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あと1年
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「玲、話があるんだけど」
10月の終わり、甘いバラの匂いをさせた誠に呼ばれて部屋から出る。
誠から話なんて珍しい。
恋人がいるから婚約を取り下げてほしい、っていうんだろうか。
「俺らの、結婚の話なんだけど」
あぁ、やっぱり。でもこれでいいんだよ。
もっと早く、言ってほしかったけれど。
「何月がいい?」
「え?」
なんがつが、いい?
どういうことだ。
「え?って、俺ら結婚するんだよ?」
「だって」
他のΩの匂いさせてるくせに?
あ、そっか。
αは何人とでも番えるんだ。でもそれじゃあ、あの男の子があまりにも可哀想だろ。
「だって、何?充樹がどうとか言わないでよ」
「なんで充樹が出てくんの?あいつは関係ないだろ」
どう考えてもあの男の子と結婚したいから俺との婚約をなしにするって流れだったのに。
「関係ないって...そんなにあいつの匂いついてるくせに?」
「はぁ?」
確かに俺は今日も充樹と飲みに行ったけど。
それだけだ。誠とは違う。
「今日、充樹と飲みに行くって言ったよな。それだけだろ」
「それだけって...会っただけでそんな匂いつけられるわけないだろ!」
そんなこといわれたって俺にはわからないし。
第一、発情期も来てない俺に何ができると思ってるんだよ。
「何?俺が充樹と寝たとでも言いたいわけ」
「そうじゃなかったらこんな匂い」
「もしそうだったとしても!」
いつもは怒鳴らない俺の声に誠の声が止まる。
驚いてるような怒っているような誠の顔が涙で霞む。
「お前にだけは、言われたくない」
「は?」
そんな甘いバラの匂いさせて。俺に見せない顔で可愛いΩの男の子とキスをして。
「他のΩの匂いいっつもさせてるくせに」
「...は?」
10月の終わり、甘いバラの匂いをさせた誠に呼ばれて部屋から出る。
誠から話なんて珍しい。
恋人がいるから婚約を取り下げてほしい、っていうんだろうか。
「俺らの、結婚の話なんだけど」
あぁ、やっぱり。でもこれでいいんだよ。
もっと早く、言ってほしかったけれど。
「何月がいい?」
「え?」
なんがつが、いい?
どういうことだ。
「え?って、俺ら結婚するんだよ?」
「だって」
他のΩの匂いさせてるくせに?
あ、そっか。
αは何人とでも番えるんだ。でもそれじゃあ、あの男の子があまりにも可哀想だろ。
「だって、何?充樹がどうとか言わないでよ」
「なんで充樹が出てくんの?あいつは関係ないだろ」
どう考えてもあの男の子と結婚したいから俺との婚約をなしにするって流れだったのに。
「関係ないって...そんなにあいつの匂いついてるくせに?」
「はぁ?」
確かに俺は今日も充樹と飲みに行ったけど。
それだけだ。誠とは違う。
「今日、充樹と飲みに行くって言ったよな。それだけだろ」
「それだけって...会っただけでそんな匂いつけられるわけないだろ!」
そんなこといわれたって俺にはわからないし。
第一、発情期も来てない俺に何ができると思ってるんだよ。
「何?俺が充樹と寝たとでも言いたいわけ」
「そうじゃなかったらこんな匂い」
「もしそうだったとしても!」
いつもは怒鳴らない俺の声に誠の声が止まる。
驚いてるような怒っているような誠の顔が涙で霞む。
「お前にだけは、言われたくない」
「は?」
そんな甘いバラの匂いさせて。俺に見せない顔で可愛いΩの男の子とキスをして。
「他のΩの匂いいっつもさせてるくせに」
「...は?」
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