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第6章 私はただ知らないことを知りたいだけなのに!
29 本音
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「私は自分の産みの親のことを知りたいし、出来るならば会ってみたいと思っている。でも、私はそれによって何も失いたくない。何も壊されたくない。何も背負いたくない。何も変えたくない。本当にただ知りたいだけ。私はとても無責任で卑怯で狡い何の覚悟も持たない人間なの……」
知ることには責任が伴う。
真実を背負う覚悟が無いなら、知ろうとしてはいけない。
ただ知りたいだけで、知ることができれば後はどうでもいい。自分には関係がない。
そんな無責任で何の覚悟も無く、何も背負うつもりが無いならば知る資格が無い。
産みの親のことを知りたいと調べて、会ってしまえば、完全に無関係ではいられなくなる。
もし、産みの親が困っているなら、子として見て見ぬふりをして、見捨てることはできない。
知るだけ知って、後は知らない。
自分の知りたいことは知れて穴は埋まったからもう産みの親は用なし。産みの親にはもう無関心で無関係というのはあまりにも無責任だ。
それなら、最初から知ろうとするべきではない。
また、知ることには対価を支払わなければならない。
何も払わずに何かを得ることはできない。
大きな犠牲を支払うことになるかもしれない。
今持っている大切なものを失うことになるかもしれない。
今の幸せが壊れてしまうかもしれない。
何かを得れば、何かを失う。何かが変わる。
得る前と全く同じではいられない。
知るだけ知って、何も払わないし、何も変えない。
自分だけ得をして、利益を得て、対価は何も払わない。
自分に都合の悪いことならば無かったことにして知らないふりをする。
それはまかり通らない。
そんな都合のいいことは許されない。
知るならば対価を払う覚悟がいる。
何の覚悟も無く、ただの興味本位で知ろうとすることは失うものが分からず危険すぎる。
私には産みの親を知るために今の私の何かを失う覚悟をすることができない。
「……それに私はとても利己的な人間なの。自分の保身を何よりも優先してしまう。産みの親のことよりも自分の今の生活を守ることを選ぶ冷たい人間だから…」
私の中の穴を埋めたいとは思っている。
でも、そこまで切実ではない。大急ぎで慌てて必ずしなければならないことではない。
それよりも安全性と確実性を重視して優先したい。
自分自身の安全と生活の安定を何よりも優先したい。
単なる欲望や欲求である親のことは後回しでいい。
だから、「今の生活を壊したくない。何も失いたくない。安全な範囲内で知りたい」というのが正直な気持ちだ。
私は無い物ねだりで今現在の、目の前の幸せを失いたくない。
私は現状に満足している。今とても幸せだ。親が分からなくても、親を知らなくても、私は幸せだ。
だから、危険を冒してまで知りたくない。
今の生活を、幸せを壊したくない。
「生みの親、血の繋がりのある存在について知りたい」という欲求と今の生活の維持を天秤にかけると、今の生活の維持に傾く。
知りたいけれど、危険を冒してまで知りたいとまでは思わない。
現在の生活を、幸せを失う覚悟までは持てない。
親の愛情、実の親への幻想、期待、夢、未来、そんな不確かなものでは天秤は傾かない。
そこに情が混ざるとどれだけ頭で危険性や犠牲などを理解していても天秤を無視してしまう人もいる。
幸いにも、私は親には特別な情を抱いていないので、理性的に決断できる。
でも、社会はそれを認めない。許さない。
自分の親を知ることは義務だと、知らないままでいることを許さない。
親を知らない、分からない状態は普通ではない。
親を知っている人間が社会では圧倒的多数で、それが普通で一般的で常識。
親を知らない人間は少数派で、異端で、非常識で、それだけで憐れで可哀そうな存在。
生物的に親がいるのは当然のことだから、自分の親が誰かを知っている人間が圧倒的多数になる。
圧倒的多数による価値観の押しつけと固定観念の作成。
親を知らない私は可哀想で不幸な子であり、必死に何を犠牲にしても最優先で産みの親を求めて探さなければならない。
そうすることが社会の一般的な常識のあるべき姿。そこから逸脱した行動は非常識で倫理や道徳に反するあり得ない姿。
社会一般的に許されざる異質で異常な存在である私がライラの目にはどのように映っているのだろうか。
私は産みの親に何も望まない。
ただ事実が知りたいだけ。
自分を捨てた親に会いたいなんて、会っても傷つくだけなのに、会いたいと望む自分はおかしい。
会いたいという理由が、根拠が、自分でも分からない。
頭では会うべきではないと分かっている。
会っても意味はない。
寧ろ、自分を傷つけるだけ。
どんな人であっても、どんな理由があっても、産みの親を親として受け入れることはできない。できるとは思えない。信用もできない。
今更親がほしいとは思わない。
親がいても、親が誰か分かっても意味など無い。
そう分かっているのに、それなのに知りたい気持ち、会いたい気持ちが消えない。消せない。
なんて愚かなんだろう。
危険で無駄で無意味で無価値なことを望み、その気持ちを消すことも変えることもできない。
自分にとって不利益なことを進んでやりたがる人間は不合理で非論理的だ。
自分だけでなく相手や周囲の人間まで迷惑をかけることをしたいと思うなんてとても自己中心的な最低の人間だ。
さらに私は「産みの親を探すなら今ではなく成人した後にしたい。成人していれば産みの親からの干渉は最低限に抑えられるし、自分の生活を脅かされる危険性も少ないから」とライラに正直に告げた。
完全なる私欲と自己保身しか考えていない案だ。
成人していれば戸籍は完全に独立し、保護者を必要としなくなるのでそこから無理矢理干渉して攻めてくることはできなくなる。
今よりも成人すれば社会人として立場を強固にして力をつけることができれば、理不尽な要求に抗うことができるようになる。
精神的にも成長して心の余裕や度量も大きくなり、衝撃的な事実を知ることになっても理性的に処理できるはず。
でも、相手のことを真に想うならば、知ろうとせず、会おうとせず、何もしないことが一番だろう。
子を捨てて会いにも来ず、理由の説明も一切無い産みの親の意思を尊重するならば、自分の想いを押し付けずにそっとしておくことが最も相手に配慮した対応だ。
本当に自分のことしか考えていない。
なんて我儘で自分勝手で自己中心的で浅ましく卑しく醜い人間なのだろうか。
自分のこと最優先で自己保身に平気で走る卑怯な人間。
対価は払いたくないけど頂戴という欲張りな人間。
犠牲を払わずに目的を達したいという狡い人間。
責任を負いたくないからやりたくないという無責任な人間。
自分の利益と損失しか考えていない非常識で薄情な人間。
産みの親のことを情ではなく危険性と損得の天秤によって判断する冷酷な人間。
私はライラに包み隠さずに己の醜くて汚くて浅ましくて狡い本音を曝け出した。
ライラは私が話している間、一切口を挟むことなく嫌な顔せずに真剣な表情で耳を傾けてくれていた。
全てを話し終えた今、私がとても薄情で狡くて強欲で冷酷非情な人間だと知ってライラは私のことをどう思っただろう。
失望されただろうか?
嫌われただろうか?
呆れられただろうか?
嫌悪されただろうか?
理解されないだろうか?
非難されるだろうか?
否定されるだろうか?
拒絶されるだろうか?
私は内心で判決を待つ罪人のようにビクビクと怯えながら、俯いたまま真剣に考え込んでいるライラを静かに見つめてライラの反応を待った。
知ることには責任が伴う。
真実を背負う覚悟が無いなら、知ろうとしてはいけない。
ただ知りたいだけで、知ることができれば後はどうでもいい。自分には関係がない。
そんな無責任で何の覚悟も無く、何も背負うつもりが無いならば知る資格が無い。
産みの親のことを知りたいと調べて、会ってしまえば、完全に無関係ではいられなくなる。
もし、産みの親が困っているなら、子として見て見ぬふりをして、見捨てることはできない。
知るだけ知って、後は知らない。
自分の知りたいことは知れて穴は埋まったからもう産みの親は用なし。産みの親にはもう無関心で無関係というのはあまりにも無責任だ。
それなら、最初から知ろうとするべきではない。
また、知ることには対価を支払わなければならない。
何も払わずに何かを得ることはできない。
大きな犠牲を支払うことになるかもしれない。
今持っている大切なものを失うことになるかもしれない。
今の幸せが壊れてしまうかもしれない。
何かを得れば、何かを失う。何かが変わる。
得る前と全く同じではいられない。
知るだけ知って、何も払わないし、何も変えない。
自分だけ得をして、利益を得て、対価は何も払わない。
自分に都合の悪いことならば無かったことにして知らないふりをする。
それはまかり通らない。
そんな都合のいいことは許されない。
知るならば対価を払う覚悟がいる。
何の覚悟も無く、ただの興味本位で知ろうとすることは失うものが分からず危険すぎる。
私には産みの親を知るために今の私の何かを失う覚悟をすることができない。
「……それに私はとても利己的な人間なの。自分の保身を何よりも優先してしまう。産みの親のことよりも自分の今の生活を守ることを選ぶ冷たい人間だから…」
私の中の穴を埋めたいとは思っている。
でも、そこまで切実ではない。大急ぎで慌てて必ずしなければならないことではない。
それよりも安全性と確実性を重視して優先したい。
自分自身の安全と生活の安定を何よりも優先したい。
単なる欲望や欲求である親のことは後回しでいい。
だから、「今の生活を壊したくない。何も失いたくない。安全な範囲内で知りたい」というのが正直な気持ちだ。
私は無い物ねだりで今現在の、目の前の幸せを失いたくない。
私は現状に満足している。今とても幸せだ。親が分からなくても、親を知らなくても、私は幸せだ。
だから、危険を冒してまで知りたくない。
今の生活を、幸せを壊したくない。
「生みの親、血の繋がりのある存在について知りたい」という欲求と今の生活の維持を天秤にかけると、今の生活の維持に傾く。
知りたいけれど、危険を冒してまで知りたいとまでは思わない。
現在の生活を、幸せを失う覚悟までは持てない。
親の愛情、実の親への幻想、期待、夢、未来、そんな不確かなものでは天秤は傾かない。
そこに情が混ざるとどれだけ頭で危険性や犠牲などを理解していても天秤を無視してしまう人もいる。
幸いにも、私は親には特別な情を抱いていないので、理性的に決断できる。
でも、社会はそれを認めない。許さない。
自分の親を知ることは義務だと、知らないままでいることを許さない。
親を知らない、分からない状態は普通ではない。
親を知っている人間が社会では圧倒的多数で、それが普通で一般的で常識。
親を知らない人間は少数派で、異端で、非常識で、それだけで憐れで可哀そうな存在。
生物的に親がいるのは当然のことだから、自分の親が誰かを知っている人間が圧倒的多数になる。
圧倒的多数による価値観の押しつけと固定観念の作成。
親を知らない私は可哀想で不幸な子であり、必死に何を犠牲にしても最優先で産みの親を求めて探さなければならない。
そうすることが社会の一般的な常識のあるべき姿。そこから逸脱した行動は非常識で倫理や道徳に反するあり得ない姿。
社会一般的に許されざる異質で異常な存在である私がライラの目にはどのように映っているのだろうか。
私は産みの親に何も望まない。
ただ事実が知りたいだけ。
自分を捨てた親に会いたいなんて、会っても傷つくだけなのに、会いたいと望む自分はおかしい。
会いたいという理由が、根拠が、自分でも分からない。
頭では会うべきではないと分かっている。
会っても意味はない。
寧ろ、自分を傷つけるだけ。
どんな人であっても、どんな理由があっても、産みの親を親として受け入れることはできない。できるとは思えない。信用もできない。
今更親がほしいとは思わない。
親がいても、親が誰か分かっても意味など無い。
そう分かっているのに、それなのに知りたい気持ち、会いたい気持ちが消えない。消せない。
なんて愚かなんだろう。
危険で無駄で無意味で無価値なことを望み、その気持ちを消すことも変えることもできない。
自分にとって不利益なことを進んでやりたがる人間は不合理で非論理的だ。
自分だけでなく相手や周囲の人間まで迷惑をかけることをしたいと思うなんてとても自己中心的な最低の人間だ。
さらに私は「産みの親を探すなら今ではなく成人した後にしたい。成人していれば産みの親からの干渉は最低限に抑えられるし、自分の生活を脅かされる危険性も少ないから」とライラに正直に告げた。
完全なる私欲と自己保身しか考えていない案だ。
成人していれば戸籍は完全に独立し、保護者を必要としなくなるのでそこから無理矢理干渉して攻めてくることはできなくなる。
今よりも成人すれば社会人として立場を強固にして力をつけることができれば、理不尽な要求に抗うことができるようになる。
精神的にも成長して心の余裕や度量も大きくなり、衝撃的な事実を知ることになっても理性的に処理できるはず。
でも、相手のことを真に想うならば、知ろうとせず、会おうとせず、何もしないことが一番だろう。
子を捨てて会いにも来ず、理由の説明も一切無い産みの親の意思を尊重するならば、自分の想いを押し付けずにそっとしておくことが最も相手に配慮した対応だ。
本当に自分のことしか考えていない。
なんて我儘で自分勝手で自己中心的で浅ましく卑しく醜い人間なのだろうか。
自分のこと最優先で自己保身に平気で走る卑怯な人間。
対価は払いたくないけど頂戴という欲張りな人間。
犠牲を払わずに目的を達したいという狡い人間。
責任を負いたくないからやりたくないという無責任な人間。
自分の利益と損失しか考えていない非常識で薄情な人間。
産みの親のことを情ではなく危険性と損得の天秤によって判断する冷酷な人間。
私はライラに包み隠さずに己の醜くて汚くて浅ましくて狡い本音を曝け出した。
ライラは私が話している間、一切口を挟むことなく嫌な顔せずに真剣な表情で耳を傾けてくれていた。
全てを話し終えた今、私がとても薄情で狡くて強欲で冷酷非情な人間だと知ってライラは私のことをどう思っただろう。
失望されただろうか?
嫌われただろうか?
呆れられただろうか?
嫌悪されただろうか?
理解されないだろうか?
非難されるだろうか?
否定されるだろうか?
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