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トラウマとライバル6.
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俺を庇って東雲が騒ぎ出したらめんどくさかったので拓実には布巾を取りに行ってもらった。
そしたら東雲は「拓実に布巾なんて取りに行かせないでよ」と言われた。
ほんと失礼な事言ってくる女だよな…そんな騒ぐほど制服濡れてないくせに。
あーイライラする…イライラしてもしょうがないんだけどさ、睡眠不足のせいで情緒不安定。
睡眠薬飲んでも寝れないからもうどうしようもないけどな。
とりあえず袋を用意してカップの破片を拾う。
この時に普段ならゴム手袋で破片を拾う俺は今日は頭が働いていないせいで素手で拾ってしまった。
そしたら案の定手が切れた。
はぁ…血が出てるし、怪我した指はジクジクして痛い…まるで俺の心みたいだ。
それでも気にせず破片を拾っていると拓実に手首を掴まれた。
「おい、手から血出てんぞ」
「…すみません」
布巾を持って戻ってきた拓実が俺の怪我に気づいて布巾で指を出血してくれた。その後俺の頭を優しく撫でくれた。
メンタル弱ってる時に頭撫でてくるのはずるいわ、うるっときた。
涙が出そうになったのでここは瞬きをして誤魔化す。
「やっぱりここは俺が片付けておくから凪は座っときな」
「ですが…」
「頭痛いんだろ?今日ずっとこめかみ押さえていたし。違うならいいんだが」
「いえ、間違ってないです」
拓実に頭痛いのバレていた。
だからさっき頭撫でてくれたのか…優しいかよ。
「だから座っとき」
「ちょっと何言っているの?怪我したからって片付けぐらい自分でできるでしょ。何回も言うけど甘やかしたら咲良さんがダメ人間になるわよ」
「凪は体調も悪いんだ。悪化したらどうする?」
「そんなの薬を飲んでおけばいいでしょう」
「あ、あの…拓実、私は大丈夫ですから」
「だが…」
「「はいはいー!会長、破片は僕達がナギナキと一緒に片付けるから早く会議終わらせて帰ろよー!」」
「…分かった、凪を任せたぞ双子」
「「あいあいさー!」」
拓実達の言い争う声に起きた双子が空気を読んでくれたおかけでこの場はなんとかおさまった。
拓実は渋々納得したって感じだったけど。
心配そうにこちらを見てくる拓実に俺は気づかないふりをして双子に手伝ってもらいながらカップの破片を片付けたのだった。
「なんか疲れた…」
会議が終わり、適当に皆に挨拶を済ませ真っ直ぐ寮へと帰りベットにダイブする。
ベットの上にあったBL漫画をパラパラ捲るが頭痛がしたので読むのをやめた。
最近寝不足のせいで漫画全然読めてねぇー萌えがたりんわ。
目をつぶりながらベットの上でゴロゴロ寝転んでいると部屋のインターホンが鳴った。
ドアを開ければ真弥と夏目が両手に袋を持って笑顔で立っていた。
そしたら東雲は「拓実に布巾なんて取りに行かせないでよ」と言われた。
ほんと失礼な事言ってくる女だよな…そんな騒ぐほど制服濡れてないくせに。
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とりあえず袋を用意してカップの破片を拾う。
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それでも気にせず破片を拾っていると拓実に手首を掴まれた。
「おい、手から血出てんぞ」
「…すみません」
布巾を持って戻ってきた拓実が俺の怪我に気づいて布巾で指を出血してくれた。その後俺の頭を優しく撫でくれた。
メンタル弱ってる時に頭撫でてくるのはずるいわ、うるっときた。
涙が出そうになったのでここは瞬きをして誤魔化す。
「やっぱりここは俺が片付けておくから凪は座っときな」
「ですが…」
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「いえ、間違ってないです」
拓実に頭痛いのバレていた。
だからさっき頭撫でてくれたのか…優しいかよ。
「だから座っとき」
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「そんなの薬を飲んでおけばいいでしょう」
「あ、あの…拓実、私は大丈夫ですから」
「だが…」
「「はいはいー!会長、破片は僕達がナギナキと一緒に片付けるから早く会議終わらせて帰ろよー!」」
「…分かった、凪を任せたぞ双子」
「「あいあいさー!」」
拓実達の言い争う声に起きた双子が空気を読んでくれたおかけでこの場はなんとかおさまった。
拓実は渋々納得したって感じだったけど。
心配そうにこちらを見てくる拓実に俺は気づかないふりをして双子に手伝ってもらいながらカップの破片を片付けたのだった。
「なんか疲れた…」
会議が終わり、適当に皆に挨拶を済ませ真っ直ぐ寮へと帰りベットにダイブする。
ベットの上にあったBL漫画をパラパラ捲るが頭痛がしたので読むのをやめた。
最近寝不足のせいで漫画全然読めてねぇー萌えがたりんわ。
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ドアを開ければ真弥と夏目が両手に袋を持って笑顔で立っていた。
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