34 / 36
1年後……(ジョシュエル)③
しおりを挟む僕は初めて赤ん坊の顔を見た。
その顔は僕によく似ていた………
顔の形、瞳の色、鼻の形、髪の毛の色。
ああ、髪の毛の色は違うけど、なんだかリンダに似ている気がする。
そうして子どもの顔を眺めたと思ったら、すぐに使用人がやってきて、子どもを連れて部屋を出ていった。
なんだ?どうして子どもだけ連れていく?
伯爵たちも帰ればいいだろう。
そんなこと口には出せず心の中で思っていると、伯爵がマリーの服を力尽く引っ張った。
その力でマリーの薄いワンピースがびりびりッと破れ、肌が露出する。
「きゃぁ!やめて!
あなた、ごめんなさい!出来心だったの、ほんの遊びだったの!!」
マリーが必死に服を押さえるが男の力に敵うはずもなく、肌の露出が増えていく。
その様子を見て、ドクンと身体の奥が熱くなった。
やばい……やばい……
僕のそんな様子気にすることもなく、伯爵はマリーの服をはだけさせていく。
すでに胸は露わになり、白い背中も見えてしまっている。
「なにが気の迷いだ!!
お前たちが何度もあっていたことなどもう調べがついているんだ!
よくも私をコケにしたな!
今まで何不自由なく暮らしてきたのに、私を裏切るなんて!」
伯爵はびりびりとマリーの服を破り、ついにはショーツしかマリーの身体を守るものはなくなってしまった。
「ちがう……違うの……あなたを愛してるの……
お願い許して。他の男性の前で肌を晒すなんて………」
「なにをしらじらしい!!
今まで散々肌を晒し、身体を重ねてきたくせに!!!
おいっ!!こいつを縛れ!!」
伯爵の声でいつの間にか僕の側にいた使用人が僕の手を背中に回し、両手首を合わせ縛り上げる。
「や、やめてくれ!
伯爵様……申し訳ありませんでした!ですが、奥様の言う通り気の迷いでしかなかったのです。
どうか、どうかお許しください!!!!!」
必死で頭を下げるも、又も返事すらない。
「やっ!いやっ!
お願いやめてっ!!」
その声に顔を上げると、マリーが両手を上に上げて、両手首を一つに縛られている。
そのせいで胸があられもなくさらけ出されている。
こいついったい何がしたいんだ……
自分の妻の身体をを不倫相手の前で晒すなんて。
頭ではそう冷静でいられるのに、心と身体はそうはいかない。
「うっ……」
痛い……痛い……!!
「ははっ!痛いか!?苦しいか!?
どんどん苦しめ!!全てお前がしてきたことの報いだ!!」
そういいながら伯爵はマリーの胸にかぶりつくようにして、じゅるじゅると音をたてる。
やめろ!やめてくれ!!
伯爵のじゅるじゅるとわざとたてているかのようなその音に、目線を逸らしてもどうしても頭の中で想像は掻き立てられ、身体の奥がずんっと熱くなっていく。
ううっ!!!
きっと、正常であれば確実に興奮して、身体は熱くなり、男としての誇りは硬くなっていたであろう。
61
あなたにおすすめの小説
わたくしがお父様に疎まれている?いいえ、目に入れても痛くない程溺愛されております。
織り子
ファンタジー
王国貴族院の卒業記念パーティーの場で、大公家の令嬢ルクレツィア・アーヴェントは王太子エドワードから突然の婚約破棄を告げられる。
父であるアーヴェント大公に疎まれている――
噂を知った王太子は、彼女を公衆の面前で侮辱する。
義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。
石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。
実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。
そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。
血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。
この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。
扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
義妹がピンク色の髪をしています
ゆーぞー
ファンタジー
彼女を見て思い出した。私には前世の記憶がある。そしてピンク色の髪の少女が妹としてやって来た。ヤバい、うちは男爵。でも貧乏だから王族も通うような学校には行けないよね。
妹に傷物と言いふらされ、父に勘当された伯爵令嬢は男子寮の寮母となる~そしたら上位貴族のイケメンに囲まれた!?~
サイコちゃん
恋愛
伯爵令嬢ヴィオレットは魔女の剣によって下腹部に傷を受けた。すると妹ルージュが“姉は子供を産めない体になった”と嘘を言いふらす。その所為でヴィオレットは婚約者から婚約破棄され、父からは娼館行きを言い渡される。あまりの仕打ちに父と妹の秘密を暴露すると、彼女は勘当されてしまう。そしてヴィオレットは母から託された古い屋敷へ行くのだが、そこで出会った美貌の双子からここを男子寮とするように頼まれる。寮母となったヴィオレットが上位貴族の令息達と暮らしていると、ルージュが現れてこう言った。「私のために家柄の良い美青年を集めて下さいましたのね、お姉様?」しかし令息達が性悪妹を歓迎するはずがなかった――
【完結】私の婚約者は妹のおさがりです
葉桜鹿乃
恋愛
「もう要らないわ、お姉様にあげる」
サリバン辺境伯領の領主代行として領地に籠もりがちな私リリーに対し、王都の社交界で華々しく活動……悪く言えば男をとっかえひっかえ……していた妹ローズが、そう言って寄越したのは、それまで送ってきていたドレスでも宝飾品でもなく、私の初恋の方でした。
ローズのせいで広まっていたサリバン辺境伯家の悪評を止めるために、彼は敢えてローズに近付き一切身体を許さず私を待っていてくれていた。
そして彼の初恋も私で、私はクールな彼にいつのまにか溺愛されて……?
妹のおさがりばかりを貰っていた私は、初めて本でも家庭教師でも実権でもないものを、両親にねだる。
「お父様、お母様、私この方と婚約したいです」
リリーの大事なものを守る為に奮闘する侯爵家次男レイノルズと、領地を大事に思うリリー。そしてリリーと自分を比べ、態と奔放に振る舞い続けた妹ローズがハッピーエンドを目指す物語。
小説家になろう様でも別名義にて連載しています。
※感想の取り扱いについては近況ボードを参照ください。(10/27追記)
義母に毒を盛られて前世の記憶を取り戻し覚醒しました、貴男は義妹と仲良くすればいいわ。
克全
ファンタジー
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
11月9日「カクヨム」恋愛日間ランキング15位
11月11日「カクヨム」恋愛週間ランキング22位
11月11日「カクヨム」恋愛月間ランキング71位
11月4日「小説家になろう」恋愛異世界転生/転移恋愛日間78位
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる