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最後の希望 01-01
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彼の乗った船は、夜から朝へゆっくりと向かっていた。
闇に包まれた宇宙の中に、緩やかな弧を描いた地平が白く爪痕をつける。
朝に向かうにつれ、その惑星の全貌が顕わになってきた。
白銀に輝く地平の光が彼の目をとらえ、彼は少し目を細める。
その惑星は地表のほぼ全てを、真白き氷原に覆われていた。
純白に輝く死に覆われたその惑星は、巨大な白い頭蓋骨のように彼の眼下にひろがる。
彼は、少しため息をつく。
かつて、その星には何億もの人類が住んでいた。
たかが、二十年ほど前のことだ。
いや、もう二十年も過ぎ去ってしまったということなのか。
その惑星は、ソル系第三惑星テラと呼ばれている。
かつて人類はその惑星で最初の文明を起こし、そこから全銀河へと文明を広げていったというひともいた。
しかし、その惑星はそこに住んでいたひとびとと共に死を迎えようとしている。
「ティーク執務官、大気圏への突入を開始しますよ」
隣席のパイロットからそう呼ばれた彼、ティーク執務官はもの思いからさめたように目をあげると、頷く。
「ああ、いこうか。我らの死せる故郷へ」
パイロットは一瞬あきれたような眼差しをティークに向けたが、何もいわずに船を大気圏突入プロセスへ組み込んだ。操舵室は全周天型スクリーンに覆われており、スクリーンには僚船がすでに大気圏へ突入する様が映し出されている。
彼らの乗る船は、強襲揚陸艦型とよばれる船だ。
船体自体が揚力を発生するリフティングボディの構造をもっているため、艦底は緩やかな曲線をえがき見た目は洋上艦のようでもある。
あるいは、かつて地球の海にいた鯨のような形でもあった。
強襲揚陸艦とはその名が示すとおり、二十機のミリタリーモジュールを搭載し三十ミリ機関砲二門と十機の対地ミサイルを装備した地上を制圧するための戦闘艦だ。彼らの赴くのは、生きるものがいない死の惑星であるはずであった。
しかし、その惑星は人類にとって危険な惑星となっている。
先行する僚艦は圧縮され高熱を発する大気につつまれ、輝ける彗星が地に落ちるように降下していた。
ティークの乗る船も艦底の空気はプラズマ化をはじめ、全周天型スクリーンは光に呑み込まれていく。
先行する僚艦は、既に流星となり眩い光を放ちながら地に向かっている。
スクリーンはホワイトアウトしており、ティークの隣にいるパイロットは網膜投影式ディスプレイを装備したゴーグルを降ろしていた。
ティークもパイロットにならい、ゴーグルを降ろす。
そこには、彼らの向かう惑星上の大陸が映し出されていた。
船は、振動を始めている。
さすがペイロードが五百トンはある船だけに、そう激しく振動することはない。
がくんと、逆噴射の衝撃がはしり船はプラズマ・ジェットの力で減速をはじめる。
再び、全周天型ディスプレイに地上の風景が映し出された。
ゴーグルをあげたティークの目の前に、青い空が広がっている。
死の星となった今でもなお、空は青く輝いていた。
そのことにティークは胸をうたれ、少し目を細める。
そう、ソル系第三惑星テラはかつて青い星だと形容されていた。
宇宙からその惑星をみたひとは、その美しい青さに涙したといわれる。
しかし、今や大地はひたすら無慈悲な氷土が続くばかりであった。
その惑星を凍り付いた死の星に変えたのは、デモンウィルスである。
もの思いに耽っていたティークは、鳴り響く警告音をきき我に返った。全周天ディスプレイの片隅に黒い影があり、そこにアラートマークがつけられている。
パイロットがヴァーチュアルコンソールを操作し、黒い影を拡大してみせた。そこには、悪夢の中からあらわれたような怪物がいる。
蝙蝠のような翼を持ち、竜のような尾を泳がせるそいつは、かつてはひとであった名のこりを随所にのこしていた。
そしてその存在は何よりも神話に語られるある存在に、酷似している。
その存在は、悪魔とよばれた。
「デモノマニアの群ですね。十体ほどです」
パイロットの言葉の通り、怪鳥のような黒い羽を持つデモノマニア(悪魔憑き)たちは遙か前方を群をなして遊弋していた。
一体が全長五メートルはあるデモノマニアは、十体とはいえあなどれない戦闘力を持つ。
「どうする? 攻撃するかね」
一応、コ・パイロットの役割を担うティークはヴァーチュアルコンソールを立ち上げ、武装をチェックする。
パイロットは、少し笑みをみせ首を振った。
「あいつらは、我々に興味を持っていなさそうです。こちらからしかけるのは、やぶ蛇かもしれません」
ティークは吐息をつき、デモノマニアたちが飛去ってゆくのを見送った。
ティークは再び、もの思いに沈んでゆく。
デモンウィルス。
二十年前、銀河中心部より襲来した、暗黒種族によって散布されたものである。
暗黒種族とは、非人類型知的生命体であり、銀河中心部にあるという恒星ソルの百万倍以上と想定される質量を持つブラックホールを神として崇める種族であった。彼らの主張によれば、その巨大ブラックホールは宇宙がビックバンより発生する以前から存在する「もの」がコアとなっているらしい。
暗黒種族はそれを、オールド・ワンと呼んでいる。
彼らは、宇宙はいずれオールド・ワンに呑み込まれると考えていた。
人類は銀河中心部への探索で暗黒種族と出会い、全てをブラックホールへ呑み込ませ絶滅させることが至高と考える種族と相容れることは不可能という結論に達し、銀河中心部への道を封印する。
しかし、暗黒種族の側はそう思っていなかったらしい。
なんの前触れもなく、海の底に棲む軟体生物とよく似た形状の宇宙船に乗って襲来した暗黒種族はテラにデモンウィルスを散布する。
そのウィルスは、正確に言えばナノマシンであった。
そのナノマシンは、情報エントロピーを増加させ熱力学的エントロピーを減少させる機能を持つ。
つまり太古の物理学者が夢想した悪魔と、同じことをやってのけるのだ。
熱力学的エントロピーの減少はテラの気候を激変させ、熱伝導効率が極度に低下し結果的にテラを氷の惑星へと変貌させた。
もうひとつの機能である情報エントロピーの増加は、テラにあった全ての電子機器を狂わせてしまう。
地球人類の文明は、壊滅的なダメージをうけた。
さらに、デモンウィルスというナノマシンがひとに感染すると、ひとは遺伝子情報を狂わされ怪物化した。
怪物化したひとはほとんどが数日で、死んでいくことになる。
百万分の一程度の確率で、デモンウィルスに適合し生き延びるひともいたが、そのひとはもはや人類とは呼べないデモノマニアと化することになった。
デモノマニアは、ひたすらひとを殺し全てを破壊しようとする不死身の存在だ。
気候の激変と、ひとのデモノマニア化は当時の人口の90パーセントにあたる9億人を殺すことになる。
残る一億の大半は、地下シェルターに逃げ込み対デモンウィルス用のシールドで防御しながら生き延びることに成功した。
そして、一万人程度のひとびとが月面基地へ脱出する。
ただそれはその後に地球人類が味わうことになる苦悩の、ほんの序章にすぎない。
「ティーク執務官、見えてきましたよ」
パイロットの言葉に、ティークは意識を全天周ディスプレイの下方に写る地上に向けた。
氷河に覆われた山脈が連なる向こうに、半球形型の丘が見えてくる。
それはカイザー・ヒューゲル(王の丘)と名付けられた、ドーム状の丘陵であった。
半径が一キロ以上はある巨大な球体が地面に埋め込まれたようなその丘は、人工物のようにみえる。
しかし、それは自然に形成された丘であった。
そこに、地球人類を救済する最後の希望があるはずなのだ。
先行する僚艦は、丘の麓めがけて着陸体勢に入りつつある。
ティークの乗る船のパイロットも、プラズマ・ジェットの出力をあげ降下していく。
ティークは目の前に聳える純白の丘を見ながら、巨大な卵のようだと思った。それが卵だとするならば、その中で孵化を待つのは救いの神かあるいは地球人類にとどめをさす破壊神なのか。
ティークは、自分はこれからそれを確かめに行くのだとあらためて思う。
真白き氷河に覆われているカイザー・ヒューゲルの麓に、地下ドッグへの入り口が開いた。
デモンウィルスの侵入を防ぐためのフォースフィールドが張られていることを示すように、その入り口は青白く輝いている。
先行する強襲揚陸艦が、姿勢制御用バーニアを巧みに使って地下ドックへ降下していくのをティークはみた。
そして、彼の乗る船も青白く光る地下への入り口へ降りていく。
ティークの乗る船のパイロットは、見事に先に着陸していた船の真横に自船を着陸させる。
「では、リアクターエンジンをアイドリングさせて、ここで待機していてくれ」
ティークの言葉に、パイロットは笑みを返す。
「いいニュースを、お待ちしてますよ」
ティークは頷き、リニアーシートを後退させ艦橋の出口へとむかう。
ティークが到着したときには、強襲揚陸艦の後方ハッチに護衛チームが強化外骨格アーマーを装着し待機していた。
三名がアンチマテリアル・ライフルを装備し、一名がロケットランチャーを装備している。護衛員が、待機状態の強化外骨格アーマーを指し示す。
ティーク用に、用意されたものらしい。
ティークは肩を竦め、首を振った。
「わたしの戦闘訓練での評価は、Cマイナスでね。へたに戦闘に参加しても、足を引っ張るだけだ。このままでいくよ」
ティークは、身につけたスペースジャケットを指し示す。
一応、防弾防刃機能はあるが、デモノマニア相手に役にたつものではない。
護衛員のひとりがバイザーをあげ、薄く笑ってみせた。
「好きになされるといいが、なにかあったときには潔く死んでください」
ティークは、苦笑を返す。
「まあ、せいぜい君たちの盾になるよう頑張るさ」
闇に包まれた宇宙の中に、緩やかな弧を描いた地平が白く爪痕をつける。
朝に向かうにつれ、その惑星の全貌が顕わになってきた。
白銀に輝く地平の光が彼の目をとらえ、彼は少し目を細める。
その惑星は地表のほぼ全てを、真白き氷原に覆われていた。
純白に輝く死に覆われたその惑星は、巨大な白い頭蓋骨のように彼の眼下にひろがる。
彼は、少しため息をつく。
かつて、その星には何億もの人類が住んでいた。
たかが、二十年ほど前のことだ。
いや、もう二十年も過ぎ去ってしまったということなのか。
その惑星は、ソル系第三惑星テラと呼ばれている。
かつて人類はその惑星で最初の文明を起こし、そこから全銀河へと文明を広げていったというひともいた。
しかし、その惑星はそこに住んでいたひとびとと共に死を迎えようとしている。
「ティーク執務官、大気圏への突入を開始しますよ」
隣席のパイロットからそう呼ばれた彼、ティーク執務官はもの思いからさめたように目をあげると、頷く。
「ああ、いこうか。我らの死せる故郷へ」
パイロットは一瞬あきれたような眼差しをティークに向けたが、何もいわずに船を大気圏突入プロセスへ組み込んだ。操舵室は全周天型スクリーンに覆われており、スクリーンには僚船がすでに大気圏へ突入する様が映し出されている。
彼らの乗る船は、強襲揚陸艦型とよばれる船だ。
船体自体が揚力を発生するリフティングボディの構造をもっているため、艦底は緩やかな曲線をえがき見た目は洋上艦のようでもある。
あるいは、かつて地球の海にいた鯨のような形でもあった。
強襲揚陸艦とはその名が示すとおり、二十機のミリタリーモジュールを搭載し三十ミリ機関砲二門と十機の対地ミサイルを装備した地上を制圧するための戦闘艦だ。彼らの赴くのは、生きるものがいない死の惑星であるはずであった。
しかし、その惑星は人類にとって危険な惑星となっている。
先行する僚艦は圧縮され高熱を発する大気につつまれ、輝ける彗星が地に落ちるように降下していた。
ティークの乗る船も艦底の空気はプラズマ化をはじめ、全周天型スクリーンは光に呑み込まれていく。
先行する僚艦は、既に流星となり眩い光を放ちながら地に向かっている。
スクリーンはホワイトアウトしており、ティークの隣にいるパイロットは網膜投影式ディスプレイを装備したゴーグルを降ろしていた。
ティークもパイロットにならい、ゴーグルを降ろす。
そこには、彼らの向かう惑星上の大陸が映し出されていた。
船は、振動を始めている。
さすがペイロードが五百トンはある船だけに、そう激しく振動することはない。
がくんと、逆噴射の衝撃がはしり船はプラズマ・ジェットの力で減速をはじめる。
再び、全周天型ディスプレイに地上の風景が映し出された。
ゴーグルをあげたティークの目の前に、青い空が広がっている。
死の星となった今でもなお、空は青く輝いていた。
そのことにティークは胸をうたれ、少し目を細める。
そう、ソル系第三惑星テラはかつて青い星だと形容されていた。
宇宙からその惑星をみたひとは、その美しい青さに涙したといわれる。
しかし、今や大地はひたすら無慈悲な氷土が続くばかりであった。
その惑星を凍り付いた死の星に変えたのは、デモンウィルスである。
もの思いに耽っていたティークは、鳴り響く警告音をきき我に返った。全周天ディスプレイの片隅に黒い影があり、そこにアラートマークがつけられている。
パイロットがヴァーチュアルコンソールを操作し、黒い影を拡大してみせた。そこには、悪夢の中からあらわれたような怪物がいる。
蝙蝠のような翼を持ち、竜のような尾を泳がせるそいつは、かつてはひとであった名のこりを随所にのこしていた。
そしてその存在は何よりも神話に語られるある存在に、酷似している。
その存在は、悪魔とよばれた。
「デモノマニアの群ですね。十体ほどです」
パイロットの言葉の通り、怪鳥のような黒い羽を持つデモノマニア(悪魔憑き)たちは遙か前方を群をなして遊弋していた。
一体が全長五メートルはあるデモノマニアは、十体とはいえあなどれない戦闘力を持つ。
「どうする? 攻撃するかね」
一応、コ・パイロットの役割を担うティークはヴァーチュアルコンソールを立ち上げ、武装をチェックする。
パイロットは、少し笑みをみせ首を振った。
「あいつらは、我々に興味を持っていなさそうです。こちらからしかけるのは、やぶ蛇かもしれません」
ティークは吐息をつき、デモノマニアたちが飛去ってゆくのを見送った。
ティークは再び、もの思いに沈んでゆく。
デモンウィルス。
二十年前、銀河中心部より襲来した、暗黒種族によって散布されたものである。
暗黒種族とは、非人類型知的生命体であり、銀河中心部にあるという恒星ソルの百万倍以上と想定される質量を持つブラックホールを神として崇める種族であった。彼らの主張によれば、その巨大ブラックホールは宇宙がビックバンより発生する以前から存在する「もの」がコアとなっているらしい。
暗黒種族はそれを、オールド・ワンと呼んでいる。
彼らは、宇宙はいずれオールド・ワンに呑み込まれると考えていた。
人類は銀河中心部への探索で暗黒種族と出会い、全てをブラックホールへ呑み込ませ絶滅させることが至高と考える種族と相容れることは不可能という結論に達し、銀河中心部への道を封印する。
しかし、暗黒種族の側はそう思っていなかったらしい。
なんの前触れもなく、海の底に棲む軟体生物とよく似た形状の宇宙船に乗って襲来した暗黒種族はテラにデモンウィルスを散布する。
そのウィルスは、正確に言えばナノマシンであった。
そのナノマシンは、情報エントロピーを増加させ熱力学的エントロピーを減少させる機能を持つ。
つまり太古の物理学者が夢想した悪魔と、同じことをやってのけるのだ。
熱力学的エントロピーの減少はテラの気候を激変させ、熱伝導効率が極度に低下し結果的にテラを氷の惑星へと変貌させた。
もうひとつの機能である情報エントロピーの増加は、テラにあった全ての電子機器を狂わせてしまう。
地球人類の文明は、壊滅的なダメージをうけた。
さらに、デモンウィルスというナノマシンがひとに感染すると、ひとは遺伝子情報を狂わされ怪物化した。
怪物化したひとはほとんどが数日で、死んでいくことになる。
百万分の一程度の確率で、デモンウィルスに適合し生き延びるひともいたが、そのひとはもはや人類とは呼べないデモノマニアと化することになった。
デモノマニアは、ひたすらひとを殺し全てを破壊しようとする不死身の存在だ。
気候の激変と、ひとのデモノマニア化は当時の人口の90パーセントにあたる9億人を殺すことになる。
残る一億の大半は、地下シェルターに逃げ込み対デモンウィルス用のシールドで防御しながら生き延びることに成功した。
そして、一万人程度のひとびとが月面基地へ脱出する。
ただそれはその後に地球人類が味わうことになる苦悩の、ほんの序章にすぎない。
「ティーク執務官、見えてきましたよ」
パイロットの言葉に、ティークは意識を全天周ディスプレイの下方に写る地上に向けた。
氷河に覆われた山脈が連なる向こうに、半球形型の丘が見えてくる。
それはカイザー・ヒューゲル(王の丘)と名付けられた、ドーム状の丘陵であった。
半径が一キロ以上はある巨大な球体が地面に埋め込まれたようなその丘は、人工物のようにみえる。
しかし、それは自然に形成された丘であった。
そこに、地球人類を救済する最後の希望があるはずなのだ。
先行する僚艦は、丘の麓めがけて着陸体勢に入りつつある。
ティークの乗る船のパイロットも、プラズマ・ジェットの出力をあげ降下していく。
ティークは目の前に聳える純白の丘を見ながら、巨大な卵のようだと思った。それが卵だとするならば、その中で孵化を待つのは救いの神かあるいは地球人類にとどめをさす破壊神なのか。
ティークは、自分はこれからそれを確かめに行くのだとあらためて思う。
真白き氷河に覆われているカイザー・ヒューゲルの麓に、地下ドッグへの入り口が開いた。
デモンウィルスの侵入を防ぐためのフォースフィールドが張られていることを示すように、その入り口は青白く輝いている。
先行する強襲揚陸艦が、姿勢制御用バーニアを巧みに使って地下ドックへ降下していくのをティークはみた。
そして、彼の乗る船も青白く光る地下への入り口へ降りていく。
ティークの乗る船のパイロットは、見事に先に着陸していた船の真横に自船を着陸させる。
「では、リアクターエンジンをアイドリングさせて、ここで待機していてくれ」
ティークの言葉に、パイロットは笑みを返す。
「いいニュースを、お待ちしてますよ」
ティークは頷き、リニアーシートを後退させ艦橋の出口へとむかう。
ティークが到着したときには、強襲揚陸艦の後方ハッチに護衛チームが強化外骨格アーマーを装着し待機していた。
三名がアンチマテリアル・ライフルを装備し、一名がロケットランチャーを装備している。護衛員が、待機状態の強化外骨格アーマーを指し示す。
ティーク用に、用意されたものらしい。
ティークは肩を竦め、首を振った。
「わたしの戦闘訓練での評価は、Cマイナスでね。へたに戦闘に参加しても、足を引っ張るだけだ。このままでいくよ」
ティークは、身につけたスペースジャケットを指し示す。
一応、防弾防刃機能はあるが、デモノマニア相手に役にたつものではない。
護衛員のひとりがバイザーをあげ、薄く笑ってみせた。
「好きになされるといいが、なにかあったときには潔く死んでください」
ティークは、苦笑を返す。
「まあ、せいぜい君たちの盾になるよう頑張るさ」
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