしくはない。
その可能性を、今まで一度も考えなかったことに、俺は愕然となった。
そんな不安を抱くほど、目を伏せたままのレンの横顔は、危うげに見えたのだ。
「レン?」
番が儚く消えてしまう事を恐れた俺の、躊躇いがちな呼びかけに、レンは弾かれたように顔を上げ、俺を見つけると花が開いたような笑みを浮かべてくれた。
「カルと喧嘩しないでお話できた?」
「ああ。喧嘩もしなかったし、話もできた」
微笑みとともに伸ばされた、しなやかな両腕を首に絡ませ、抱き上げると「よかった」と番は俺の首元に顔を埋めてきた。
恥ずかしがりなレンが、自分から甘えてくるとは珍しい。
クレイオスに、何か嫌なことでも言われたのだろうか?
「クレイオスは?」
「ちょっと前に、お部屋に戻ったの」
「そうか・・・しばらくは城に滞在するのか?」
「その積りらしいけど、いつ大神様に呼ばれるか分からないみたい」
「クレイオスを顎で使うとは、大神とはどんな神なのだろうな?」
「ふふ。それ、私も気になる」
明るく振る舞っているが、空元気のような気がする。
「クレイオスに何か言われたのか?」
ピクリとレンは肩を震わせたが「世間話し的なのを少しね。大した話はしてないわ」と首を振った。
何かあったのは確実だが、こういう時のレンは、口が固くなる。
無理に聞き出さずとも、いつか時が来れば話してくれるのが常だから、今は気付かぬふりを通したほうが良いだろう。
だがもしも、俺がカルから聞いたと同様の話しを、レンがクレイオスから聞いたのだとすれば、俺はどんな言葉を掛けてやれば良いのだろうか。
俺自身が納得出来ていないのだ。
上辺だけの言葉では、レンの慰めにもならんだろう。
やはりクレイオスから、真実を聞き出すことが先決だ。
「カルのことなんだけどね」
「ん?」
「アレクが嫌がる気持ちは、よく分かっているし。私の子供だと認識されると、色々問題があるのも理解しているの」
「うん」
あ~。
聞きたくない。
「でも・・・でもね。私、カルとアーロンさんを助けてあげたい」
レンは慈愛の人だ。
情に訴えられたら、断れるはずがない。
レンは、異界には先天的、後天的な要因で子ができない人々のために、性的な接触を一切持たず。子の種となる精を人工的に杯へ植え付けたり、親や親族、他人の場合もあるが、子を宿す腹を貸す制度と、医療技術があるのだと話してくれた。
この制度は大金が必要で、一般的とは言えず。異界でも倫理観から問題視する声も、少なからずあったという。
それでも、この技術によって、救われた人が大勢居たのだと。
今回レンが忌避感を見せなかったことに、俺は疑問を感じていたが、こんな場面でも異界との常識の差に驚かされるとは、思っても居なかった。
なるほどそういう事か、と納得できても心情的には諾とは言い難く。
う~。とか。あ~という、呻きに近い声しか出ない。
「龍のラムートが、次に実をつけるのは千年後なんでしょ?」
「そうらしいな」
「アウラ様とクレイオス様の加護を受けた私でも、流石に千年は生きていられないと思うのよ?」
「う?・・・うむ」
クレイオスはレンに、寿命の話をしていないのか?
「私も親の端くれだから、アーロンさんが焦る気持ちは身につまされるっていうか・・・ね?」
子を思う気持ちは、人も龍も変わらんと言いたいのか?
あんな偏屈な龍を、思いやれる俺の番は・・・。
「レンは本当に優しいな」
するとレンは、きょとんとした顔で、自分は優しくなんか無いと言う。
レンが優しくなかったら、誰が優しいというのだ?
解せんな。
「私ね、誰かのために出来ることがあるのに、何もしないで後悔はしたくない。死ぬ間際にああすればよかった。こうすればよかった。自分の所為で、友達が悲しんでいる。なんて思いたくないの」
「それは・・・」
誰もがそうであればいい。
しかし、レンが優しい人だからそう思うのであって、大半はそんな事考えもしないだろう。
「それで、子供達とも話をしたいのだけど・・・」
「どうかしら?」と小首を傾げられると、拒否がし辛い。
「君は、カルの手助けをすると決めているのだな?」
「ごめんね」
ピッタリと寄り添った体から、直接声が響いてくる。
「私はアレクが思ってくれているような、優しい人ではないの」
「そんなことはない。君が今までしてきた奉仕は、優しさがなければ出来ないものだった。君の献身を卑下しては駄目だ」
「アレクにそう言ってもらえると、本当に嬉しいわ。カルとアーロンさんの、願いを叶えてあげたい気持ちは本物だし、国の皆んなに、豊かで幸せに暮らしてほしいって本気で思ってるのよ? でもね、その根底は、自分が罪悪感を感じたく無いだけの、利己的なもので、私はただの偽善者なのよ」
自嘲の声は悲しげで、レンを悲しませているものがなんなのか、不甲斐ないことに俺には分からなかった。
「偽善で良いじゃないか。傍観しているより行動するだけで、何十倍もマシだ。偽善だろうと、誰かに手を差し伸べれば、それは善行だ」
「アレクは励ますのが上手ね。私は自分勝手に、アレクが嫌がることをしようとしているのに。本当に優しいのはアレクだわ」
レンが相手だから優しくなれるのだが。
そこは敢えて正さなくても良いよな?
結局俺は、この人には敵わない。
うまく誘導された気がしないでもないが、自分の口で傍観するより行動したほうがいいと、と言ってしまった以上、腹を括るしか無い。
「レンは、俺だけの番だよな?」
俺の問にレンは驚いたのか、弾かれたように俺を見上げてきた。
「もちろんよ。今世も生まれ変わっても、私は永遠にアレクのものよ?」
優しく頬に寄せられた唇に、不埒な欲がムクムクと湧いてきた。
「ならば王妃よ。そなたの愛を確かめても良いな?」
「へう?」
手の甲に接吻し指先を甘噛すると、レンは首まで赤くなった。
この初心さが愛おしく、雄の欲を掻き立てるのだと、この人は気付いていないのだろうな。
「え? あの、流石にここでは・・・ひゃ!」
「人払いしてあるのだろう?」
耳朶を舐めあげ、耳元で囁くと押しのけようとする腕の力が抜けてきた。
レンが俺の声が好きで、耳元で囁かれるのにめっぽう弱い。それに気付いた時は、有頂天になったものだ。
そこからは時間を掛け、たっぷりと番を味わい、愛を確認しあった。
ベットの上のレンも素晴らしいが、緑に囲まれたこの場所は、タランの入江を思い出し、中々刺激的で、カルに対する嫉妬心から、レンにはかなり無理をさせてしまった。
クタリと力が抜け、ボンヤリしているレンを寝室に運ぶと、セルジュに白い目で見られたが、王と王妃が睦まじくしているのだから、理想的な国家じゃないか?
そんなふうに嘯いてみたが、レンが公務に戻れないと知ったミュラーから、小言をもらう羽目に・・・。
騎士団の頃から俺の補佐をしてくれていたミュラーは、帝国から移り住んで数年経つと、引退を仄めかすようになった。
経験豊富で気心の知れたミュラーを手放す気にはなれず、後爵位に着けた上で、宰相に任命すると、それはそれは嫌な顔をされたものだ。
しかし、三つ子の乳母に伴侶のザックが内定し、王宮内の空いていた離宮に二人で住む許可を与えると、ミュラーは渋々。
本当に渋々、宰相の役を引き受けてくれたのだった。
その頃からミュラーの小言は増え続け、今では日に一度の説教が、習慣になってしまっている。
「確かに私は事務方が専門でしたが、若いときには討伐に明け暮れ、人間らしくのんびりと暮らせる日を夢見て居たのです。それを陛下は・・・。私も武官ですから? 上官の命令には逆らったりしません。ですが部下の苦労も、ご理解いただきたいものです」
「それはお互い様だろ? 俺だって好きで王になった訳じゃ・・・」
「はい?」
灰色の髪をきっちり整えたミュラーにぎろりと睨まれ、俺は大人しく黙ることにした。
騎士団に居た頃は、もの柔らかで礼儀正しい騎士だったのに、人間変われば変わるというか、なんというか・・・。
仕事が多すぎ、てカリカリしているのかも知れんな。
三つ子がアカデミーに入学すれば、ザックは乳母の仕事から解放だ。
それに合わせて、ミュラーにも休みをやり。
ザックとミュラーの二人に旅行でも送ってやれば、少しは機嫌を直してくれるだろうか?
引退し番と二人きりで過ごしたい、と思っているのはお前だけじゃないのだがな。
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