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2章
65話 広がる被害
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リナがペルセポネを召喚する少し前、スズハ達は地上で戦地に赴いていた
「な…こ、これは一体どういう状況ですか…!?」
ノノに負けた後、サイミは兵士達の催眠を解いたため万事解決かと思われていたが、なんと戦場で兵士達はまだ戦っていたのだ
4人は急いで獣人の前線基地まで赴くとドラウザに話を聞いた
「あっ!スズハさん!先程兵士達は生気を取り戻したように感じたのですが、その後なにかお互いでわだかまりが生じたようで、そのままズルズルとまた争いになってしまって…」
サイミとリードの方を見ると2人とも首を横に振っており、このことは知らないようだった。
「はぁ…どうやらその発端自体はほんとにたまたまだったようですね。運が悪かったとしか…」
「あの、スズハさん、ノノさんの後ろにいるそのお2人は…?」
「えっと…今回の騒動の原因というかなんというか…」
その後サイミとリードは素直にドラウザの前に出て謝罪を行った
「ふむ…なるほど。じゃああなた達が元々催眠をかけてこの騒動を起こしたと…。その理由と別に仲間がいることも分かりました。これに関しては100%咎めるのも難しい話ですが、事が終わったら然るべき処罰を与えます。もう一方の方は?」
「恐らくそちらは私達の仲間が行ってますので大丈夫だと思います。ただ、その仲間が利用される可能性があるのでそれが少し心配で…」
「利用ですか?騙される的な?」
リードとサイミはその件についても話をしたが、リナが最終的にどんな計画に2人を利用しようとしているかまでは知らないらしく曖昧な形で話は進んだ
「とりあえずそちらはマホロさんに任せましょう。私達は兵士達を止めなければ!」
しかしそこで各国の動きを偵察していた者から連絡が入る
『伝令!ロシア軍の本隊と思われる大部隊が戦場に向かっています!恐らく正気を戻した兵が連絡をしたと思われ、事態を重く見たロシア大統領が直接送り付けてきたと見てまちがいないでしょう!援軍でしょうか?』
「何!?まずいな…サイミさん、リードさんの話によればあの戦場には人が集まれば集まるほど思うつぼ…マホロさん達に止めて貰う以外に我々が出来ることは、その援軍を合流させない事だ!地形操作系の天啓持ちを集めろ!」
その直後、ドローンからの映像も届き援軍部隊の全貌が現れた
「な…こ、この規模は…数百ってレベルじゃない!数千、いや、数万はいるか!?何故こんなに来てる!それにこの時代なのに何故銃火器じゃなくて剣や槍を持ってるのだ!」
ドラウザは状況のあまりの異質さに驚きつつもなるべく整理しようと情報を集める
「それが、両軍のどちらか分かりませんが弾系の操作天啓持ちがいるようで届かないみたいです!対抗陣営にも磁石関係の天啓もちがいるとの事で両者遠隔での銃火器を捨てています!」
なるほど…恐らくあの剣や槍は真鍮で出来ているのだろう。でなければ磁石の天啓持ちが無双しているはずだ
「とにかく兵士達を1箇所に集めるのは危険です!なるべく分散させなければ!」
「ドラウザさん、私達も向かいます。私は火力特価ですが分散させるだけなら何とかなります。それにノノさんも撹乱させることが出来ますので注意を引けるかと」
「はい!助かります!私も適時動きを報告しますのでお願いします!」
スズハとノノが直ぐに準備を始めていると後ろからサイミとリードが申し訳なさそうに近寄ってきた
「あ、あのぉ…スズハさん?あ、あのね、サイミっちと話したんだけどさ、私達も行っていいかな?」
「何言ってるんですか!許可する訳ないでしょう。そもそもあなた達が発端なのにまたなにかされる恐れがある以上同行なんて許しませんよ!」
「あはは、そうだよね…で、でもさ、私達の天啓があればきっと、力になれると思うんだよね…。それに私達も捕まって考えたんだよ。結局ここまでする必要なんか無かったな、って…。だから償いのためにも、ね?お願いします!なにか動いたらすぐスズハさんが止められるじゃないですか!」
「………もし怪しげな動きを少しでも確認したら、今度は牢屋だけでなく、拷問部屋に突っ込みますよ?」
「ひぃぃ!!は、はい!大丈夫です!絶対怪しい動きなんかしません!協力させていただきます!」
「はぁ、分かりました。今回は状況が状況なのでサイミさんの能力が役に立つと踏んで許可します。…特別ですよ?」
「ありがとうございます!!」
こうしてスズハはリードとサイミの2人の同行を許し、戦場へと向かった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
30分後、スズハ達は何とか部隊の進行に先回りすることが出来、何とか足止めをすることが出来ていた
「なんだ!お前たちは!進行の邪魔をするな!」
「私達は敵ではありません!この先の戦場に沢山人が集まるのは危険なんです!どうか戦わずに引き返してください!争っている兵士達にも退避命令をお願いします!」
スズハの声を聞くと、少しガヤガヤした後に部隊の奥の方から少し偉そうな人が現れた
「お前、何者だ?」
「私はリベレーターのスズハ、魔導のスズハです。」
「魔導の…?あの、最強と言われたパーティのスズハか?」
「は、はい!(色んなとこで最強って言われるの恥ずかしいな…)」
「…事の顛末を簡潔に話してくれ。我々も何も分からない状況で引くというのは出来んのだ。国の尊厳に関わってきてしまうからな」
「はい。その…」
スズハはドラウザに説明したように敵の計画や、現状はここにいるサイミとリードが引き起こしたことを話した。その上でまだ危険が終わっていないこと、このまま合流したら最悪の状況になる事を伝えた
「…なるほど。大体分かった。そういうことならこちらでもなんとか動いてみよう」
「話が早くて助かります。では私たちもここからすぐに…?この音は…?」
スズハ達がその場を動こうとしたちょうどその時、どこからともなく地響きが聞こえ始めた
その音は段々近づいてくるように広がり始め大きな地震としてスズハや兵士達を襲った
「なっ、なんですか!?」
「分からん!早くこの場を離れるぞ!戦車隊は2列を組み隊列を整え歩兵の先導をせよ!!」
しかし、その指示は突如地面から現れた巨大な黒い精霊によって通ることは無かった
数万の軍隊は突如現れた巨大な存在にパニックを起こし反対側へと逃げようとする
「お前ら!ダメだ!その方向は戦地だ!全員合流してしまうぞー!!」
しかし虚しくもその声は響くことも無く揉み消され、大移動の地鳴りに飲まれた
「ノノさん!一旦離れましょう!サイミさんとリードさんを!」
「はい!」
スズハ達もこの状況を4人で何とかするのは難しいと判断し一時その場を離れ、近くの岩陰に隠れた
「スズハさん!な、なんですかあれ?」
「…恐らく精霊でしょう。ただ、恐ろしく禍々しい魔力を纏っていた。この世の精霊では無いと思います。」
「この世の精霊では無い!?どういう…」
「リナちゃんかぁ…」
「リナさんですねぇ…」
スズハとノノがその正体を知らず悩んでいたらサイミとリードは何か思い当たる様子で諦めたようにうなだれていた
「リナ…って誰ですか?あなた達の仲間ですか?」
「はい。精霊の天啓を持ってる方です。今回の遠征でヒアラさんとキュアーさんの研究を担当しレベルアップの指南をしていたのが彼女です。…リナさんは精霊の天啓を持っているだけあって昔から多くの精霊と過ごし、多くの知識を得ていました。しかし獣人も人間と同じ魔力量のため、悩んでいた事があったんですよ」
「悩んでいたこと…?」
「はい。それが…自身の魔力量で召喚できる精霊が上位精霊までしかいないということです。リナさん曰く、精霊の階級は全てで5つあるとの事でした。それも上位精霊のアクアに聞いた話らしいですが…。そのうちの3種までしか自分が出せないのでどうにかできないかずっと研究してたんですよ。それが成功したのが、あれかと」
あれ…とは?
「リナさんが言ってたのは確か、超位精霊…でしたかね。この世の森羅万象を超越した存在で私達とは別の次元に存在する精霊達がそう呼ばれるらしいです。その上に関しては、アクアですら分からないレベルの領域なんだとか…」
大きな姿を現したペルセポネは地上の人達も巻き込んでいく
「な…こ、これは一体どういう状況ですか…!?」
ノノに負けた後、サイミは兵士達の催眠を解いたため万事解決かと思われていたが、なんと戦場で兵士達はまだ戦っていたのだ
4人は急いで獣人の前線基地まで赴くとドラウザに話を聞いた
「あっ!スズハさん!先程兵士達は生気を取り戻したように感じたのですが、その後なにかお互いでわだかまりが生じたようで、そのままズルズルとまた争いになってしまって…」
サイミとリードの方を見ると2人とも首を横に振っており、このことは知らないようだった。
「はぁ…どうやらその発端自体はほんとにたまたまだったようですね。運が悪かったとしか…」
「あの、スズハさん、ノノさんの後ろにいるそのお2人は…?」
「えっと…今回の騒動の原因というかなんというか…」
その後サイミとリードは素直にドラウザの前に出て謝罪を行った
「ふむ…なるほど。じゃああなた達が元々催眠をかけてこの騒動を起こしたと…。その理由と別に仲間がいることも分かりました。これに関しては100%咎めるのも難しい話ですが、事が終わったら然るべき処罰を与えます。もう一方の方は?」
「恐らくそちらは私達の仲間が行ってますので大丈夫だと思います。ただ、その仲間が利用される可能性があるのでそれが少し心配で…」
「利用ですか?騙される的な?」
リードとサイミはその件についても話をしたが、リナが最終的にどんな計画に2人を利用しようとしているかまでは知らないらしく曖昧な形で話は進んだ
「とりあえずそちらはマホロさんに任せましょう。私達は兵士達を止めなければ!」
しかしそこで各国の動きを偵察していた者から連絡が入る
『伝令!ロシア軍の本隊と思われる大部隊が戦場に向かっています!恐らく正気を戻した兵が連絡をしたと思われ、事態を重く見たロシア大統領が直接送り付けてきたと見てまちがいないでしょう!援軍でしょうか?』
「何!?まずいな…サイミさん、リードさんの話によればあの戦場には人が集まれば集まるほど思うつぼ…マホロさん達に止めて貰う以外に我々が出来ることは、その援軍を合流させない事だ!地形操作系の天啓持ちを集めろ!」
その直後、ドローンからの映像も届き援軍部隊の全貌が現れた
「な…こ、この規模は…数百ってレベルじゃない!数千、いや、数万はいるか!?何故こんなに来てる!それにこの時代なのに何故銃火器じゃなくて剣や槍を持ってるのだ!」
ドラウザは状況のあまりの異質さに驚きつつもなるべく整理しようと情報を集める
「それが、両軍のどちらか分かりませんが弾系の操作天啓持ちがいるようで届かないみたいです!対抗陣営にも磁石関係の天啓もちがいるとの事で両者遠隔での銃火器を捨てています!」
なるほど…恐らくあの剣や槍は真鍮で出来ているのだろう。でなければ磁石の天啓持ちが無双しているはずだ
「とにかく兵士達を1箇所に集めるのは危険です!なるべく分散させなければ!」
「ドラウザさん、私達も向かいます。私は火力特価ですが分散させるだけなら何とかなります。それにノノさんも撹乱させることが出来ますので注意を引けるかと」
「はい!助かります!私も適時動きを報告しますのでお願いします!」
スズハとノノが直ぐに準備を始めていると後ろからサイミとリードが申し訳なさそうに近寄ってきた
「あ、あのぉ…スズハさん?あ、あのね、サイミっちと話したんだけどさ、私達も行っていいかな?」
「何言ってるんですか!許可する訳ないでしょう。そもそもあなた達が発端なのにまたなにかされる恐れがある以上同行なんて許しませんよ!」
「あはは、そうだよね…で、でもさ、私達の天啓があればきっと、力になれると思うんだよね…。それに私達も捕まって考えたんだよ。結局ここまでする必要なんか無かったな、って…。だから償いのためにも、ね?お願いします!なにか動いたらすぐスズハさんが止められるじゃないですか!」
「………もし怪しげな動きを少しでも確認したら、今度は牢屋だけでなく、拷問部屋に突っ込みますよ?」
「ひぃぃ!!は、はい!大丈夫です!絶対怪しい動きなんかしません!協力させていただきます!」
「はぁ、分かりました。今回は状況が状況なのでサイミさんの能力が役に立つと踏んで許可します。…特別ですよ?」
「ありがとうございます!!」
こうしてスズハはリードとサイミの2人の同行を許し、戦場へと向かった
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30分後、スズハ達は何とか部隊の進行に先回りすることが出来、何とか足止めをすることが出来ていた
「なんだ!お前たちは!進行の邪魔をするな!」
「私達は敵ではありません!この先の戦場に沢山人が集まるのは危険なんです!どうか戦わずに引き返してください!争っている兵士達にも退避命令をお願いします!」
スズハの声を聞くと、少しガヤガヤした後に部隊の奥の方から少し偉そうな人が現れた
「お前、何者だ?」
「私はリベレーターのスズハ、魔導のスズハです。」
「魔導の…?あの、最強と言われたパーティのスズハか?」
「は、はい!(色んなとこで最強って言われるの恥ずかしいな…)」
「…事の顛末を簡潔に話してくれ。我々も何も分からない状況で引くというのは出来んのだ。国の尊厳に関わってきてしまうからな」
「はい。その…」
スズハはドラウザに説明したように敵の計画や、現状はここにいるサイミとリードが引き起こしたことを話した。その上でまだ危険が終わっていないこと、このまま合流したら最悪の状況になる事を伝えた
「…なるほど。大体分かった。そういうことならこちらでもなんとか動いてみよう」
「話が早くて助かります。では私たちもここからすぐに…?この音は…?」
スズハ達がその場を動こうとしたちょうどその時、どこからともなく地響きが聞こえ始めた
その音は段々近づいてくるように広がり始め大きな地震としてスズハや兵士達を襲った
「なっ、なんですか!?」
「分からん!早くこの場を離れるぞ!戦車隊は2列を組み隊列を整え歩兵の先導をせよ!!」
しかし、その指示は突如地面から現れた巨大な黒い精霊によって通ることは無かった
数万の軍隊は突如現れた巨大な存在にパニックを起こし反対側へと逃げようとする
「お前ら!ダメだ!その方向は戦地だ!全員合流してしまうぞー!!」
しかし虚しくもその声は響くことも無く揉み消され、大移動の地鳴りに飲まれた
「ノノさん!一旦離れましょう!サイミさんとリードさんを!」
「はい!」
スズハ達もこの状況を4人で何とかするのは難しいと判断し一時その場を離れ、近くの岩陰に隠れた
「スズハさん!な、なんですかあれ?」
「…恐らく精霊でしょう。ただ、恐ろしく禍々しい魔力を纏っていた。この世の精霊では無いと思います。」
「この世の精霊では無い!?どういう…」
「リナちゃんかぁ…」
「リナさんですねぇ…」
スズハとノノがその正体を知らず悩んでいたらサイミとリードは何か思い当たる様子で諦めたようにうなだれていた
「リナ…って誰ですか?あなた達の仲間ですか?」
「はい。精霊の天啓を持ってる方です。今回の遠征でヒアラさんとキュアーさんの研究を担当しレベルアップの指南をしていたのが彼女です。…リナさんは精霊の天啓を持っているだけあって昔から多くの精霊と過ごし、多くの知識を得ていました。しかし獣人も人間と同じ魔力量のため、悩んでいた事があったんですよ」
「悩んでいたこと…?」
「はい。それが…自身の魔力量で召喚できる精霊が上位精霊までしかいないということです。リナさん曰く、精霊の階級は全てで5つあるとの事でした。それも上位精霊のアクアに聞いた話らしいですが…。そのうちの3種までしか自分が出せないのでどうにかできないかずっと研究してたんですよ。それが成功したのが、あれかと」
あれ…とは?
「リナさんが言ってたのは確か、超位精霊…でしたかね。この世の森羅万象を超越した存在で私達とは別の次元に存在する精霊達がそう呼ばれるらしいです。その上に関しては、アクアですら分からないレベルの領域なんだとか…」
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