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20. 夏休み…悠木姉妹と過ごして
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酒場の噂話。
Sランカーの部屋。
~お見事!
~『貴族の栄光』敗れた?
~あのZa-98、王者との1vs1、耐え切ったなぁ。
~最初の打ちかましだな。あれでサンボル倒して右手破損に持っていった。コレが効いてる。
~普通は逃げるからな。よく打ちかましにいったよ。度胸は勿論だが戦闘感覚も一級品だな。
~やられたよー。
~お?お疲れ~。お前さんが手こずったの久々に見たよ。
~手こずった?いやいや、互角の勝負だよ。殆ど1vs1やってんだから。面白くなってきたよ。
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
クラン対抗フェス。
15勝1敗の俺達『騎士達の午睡』は同率首位の『貴族の栄光』と決勝戦を行い、流石に今度は奇跡は起こらず、俺達は2位で終わった。
捨て身の奇襲は2度も通じない。
王者は左手武装にBth-S01を持ってきていて。これで待ち構えられたら、打ちかましはコッチのダメージの方が大きくなってしまう。そしてVbi-fdを持つ王者に、『ダークホース』の大火力武装はビーム武装の為ダメージを与えられず。
今度は白鳥先輩の『アールグレイ』が当たったものの、持たせる事が出来なかったみたいで。
やっぱり王者は凄い。
とは言え準優勝の俺達にはコインやレア武装チケットも結構報酬として与えられて。
俺のコインと合わせて、夏希は機体を上位レアに変更した。
RD-36。コイツが新しい『ペガサス』。当然機体色は真紅。念願の命中率アップオプション『ターゲット・スコープ』とレア武装ジェネレーターを購入した。機体評価は『Excellent!』。
「ありがとう、アキラ」
そんなこんなで続いた同棲生活。
その終わりを告げる車の音が響いてきた。
近付く真っ赤なポルシェ911カレラ。
春香さんの車だ。
それに、後部座席にいるのは秋江ちゃんと冬乃ちゃん?
え?子供だけ帰って来たの?
☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
「うさぎ?」
「そーだよ、お兄ちゃん。明日うさぎ当番なんだ」
秋江ちゃん達が帰って来たのは、夏休み中のウサギ小屋の清掃とエサやり当番だと。通常は『生き物係』の作業だけど夏休み中は全員が当番となって毎日の作業らしい。
で、試合帰りの春香さんが迎えに行って、と。
夏希の両親は帰省ついでの農作業に駆り出され、帰宅がもう少し遅れるとの事。ウチのお袋もばあちゃんトコから帰ってくるの明日だったし。
「とは言え、夏希はアキラんちでもいいけど?」
「お姉ちゃん?じゃ、お言葉に甘えて」
いや、春香さん達の前で同棲生活はマズいだろ?
「夜はともかく、昼間はソッチでいいんじゃない?アキラんちも掃除や洗濯有るだろうし」
「いや、それくらい俺出来ますよ」
「ヨメがしないでどうするのよ。ウチの家事は私がしとくから」
いや、ヨメって…。
結局、春香さんに押し切られて?
ウチのリビングで。
「ごめんね。お姉ちゃん、強引だから」
「別に。折角夏希とまだ過ごせる訳だから」
気恥ずかしいのはあるけど…。
それでも俺達は、その、イチャコラ過ごしたんだ。
Sランカーの部屋。
~お見事!
~『貴族の栄光』敗れた?
~あのZa-98、王者との1vs1、耐え切ったなぁ。
~最初の打ちかましだな。あれでサンボル倒して右手破損に持っていった。コレが効いてる。
~普通は逃げるからな。よく打ちかましにいったよ。度胸は勿論だが戦闘感覚も一級品だな。
~やられたよー。
~お?お疲れ~。お前さんが手こずったの久々に見たよ。
~手こずった?いやいや、互角の勝負だよ。殆ど1vs1やってんだから。面白くなってきたよ。
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クラン対抗フェス。
15勝1敗の俺達『騎士達の午睡』は同率首位の『貴族の栄光』と決勝戦を行い、流石に今度は奇跡は起こらず、俺達は2位で終わった。
捨て身の奇襲は2度も通じない。
王者は左手武装にBth-S01を持ってきていて。これで待ち構えられたら、打ちかましはコッチのダメージの方が大きくなってしまう。そしてVbi-fdを持つ王者に、『ダークホース』の大火力武装はビーム武装の為ダメージを与えられず。
今度は白鳥先輩の『アールグレイ』が当たったものの、持たせる事が出来なかったみたいで。
やっぱり王者は凄い。
とは言え準優勝の俺達にはコインやレア武装チケットも結構報酬として与えられて。
俺のコインと合わせて、夏希は機体を上位レアに変更した。
RD-36。コイツが新しい『ペガサス』。当然機体色は真紅。念願の命中率アップオプション『ターゲット・スコープ』とレア武装ジェネレーターを購入した。機体評価は『Excellent!』。
「ありがとう、アキラ」
そんなこんなで続いた同棲生活。
その終わりを告げる車の音が響いてきた。
近付く真っ赤なポルシェ911カレラ。
春香さんの車だ。
それに、後部座席にいるのは秋江ちゃんと冬乃ちゃん?
え?子供だけ帰って来たの?
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「うさぎ?」
「そーだよ、お兄ちゃん。明日うさぎ当番なんだ」
秋江ちゃん達が帰って来たのは、夏休み中のウサギ小屋の清掃とエサやり当番だと。通常は『生き物係』の作業だけど夏休み中は全員が当番となって毎日の作業らしい。
で、試合帰りの春香さんが迎えに行って、と。
夏希の両親は帰省ついでの農作業に駆り出され、帰宅がもう少し遅れるとの事。ウチのお袋もばあちゃんトコから帰ってくるの明日だったし。
「とは言え、夏希はアキラんちでもいいけど?」
「お姉ちゃん?じゃ、お言葉に甘えて」
いや、春香さん達の前で同棲生活はマズいだろ?
「夜はともかく、昼間はソッチでいいんじゃない?アキラんちも掃除や洗濯有るだろうし」
「いや、それくらい俺出来ますよ」
「ヨメがしないでどうするのよ。ウチの家事は私がしとくから」
いや、ヨメって…。
結局、春香さんに押し切られて?
ウチのリビングで。
「ごめんね。お姉ちゃん、強引だから」
「別に。折角夏希とまだ過ごせる訳だから」
気恥ずかしいのはあるけど…。
それでも俺達は、その、イチャコラ過ごしたんだ。
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