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現実
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どんなに辛くても、悲しくても。
彼がいるから。
その言葉を糧にして、生きてきた。
でも、辛いことは辛いのだ。
ゴミだ。クズだ。無能だ。要らない。
そんな罵りの言葉を浴びせられるのは日常茶飯事。いつもの事だ。
夢は、いつか醒める。
その言葉の通り。時折、夢から現実を見てしまう時がある。
本当は、彼とは赤の他人で、愛されてなんかいない。彼は僕のことすら知らない。
そんな現実を。見てしまう。
その現実を見た後は、薬の大量摂取。
自殺行為。
だけれども、簡単にできなくて、いつも、いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも
未遂に終わる。
六度にも渡る自殺行為。
全て失敗に終わった。
その日、僕は夜、なんの通知も来ていないスマホを持って家を抜け出した。
夜の、独特の雰囲気と、夜風が頬を撫でる感覚が気持ちいい
夜更かしをしているからか、胸焼けがする。
(嗚呼、辛い。苦しい。こんな、振り回されて。なんで僕は、あの人を好きに、?分からない。)
つぅ、と頬に涙が伝う。
いつ聞いた曲か。思い出せない程、さほど興味もなかった薄っぺらいラブソングを口ずさんだ。
愛だの恋だの、馬鹿らしい。
所詮は一時の感情の暴走に過ぎない。
何故こんな感情がある、?
辛くなってしまうのなら、要らないじゃないか。
「帰ろう。」
居場所なんてないこの世界で唯一一人の居場所になれる所へ
スマホを見る。
相変わらず、なんの通知も来ていなかった。
家に帰ればまた
夢の続きが見れる
彼が待っている
「早く逢いたいなぁ…」
また彼女は夢見る
彼がいるから。
その言葉を糧にして、生きてきた。
でも、辛いことは辛いのだ。
ゴミだ。クズだ。無能だ。要らない。
そんな罵りの言葉を浴びせられるのは日常茶飯事。いつもの事だ。
夢は、いつか醒める。
その言葉の通り。時折、夢から現実を見てしまう時がある。
本当は、彼とは赤の他人で、愛されてなんかいない。彼は僕のことすら知らない。
そんな現実を。見てしまう。
その現実を見た後は、薬の大量摂取。
自殺行為。
だけれども、簡単にできなくて、いつも、いつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつもいつも
未遂に終わる。
六度にも渡る自殺行為。
全て失敗に終わった。
その日、僕は夜、なんの通知も来ていないスマホを持って家を抜け出した。
夜の、独特の雰囲気と、夜風が頬を撫でる感覚が気持ちいい
夜更かしをしているからか、胸焼けがする。
(嗚呼、辛い。苦しい。こんな、振り回されて。なんで僕は、あの人を好きに、?分からない。)
つぅ、と頬に涙が伝う。
いつ聞いた曲か。思い出せない程、さほど興味もなかった薄っぺらいラブソングを口ずさんだ。
愛だの恋だの、馬鹿らしい。
所詮は一時の感情の暴走に過ぎない。
何故こんな感情がある、?
辛くなってしまうのなら、要らないじゃないか。
「帰ろう。」
居場所なんてないこの世界で唯一一人の居場所になれる所へ
スマホを見る。
相変わらず、なんの通知も来ていなかった。
家に帰ればまた
夢の続きが見れる
彼が待っている
「早く逢いたいなぁ…」
また彼女は夢見る
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