【詩集】冴えない日々の真ん中で

椿英-syun_ei-

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習作3

赤い人を見ている

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赤い表情をした人を見ている

毎日グラウンドを何周も走る運動部が帯びる
弱さとの葛藤を乗り込えてきた者だけが知る
戦う意志を持った赤に
見ず知らずの他人が熱狂したりする
勇気は弛まぬ努力の先にしか
生まれないと信じている

勉強、勉強、勉強
どれだけ打ち込んでも満点を取ることは難しい
血の滲むような努力はペンダコとなって
自分だけが知る、努力の証しとなる
◯と✕で示される現在地が
本当に自分の望む未来へ繋がっているのか
目に焼き尽くクセにいつも揺らいで見える赤
それでもただ、あなたと一緒に祈る人がいるということを
忘れないでほしいと願う

父も母も年を取ったなと、小さくなった背中を見つめながら思う
早く隠居したいと言って、暇を持て余したい父と
あと10年、20年、バリバリ働いて生きていきたいと言う母
これからもっと小さくなるのだろう2人を想いながら
まだまだ続けと命を灯そうとする
どこか儚さを感じる赤
 すれ違い、ぶつかったとしても
中々切れることのない糸でできている

みんなで遊びに行くのか
2人だけで遊びに行くのか
その違いは天と地の差で
上手く誘えない自分に顔が火照る
上気した頬の赤くなった言い訳は
いくらでも出てくるのに
 大事なことは言えないでいる
煌めくような赤
黄色になったり、青くなったり
忙しないほどに気になっている

赤い表情をした人を見ている
その色に見惚れている
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