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[Worldtrace]
疾走
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流石はバイク、もう直ぐ王都だ。しかしあんな薄い説明書だけで運転してる俺も俺だな。
一応、俺の特殊能力と言うべきかやろうと思えば何でも出来る能力はこういう時凄く役に立つ。王都の東門を潜ると驚きの光景が広がる。魔物が王都を徘徊している。マジかよ!面倒臭いな。まぁ、良いや。とりあえずほぼシカトだ。今は皆んなを優先する為にバイクを走らせる。そしてしばらく行くと何処かで見た人物が魔物とやり合ってる。
あ!アイリスの親父さん!執事のおっさんと一緒にオーガにやられそう。俺はクラクションを鳴らす。おっさん達とオーガが俺を見る。
俺「ほら!来いよ!」
オーガが怒る。相変わらず魔物は自分が挑発されてるのは分かるらしい。不思議だ。
今はあまり時間を掛けたく無い。迫り来るオーガに気を使う事無く一瞬で斬り刻む。
アルフレッド「何と!」
フリード「聞いてはいたがこれ程とは!」
俺「親父さん大丈夫か?」
アルフレッド「貴様!公爵閣下に何と言う口の聞き方だ!」
フリード「今はいい。それより何故貴様がここにいる!アイリスはどうした!」
俺「え!・・いや、まぁ・・分断された。」
フリードは俺の肩を掴み激しく揺さ振る。
フリード「何だと!どういう事だ!」
俺「アイリスは光の柱の所に連れてかれた。」
フリードは振り返り、場所を確認すると向おうとする。俺は直ぐにその腕を掴む。
俺「待て待て。あんたが行っても足手纏いだよ。」
フリード「ふざけるな!あの子の身に危険が迫っているのに大人しくしていられるか!亡き妻と約束したのだ!子供達は幸せにするとこんな所で死なせる訳には行かん!」
俺「だから俺がこれから行くんだよ!」
フリード「ぬぐ!・・・・アルフレッド!集められるだけの回復薬と魔力回復薬を持って来い!」
アルフレッド「は!」
俺「そんなの貰っても俺は使えないぞ?」
フリード「馬鹿者!誰が貴様にやると言った!アイリスに用意するのだお前はそれをあの子に届けろ!いいか!必ずあの子を無事に連れ戻せ!分かったな!」
俺「分かってるよ。」
アルフレッド「お持ちしました。」
フリード「良し!行け!」
中々の量の薬品の入った鞄を渡される。俺はバイクの収納部分を確認する。座席を持ち上げ覗くと何故か虹色に輝いていた。そこに乗せると何事も無かった様に収まる。
フリード「何!どういう仕組みだ!」
俺も聞きたい。まぁ、大体どういう事かは分かるけど今は説明してる場合じゃないからとりあえず向かう。
俺「じゃあ行って来るわ。」
俺は再びバイクを走らせる。
そして皆んなのいる広場・・・。
ゴメス「そろそろ限界か?」
ザック「くそ!何故こんなに強い!」
ゴメス「フン、貴様等が弱いだけだ。」
クロード「どうする。このままではお嬢様が。」
シャノン「私も、もう限界です。」
トリッシュ「でもまだ回復薬は使えない。」
そんな時、何処からか"ドッドッド"と聞き慣れない大きな音がした。
キース「何ですか?このやかましい音は?」
トリッシュ「何の音かは分からないけどなんとなく誰が来たかは分かるわ。」
ザック「ああ、儂そう思う。」
"ブワァン"と音を立て現れたのは鉄の馬らしき物に跨ったシリウスだった。
一応、俺の特殊能力と言うべきかやろうと思えば何でも出来る能力はこういう時凄く役に立つ。王都の東門を潜ると驚きの光景が広がる。魔物が王都を徘徊している。マジかよ!面倒臭いな。まぁ、良いや。とりあえずほぼシカトだ。今は皆んなを優先する為にバイクを走らせる。そしてしばらく行くと何処かで見た人物が魔物とやり合ってる。
あ!アイリスの親父さん!執事のおっさんと一緒にオーガにやられそう。俺はクラクションを鳴らす。おっさん達とオーガが俺を見る。
俺「ほら!来いよ!」
オーガが怒る。相変わらず魔物は自分が挑発されてるのは分かるらしい。不思議だ。
今はあまり時間を掛けたく無い。迫り来るオーガに気を使う事無く一瞬で斬り刻む。
アルフレッド「何と!」
フリード「聞いてはいたがこれ程とは!」
俺「親父さん大丈夫か?」
アルフレッド「貴様!公爵閣下に何と言う口の聞き方だ!」
フリード「今はいい。それより何故貴様がここにいる!アイリスはどうした!」
俺「え!・・いや、まぁ・・分断された。」
フリードは俺の肩を掴み激しく揺さ振る。
フリード「何だと!どういう事だ!」
俺「アイリスは光の柱の所に連れてかれた。」
フリードは振り返り、場所を確認すると向おうとする。俺は直ぐにその腕を掴む。
俺「待て待て。あんたが行っても足手纏いだよ。」
フリード「ふざけるな!あの子の身に危険が迫っているのに大人しくしていられるか!亡き妻と約束したのだ!子供達は幸せにするとこんな所で死なせる訳には行かん!」
俺「だから俺がこれから行くんだよ!」
フリード「ぬぐ!・・・・アルフレッド!集められるだけの回復薬と魔力回復薬を持って来い!」
アルフレッド「は!」
俺「そんなの貰っても俺は使えないぞ?」
フリード「馬鹿者!誰が貴様にやると言った!アイリスに用意するのだお前はそれをあの子に届けろ!いいか!必ずあの子を無事に連れ戻せ!分かったな!」
俺「分かってるよ。」
アルフレッド「お持ちしました。」
フリード「良し!行け!」
中々の量の薬品の入った鞄を渡される。俺はバイクの収納部分を確認する。座席を持ち上げ覗くと何故か虹色に輝いていた。そこに乗せると何事も無かった様に収まる。
フリード「何!どういう仕組みだ!」
俺も聞きたい。まぁ、大体どういう事かは分かるけど今は説明してる場合じゃないからとりあえず向かう。
俺「じゃあ行って来るわ。」
俺は再びバイクを走らせる。
そして皆んなのいる広場・・・。
ゴメス「そろそろ限界か?」
ザック「くそ!何故こんなに強い!」
ゴメス「フン、貴様等が弱いだけだ。」
クロード「どうする。このままではお嬢様が。」
シャノン「私も、もう限界です。」
トリッシュ「でもまだ回復薬は使えない。」
そんな時、何処からか"ドッドッド"と聞き慣れない大きな音がした。
キース「何ですか?このやかましい音は?」
トリッシュ「何の音かは分からないけどなんとなく誰が来たかは分かるわ。」
ザック「ああ、儂そう思う。」
"ブワァン"と音を立て現れたのは鉄の馬らしき物に跨ったシリウスだった。
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