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第一章 『転生』
十四話
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翌朝、宿を出た俺は、穏やかな朝の街並みを歩きながら、これまでの出来事を振り返っていた。七つの大罪のスキルを三つ手にし、次第にこの世界での居場所を築きつつある俺だが、同時に心のどこかに不安が残っている。自分が魔王へと近づいていること、それが周囲の人々にどんな影響を及ぼすのか――それを考えると、自然と足取りが重くなる。
だが、そんな俺の心情を振り払うように、街の広場に着くと、聞き覚えのある明るい声が響いてきた。
「アオさーん! こっち、こっちですよ!」
声の主はウサギ耳のイルナだった。手には例の回復ポーションの瓶をいくつか抱えており、にこやかな表情で俺を手招きしている。その横には、猫耳のシェオラと妹のリーシェも立っていて、どこか穏やかな雰囲気が漂っていた。
「今日は何か用事でもあるのか?」
「はい! せっかく調合したポーションを、実際に使ってみたくて。お近くの森で簡単な採取も兼ねて、試験運用しようと思ってたんですけど……もしよかったら、アオさんも一緒にどうですか?」
イルナが少し照れ臭そうに尋ねる。横でシェオラも「私たちもその案に賛成しました。妹の体調も落ち着いてきたので、少し外に出たいんです」と優しく微笑む。その視線の先で、リーシェはまだ少し緊張しているものの、俺に向かって小さく手を振ってくれていた。
「……わかった。俺も少し身体を動かしたいと思ってたし、付き合うよ」
そう答えると、イルナは嬉しそうに頷き、ポーションの瓶を一つ手渡してきた。
「これ、試しに持って行ってくださいね! すっごく効く自信があるんです!」
彼女の自信たっぷりの態度に、思わず苦笑いしながらポーションを受け取る。その一方で、リーシェやシェオラも準備を整え、俺たちは街を出て近くの森へと向かった。
森の中は、朝露の残る葉や静かに揺れる木々が目に心地よく、どこか気持ちが落ち着く場所だった。イルナが調合したポーションの効果を試しながら、俺たちはゆっくりと歩みを進め、木の根元や茂みに生えている採取ポイントを探す。そんななか、ふとした瞬間にイルナが立ち止まって振り返った。
「アオさん、実は少し試してみたいことがあるんですけど……」
「試したいこと?」
「はい。《視界共有》をもう一度やってみて、採取ポイントを効率よく見つけられるか試してみたいんです!」
以前の遺跡探索で使ったこのスキルが、どれだけ実用的か再確認したいらしい。俺は軽く頷き、彼女と向き合って手を差し出した。
「わかった。じゃあ、やってみようか」
イルナの手が俺の手に触れると、ほんの一瞬だけ彼女が顔を赤らめたのが分かった。だが、すぐにスキルの効果が発動し、互いの視界がリンクする感覚が生まれる。彼女の視線に映る景色が、俺の意識に重なり合い、茂みの中に隠れた採取ポイントが一目で分かるようになった。
「すごい……やっぱり便利ですね、これ! あ、アオさん、右手側にある木の根元を見てください。たぶんそこに……」
「確かに、何か生えてるな。ありがとう、すぐ行ってみる」
俺が指摘された場所に近づいていくと、そこには青く輝く小さな花が咲いていた。見たことのない珍しい植物だったが、試しに《精密採取》で回収してみると、イルナが目を輝かせる。
「それ! 多分、新しいポーションの材料に使えると思います! すごい発見です!」
彼女の喜ぶ姿を見ていると、自分のスキルが少しでも役に立っていることを実感し、何ともいえない達成感が湧いてくる。だが、その穏やかな時間も束の間、森の奥から妙な音が聞こえてきた。
――ガサガサッ……。
音の方向に目を向けると、茂みの陰から大きな影が現れる。体毛の薄い四足歩行の魔物が、牙をむき出しにしながらこちらを睨みつけていた。どうやら、この森を縄張りにしている獣型の魔物らしい。
「……来たか。皆、下がって!」
俺は咄嗟にイルナやシェオラ、リーシェを後方に下がらせ、手元にダガーを構えた。獣の動きは鋭く、逃げようとする素振りはない。どうやら、完全にこちらを敵と認識しているようだ。
だが、そのときだった。
――ふと胸の奥で、微かな熱を感じる。
スキルが反応している――いや、正確には、“何かを得る予感”が胸を打った。これまでの経験から、それが次の“ユニークスキル”に繋がる瞬間だと直感できた。獣型の魔物がこちらに飛びかかってくる刹那、俺は心の中で力を呼び起こした。
「《七つの大罪》――来い!」
その瞬間、視界が一瞬白く染まり、頭の中に強烈な閃光が走った。次に目を開けたとき、俺の胸の中には新たな力が刻まれていた。
《七つの大罪「怠惰」:Lv–》
このスキルは、戦闘時にすべての動作を“最小限の力で最大効率”に変換することができる。攻撃、回避、防御――あらゆる行動が自然と洗練され、敵の力を無効化するような動きすら可能となる。だが、発動中は“自分が何もしていないように見える”ため、周囲から誤解を招くこともある。
「……これは……?」
得られた力に驚きながらも、試しに発動させると、自分の動きが異常なほど滑らかで無駄がないことに気づいた。獣型魔物の鋭い爪が迫るが、何の苦もなく身をかわし、そのまま自然な動きでダガーを突き出す。獣の急所に正確に突き刺さったのが分かり、次の瞬間には魔物が地面に崩れ落ちていた。
「……えっ?」
イルナやシェオラが驚いたように俺を見ている。どうやら、俺が何をしたのか全く分からなかったらしい。だが、これが新たな力《怠惰》の効果なのだと俺は理解した。
「大丈夫、終わったよ」
そう言って微笑むと、彼女たちはほっと胸をなでおろし、再び柔らかな空気が流れる。新たなスキルを手に入れた俺は、この力が次第に“魔王”としての自分を形作っていくのを感じつつも、それを彼女たちに悟られないよう、静かに息を整えた。
――そして、俺はまた一歩、魔王の座へと近づいていく。誰も知らない運命の旅路を進みながら。
だが、そんな俺の心情を振り払うように、街の広場に着くと、聞き覚えのある明るい声が響いてきた。
「アオさーん! こっち、こっちですよ!」
声の主はウサギ耳のイルナだった。手には例の回復ポーションの瓶をいくつか抱えており、にこやかな表情で俺を手招きしている。その横には、猫耳のシェオラと妹のリーシェも立っていて、どこか穏やかな雰囲気が漂っていた。
「今日は何か用事でもあるのか?」
「はい! せっかく調合したポーションを、実際に使ってみたくて。お近くの森で簡単な採取も兼ねて、試験運用しようと思ってたんですけど……もしよかったら、アオさんも一緒にどうですか?」
イルナが少し照れ臭そうに尋ねる。横でシェオラも「私たちもその案に賛成しました。妹の体調も落ち着いてきたので、少し外に出たいんです」と優しく微笑む。その視線の先で、リーシェはまだ少し緊張しているものの、俺に向かって小さく手を振ってくれていた。
「……わかった。俺も少し身体を動かしたいと思ってたし、付き合うよ」
そう答えると、イルナは嬉しそうに頷き、ポーションの瓶を一つ手渡してきた。
「これ、試しに持って行ってくださいね! すっごく効く自信があるんです!」
彼女の自信たっぷりの態度に、思わず苦笑いしながらポーションを受け取る。その一方で、リーシェやシェオラも準備を整え、俺たちは街を出て近くの森へと向かった。
森の中は、朝露の残る葉や静かに揺れる木々が目に心地よく、どこか気持ちが落ち着く場所だった。イルナが調合したポーションの効果を試しながら、俺たちはゆっくりと歩みを進め、木の根元や茂みに生えている採取ポイントを探す。そんななか、ふとした瞬間にイルナが立ち止まって振り返った。
「アオさん、実は少し試してみたいことがあるんですけど……」
「試したいこと?」
「はい。《視界共有》をもう一度やってみて、採取ポイントを効率よく見つけられるか試してみたいんです!」
以前の遺跡探索で使ったこのスキルが、どれだけ実用的か再確認したいらしい。俺は軽く頷き、彼女と向き合って手を差し出した。
「わかった。じゃあ、やってみようか」
イルナの手が俺の手に触れると、ほんの一瞬だけ彼女が顔を赤らめたのが分かった。だが、すぐにスキルの効果が発動し、互いの視界がリンクする感覚が生まれる。彼女の視線に映る景色が、俺の意識に重なり合い、茂みの中に隠れた採取ポイントが一目で分かるようになった。
「すごい……やっぱり便利ですね、これ! あ、アオさん、右手側にある木の根元を見てください。たぶんそこに……」
「確かに、何か生えてるな。ありがとう、すぐ行ってみる」
俺が指摘された場所に近づいていくと、そこには青く輝く小さな花が咲いていた。見たことのない珍しい植物だったが、試しに《精密採取》で回収してみると、イルナが目を輝かせる。
「それ! 多分、新しいポーションの材料に使えると思います! すごい発見です!」
彼女の喜ぶ姿を見ていると、自分のスキルが少しでも役に立っていることを実感し、何ともいえない達成感が湧いてくる。だが、その穏やかな時間も束の間、森の奥から妙な音が聞こえてきた。
――ガサガサッ……。
音の方向に目を向けると、茂みの陰から大きな影が現れる。体毛の薄い四足歩行の魔物が、牙をむき出しにしながらこちらを睨みつけていた。どうやら、この森を縄張りにしている獣型の魔物らしい。
「……来たか。皆、下がって!」
俺は咄嗟にイルナやシェオラ、リーシェを後方に下がらせ、手元にダガーを構えた。獣の動きは鋭く、逃げようとする素振りはない。どうやら、完全にこちらを敵と認識しているようだ。
だが、そのときだった。
――ふと胸の奥で、微かな熱を感じる。
スキルが反応している――いや、正確には、“何かを得る予感”が胸を打った。これまでの経験から、それが次の“ユニークスキル”に繋がる瞬間だと直感できた。獣型の魔物がこちらに飛びかかってくる刹那、俺は心の中で力を呼び起こした。
「《七つの大罪》――来い!」
その瞬間、視界が一瞬白く染まり、頭の中に強烈な閃光が走った。次に目を開けたとき、俺の胸の中には新たな力が刻まれていた。
《七つの大罪「怠惰」:Lv–》
このスキルは、戦闘時にすべての動作を“最小限の力で最大効率”に変換することができる。攻撃、回避、防御――あらゆる行動が自然と洗練され、敵の力を無効化するような動きすら可能となる。だが、発動中は“自分が何もしていないように見える”ため、周囲から誤解を招くこともある。
「……これは……?」
得られた力に驚きながらも、試しに発動させると、自分の動きが異常なほど滑らかで無駄がないことに気づいた。獣型魔物の鋭い爪が迫るが、何の苦もなく身をかわし、そのまま自然な動きでダガーを突き出す。獣の急所に正確に突き刺さったのが分かり、次の瞬間には魔物が地面に崩れ落ちていた。
「……えっ?」
イルナやシェオラが驚いたように俺を見ている。どうやら、俺が何をしたのか全く分からなかったらしい。だが、これが新たな力《怠惰》の効果なのだと俺は理解した。
「大丈夫、終わったよ」
そう言って微笑むと、彼女たちはほっと胸をなでおろし、再び柔らかな空気が流れる。新たなスキルを手に入れた俺は、この力が次第に“魔王”としての自分を形作っていくのを感じつつも、それを彼女たちに悟られないよう、静かに息を整えた。
――そして、俺はまた一歩、魔王の座へと近づいていく。誰も知らない運命の旅路を進みながら。
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