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第4章 私はただ真面目に稼ぎたいだけなのに!
11 商談① 挨拶
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宿から商館まで行くのにそれほど長い時間はかからなかった。せいぜい30分くらい揺られていただけで馬車は停止した。
馬車の扉を開けたのは御者ではなく、商会の従業員らしき中年の男性だ。先にアヤタが降りて私が降りるのに手を貸してくれる。私はありがたくその手を取りながら馬車から慎重に降りて行く。
降りた先は貴族の屋敷かと見紛うような立派でとても大きなお屋敷の正面玄関前だ。
私が育った孤児院のある領地の領主の貴族の屋敷の10倍は立派な建物で、本当にただの商館なのかと疑わしく感じてしまう。
想像以上に立派な建物に気圧されて尻込みしそうになるが、そんな様子を一切外へは出さないで、案内に従って堂々と正面玄関から商館の中へと入った。
商館の中は青かった。
床には深く濃い青色の絨毯が敷かれていて、真っ白な壁の至るところに同じ特徴的な青色の装飾品が飾られている。
海をモチーフにしている絵や置物や家具が多いので、自分が海の中を歩いているような気分になってきた。
まるで洋風な竜宮城を訪れているかのようで、緊張はするがそれ以上に興味深くて面白い。
好奇心からキョロキョロと頭を動かしてじっくりと見て回りたいが、ここには商談のために来ていることを忘れてはいけない。
私は必死に平常心を装い、好奇心を抑えて必要最低限の目の動きだけで屋敷の中を観察して歩く。
この綺麗な深く濃い青色はアジュール商会の商会カラーのようだ。馬車に描かれていた小さなアジュール商会の紋様もこのような綺麗な深く濃い青色をしていたことを思い出した。
そして、気づいてしまった。
このような深く濃い青色の品物などそう簡単に作ることができるものではない。絨毯に使用する糸を染めるにしても、絵画の絵の具にしても、壺などの釉薬にしてもほとんど同じような深く濃い青色をしている。
これは意図して作らなければこのような珍しい色で全てを揃えることはできないだろう。
偶然同じ色の物を手に入れることのほうが遥かに難しい。それだけの品質と量の品物がこの屋敷の中に揃っている。
同じ深く濃い青色のガラスの巨大な花瓶も廊下に飾ってある。
アジュール商会の力がどれだけのものか嫌と言うほどに理解できてしまった。
私の中の純粋な好奇心は完全に新たな緊張感に飲み込まれてしまった。
アジュール商会は私の期待通り、いや、期待以上の大商会のようだ。
下手な貴族よりも資金力も影響力も持っているに違いない。
この商館はその力を訪れる客に分かりやすく示してくれている。
分かりやすく黄金などで下品に飾り立てて力を誇示しているのではなく、上品に統一感を出してあからさまに見せつけないように演出しているところにより一層の力と器の大きさを感じてしまう。
アジュール商会の強大さを思い知りながら歩いている内に、私とアヤタはアジュール商会本店の最上階にある一室の扉の前に案内されていた。
案内人の中年の男性が扉をノックすると、中から扉が開かれ、私は案内人に続いて室内へと足を踏み入れる。
その部屋の中も青かった。
でも、その部屋の青さを知る前に、部屋の真ん中に立っている女性に意識が全て持っていかれた。
女神と見紛うような女性が立って私を見ている。
金髪碧眼の美しい20代後半から30代前半の大人の女性だ。
部屋の青に負けないくらいに鮮やかで美しい碧眼、太陽のように眩しいくらいに輝いている豊かな金髪。
今まで出会った誰よりも、前世の彼女が知る誰よりも美しい女性がそこにいた。
ただ美しいだけの女性ではない。
それだけでなく、泊まった宿の部屋よりも広い部屋が狭く感じてしまうほどの存在感がその女性から感じられる。
貴族や王族に会ったときには一切感じなかった感覚。
自分よりも高位の存在であると無意識に瞬時に理解して、その女性への畏怖と尊敬が自然に心を支配する。それでいて決して目を離すことができない魅力を放ち視線と関心と興味を、心の全てを引き付けて離さない。
切れ長で整った彫りの深い目鼻立ちのはっきりとしている美しい顔立ちは高貴さや気高さだけでなく威厳や威風まで纏っている。
とても強そうで偉そうに見えてしまい、下手すると高慢で尊大で傲慢で横柄そうにも見られそうだが、瞳の奥に見える理知的で慈悲深そうな優しげで温かな光がそんなものを打ち消してしまう。
その女神のような女性が眩しくなるような笑顔を浮かべ、洗練された所作で私に近づいてきて話しかけてきた。
「お初にお目にかかります。わざわざ商館までご足労いただきありがとうございます。わたくしはアジュール商会の商会長のジュリアーナと申します」
ただの簡単な挨拶を述べられただけのに、その全てが凛として華やかで上品さに溢れている。
生まれて初めて私は人に見惚れてしまった。彼女の一挙手一投足から目が離せない。完全にジュリアーナに釘付け状態になっている。
本当ならすぐにこちらからも挨拶を返さなければならないのに、現実を忘れて、心奪われて身動きできずに呆然と立ち尽くしていた。
そんな微動だにしない私の背中に何かが当たった。何だろうと無意識に反射的に背後を確認しようと振り返ろうとしたらその衝撃は更に強くなった。
その衝撃で意識が戻ってきて、すぐにその衝撃の原因と理由に気付いた。
私の背後にいるのはアヤタだ。だから、背中に当たっているのはアヤタの指だ。背後からアヤタが私を指で突ついている。他の人には気付かれないように最小の動きで私に注意してくれている。
アヤタのおかげで何とか現実に戻ることができた私は必死に取り繕いながら挨拶をした。
「は、初めまして、ジュリアーナ様。ご招待していただきありがとうございます。私は理術師のルリエラです」
私の失態を誤魔化せたか誤魔化せていないのか分からないまま、挨拶を終えて応接室に設置してある深く濃い青色の布に美しい金の刺繍がしてある布張りの豪華でふかふかのソファーに私とジュリアーナは向かい合って座った。アヤタは私の背後に立っている。
ソファーはゆったりと大きくて大人5人は軽く座れそうだ。
それでもアヤタは私の隣に座ることなく、背後に立っている。私の助手として当然の位置にいる。
私の座っている場所からアヤタの姿が見えないので、見知らぬ豪華な部屋で一人ぽつんと座っている気分になり、ほんの少し心細くなってしまう。
でも、アヤタに「隣にいてほしい」なんて我が儘は言えない。そんな情けない姿は見せられない。
心細さを隠して、私は姿勢を正す。
初っぱなから色々と予想外なことが起こったが、やっとこれから商談の始まりだ。
私は心の中で気合を入れ直した。
馬車の扉を開けたのは御者ではなく、商会の従業員らしき中年の男性だ。先にアヤタが降りて私が降りるのに手を貸してくれる。私はありがたくその手を取りながら馬車から慎重に降りて行く。
降りた先は貴族の屋敷かと見紛うような立派でとても大きなお屋敷の正面玄関前だ。
私が育った孤児院のある領地の領主の貴族の屋敷の10倍は立派な建物で、本当にただの商館なのかと疑わしく感じてしまう。
想像以上に立派な建物に気圧されて尻込みしそうになるが、そんな様子を一切外へは出さないで、案内に従って堂々と正面玄関から商館の中へと入った。
商館の中は青かった。
床には深く濃い青色の絨毯が敷かれていて、真っ白な壁の至るところに同じ特徴的な青色の装飾品が飾られている。
海をモチーフにしている絵や置物や家具が多いので、自分が海の中を歩いているような気分になってきた。
まるで洋風な竜宮城を訪れているかのようで、緊張はするがそれ以上に興味深くて面白い。
好奇心からキョロキョロと頭を動かしてじっくりと見て回りたいが、ここには商談のために来ていることを忘れてはいけない。
私は必死に平常心を装い、好奇心を抑えて必要最低限の目の動きだけで屋敷の中を観察して歩く。
この綺麗な深く濃い青色はアジュール商会の商会カラーのようだ。馬車に描かれていた小さなアジュール商会の紋様もこのような綺麗な深く濃い青色をしていたことを思い出した。
そして、気づいてしまった。
このような深く濃い青色の品物などそう簡単に作ることができるものではない。絨毯に使用する糸を染めるにしても、絵画の絵の具にしても、壺などの釉薬にしてもほとんど同じような深く濃い青色をしている。
これは意図して作らなければこのような珍しい色で全てを揃えることはできないだろう。
偶然同じ色の物を手に入れることのほうが遥かに難しい。それだけの品質と量の品物がこの屋敷の中に揃っている。
同じ深く濃い青色のガラスの巨大な花瓶も廊下に飾ってある。
アジュール商会の力がどれだけのものか嫌と言うほどに理解できてしまった。
私の中の純粋な好奇心は完全に新たな緊張感に飲み込まれてしまった。
アジュール商会は私の期待通り、いや、期待以上の大商会のようだ。
下手な貴族よりも資金力も影響力も持っているに違いない。
この商館はその力を訪れる客に分かりやすく示してくれている。
分かりやすく黄金などで下品に飾り立てて力を誇示しているのではなく、上品に統一感を出してあからさまに見せつけないように演出しているところにより一層の力と器の大きさを感じてしまう。
アジュール商会の強大さを思い知りながら歩いている内に、私とアヤタはアジュール商会本店の最上階にある一室の扉の前に案内されていた。
案内人の中年の男性が扉をノックすると、中から扉が開かれ、私は案内人に続いて室内へと足を踏み入れる。
その部屋の中も青かった。
でも、その部屋の青さを知る前に、部屋の真ん中に立っている女性に意識が全て持っていかれた。
女神と見紛うような女性が立って私を見ている。
金髪碧眼の美しい20代後半から30代前半の大人の女性だ。
部屋の青に負けないくらいに鮮やかで美しい碧眼、太陽のように眩しいくらいに輝いている豊かな金髪。
今まで出会った誰よりも、前世の彼女が知る誰よりも美しい女性がそこにいた。
ただ美しいだけの女性ではない。
それだけでなく、泊まった宿の部屋よりも広い部屋が狭く感じてしまうほどの存在感がその女性から感じられる。
貴族や王族に会ったときには一切感じなかった感覚。
自分よりも高位の存在であると無意識に瞬時に理解して、その女性への畏怖と尊敬が自然に心を支配する。それでいて決して目を離すことができない魅力を放ち視線と関心と興味を、心の全てを引き付けて離さない。
切れ長で整った彫りの深い目鼻立ちのはっきりとしている美しい顔立ちは高貴さや気高さだけでなく威厳や威風まで纏っている。
とても強そうで偉そうに見えてしまい、下手すると高慢で尊大で傲慢で横柄そうにも見られそうだが、瞳の奥に見える理知的で慈悲深そうな優しげで温かな光がそんなものを打ち消してしまう。
その女神のような女性が眩しくなるような笑顔を浮かべ、洗練された所作で私に近づいてきて話しかけてきた。
「お初にお目にかかります。わざわざ商館までご足労いただきありがとうございます。わたくしはアジュール商会の商会長のジュリアーナと申します」
ただの簡単な挨拶を述べられただけのに、その全てが凛として華やかで上品さに溢れている。
生まれて初めて私は人に見惚れてしまった。彼女の一挙手一投足から目が離せない。完全にジュリアーナに釘付け状態になっている。
本当ならすぐにこちらからも挨拶を返さなければならないのに、現実を忘れて、心奪われて身動きできずに呆然と立ち尽くしていた。
そんな微動だにしない私の背中に何かが当たった。何だろうと無意識に反射的に背後を確認しようと振り返ろうとしたらその衝撃は更に強くなった。
その衝撃で意識が戻ってきて、すぐにその衝撃の原因と理由に気付いた。
私の背後にいるのはアヤタだ。だから、背中に当たっているのはアヤタの指だ。背後からアヤタが私を指で突ついている。他の人には気付かれないように最小の動きで私に注意してくれている。
アヤタのおかげで何とか現実に戻ることができた私は必死に取り繕いながら挨拶をした。
「は、初めまして、ジュリアーナ様。ご招待していただきありがとうございます。私は理術師のルリエラです」
私の失態を誤魔化せたか誤魔化せていないのか分からないまま、挨拶を終えて応接室に設置してある深く濃い青色の布に美しい金の刺繍がしてある布張りの豪華でふかふかのソファーに私とジュリアーナは向かい合って座った。アヤタは私の背後に立っている。
ソファーはゆったりと大きくて大人5人は軽く座れそうだ。
それでもアヤタは私の隣に座ることなく、背後に立っている。私の助手として当然の位置にいる。
私の座っている場所からアヤタの姿が見えないので、見知らぬ豪華な部屋で一人ぽつんと座っている気分になり、ほんの少し心細くなってしまう。
でも、アヤタに「隣にいてほしい」なんて我が儘は言えない。そんな情けない姿は見せられない。
心細さを隠して、私は姿勢を正す。
初っぱなから色々と予想外なことが起こったが、やっとこれから商談の始まりだ。
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