異世界で地道に頑張ってたらハーレム?

悠 悠

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十一話 女王

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扉が開きそのまま二人の後を着いていきながら女王の広間で歩き進んで行く。
[ジャック くれぐれも失礼のないように立ち振舞いをしてくれ]
[ なにを心配している? それぐらいの常識はある。]
[そう言うが前の謁見でタメ口で会話されただろ。]
[仕方ないだろ 女王自ら敬語をやめろと言ってきたんだから]
[そう言うが周りの新官や王様が怖い顔で睨んでいたし  我々は、生きた心地がしなかったぞ。]
[あ~それは、悪かった、  周りの目がない時にタメ口を使うよ。]
[そうしてくれ。]
ジャックが苦笑いをして頬をかきながら申し訳なさそうにエルフ二人と会話をしながら女王の間に歩く。
蒼は、三人の会話を聞きながら後ろにピッタリと着いていくが すれ違う人たちに怪しまれ顔を覗き込みされそうになるので下を向いてフードを深くかぶる。
[ほら もっとくっついて歩け。]
ジャックは、蒼をカバーしながら歩く
[男が苦手と聞いていたが ジャックには、平気なのか?]
ロイが質問をしてくる。
[そりゃー 俺が助けたから 心を許していだろ?]
[なぜ 疑問系になる。]
イースが少し怪しむが
[いちいち突っかかってくるなよ もう女王に会えば疑いは、晴れるだろ]
と口論しているうちに女王のいる玉間の入り口に着く。
[エルサ女王  命令通り ジャックと怪しい少女をつれて参りました 。]
[入って参れ]
イースが扉の前に立ち声を上げて報告すると女性の力強い声が聞こえると扉が音をたてて開く。
扉が空くと目の前に女王が左右に鎧のつけた大検を所持した綺麗なエルフの女性とエルフの王様が座っている。
それを囲むように側近四名と騎士団が十数名並んでいる。
そしてイースとロイの二人は、そのまま王座の真ん中に移動しそして後ろからジャックと蒼が後ろから着いていくと そのまま膝をついて頭を下げる 同じ動作を二人も続けて行う。
[女王様報告した怪しい子供を連れてきました。]
[ご苦労 さて怪しい子供とは、ジャックの横にいる子供かしら?]
[そうです 我々の判断では、対処できないので女王様の判断に委ねようと報告に参りました。]
[子供に泣かれたぐらいで情けない それぐらい自分達で対処ができないのかしら。]
[いつもならそうしますがジャックがつれてきたもので]
[ジャックは、わらわの旧友だし信頼できる人物の一人なだけど]
と会話が途中で遮る。
[エリス お前の信頼できる人物でも相手は、人間だ慎重に判断をしてくれ]
[そうです。女王様いくらあなた様の友人でも相手は、人間。 裏切る可能性があります。]
横から王様と側近の一人が声をあらげて会話に入る。
[裏切り?]
少しトーンの低い声で女王が続けて会話を始める。
[私は、エルフの夫に浮気をされて隠し子まで作った身内がいますが💢]
笑った顔で王様に顔を向けるが王様は、真っ青な顔で横を背ける。
[しかも浮気を知っていた側近達は、見て見ぬふりと。]
回りの側近は、気まずそうに女王様から顔を背けると王様がたまらず
[娘の前でその話は、よさないか。]
会話を切ろうとするが女王の横にいた鎧をつけた女性が
[お父様 私も成人した大人の女性です。ある程度の状況は、理解をしているし弟と妹とその母親とは、仲良しですよ。]
[おお、そうか]
王様がホッとした瞬間に娘が止めを指す。
[お父様 状況を理解をしているだけでお父様がやったことは、最低ですよ。]
まるで汚い汚物を見るような目で自分の父を見る娘。
娘の視線に耐えれなくなり下をうつ向いて黙り混むが回りの空気は、最悪になり誰も言葉を発しない。
蒼は、心の中で思った[何この修羅場]と思うが冷静に隣にいるジャックに肘でコツいて目でどうにかしろと目でうったる。
ジャックは、やれやれとした顔で大きい声で。
[エリス女王様発言よろしいですか。]
[私がしたことが話がそれてしまった 構わん発言を許可する。]
その声に我に返った女王は、そままジャックと会話を始める。[は、では、単刀直入に申し上げます。 エリス様私の隣にいる少女は、親をなくし身寄りがいないのでこのまま私と同行を一生にさせては、くれないでしょうか。]
[その顔を隠している子供の事? その子に質問させてもいいかしら?]
[恐れながらこの少女は、助ける最に男の人を怖がる傾向がありますのであまり人の少ない場所で会話をおねがいします。]
そして少し沈黙が続き女王が答えを出す。
[では、その子供は、私が直接会話をする、 異論のあるものは、声をあげよ。]
女王は、回りに威圧感を出して異論をださないように回りを無言で押さえ込んだ、
[異論はないようですね。では、会議室で私とメイド長と私の娘ローズで始める。]
[ちょっ]
王様が声を出そうとするが女王が横を向き笑顔みせて黙れと口パクで黙らせたあとイースとロイに。
[イースとロイは、外の入り口の会議室に立ち誰も来ないように見張りをお願いをします。]
[誰もですか?]
頭を上げてロイが訪ねる。
[そうです、 もしできなかったらどうなるかわかりますよね。]
怖い笑顔で二人を見つめる。
[は、命に変えれも命令を遂行します。]
二人、同時に言葉を出したあと女王が続けて
[お願いしますね。 では、二人ともついてきてください。それとローズは、メイド長を連れてきて下さい。]
[わかりましたお母様。]
ローズは、メイド長を呼びにいきジャックと蒼は、イースとロイそして女王とそのまま会議室に移動する。
そして女王達がいなくなったあと側近と騎士立ちは、おのおの自分の仕事についていくが王さまだけは、座ったまま死んだ魚の目をして半日を過ごした。
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