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第一章『それは、新しい日常』
第三話「目的」
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「......?」
「えーっと、テンセイシャっていうのはなんなのかな?」
まずは、そこからか。
「俺はこの世界とは別のところから来たんだ。突然、神を名乗る爺さんが現れてな。そいつに送りこまれた」
「そんなぶっ飛んだ話、信じると思うわけー?」
「いやまさか。俺が逆の立場だったら絶対信じない」
俺は断言した。
若干頬をひきつらせながら、魔王はこちらを睨んでくる。
「それで君の目的はなんだい?」
「目...的?」
「うん、その話が本当だったとして、なんのためにこの世界に来たのかな。場合によっては...敵になるかもしれない」
!?
そう言うと、少年はそのなりに合わない量の殺気を飛ばして来た。
自分よりも一回りも小さいやつに気落とされれる。うなじがピリピリいって、危険警鐘が鳴りやまない。
そういえば、あの爺さんはなんで俺を転生させたんだ?何か理由があったんじゃないのか?
チッ
なんでそんな大事なことを聞かなかったんだ俺は。
やはり異世界転生ということで、今までどこかうかれていたらしい。あの爺さんに転生の話をされてから、どうも不用意な言動が多い。
今この場だって、こいつらに転生者だって打ち明けるのは、まずかったんじゃないか?
額に軽く汗が浮かぶ。
「すまん...俺もわからない... 特に何か頼まれた訳でもなくてな。その...普通に旅でもして観光しようかと...」
ジーーーーッ
魔王の方がこちらジト目で睨んでくる。
「随分能天気な頭ね。普通おかしいと思わない?なんの目的もなく別世界に送り込むなんてあるわけないじゃない。バカじゃないのあんた」
あー、ほんと頭にくる言い方だか反論できない。ぐうの音も出ないとはこのことか。
「・・・わかった」
とたん渦巻いていた殺気が霧散した。
(スキル《恐怖耐性》を獲得しました)
あまりのプレッシャーにスキルまで獲得してしまったようだ。
一気に脱力感が襲ってくる。
「信じるのか?」
「あんた本気?」
「ああ、僕には彼が嘘をついているようには思えない。今のところ敵意は感じられないしね」
ふぅ、何とかなったな。
魔王のほうはしばらく唸っていたが決心したようだ。
「ああもう、わかったわよ!私も信じるわよ!」
「いや、これは僕の勝手な判断だし、君まで無理に信じる必要は———」
「嫌よ、私だけ一人空気読めない人みたいになるじゃない。一人仲間はずれはごめんよ」
......実は先ほどから気になっていたが聞けていなかったことが一つある。この魔王の言動に、この城の様子、もしかしてこの魔王———
「なあ魔王、一つ聞きたいんだが... この城、お前以外だれも住んでないのか?」
プイッ
あ、そっぽ向いた。
「そうよ、ここに住んでいるのは私だけ。門番には日替わりで遠くから通ってもらっているわ」
やっぱただのぼっちか!
なるほどな。道理であんだけの騒ぎがあったのに、誰も駆けつけてこなかったわけだ。なぜ一人で暮らしているのか、そこらへんはプライベートな部分だから聞かない方がいいんだろう。魔王だというし彼女もいろいろ何か問題を抱えていそうだ。
ついでに勇者の方も...
どうにも言動に違和感を感じる。まあ、気のせいかもしれないけどな。
「そういえば、私に話をしに来たっていってたけどあれは?」
「あ、そうだった。それじゃあ、リリィー———さん?」
「リ、リリィーでいいわよ。あとそっちのあんたも呼び捨てで構わないわ」
俺と勇者で反応違いすぎやしませんかねー。
「あいよ。俺のことも呼び捨てでいいぞ」
「うん、僕もそれでいいよ。じゃあ皆、呼び捨てで呼び合うってことで...」
「それじゃあ、今度こそ。改めましてリリィー、君の力を貸して欲しい」
シオンはその場で立ち上がると、にこやかに話かける。
笑ってもイケメンのままとか世界はどんだけ不公平なんだ。あとであの爺さんに文句の一つでもいってやろう。
「そしてユウキ、君にも協力してほしい」
「俺?わざわざ魔王に会いにくるほどだ。それほど大きなことなんだろ?俺が力になれるとは思えないぞ」
「そこはほら、テンセイシャってやつの、意地の見せ所じゃないかな?他の世界からやってきて、何も力になれないなてね~。なんてったって君は神に送られてきた存在なんだろ?」
こいつ、さっきまでとは違う意味でプレッシャーかけてきやがった。
先ほどまでにこやかだった顔をニヤニヤさせている。それでもイケメンは崩れない。
グーパンしたろうか。
「あんまり期待をされてもなー。で、お前はいったい、結局何をする気なんだ?」
「そうね、私もそれを聞きたいわ」
理由を聞かれシオンは目を伏せる。だがそれも一瞬だ。再び前を向き苦笑しながら答える。
「...平和な世界をつくる。それが僕の目的だよ」
平和。なんとも勇者っぽい目標だ。
そして、平和な世界・・、ね。こいつは今世界と言った。つまり人族以外の魔族も含めてってことだろう。もしかしたら他にも種族があるかもしれない。とてつもない規模になるだろう。
いったい何が彼をそこまでさせるのか...
「へぇー、いいわよ!戦争なんてつまんないしね」
リリィーのやつが急にやる気を見せながら立ち上がる。
「は? いやお前魔王だろ いいのかよ」
「人間と魔族の戦争なんて言われてるけど、その実態は魔族の各種族が勝手に戦っているだけよ。協力関係がある訳でもないし、私には関係無いわ」
だからってそんな即決するか? 同胞の恨み~だとか、人間への憎しみ~だとか...
「そうだ!美味しいものが食べられる世界にして欲しいわ。最近送られてくる食べ物が不味いのよー」
あー、うん。いやありませんねこの顔。この満面の笑み。ずいぶん機嫌が良さそうだ。きっと一人で退屈な毎日を送っていたのだろう。こうして見ると微笑ましい限りだ。
魔族の皆さんにはご愁傷様と言っておこう。
残るはユウキ。シオンとリリィーが、いまだ座ったままでいるユウキへ視線を投げかける。来るんだろう?と。真底、楽しそうにしながら。
ああ、もちろんだ!これほど面白そうなイベントはなかなかない!
ユウキは無言立ち上がり、ニッと最高級の笑みで返す。それだけでもしっかりと伝わったようだ。
シオンが拳を前に差し出す。それを見てリリィーとユウキは、拳をシオンにぶつける。シオンは満足そうに頷くと声高らかに宣言した。
「今ここに勇者パーティーを結成する!!」
魔王と転生者の勇者パーティーねー。正直このワードだけで胸が踊る。仲間になれたことで、この世界で俺が強くなるまでの安全は確保できた。幸先の良いスタートと言えるだろう。
◇————◆————◇
もし今日、この日この時、転生者であるユウキが現れなければ、勇者と魔王は仲間にならなかったかもしれない。
別に互いに恨みがあるわけではない。二人ととも戦争は嫌いだし、戦うことはもっと嫌いだった。
だが、勇者と魔王だ。魔王はなんだかんだ理由をつけて仲間になることを拒み、勇者もあっさりと諦めたことだろう。結局彼らはどこまでいっても勇者で魔王なのだ。そういう運命としか言いようがないのかもしれない。
しかし今日、この日この時、ユウキの出現によって繋がることのなかった何かが繋がった。少しずつだが、この世界の運命という名の歯車は、わずかなズレを見せ始める。
「えーっと、テンセイシャっていうのはなんなのかな?」
まずは、そこからか。
「俺はこの世界とは別のところから来たんだ。突然、神を名乗る爺さんが現れてな。そいつに送りこまれた」
「そんなぶっ飛んだ話、信じると思うわけー?」
「いやまさか。俺が逆の立場だったら絶対信じない」
俺は断言した。
若干頬をひきつらせながら、魔王はこちらを睨んでくる。
「それで君の目的はなんだい?」
「目...的?」
「うん、その話が本当だったとして、なんのためにこの世界に来たのかな。場合によっては...敵になるかもしれない」
!?
そう言うと、少年はそのなりに合わない量の殺気を飛ばして来た。
自分よりも一回りも小さいやつに気落とされれる。うなじがピリピリいって、危険警鐘が鳴りやまない。
そういえば、あの爺さんはなんで俺を転生させたんだ?何か理由があったんじゃないのか?
チッ
なんでそんな大事なことを聞かなかったんだ俺は。
やはり異世界転生ということで、今までどこかうかれていたらしい。あの爺さんに転生の話をされてから、どうも不用意な言動が多い。
今この場だって、こいつらに転生者だって打ち明けるのは、まずかったんじゃないか?
額に軽く汗が浮かぶ。
「すまん...俺もわからない... 特に何か頼まれた訳でもなくてな。その...普通に旅でもして観光しようかと...」
ジーーーーッ
魔王の方がこちらジト目で睨んでくる。
「随分能天気な頭ね。普通おかしいと思わない?なんの目的もなく別世界に送り込むなんてあるわけないじゃない。バカじゃないのあんた」
あー、ほんと頭にくる言い方だか反論できない。ぐうの音も出ないとはこのことか。
「・・・わかった」
とたん渦巻いていた殺気が霧散した。
(スキル《恐怖耐性》を獲得しました)
あまりのプレッシャーにスキルまで獲得してしまったようだ。
一気に脱力感が襲ってくる。
「信じるのか?」
「あんた本気?」
「ああ、僕には彼が嘘をついているようには思えない。今のところ敵意は感じられないしね」
ふぅ、何とかなったな。
魔王のほうはしばらく唸っていたが決心したようだ。
「ああもう、わかったわよ!私も信じるわよ!」
「いや、これは僕の勝手な判断だし、君まで無理に信じる必要は———」
「嫌よ、私だけ一人空気読めない人みたいになるじゃない。一人仲間はずれはごめんよ」
......実は先ほどから気になっていたが聞けていなかったことが一つある。この魔王の言動に、この城の様子、もしかしてこの魔王———
「なあ魔王、一つ聞きたいんだが... この城、お前以外だれも住んでないのか?」
プイッ
あ、そっぽ向いた。
「そうよ、ここに住んでいるのは私だけ。門番には日替わりで遠くから通ってもらっているわ」
やっぱただのぼっちか!
なるほどな。道理であんだけの騒ぎがあったのに、誰も駆けつけてこなかったわけだ。なぜ一人で暮らしているのか、そこらへんはプライベートな部分だから聞かない方がいいんだろう。魔王だというし彼女もいろいろ何か問題を抱えていそうだ。
ついでに勇者の方も...
どうにも言動に違和感を感じる。まあ、気のせいかもしれないけどな。
「そういえば、私に話をしに来たっていってたけどあれは?」
「あ、そうだった。それじゃあ、リリィー———さん?」
「リ、リリィーでいいわよ。あとそっちのあんたも呼び捨てで構わないわ」
俺と勇者で反応違いすぎやしませんかねー。
「あいよ。俺のことも呼び捨てでいいぞ」
「うん、僕もそれでいいよ。じゃあ皆、呼び捨てで呼び合うってことで...」
「それじゃあ、今度こそ。改めましてリリィー、君の力を貸して欲しい」
シオンはその場で立ち上がると、にこやかに話かける。
笑ってもイケメンのままとか世界はどんだけ不公平なんだ。あとであの爺さんに文句の一つでもいってやろう。
「そしてユウキ、君にも協力してほしい」
「俺?わざわざ魔王に会いにくるほどだ。それほど大きなことなんだろ?俺が力になれるとは思えないぞ」
「そこはほら、テンセイシャってやつの、意地の見せ所じゃないかな?他の世界からやってきて、何も力になれないなてね~。なんてったって君は神に送られてきた存在なんだろ?」
こいつ、さっきまでとは違う意味でプレッシャーかけてきやがった。
先ほどまでにこやかだった顔をニヤニヤさせている。それでもイケメンは崩れない。
グーパンしたろうか。
「あんまり期待をされてもなー。で、お前はいったい、結局何をする気なんだ?」
「そうね、私もそれを聞きたいわ」
理由を聞かれシオンは目を伏せる。だがそれも一瞬だ。再び前を向き苦笑しながら答える。
「...平和な世界をつくる。それが僕の目的だよ」
平和。なんとも勇者っぽい目標だ。
そして、平和な世界・・、ね。こいつは今世界と言った。つまり人族以外の魔族も含めてってことだろう。もしかしたら他にも種族があるかもしれない。とてつもない規模になるだろう。
いったい何が彼をそこまでさせるのか...
「へぇー、いいわよ!戦争なんてつまんないしね」
リリィーのやつが急にやる気を見せながら立ち上がる。
「は? いやお前魔王だろ いいのかよ」
「人間と魔族の戦争なんて言われてるけど、その実態は魔族の各種族が勝手に戦っているだけよ。協力関係がある訳でもないし、私には関係無いわ」
だからってそんな即決するか? 同胞の恨み~だとか、人間への憎しみ~だとか...
「そうだ!美味しいものが食べられる世界にして欲しいわ。最近送られてくる食べ物が不味いのよー」
あー、うん。いやありませんねこの顔。この満面の笑み。ずいぶん機嫌が良さそうだ。きっと一人で退屈な毎日を送っていたのだろう。こうして見ると微笑ましい限りだ。
魔族の皆さんにはご愁傷様と言っておこう。
残るはユウキ。シオンとリリィーが、いまだ座ったままでいるユウキへ視線を投げかける。来るんだろう?と。真底、楽しそうにしながら。
ああ、もちろんだ!これほど面白そうなイベントはなかなかない!
ユウキは無言立ち上がり、ニッと最高級の笑みで返す。それだけでもしっかりと伝わったようだ。
シオンが拳を前に差し出す。それを見てリリィーとユウキは、拳をシオンにぶつける。シオンは満足そうに頷くと声高らかに宣言した。
「今ここに勇者パーティーを結成する!!」
魔王と転生者の勇者パーティーねー。正直このワードだけで胸が踊る。仲間になれたことで、この世界で俺が強くなるまでの安全は確保できた。幸先の良いスタートと言えるだろう。
◇————◆————◇
もし今日、この日この時、転生者であるユウキが現れなければ、勇者と魔王は仲間にならなかったかもしれない。
別に互いに恨みがあるわけではない。二人ととも戦争は嫌いだし、戦うことはもっと嫌いだった。
だが、勇者と魔王だ。魔王はなんだかんだ理由をつけて仲間になることを拒み、勇者もあっさりと諦めたことだろう。結局彼らはどこまでいっても勇者で魔王なのだ。そういう運命としか言いようがないのかもしれない。
しかし今日、この日この時、ユウキの出現によって繋がることのなかった何かが繋がった。少しずつだが、この世界の運命という名の歯車は、わずかなズレを見せ始める。
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