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和解
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「なんであんなこと言ったの」
言うまで逃がさないから。
言葉以上にミューナの視線の圧力は凄まじかった。
圧力にくじけそうになりながらも、ミューナが座るダイニングテーブルとは少し離れたキッチン側に椅子を置いて座り、弱々しく反論する。
「だ、だってよ、ああでもしないとお前収まらなかっただろ」
「そうだけど、そっちじゃなくて」
しばらくミューナの言おうとしていることを考え、
「あ? ……ひょっとしてお前が目を覚ましてからあたしが謝ったことか? だったらそのときに言っただろ。変なことして悪かったって」
いい終えるが速いか、ミューナは立ち上がって怒鳴る。
「だからなんで謝るの!」
理不尽すぎる。
非を認めて、あまり立派な形ではなかったが謝罪もして、そのことに対して怒鳴られる理由まで思いつけるほど、ライカは鋭くない。
だから怒鳴り返した。
「あたしみたいなのが、お前みたいなお姫様を誘って悪かったって謝るのがそんなに悪いのかよ!」
「みたいなのとか言わないで!」
予想通り怒鳴り返されたが、その内容はライカの逆鱗に触れるひとことだった。
つい先ほどまでオドオドしていた瞳に芯が通り、背筋も真っ直ぐに。だが静かに返す。
「みたいなのだから、そう言ったんだよ。それ以上入ってくるな」
そういう同情はうんざりだ。
「でもわたしの知ってるライカは、みたいなのじゃない」
「知るかそんなこと。おまえが勝手に思い込むのはべつにいいけどな、それをあたしに押しつけてくるな」
そのまま腕組みしてどかりと座りなおし、ミューナを睨み付ける。
怯むミューナ。
言い過ぎたと思いつつもライカはこの話題を終わらせたい一心で強く言う。
「もういいか? いい加減寝たいんだ」
声音がほんのり優しくなっていることにミューナはついに気付けなかった。
「だ、ダメ。まだ聞いてない」
しつこいとすら思いつつも、ライカはできる限りトーンを抑えて返す。
「あ? だからさっき言っただろ」
「ちがう。そっちじゃなくて」
「どれだよ」
「なんで、逃げ回ってたの」
先ほどまでの凜とした瞳も背筋もどこへやら。またもライカは怯む。への字口にしてしばし考え、ちらりと見たミューナの瞳も弱々しく。
ひとつ息を吐いて、ゆっくりと言った。
「だから言っただろ。お前に嫌な思いさせて、謝ってもお前何も言わなかったから、会わせる顔が無かったんだよ」
それが本音だ。
あの一連の逃避にはそれ以上の意味はない。
「わたし嬉しかったの!」
涙目になりつつも、ミューナはしかし頬もうっすら染めていた。
「あ? だってお前そんな素振り全然、」
「あんなに格好いいことしてくれたのに、そのあとヘタレてるから! あんなの誰でも怒る!」
こうやって当人から言われて、改めて自分の行為がライカの頬を染める。
「は、恥ずかしくなったんだよ! しょうがないだろ!」
「なんで!」
「お前みたいなきれいなやつに、あたしなんかが触ったからだよ!」
またなんかって言った、と呟いてから、
「でも、……じゃあ、わたしのことがきらいになったんじゃ、ないの?」
なんだそれ、と眉根を寄せてから、
「ああ。嫌いになってない」
素直に口にした。
そもそもミューナへの個人的な感情なんて、と思った瞬間、心の奥のトゲが鈍く痛み、同時にほんの少し小さくなったような気がした。
それに気を取られて、ミューナが頬を染めていたのを、ライカは見逃していた。
「……そう。なら、いい。怒鳴ってごめん。踊ってくれて、ありがと」
急に視線を落としてやや早口でそう言い、ミューナは静かに席を立ち、寝室へ向かった。
「なんなんだよ、ったく」
理不尽なことばかりだ。
入れ違いに茶々を入れてくるかとドアを振り返れば、しかしドアが開く気配はない。素直に寝ているのだろうか。
ドア越しでは眠っているかどうか判別できなかったが、ひどく疲れたライカにはどちらでもいいことだった。
どちらにしても、あいつにまたひとつ弱みを握られたことに変わりは無いのだから。
立ち上がって寝室へ向かい、ふたつの寝息を横目に自分のベッドに入る。
「なんだ、これ」
枕カバーに挟まれていたのは一枚の紙切れ。
引っ張り出して見れば、『ひっぱたいてごめん』と書いてあった。
オリヴィアに視線をやる。ぴくん、と肩が震えたように見えた。
──ったく。こういうことは直接、だな。
あのとき叩かれたことは、そもそも怒ってなどいない。不抜けていたことは事実だし、あの一発がなければきょうのことは無かっただろう。
さっきのようにミューナと直接対話するように仕向けたのもオリヴィアだ。
──ありがとな。
明日からのことを思うと憂鬱になるが、いまはともかく寝よう。
明日からは、予選が始まるのだから。
* * *
「それまで! 勝者オリヴィア!」
わぁっ、と歓声があがり、オリヴィアは適当にお辞儀して修練場から去ろうと足早に出口に向かう。
しかし、クレアに呼び止められ、内心で舌打ちしつつ、憮然な態度を隠そうともせずに振り返る。
クレアもその態度を叱るよりも、試合内容に対してのみ苦言を呈する。態度についてはこれからいくらでも注意する機会はあるのだから、と。
「オリヴィア、少しは拳術も使いなさい。立秋祭でやる大会だけどこれも授業の一環なの。これじゃ評価、」
「だったら評価しなくていいです」
クレアの言葉を遮って低く言い捨てる。
ここで怒りに任せて怒鳴り返すのは簡単なことだ。けれどクレアはそれをやらず、静かに返す。
「そういう言い方も止めなさい。組み手する相手にも失礼よ」
「術しか使ってない相手に勝てない時点で、あたしに失礼だと思うんですけど」
いままでの教師生活の中で、態度の悪い修練生なんて星の数ほどいた。
けれど、オリヴィアのそれはそういう修練生たちのとは少し違う。
普段の態度の悪さは彼女が優秀すぎるから、他の修練生たちとのレベル差に呆れていることに起因している。けれど、いまの状態は、もっと精神的なものが起因しているように感じる。
「……なにをそんなにピリピリしてるの」
こんな風にこんな場所で訊いたとて、素直に話すような子じゃないと重々承知しているが、それでも教師として訊くべきだと思った。
「あたし個人の問題です」
案の定切り捨てられたが、クレアは嘆息ひとつで追求を諦めた。
もういいですか、とクレアとの口論を断ち切って、オリヴィアは修練場を去った。
ミューナが心配そうに見つめていたが、クレアに視線で制されて動けなかった。ミューナはすぐ次の試合に出なければいけないから。
代わりに、オリヴィアの前に試合の終わったライカが走り出していた。
あら珍しい、とクレアが呟いたのは言うまでも無い。
修練場から伸びる、薄暗い通路の途中でライカはオリヴィアの肩を乱暴に掴んで止める。
鬱陶しそうに振り返りながら、オリヴィアは壁にもたれ、さばさばと言った。
「なによ。この間の意趣返し?」
「だからなに荒れてんだよ」
オリヴィアの機嫌が悪いのはいつものことだが、ここ最近の彼女はかなり違う。
ライカの記憶が正しければ、数日前になにやら報せを受け取ってからの変化だと思う。
「荒れてない。それにこの大会は個人戦。あんたたちに迷惑はかけてないでしょ」
「まあいいけどよ。お前、このために単位集めてたのか?」
「あんたに言う義理も義務も無いはずよ」
他人を頼りにしないのはオリヴィアの美点だとライカは感じている。でもここまで突き放されるとさすがに憐憫ささえ感じる。
それでも、これ以上の距離の詰め方をライカは知らないし、仮に知っていたとしても、実行したとしても、オリヴィアがどういう反応を示すかぐらい、容易に想像できた。
「……まあいいけどよ。ミューナが泣きそうな顔してたってのは言っておくからな」
「うるさい」
「そうかよ。じゃあな」
決して、呆れたわけでも諦めたわけでもない。
これ以上話しても、きっとオリヴィアは何も語らないと判断したからだ。
オリヴィアは絶対に本心を語らない。
それどころか、ミューナとは逆の方法で感情を隠している。
自分と同い年なのにそんなことが出来るオリヴィアを、ライカは少し羨ましく思ってさえいる。
トラブルを拳で超えてきた自分には絶対にできないから。
そしてオリヴィアに拳で語るつもりが一切無い以上、いまは静観するしかないのだ。
「ごめん、」
と呟いた声を、背中に受けながらライカは修練場に戻っていった。
言うまで逃がさないから。
言葉以上にミューナの視線の圧力は凄まじかった。
圧力にくじけそうになりながらも、ミューナが座るダイニングテーブルとは少し離れたキッチン側に椅子を置いて座り、弱々しく反論する。
「だ、だってよ、ああでもしないとお前収まらなかっただろ」
「そうだけど、そっちじゃなくて」
しばらくミューナの言おうとしていることを考え、
「あ? ……ひょっとしてお前が目を覚ましてからあたしが謝ったことか? だったらそのときに言っただろ。変なことして悪かったって」
いい終えるが速いか、ミューナは立ち上がって怒鳴る。
「だからなんで謝るの!」
理不尽すぎる。
非を認めて、あまり立派な形ではなかったが謝罪もして、そのことに対して怒鳴られる理由まで思いつけるほど、ライカは鋭くない。
だから怒鳴り返した。
「あたしみたいなのが、お前みたいなお姫様を誘って悪かったって謝るのがそんなに悪いのかよ!」
「みたいなのとか言わないで!」
予想通り怒鳴り返されたが、その内容はライカの逆鱗に触れるひとことだった。
つい先ほどまでオドオドしていた瞳に芯が通り、背筋も真っ直ぐに。だが静かに返す。
「みたいなのだから、そう言ったんだよ。それ以上入ってくるな」
そういう同情はうんざりだ。
「でもわたしの知ってるライカは、みたいなのじゃない」
「知るかそんなこと。おまえが勝手に思い込むのはべつにいいけどな、それをあたしに押しつけてくるな」
そのまま腕組みしてどかりと座りなおし、ミューナを睨み付ける。
怯むミューナ。
言い過ぎたと思いつつもライカはこの話題を終わらせたい一心で強く言う。
「もういいか? いい加減寝たいんだ」
声音がほんのり優しくなっていることにミューナはついに気付けなかった。
「だ、ダメ。まだ聞いてない」
しつこいとすら思いつつも、ライカはできる限りトーンを抑えて返す。
「あ? だからさっき言っただろ」
「ちがう。そっちじゃなくて」
「どれだよ」
「なんで、逃げ回ってたの」
先ほどまでの凜とした瞳も背筋もどこへやら。またもライカは怯む。への字口にしてしばし考え、ちらりと見たミューナの瞳も弱々しく。
ひとつ息を吐いて、ゆっくりと言った。
「だから言っただろ。お前に嫌な思いさせて、謝ってもお前何も言わなかったから、会わせる顔が無かったんだよ」
それが本音だ。
あの一連の逃避にはそれ以上の意味はない。
「わたし嬉しかったの!」
涙目になりつつも、ミューナはしかし頬もうっすら染めていた。
「あ? だってお前そんな素振り全然、」
「あんなに格好いいことしてくれたのに、そのあとヘタレてるから! あんなの誰でも怒る!」
こうやって当人から言われて、改めて自分の行為がライカの頬を染める。
「は、恥ずかしくなったんだよ! しょうがないだろ!」
「なんで!」
「お前みたいなきれいなやつに、あたしなんかが触ったからだよ!」
またなんかって言った、と呟いてから、
「でも、……じゃあ、わたしのことがきらいになったんじゃ、ないの?」
なんだそれ、と眉根を寄せてから、
「ああ。嫌いになってない」
素直に口にした。
そもそもミューナへの個人的な感情なんて、と思った瞬間、心の奥のトゲが鈍く痛み、同時にほんの少し小さくなったような気がした。
それに気を取られて、ミューナが頬を染めていたのを、ライカは見逃していた。
「……そう。なら、いい。怒鳴ってごめん。踊ってくれて、ありがと」
急に視線を落としてやや早口でそう言い、ミューナは静かに席を立ち、寝室へ向かった。
「なんなんだよ、ったく」
理不尽なことばかりだ。
入れ違いに茶々を入れてくるかとドアを振り返れば、しかしドアが開く気配はない。素直に寝ているのだろうか。
ドア越しでは眠っているかどうか判別できなかったが、ひどく疲れたライカにはどちらでもいいことだった。
どちらにしても、あいつにまたひとつ弱みを握られたことに変わりは無いのだから。
立ち上がって寝室へ向かい、ふたつの寝息を横目に自分のベッドに入る。
「なんだ、これ」
枕カバーに挟まれていたのは一枚の紙切れ。
引っ張り出して見れば、『ひっぱたいてごめん』と書いてあった。
オリヴィアに視線をやる。ぴくん、と肩が震えたように見えた。
──ったく。こういうことは直接、だな。
あのとき叩かれたことは、そもそも怒ってなどいない。不抜けていたことは事実だし、あの一発がなければきょうのことは無かっただろう。
さっきのようにミューナと直接対話するように仕向けたのもオリヴィアだ。
──ありがとな。
明日からのことを思うと憂鬱になるが、いまはともかく寝よう。
明日からは、予選が始まるのだから。
* * *
「それまで! 勝者オリヴィア!」
わぁっ、と歓声があがり、オリヴィアは適当にお辞儀して修練場から去ろうと足早に出口に向かう。
しかし、クレアに呼び止められ、内心で舌打ちしつつ、憮然な態度を隠そうともせずに振り返る。
クレアもその態度を叱るよりも、試合内容に対してのみ苦言を呈する。態度についてはこれからいくらでも注意する機会はあるのだから、と。
「オリヴィア、少しは拳術も使いなさい。立秋祭でやる大会だけどこれも授業の一環なの。これじゃ評価、」
「だったら評価しなくていいです」
クレアの言葉を遮って低く言い捨てる。
ここで怒りに任せて怒鳴り返すのは簡単なことだ。けれどクレアはそれをやらず、静かに返す。
「そういう言い方も止めなさい。組み手する相手にも失礼よ」
「術しか使ってない相手に勝てない時点で、あたしに失礼だと思うんですけど」
いままでの教師生活の中で、態度の悪い修練生なんて星の数ほどいた。
けれど、オリヴィアのそれはそういう修練生たちのとは少し違う。
普段の態度の悪さは彼女が優秀すぎるから、他の修練生たちとのレベル差に呆れていることに起因している。けれど、いまの状態は、もっと精神的なものが起因しているように感じる。
「……なにをそんなにピリピリしてるの」
こんな風にこんな場所で訊いたとて、素直に話すような子じゃないと重々承知しているが、それでも教師として訊くべきだと思った。
「あたし個人の問題です」
案の定切り捨てられたが、クレアは嘆息ひとつで追求を諦めた。
もういいですか、とクレアとの口論を断ち切って、オリヴィアは修練場を去った。
ミューナが心配そうに見つめていたが、クレアに視線で制されて動けなかった。ミューナはすぐ次の試合に出なければいけないから。
代わりに、オリヴィアの前に試合の終わったライカが走り出していた。
あら珍しい、とクレアが呟いたのは言うまでも無い。
修練場から伸びる、薄暗い通路の途中でライカはオリヴィアの肩を乱暴に掴んで止める。
鬱陶しそうに振り返りながら、オリヴィアは壁にもたれ、さばさばと言った。
「なによ。この間の意趣返し?」
「だからなに荒れてんだよ」
オリヴィアの機嫌が悪いのはいつものことだが、ここ最近の彼女はかなり違う。
ライカの記憶が正しければ、数日前になにやら報せを受け取ってからの変化だと思う。
「荒れてない。それにこの大会は個人戦。あんたたちに迷惑はかけてないでしょ」
「まあいいけどよ。お前、このために単位集めてたのか?」
「あんたに言う義理も義務も無いはずよ」
他人を頼りにしないのはオリヴィアの美点だとライカは感じている。でもここまで突き放されるとさすがに憐憫ささえ感じる。
それでも、これ以上の距離の詰め方をライカは知らないし、仮に知っていたとしても、実行したとしても、オリヴィアがどういう反応を示すかぐらい、容易に想像できた。
「……まあいいけどよ。ミューナが泣きそうな顔してたってのは言っておくからな」
「うるさい」
「そうかよ。じゃあな」
決して、呆れたわけでも諦めたわけでもない。
これ以上話しても、きっとオリヴィアは何も語らないと判断したからだ。
オリヴィアは絶対に本心を語らない。
それどころか、ミューナとは逆の方法で感情を隠している。
自分と同い年なのにそんなことが出来るオリヴィアを、ライカは少し羨ましく思ってさえいる。
トラブルを拳で超えてきた自分には絶対にできないから。
そしてオリヴィアに拳で語るつもりが一切無い以上、いまは静観するしかないのだ。
「ごめん、」
と呟いた声を、背中に受けながらライカは修練場に戻っていった。
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