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第7章 私はただ自由に空が飛びたいだけなのに
12 賽は投げられた⑤ 本音
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同じ轍を踏まないようにと必死に質問の言葉を選ぶがなかなか良い言葉が見つからない。
本当なら聞きたくはない。知りたくはない。このまま知らないままでいたい。
この質問をジュリアーナに尋ねることも、ジュリアーナの答えを聞くことも怖い。
でも、この疑問を胸に抱えて何事も無かったかのようにジュリアーナとこのまま付き合っていくことは私にはできない。
だから、自分の中の勇気を掻き集めて私は重い口を開く。
「……ジュリアーナ、あなたは先ほど私と『関わる気は無かった』、でも、私を『助けたいと望んでいた』、と言いましたよね?
なぜ私と関わりたくないのに助けたいと望んでいたのですか?私が元婚約者の娘だと分かったから関わりたくなかったということですか?それでも自分が拾った子どもに対して責任感を抱いているから助けたいと望んでいたのですか?
ジュリアーナはルリエラである私を、………どう思っていますか?」
上手く質問できなかった。
どこかジュリアーナを責めるような質問になってしまった。
ジュリアーナの気持ちが分からない。
ジュリアーナがルリシーナを心から愛していることは理解できた。
でも、ルリエラである私のことをどう思っているのか、私をどうしたいのか、私とどうなりたいのかが分からない。
私はルリエラだ。
ジュリアーナのルリシーナではない。ジュリアーナの娘ではない。
ジュリアーナが私にルリシーナを求めるのなら遠くない未来に私とジュリアーナの関係は破綻するだろう。
私はルリシーナではないからルリシーナにはなれない。ジュリアーナのために無理にルリシーナになろうとしても、それは演技でしかなく、ジュリアーナは違和感を抱くことになる。
私はルリエラではなく、ルリシーナの偽物になってしまう。
そんな私の無理もジュリアーナの無視もいずれ限界を迎える。
だから、ここではっきりさせなくてはならない。
ジュリアーナの考えと気持ちと望みを。
それが私とは相容れないものであるならば、私はジュリアーナとはこれ以上は一緒にはいられない。お互いのためにならないから。
私はジュリアーナのことが好きだ。心を完全に許している。心の底から信頼している。私にとってとても特別な人。
だから、ジュリアーナの返答次第で私は深く傷付くだろう。
ジュリアーナの言葉は簡単に私の心の奥底の一番脆くて柔らかくて傷付きやすい場所まで届く。
自分が傷付くのは怖い。傷付けられるのも怖い。
それでもジュリアーナの答えを聞かなくてはならない。
私は必死に恐怖を隠しながら、ジュリアーナが質問に答えるのを待つ。
「ルリエラ、わたくしは貴女と『関わる気が無かった』だけで、『関わりたくない』と思ったことは一度もありません。わたくしはずっと貴女に、ルリエラに会いたかった──」
「そ、それならどうして……!?」
「……わたくしには貴女と関わる資格が無いのよ。貴女にとってわたくしは赤ちゃんのときに数ヶ月お世話しただけの赤の他人でしかないわ。その証拠すらもうこの世のどこにも無いの。ルリシーナと過ごした日々はわたくしの記憶の中にしか存在しない。貴女はルリシーナではなくルリエラとして立派に生きている。ルリエラとの繋がりを証明もできない人間がどのような顔をして貴女に会って、どのように関わればいいのか分からなかったの……」
ジュリアーナは自嘲気味に何でもないことのように話している。
でも、とても寂し気で苦し気で辛そうに見える。
私はジュリアーナの言葉と態度になぜか怒りが沸々と湧いてきた。
私の重荷にならないように、私に気を遣って、自分を責めるように話すジュリアーナに腹が立つ。
恐怖が怒りに変換されていき、その勢いのままに感情をジュリアーナにぶつけた。
「ジュリアーナ!馬鹿なこと言わないでください!!『資格が無い』?『世話しただけの赤の他人』?『証拠が無い』?それが何なんですか!?自分の立場と想いを卑下しないでください。
あなたが私のことを大事に想ってくれていたことは分かっています。私にジュリアーナの気持ちが重荷になったり、過去に縛らないようにするためにそんな言い方をしていることも分かります。
でも、駄目です。自分を傷付けないでください。正直に答えてください!」
そうだ!答えを聞く前から、いや、質問する前から分かっていた。
私が怖かったのは、ジュリアーナにこれまで私との間に積み上げてきた思い出や関係性や絆を否定されて無かったことにされることだった。
でも、そんなことはあり得ない。ジュリアーナにだって出来ない。
ちょっと自信がなくて不安になってしまったが、今さら何を言われたとしても過去は変わらない。
ジュリアーナは優しかった。
ジュリアーナは助けてくれた。
ジュリアーナは手伝ってくれた。
ジュリアーナは協力してくれた。
ジュリアーナは応援してくれた。
ジュリアーナは支えてくれた。
ジュリアーナに大切にされていた。
ジュリアーナに甘やかされていた。
ジュリアーナに特別扱いされていた。
出会ってから今までずっとジュリアーナは私のことを大事にしてくれていた。私のことを傷付けることはしなかった。私の話を真剣に聞いてくれた。未成年だからと馬鹿にすることも子ども扱いすることもなく、真面目に相手をしてくれた。多くのことを教えてくれた。親切にしてくれた。
たぶん、きっと、愛してくれていた。
ジュリアーナがそれを言葉にしたことはこれまで一度も無い。
恩を着せるようなことを言うことは一度も無い。
でも、私は聞きたい。ジュリアーナの口から確かな言葉として知りたい。
このまま甘えたくない。勘違いしたくない。
私が怒りで眦を上げてジュリアーナを見つめていると、ジュリアーナは困ったように視線をさ迷わせた。
しかし、すぐに観念したかのように、小さく一度息をつき、諦めて話し出してくれた。
「……ルリシーナを拾った時、わたくしはルリシーナを自分の娘として受け入れることを決めたわ。それは後になってルリシーナが元婚約者の子と分かってもその決意は変わらなかった。あの子がどこの誰の子であってもあの子がわたくしの娘であることが変わることはない。
ルリシーナという名前がルリエラに変わっても、わたくしが育てられなくても、わたくしのことを覚えていなくても、あの子がわたくしの娘であることに変わりはない。わたくしはわたくしの娘を愛している。ずっとずっと愛している……。
ルリエラ、わたくしは貴女を愛しているわ。だから貴女の邪魔をしたくないの。貴女を愛しているから、わたくしは貴女の自由と貴女の幸せを守りたい……。わたくしはただ貴女に幸せでいてほしいだけなの……」
やっとジュリアーナは本音を聞かせてくれた。
本音と同時にジュリアーナの瞳から涙が溢れ出した。
私はジュリアーナの涙を初めて見た。
ジュリアーナを泣かせてしまったが、私も泣いているのでおあいこだ。
私とジュリアーナは互いの涙と泣き顔を暫しの間静かに見つめ合い、互いにハンカチを取り出して相手に差し出し、何も言わずに相手のハンカチを受け取り自分の涙を拭いた。
傍から見ていると笑ってしまいそうなことを私達は大真面目にやっていた。
本当なら聞きたくはない。知りたくはない。このまま知らないままでいたい。
この質問をジュリアーナに尋ねることも、ジュリアーナの答えを聞くことも怖い。
でも、この疑問を胸に抱えて何事も無かったかのようにジュリアーナとこのまま付き合っていくことは私にはできない。
だから、自分の中の勇気を掻き集めて私は重い口を開く。
「……ジュリアーナ、あなたは先ほど私と『関わる気は無かった』、でも、私を『助けたいと望んでいた』、と言いましたよね?
なぜ私と関わりたくないのに助けたいと望んでいたのですか?私が元婚約者の娘だと分かったから関わりたくなかったということですか?それでも自分が拾った子どもに対して責任感を抱いているから助けたいと望んでいたのですか?
ジュリアーナはルリエラである私を、………どう思っていますか?」
上手く質問できなかった。
どこかジュリアーナを責めるような質問になってしまった。
ジュリアーナの気持ちが分からない。
ジュリアーナがルリシーナを心から愛していることは理解できた。
でも、ルリエラである私のことをどう思っているのか、私をどうしたいのか、私とどうなりたいのかが分からない。
私はルリエラだ。
ジュリアーナのルリシーナではない。ジュリアーナの娘ではない。
ジュリアーナが私にルリシーナを求めるのなら遠くない未来に私とジュリアーナの関係は破綻するだろう。
私はルリシーナではないからルリシーナにはなれない。ジュリアーナのために無理にルリシーナになろうとしても、それは演技でしかなく、ジュリアーナは違和感を抱くことになる。
私はルリエラではなく、ルリシーナの偽物になってしまう。
そんな私の無理もジュリアーナの無視もいずれ限界を迎える。
だから、ここではっきりさせなくてはならない。
ジュリアーナの考えと気持ちと望みを。
それが私とは相容れないものであるならば、私はジュリアーナとはこれ以上は一緒にはいられない。お互いのためにならないから。
私はジュリアーナのことが好きだ。心を完全に許している。心の底から信頼している。私にとってとても特別な人。
だから、ジュリアーナの返答次第で私は深く傷付くだろう。
ジュリアーナの言葉は簡単に私の心の奥底の一番脆くて柔らかくて傷付きやすい場所まで届く。
自分が傷付くのは怖い。傷付けられるのも怖い。
それでもジュリアーナの答えを聞かなくてはならない。
私は必死に恐怖を隠しながら、ジュリアーナが質問に答えるのを待つ。
「ルリエラ、わたくしは貴女と『関わる気が無かった』だけで、『関わりたくない』と思ったことは一度もありません。わたくしはずっと貴女に、ルリエラに会いたかった──」
「そ、それならどうして……!?」
「……わたくしには貴女と関わる資格が無いのよ。貴女にとってわたくしは赤ちゃんのときに数ヶ月お世話しただけの赤の他人でしかないわ。その証拠すらもうこの世のどこにも無いの。ルリシーナと過ごした日々はわたくしの記憶の中にしか存在しない。貴女はルリシーナではなくルリエラとして立派に生きている。ルリエラとの繋がりを証明もできない人間がどのような顔をして貴女に会って、どのように関わればいいのか分からなかったの……」
ジュリアーナは自嘲気味に何でもないことのように話している。
でも、とても寂し気で苦し気で辛そうに見える。
私はジュリアーナの言葉と態度になぜか怒りが沸々と湧いてきた。
私の重荷にならないように、私に気を遣って、自分を責めるように話すジュリアーナに腹が立つ。
恐怖が怒りに変換されていき、その勢いのままに感情をジュリアーナにぶつけた。
「ジュリアーナ!馬鹿なこと言わないでください!!『資格が無い』?『世話しただけの赤の他人』?『証拠が無い』?それが何なんですか!?自分の立場と想いを卑下しないでください。
あなたが私のことを大事に想ってくれていたことは分かっています。私にジュリアーナの気持ちが重荷になったり、過去に縛らないようにするためにそんな言い方をしていることも分かります。
でも、駄目です。自分を傷付けないでください。正直に答えてください!」
そうだ!答えを聞く前から、いや、質問する前から分かっていた。
私が怖かったのは、ジュリアーナにこれまで私との間に積み上げてきた思い出や関係性や絆を否定されて無かったことにされることだった。
でも、そんなことはあり得ない。ジュリアーナにだって出来ない。
ちょっと自信がなくて不安になってしまったが、今さら何を言われたとしても過去は変わらない。
ジュリアーナは優しかった。
ジュリアーナは助けてくれた。
ジュリアーナは手伝ってくれた。
ジュリアーナは協力してくれた。
ジュリアーナは応援してくれた。
ジュリアーナは支えてくれた。
ジュリアーナに大切にされていた。
ジュリアーナに甘やかされていた。
ジュリアーナに特別扱いされていた。
出会ってから今までずっとジュリアーナは私のことを大事にしてくれていた。私のことを傷付けることはしなかった。私の話を真剣に聞いてくれた。未成年だからと馬鹿にすることも子ども扱いすることもなく、真面目に相手をしてくれた。多くのことを教えてくれた。親切にしてくれた。
たぶん、きっと、愛してくれていた。
ジュリアーナがそれを言葉にしたことはこれまで一度も無い。
恩を着せるようなことを言うことは一度も無い。
でも、私は聞きたい。ジュリアーナの口から確かな言葉として知りたい。
このまま甘えたくない。勘違いしたくない。
私が怒りで眦を上げてジュリアーナを見つめていると、ジュリアーナは困ったように視線をさ迷わせた。
しかし、すぐに観念したかのように、小さく一度息をつき、諦めて話し出してくれた。
「……ルリシーナを拾った時、わたくしはルリシーナを自分の娘として受け入れることを決めたわ。それは後になってルリシーナが元婚約者の子と分かってもその決意は変わらなかった。あの子がどこの誰の子であってもあの子がわたくしの娘であることが変わることはない。
ルリシーナという名前がルリエラに変わっても、わたくしが育てられなくても、わたくしのことを覚えていなくても、あの子がわたくしの娘であることに変わりはない。わたくしはわたくしの娘を愛している。ずっとずっと愛している……。
ルリエラ、わたくしは貴女を愛しているわ。だから貴女の邪魔をしたくないの。貴女を愛しているから、わたくしは貴女の自由と貴女の幸せを守りたい……。わたくしはただ貴女に幸せでいてほしいだけなの……」
やっとジュリアーナは本音を聞かせてくれた。
本音と同時にジュリアーナの瞳から涙が溢れ出した。
私はジュリアーナの涙を初めて見た。
ジュリアーナを泣かせてしまったが、私も泣いているのでおあいこだ。
私とジュリアーナは互いの涙と泣き顔を暫しの間静かに見つめ合い、互いにハンカチを取り出して相手に差し出し、何も言わずに相手のハンカチを受け取り自分の涙を拭いた。
傍から見ていると笑ってしまいそうなことを私達は大真面目にやっていた。
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