蔵と有坂

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お題/炊飯器 七年目 春

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 僕の炊飯器は一年のとき、先輩に押し付けられた二合炊き。自炊なんてするつもりなかったから完全に邪魔。部屋にはコンロがひと口、台所も激狭でまな板も置けず、料理なんかする訳ない。
 でも君が来たんだ。一緒に買い物してなんとか鍋に仕立て、雑炊も食べた。
 明日にはさよなら。
 ありがとう。
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