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7 ヤンキーとショタ
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休み明け。
北上先生との撮影が終わって控え室に戻ると、 そこになぜかもう一人、短髪黒髪の眼鏡がいた。
その目の前で茶髪ボブカットの子が、頬を赤らめキャッキャしながらスマホで彼の写真を撮っている。
……眼鏡は白石くんのコスプレか?
そして女の子みたいなのは、まさかの川崎くんか?
「何やってんだよ」
声をかけると、川崎くんらしき人間がニコニコしながら駆け寄ってくる。
「あ、鳴瀬くんお疲れ様。北上先生も来て下さい」
「え? なに?」
戸惑う北上先生の手を引いて、川崎くんは黒髪眼鏡を二人並べる。
熱心にポージングの指導をして、また写真を撮り始めた。
今日の撮影が終わった川崎くんは、白石くんにクール眼鏡の格好をさせて、交換条件で自分は女の子の格好をさせられたらしい。
頬が赤いのは化粧だそうで。
楽しそうで何より。
白石くんは友達と約束していると言って、眼鏡のまま帰っていった。
夜は女の子の格好で歩きたくないそうだ。
「鳴瀬くん、今日どこに食べに行く?」
仕事上がりに川崎くんとご飯食べるのが決まりになっていて、川崎くんは帰り支度を始める。
「え、その格好で行くの?」
女の子のままなんだけど。
川崎くんは眼鏡に夢中で自分のことは忘れていたようで、ウィッグに触れて驚いた顔をする。
「おぉ、忘れてた。いいんじゃね? 白石くんもそのまま帰ったし、鳴瀬くんも女の子とデート気分楽しめない?」
「楽しまなくていいよ」
俺も女の子苦手だからな。
俺の返事を聞いてたのか聞いてないのか、川崎くんは何やら、悪いことを思い付いたような笑顔を見せた。
「ご飯食べるトコ決めた!」
そして、ちょっとオシャレなラブホに連れて行かれた。
行ってみたかったとか後学のためとか男同士では入れないからとか言って。
俺もまぁ見てみたかったから、乗り気で来たけどな!
「綺麗! 広い! すげぇ!」
感動する川崎くんを横目に、横のドアを開ける。
「風呂もスゲーぞ川崎くん! マットとかヤベー椅子とかあるぞ!」
「あははは!」
割り勘なのでちょっといい部屋にしたら、なかなかにヤバい部屋だった。
焦げ茶と白の落ち着いた部屋なのに、天蓋付きベッドとか、至る所にエログッズとか置いてある。
宝探しでもしてる気分であちこち見て回って、しばらくしてやっと落ち着いて夕飯を頼む。
結構安くて、ピザとかポテトとか色々頼んで一緒につまんだ。
食べ終わってからまた探検して、せっかくだから風呂を溜める。
待ってる間、川崎くんは色んな案内が挟まってるクリアファイルを見ながら、聞いて来た。
「ねぇ鳴瀬くんは男同士ってどうやってやるか知ってる?」
「何となくしか知らないけど。俺まだ男と付き合ったことないし」
「俺も。調べてみよ」
「俺も調べよ」
そう言って、俺たちは広いベッドに転がりながら黙ってスマホをいじった。
途中で風呂のお湯を止めて、戻ってまたしばらく調べ物をする。
オルゴールがうっすら流れる静かな部屋で、川崎くんがつぶやく。
「ネコって、難易度高いな」
全く、同意見。
そして、俺もつぶやく。
「男同士でラブホ入れないのって、偏見じゃなくて物理的な要因があったんだな」
「ん? あぁ、そういうこと? じゃあどこですればいいの?」
「家?」
「うーん」
結論が出ないまま、別々に風呂に入って、時間が来たので部屋を出た。
川崎くんは化粧を落としてウィッグも取っていた。
えぇー、この中学生みたいなのとココから出ないといけないの?
俺ってどう見えるんだろう……。
出るときは誰にも何も言われなかったけど、駅に着くまでにまた警察か補導員みたいなのに三回くらい捕まった。
今日は色々あって楽しかったけど、何か疲れたな。
北上先生との撮影が終わって控え室に戻ると、 そこになぜかもう一人、短髪黒髪の眼鏡がいた。
その目の前で茶髪ボブカットの子が、頬を赤らめキャッキャしながらスマホで彼の写真を撮っている。
……眼鏡は白石くんのコスプレか?
そして女の子みたいなのは、まさかの川崎くんか?
「何やってんだよ」
声をかけると、川崎くんらしき人間がニコニコしながら駆け寄ってくる。
「あ、鳴瀬くんお疲れ様。北上先生も来て下さい」
「え? なに?」
戸惑う北上先生の手を引いて、川崎くんは黒髪眼鏡を二人並べる。
熱心にポージングの指導をして、また写真を撮り始めた。
今日の撮影が終わった川崎くんは、白石くんにクール眼鏡の格好をさせて、交換条件で自分は女の子の格好をさせられたらしい。
頬が赤いのは化粧だそうで。
楽しそうで何より。
白石くんは友達と約束していると言って、眼鏡のまま帰っていった。
夜は女の子の格好で歩きたくないそうだ。
「鳴瀬くん、今日どこに食べに行く?」
仕事上がりに川崎くんとご飯食べるのが決まりになっていて、川崎くんは帰り支度を始める。
「え、その格好で行くの?」
女の子のままなんだけど。
川崎くんは眼鏡に夢中で自分のことは忘れていたようで、ウィッグに触れて驚いた顔をする。
「おぉ、忘れてた。いいんじゃね? 白石くんもそのまま帰ったし、鳴瀬くんも女の子とデート気分楽しめない?」
「楽しまなくていいよ」
俺も女の子苦手だからな。
俺の返事を聞いてたのか聞いてないのか、川崎くんは何やら、悪いことを思い付いたような笑顔を見せた。
「ご飯食べるトコ決めた!」
そして、ちょっとオシャレなラブホに連れて行かれた。
行ってみたかったとか後学のためとか男同士では入れないからとか言って。
俺もまぁ見てみたかったから、乗り気で来たけどな!
「綺麗! 広い! すげぇ!」
感動する川崎くんを横目に、横のドアを開ける。
「風呂もスゲーぞ川崎くん! マットとかヤベー椅子とかあるぞ!」
「あははは!」
割り勘なのでちょっといい部屋にしたら、なかなかにヤバい部屋だった。
焦げ茶と白の落ち着いた部屋なのに、天蓋付きベッドとか、至る所にエログッズとか置いてある。
宝探しでもしてる気分であちこち見て回って、しばらくしてやっと落ち着いて夕飯を頼む。
結構安くて、ピザとかポテトとか色々頼んで一緒につまんだ。
食べ終わってからまた探検して、せっかくだから風呂を溜める。
待ってる間、川崎くんは色んな案内が挟まってるクリアファイルを見ながら、聞いて来た。
「ねぇ鳴瀬くんは男同士ってどうやってやるか知ってる?」
「何となくしか知らないけど。俺まだ男と付き合ったことないし」
「俺も。調べてみよ」
「俺も調べよ」
そう言って、俺たちは広いベッドに転がりながら黙ってスマホをいじった。
途中で風呂のお湯を止めて、戻ってまたしばらく調べ物をする。
オルゴールがうっすら流れる静かな部屋で、川崎くんがつぶやく。
「ネコって、難易度高いな」
全く、同意見。
そして、俺もつぶやく。
「男同士でラブホ入れないのって、偏見じゃなくて物理的な要因があったんだな」
「ん? あぁ、そういうこと? じゃあどこですればいいの?」
「家?」
「うーん」
結論が出ないまま、別々に風呂に入って、時間が来たので部屋を出た。
川崎くんは化粧を落としてウィッグも取っていた。
えぇー、この中学生みたいなのとココから出ないといけないの?
俺ってどう見えるんだろう……。
出るときは誰にも何も言われなかったけど、駅に着くまでにまた警察か補導員みたいなのに三回くらい捕まった。
今日は色々あって楽しかったけど、何か疲れたな。
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