237 / 261
第7章 私はただ自由に空が飛びたいだけなのに
76 餞別① 乱入
しおりを挟む
もうあまり時間は残されていないようだ。
リース男爵家を囲んでいる兵士たちからの無言の圧がジュリアーナに集まっているのが感じられる。言外にこの場の最高責任者の指示を求めている。
皆こんな不毛なやり取りは早く終わらせて事態をさっさと片づけたいと思っているのが手に取るように分かる。
私も全く同じ気持ちだ。
正直に言って、私ももう一刻も早く休みたい心境に達している。
こんな不毛で無駄な茶番に付き合うくらいなら、強制的に終わらせて帰って寝たい。
誘拐→暴行→監禁→強姦未遂→脱走→救出→口論で心身共に疲れ果てている。
これまでずっと精神的な負荷が重くのしかかっていたのが消えた反動から、一気に気が緩んでいるようだ。このままこの場で寝てしまいそうなくらいにまで緩み切っている。
ジュリアーナが一緒に居ることで完全に安心してしまっている。
今ここで椅子に座ってしまったら、そのまま寝落ちしない自信が無い。
でも、私にはジルコニアスとマルグリットの苦しみを無視して、無関係の赤の他人の振りをしてこのままさっさと帰って寝ることができない理由がある。
私にとってジルコニアスは恩人であり、マルグリットには罪悪感がある。
私は覚えていないが、リース男爵夫妻が企てていた私の狂言誘拐を知ったジルコニアスがその計画を乳母に漏らしたことで乳母は私を連れてリース男爵家から逃げることができたらしい。
何も覚えてはいないけど、私を助けてくれたことには感謝はしている。
私は兄のおかげで今の私がいるからだ。
勿論、これまで辛いことも苦しいことも憤ることも悔しいことも悲しいことも沢山あった。それでも今の私は胸を張ってはっきりと嘘偽り無く「幸せだ」と言える。
だから、私はそのきっかけをくれたジルコニアスに感謝している。
そして、マルグリットには私の身替わりでリース男爵夫妻に引き取られ、私の代わりにリース男爵夫妻からの呪いを受けることになったという一方的な罪悪感を抱いている。
私の身代わりになったと考えること自体が下手すると本物から偽物への優越感からの的外れな罪悪感だから、私から直接マルグリット本人へ謝罪することはできない。自分の罪悪感を軽くするためだけにマルグリットへ意味のない謝罪などできない。マルグリットが望んでもいない謝罪は相手を侮辱して傷つけるだけでしかない。でも、私はマルグリットに同情する気持ちを止められない。
私は二人に幸せになってもらいたい。過去の恩を返すために。これ以上罪悪感を抱かないために。
だから私はこのまま2人を見過ごすことはできない。
それでも、折角降りた舞台に再び上がりたくはないという気持ちもある。
私にとってリース男爵夫妻と関わることは百害あって一利なしだから、出来ることならリース男爵夫妻とはこれ以上関わり合いになりたくないというのも本音だ。
私も周囲の兵士たちと同じようにリース男爵家とは無関係の無関心なただの観客でいたい。
しかし、私はそういう気持ちを押し殺して、一度は退場した舞台に自分から上がる覚悟を決めた。
これはジルコニアスとマルグリットへのプレゼントだ。
2人にとってはただの余計なお節介で大きなお世話かもしれない。
2人がこのままこの国でリース男爵夫妻と関わって生きていくならば私だってこんなプレゼントを贈ろうとは思わない。
しかし、ジルコニアスは先程「親を捨てて、全てを捨ててカルバーン帝国へ行ってマルグリットと二人で生きる」と言った。
それならば、未練はきれいさっぱり無くしてあげるのが親切だろう。
後悔しないように、後悔できないように、親への幻想を打ち砕いてあげよう。
自分たちが見ていたものは夢幻で、信じていたものは単なる自分の願望で、自分が本物だと思っていたことは自分の錯覚でしかなかったと気付かせてあげよう。
私は旅立つ二人の後顧の憂いを断つ手助けを少しするだけ。
彼らの中のリース男爵夫妻への希望と期待を打ち砕くだけ。
甘い夢から目覚めさせて現実を見せるだけ。
二度とリース男爵夫妻へ甘えることも、期待することも、信じることも、望むこともせずに済むように。
「全てを捨てて外国でマルグリットと生きていく」とジルコニアスは言った。それなら私は邪魔な物、重荷になる物、負担になる物、害にしかならない物、不要な物を捨てる手伝いをしてあげる。
親からかけられた呪いなんてものはその最たる物だ。
呪いには自分で打ち勝つしかない。
そのためには自分の中に巣食う親への幻想、期待、希望を壊すしかない。
そうすることでしか親から受けた呪いの威力を弱めることはできない。
親から自分を解放することは自分にしかできない。
私が受けた呪いよりも、二人にかけられた呪いの方がこれまでの時間や関係と比例してより複雑で強くて重くて大きいだろう。
それだけその呪いから抜け出すのは難しいはずだ。
私にできるのはほんのちょっとしたきっかけを与えることだけで、完全に呪いを解いてあげることはできない。
本当にこの微力な手助けが私が2人にできる最大のプレゼントだ。
私はリース男爵夫妻との血縁関係は公式に社会的に否定されている。
だから、公にマルグリットとジルコニアスに対して兄妹として接することはできない。
2人は国外へ行くのだから今後関わることもない。
これが私が兄妹へ贈れる最初で最後のプレゼントだ。
これが恩と罪悪感のある相手への贈り物。親元を旅立つ2人への餞別。
これからは親に縛られず、邪魔されずに、自分たち2人の幸せだけを考えて行動と選択をできるようになってほしい。
親よりも自分と自分が愛する者と自分を愛してくれる人を優先して大事にしても、そのことに罪悪感を抱かないでほしい。
親を捨てることに正当性を持てるだけの自己の正当化と自己弁護の根拠をプレゼントしてあげる。
そうやって私が覚悟を固めている間にいつジュリアーナが強制終了の指示を出してもおかしくない程に場の緊張感は高まっていた。
私も既に肉体の限界が近い。
場の状況的にも自分の状態的にももう時間が無い。
私は軽く深呼吸して舞台に上がるために声をあげる。
「──ちょっとよろしいでしょうか?私、リース男爵夫妻にお尋ねしたいことがございます」
私は場違いなほどに明るく楽しそうな声をあげて、笑顔でリース男爵家の舞台に乱入した。
リース男爵家を囲んでいる兵士たちからの無言の圧がジュリアーナに集まっているのが感じられる。言外にこの場の最高責任者の指示を求めている。
皆こんな不毛なやり取りは早く終わらせて事態をさっさと片づけたいと思っているのが手に取るように分かる。
私も全く同じ気持ちだ。
正直に言って、私ももう一刻も早く休みたい心境に達している。
こんな不毛で無駄な茶番に付き合うくらいなら、強制的に終わらせて帰って寝たい。
誘拐→暴行→監禁→強姦未遂→脱走→救出→口論で心身共に疲れ果てている。
これまでずっと精神的な負荷が重くのしかかっていたのが消えた反動から、一気に気が緩んでいるようだ。このままこの場で寝てしまいそうなくらいにまで緩み切っている。
ジュリアーナが一緒に居ることで完全に安心してしまっている。
今ここで椅子に座ってしまったら、そのまま寝落ちしない自信が無い。
でも、私にはジルコニアスとマルグリットの苦しみを無視して、無関係の赤の他人の振りをしてこのままさっさと帰って寝ることができない理由がある。
私にとってジルコニアスは恩人であり、マルグリットには罪悪感がある。
私は覚えていないが、リース男爵夫妻が企てていた私の狂言誘拐を知ったジルコニアスがその計画を乳母に漏らしたことで乳母は私を連れてリース男爵家から逃げることができたらしい。
何も覚えてはいないけど、私を助けてくれたことには感謝はしている。
私は兄のおかげで今の私がいるからだ。
勿論、これまで辛いことも苦しいことも憤ることも悔しいことも悲しいことも沢山あった。それでも今の私は胸を張ってはっきりと嘘偽り無く「幸せだ」と言える。
だから、私はそのきっかけをくれたジルコニアスに感謝している。
そして、マルグリットには私の身替わりでリース男爵夫妻に引き取られ、私の代わりにリース男爵夫妻からの呪いを受けることになったという一方的な罪悪感を抱いている。
私の身代わりになったと考えること自体が下手すると本物から偽物への優越感からの的外れな罪悪感だから、私から直接マルグリット本人へ謝罪することはできない。自分の罪悪感を軽くするためだけにマルグリットへ意味のない謝罪などできない。マルグリットが望んでもいない謝罪は相手を侮辱して傷つけるだけでしかない。でも、私はマルグリットに同情する気持ちを止められない。
私は二人に幸せになってもらいたい。過去の恩を返すために。これ以上罪悪感を抱かないために。
だから私はこのまま2人を見過ごすことはできない。
それでも、折角降りた舞台に再び上がりたくはないという気持ちもある。
私にとってリース男爵夫妻と関わることは百害あって一利なしだから、出来ることならリース男爵夫妻とはこれ以上関わり合いになりたくないというのも本音だ。
私も周囲の兵士たちと同じようにリース男爵家とは無関係の無関心なただの観客でいたい。
しかし、私はそういう気持ちを押し殺して、一度は退場した舞台に自分から上がる覚悟を決めた。
これはジルコニアスとマルグリットへのプレゼントだ。
2人にとってはただの余計なお節介で大きなお世話かもしれない。
2人がこのままこの国でリース男爵夫妻と関わって生きていくならば私だってこんなプレゼントを贈ろうとは思わない。
しかし、ジルコニアスは先程「親を捨てて、全てを捨ててカルバーン帝国へ行ってマルグリットと二人で生きる」と言った。
それならば、未練はきれいさっぱり無くしてあげるのが親切だろう。
後悔しないように、後悔できないように、親への幻想を打ち砕いてあげよう。
自分たちが見ていたものは夢幻で、信じていたものは単なる自分の願望で、自分が本物だと思っていたことは自分の錯覚でしかなかったと気付かせてあげよう。
私は旅立つ二人の後顧の憂いを断つ手助けを少しするだけ。
彼らの中のリース男爵夫妻への希望と期待を打ち砕くだけ。
甘い夢から目覚めさせて現実を見せるだけ。
二度とリース男爵夫妻へ甘えることも、期待することも、信じることも、望むこともせずに済むように。
「全てを捨てて外国でマルグリットと生きていく」とジルコニアスは言った。それなら私は邪魔な物、重荷になる物、負担になる物、害にしかならない物、不要な物を捨てる手伝いをしてあげる。
親からかけられた呪いなんてものはその最たる物だ。
呪いには自分で打ち勝つしかない。
そのためには自分の中に巣食う親への幻想、期待、希望を壊すしかない。
そうすることでしか親から受けた呪いの威力を弱めることはできない。
親から自分を解放することは自分にしかできない。
私が受けた呪いよりも、二人にかけられた呪いの方がこれまでの時間や関係と比例してより複雑で強くて重くて大きいだろう。
それだけその呪いから抜け出すのは難しいはずだ。
私にできるのはほんのちょっとしたきっかけを与えることだけで、完全に呪いを解いてあげることはできない。
本当にこの微力な手助けが私が2人にできる最大のプレゼントだ。
私はリース男爵夫妻との血縁関係は公式に社会的に否定されている。
だから、公にマルグリットとジルコニアスに対して兄妹として接することはできない。
2人は国外へ行くのだから今後関わることもない。
これが私が兄妹へ贈れる最初で最後のプレゼントだ。
これが恩と罪悪感のある相手への贈り物。親元を旅立つ2人への餞別。
これからは親に縛られず、邪魔されずに、自分たち2人の幸せだけを考えて行動と選択をできるようになってほしい。
親よりも自分と自分が愛する者と自分を愛してくれる人を優先して大事にしても、そのことに罪悪感を抱かないでほしい。
親を捨てることに正当性を持てるだけの自己の正当化と自己弁護の根拠をプレゼントしてあげる。
そうやって私が覚悟を固めている間にいつジュリアーナが強制終了の指示を出してもおかしくない程に場の緊張感は高まっていた。
私も既に肉体の限界が近い。
場の状況的にも自分の状態的にももう時間が無い。
私は軽く深呼吸して舞台に上がるために声をあげる。
「──ちょっとよろしいでしょうか?私、リース男爵夫妻にお尋ねしたいことがございます」
私は場違いなほどに明るく楽しそうな声をあげて、笑顔でリース男爵家の舞台に乱入した。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
一家処刑?!まっぴらごめんですわ!!~悪役令嬢(予定)の娘といじわる(予定)な継母と馬鹿(現在進行形)な夫
むぎてん
ファンタジー
夫が隠し子のチェルシーを引き取った日。「お花畑のチェルシー」という前世で読んだ小説の中に転生していると気付いた妻マーサ。 この物語、主人公のチェルシーは悪役令嬢だ。 最後は華麗な「ざまあ」の末に一家全員の処刑で幕を閉じるバッドエンド‥‥‥なんて、まっぴら御免ですわ!絶対に阻止して幸せになって見せましょう!! 悪役令嬢(予定)の娘と、意地悪(予定)な継母と、馬鹿(現在進行形)な夫。3人の登場人物がそれぞれの愛の形、家族の形を確認し幸せになるお話です。
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
ウォーキング・オブ・ザ・ヒーロー!ウォークゲーマーの僕は今日もゲーム(スキル)の為に異世界を歩く
まったりー
ファンタジー
主人公はウォークゲームを楽しむ高校生、ある時学校の教室で異世界召喚され、クラス全員が異世界に行ってしまいます。
国王様が魔王を倒してくれと頼んできてステータスを確認しますが、主人公はウォーク人という良く分からない職業で、スキルもウォークスキルと記され国王は分からず、いらないと判定します、何が出来るのかと聞かれた主人公は、ポイントで交換できるアイテムを出そうとしますが、交換しようとしたのがパンだった為、またまた要らないと言われてしまい、今度は城からも追い出されます。
主人公は気にせず、ウォークスキルをゲームと同列だと考え異世界で旅をします。
俺に王太子の側近なんて無理です!
クレハ
ファンタジー
5歳の時公爵家の家の庭にある木から落ちて前世の記憶を思い出した俺。
そう、ここは剣と魔法の世界!
友達の呪いを解くために悪魔召喚をしたりその友達の側近になったりして大忙し。
ハイスペックなちゃらんぽらんな人間を演じる俺の奮闘記、ここに開幕。
【死に役転生】悪役貴族の冤罪処刑エンドは嫌なので、ストーリーが始まる前に鍛えまくったら、やりすぎたようです。
いな@
ファンタジー
【第一章完結】映画の撮影中に死んだのか、開始五分で処刑されるキャラに転生してしまったけど死にたくなんてないし、原作主人公のメインヒロインになる幼馴染みも可愛いから渡したくないと冤罪を着せられる前に死亡フラグをへし折ることにします。
そこで転生特典スキルの『超越者』のお陰で色んなトラブルと悪名の原因となっていた問題を解決していくことになります。
【第二章】
原作の開始である学園への入学式当日、原作主人公との出会いから始まります。
原作とは違う流れに戸惑いながらも、大切な仲間たち(増えます)と共に沢山の困難に立ち向かい、解決していきます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる