幼い子が父に会いたいと夫を訪ねてきました。この国は不倫はご法度の国。これから先起こることは全部ご自身のせいですよ?

暖夢 由

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リリアンへの招待状

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私が少し残念そうにそのように言うと
お祖母様はふんっと鼻息を鳴らしながら話し始めます

「仕方ないわよ。
自分の家族がした事だもの。責任を負うのは当たり前よ!
2度と立ち上がれないようにしてしまいなさい!」

お祖母様………先日までとは偉い違い……子爵家にもいくら融資してきたと思っているんですか…
まぁでもお祖母様がこのように言うのなら遠慮はいりませんね。

「皆様の意志が固まりましたところで今後どのような方針でいくのか話し合いができればと思っております」

お祖母様とのやり取りが終わったという頃合いを見て、ダグラスが声をかけてくれます。
こういう気がきくところが強い味方なのです。

それから私たちはどのようにしてジョシュエルの愛人と子を公の場で確認させるかを相談しました。
きっとジョシュエルに問い詰めたところで嘘をつくでしょう。
そうしなければ罪に問われるので当たり前と言えば当たり前です。ここで潔く認めるような人ならばきっと1年半も騙せてはいません。

だから2週間後当家主催のパーティーを開催し、そこに当主からリリアンに招待状を出すことにしました。
『あなた達の事を紹介したいからぜひ子どもと一緒に参加してほしい。その際はぜひ自分の事を皆さんに紹介してください』という内容で。

もしここでリリアンがこなければ、その時は粛々と離縁の手続きを進め、事を大事にはせずに進めるつもりです。
ですが、ここにリリアンがくれば2人で侯爵家を乗っ取る意志があったとみなし、裁判所に不貞取締法と家督法において訴えることにします。

だってきっと彼が言ってた2年とはそういう意味でしょうから。

そしてきっと、公衆の面前でやり取りをすることになるはずですから、きっと翌日には噂が広まっていることでしょうね。


でもどうしても気にかかるのはリンダのこと。

まだ3歳の子に教えられてもいない善悪がわかるはずがありません。
特に母親の愛情さえまともに受けていない子が。

なのでもしリリアンがパーティーにリンダを連れて来て捕らえられたら、リンダはそのまま児童保護局に連れて行ってもらうことにします。

学園に通っているほどの歳ならば間違いなく共に処罰を受けるでしょう。
ですが、児童保護法では10歳未満の子は、保護されるべき対象であり、場合によっては親から離し生活をさせることもあるとしています。

間違いなくリンダはこの法の対象。
この法で彼女が救われることを祈るしかありません。
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