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[Worldtrace2]
[2]の決着
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時間は砦の壁が破壊され、シリウス達が飛び出して来た直後だった。エレナは仲間達の所へと戻る。
エレナ「おい!状況は?・・・・あいつ、何してる?」
トリッシュ「状況?・・・殴り合ってる?」
シャノン「えっと?現れてからずっと何故か殴り合いしてます。」
エレナ「はぁ、何でだ?」
ジン「何か腹の立つ事でもあったんじゃないか?」
エリス「そういう事なのか?」
その場所の反対側には同じく状況を見ている傭兵達がいた。
ティム「シリウス勝つかな?」
ゲイツ「は!小僧が負けるかよ!全財産、賭けても良いぜ。」
ティムが振り返る。
ティム「皆んな!団長がシリウスの勝ちに全財産賭けるってよ!」
傭兵「良し!じゃあ俺達はあっちの魔族だな。頑張れ大将!」
ゲイツ「はぁ?賭けなんて知るかよ!それに賭けるならもう少し考えさせろ!・・・全財産とかは、ちょっと・・・。」
ティム「残念だな!受け付けは今終了した。後は結果待ち。」
ゲイツ「お前、ふざけるよ!そんなのアリか!」
更に場所を変え中央付近。クリスとアレックスがいた。
アレックス「ジェイド。」
クリス「知り合いですか?」
アレックス「私の師であり、育ての父でもある。それで?あの男はお前の知り合いか?」
アレックスはシリウスを指して聞く。
クリス「あの人は僕に戦い方を教えてくれた先生です。」
アレックス「フッ。そうか。」
アレックスは思う。自分達の師が共に鎬を削っているとは、なんと不思議な巡り合わせだろうと。
そして最後の瞬間が訪れ、互いの拳が双方の顔に当たる。ジェイドは左頬を殴打されるが、シリウスは顳顬に当たり意識が無くなった。ジェイドはここが最後の機会と残りの魔力の全てを右脚へと集める。
ジン・エレナ「シリウス!」
ゲイツ「おい!小僧!ふざけるな!勝て!じゃないと俺の全財産が!」
クリス「先生!」
アレックス「決めろ!ジェイド!」
アイリス「シリウス!前!来てる!右の回し蹴りが来てる!」
シリウスはギリギリで意識を取り戻し、蹴りを受け止めた。そしてジェイドを空中へ打ち上げ、渾身の一撃で地面に叩き付ける。
地面は抉れ土煙りが上がり、ジェイドの起き上がる気配は無かった。シリウスは空を見上げると限界が来たのか、膝から崩れ仰向けに倒れる。
アイリス「シ、シリウス?」
クリス「あ!姉上!ちょっと待って下さい!」
駆け寄ろうとするアイリスの腕をクリスが掴む。
アイリス「え?何でよ?」
クロード「お嬢様!不本意ながら私からもお願い致します。しばらくお待ち下さい。」
アイリス「いや、だから何でよ!決着、付いたでしょ?」
シリウス「はぁ、はぁ。」
ジェイド「が!かは!はぁ、はぁ。」
シリウス「はぁ、少しは・・気が晴れたか?」
ジェイド「はぁ、はぁ、お前、の方が・・・。」
シリウス「あ?」
ジェイド「お前の方が・・・・1発多い。」
シリウス「・・・・。」
ジェイド「・・・・。」
シリウス「・・・・はぁ?お前まだ足り無いのか!」
ジェイド「ふざけるな!流石にこれ以上は戦えない。もし戦うなら身体の傷が癒えた後。お前を殴る気になった時だ。しばらくは・・要らない。」
シリウス「そうかよ。はぁ。・・・で?済んだのか?」
ジェイド「そう言うお前はどうなんだ?"八つ当たり"と言っていたろ?」
シリウス「ふぅ。そうだな・・・・少しは、晴れた。」
ジェイド「はははは!これだけ人を殴って置いて"少し"か。」
シリウス「お前だって散々俺の事殴ったろ!とにかく、俺の場合はお前と違って相手は生きてるからな。そこまで関係ないお前を殴って気分が良いかって言うと少し違うだろ?」
ジェイド「そうか。・・・それにしても腹立たしい程の晴天だな。」
シリウスが空を見ると確かに青空だった。喧嘩を始めてそれなりに経った気がしていた。けど、まだ空は明るかった。
ジェイド「しかし、心はこの空に負け無いくらい晴れ晴れとしている。」
シリウス「へっ、そうかよ。」
ジェイド「だが、それとは別にまだ"殺せ!憎め!許すな!"と何かが叫んでいる。」
シリウス「・・・・。」
ジェイド「ただ、今だけは。この瞬間だけは許してくれないだろうか。」
シリウス「別に、あんたが復讐を忘れても、あんたの奥さんや娘さんは怒らないさ。」
ジェイド「そうかな。そうだと良いな。」
ジェイドは話を終えるとスッと目を閉じる。呼吸の様子から生きている事は確認出来る。大丈夫そうだと納得したシリウスは再び空を見る。改めて見た空は本当に快晴だった。何気なく空を見つめていると急に影が出て視界を遮る。
シリウス「・・・・。」
アイリス「・・・・。」
シリウス「あれ?いたの?」
アイリス「そりゃいるわよ。同じ戦場にいるんだから。」
シリウス「そ、そうか。」
アイリス「はぁ、あのね。ここは剣と魔法の異世界よ?」
シリウス「え?・・・うん。」
アイリス「何でそのラストバトルが喧嘩バトルなの?」
シリウス「いや、だって・・・・。」
アイリス「もっとスマートに出来なかった?」
シリウス「済みませんね。『地球』にいた時からスマートとは縁が無いんだよ。俺は。」
アイリス「で?少しはスッキリした?」
アイリスが手を出して来る。シリウスが掴むと引き起こして貰う。
シリウス「少しだけな。」
そこまで来てやっと周りを見る余裕が出て来た。
シリウス「あれ?何で皆んな見てるの?フェンリルとの戦いは?」
アイリス「貴方が砦から飛び出て来た時には終わってたわよ。」
シリウス「マジかよ。」
ゲイツ「勝ったぁ!」
ティム「ぎゃあぁぁ!負けたぁ!」
その時、遠くで傭兵達の騒ぐ声が聞こえた。まさか自分達の戦いで賭けをしていた訳じゃないよな?と腹を立てる。しかし、ハッキリ言って今回の事は私怨から来る私闘だ。あまり文句も言え無い。
シリウスがアイリスと話している間に1人の魔族がジェイドに近付く。魔族の王子、アレックスだった。
アレックス「ジェイド。」
ジェイド「アレックス。・・・済まない。負けてしまったよ。」
アレックス「ジェイド。今回の戦さ。本来、父の遺言を実行するならば必要は無かった。一族を守る。それだけだからな。だが、私にそれは出来なかった。貴方は私に取って、師であると同時に"父"だとも思っている。」
ジェイド「アレックス。」
アレックス「そんな"父"が毎夜、苦しんでいた事は知っていた。だからこの戦さを始めた。」
ジェイド「・・・・。」
アレックス「だが、それは私の我儘だ。ただの自己満足だ。一族を巻き込んで酷いと思われるかも知れないが。」
ジェイド「アレックス、済まない。」
アレックス「ジェイド、少しは気が晴れたか?」
ジェイド「ああ、充分だ。ありがとう。」
アレックスは頷くとクリスの方へと近付く。
アレックス「お前が代表だったな。」
クリス「ええ。改めまして、僕が代表のクリストファー・スワロウ公爵です。」
シリウスはここで話の邪魔をする訳にはいかない為、声には出さなかった。だが勝手に"公爵"を名乗って大丈夫なのかと不思議に思い、アイリスに視線を送る。
アイリスもシリウスの視線から言いたい事は分かった。しかし状況が理解出来ず首を左右に振る。2人はクリスがこれから何を言うのか見守る事にした。
アレックス「今回の騒動は全て私の主導で起こした事。全責任は私にある。どうか私の首1つで許していただけないだろうか。」
ジェイド「いや、待て!きっかけは俺だ!首が必要なら俺の首だ!アレックスは許してやってくれ!」
アレックス「ジェイド!」
クリス「お2人共。少し落ち着いて下さい。あれを持って来てくれ。」
クリスが部下に何かの書類を持って来させていた。それを受け取るとそのままアレックスに渡す。
アレックス「これは!しかしこの条件は!」
クリスはアレックスに微笑みを返すとその場にいた全員に向けて話し始める。
クリス「私はクリストファー・スワロウ!スワロウ公爵家の者です!皆さん色々と思う所はあるでしょう。ですがどうかここは私に預けてはいただけないでしょうか?お願いします。」
公爵家の人間に"預けろ。"と言われて意見を言える者はいないだろう。ただこの場にいない貴族達は納得しないかも知れない。それに気付いたかは分からないが、数名の人間が手を上げる。
ゲイツ「俺は近くの街で辺境伯をしてるゲイツだ。俺は構わないぜ。坊ちゃんに預ける。」
ジン「俺も"伯爵"だ。とは言ってもまだ苗字は決めて無いけど。とにかく俺も難しい事分からないし預けるよ。」
マット「わ、我々も公爵様に御預けいたします。」
スレイ達も頷き、複数の貴族による同意で既成事実が作られた。これで正式にこの魔族との戦争は公爵預かりという事になった。
クリス「ふぅ。」
アイリス「お疲れ様。」
シリウス「色々、大丈夫なのか?」
クリス「ええ。ですから先生・・・いえ、"義兄上"にも協力して貰いますよ。」
シリウス「まぁ、俺に出来る事なら幾らでも協力するけど・・・・。ん?"アニウエ"?」
シリウスが聞き返すとニッコリ笑うクリス。シリウスはどうにも嫌な予感がする。結果としてはこの予感は当たりだった。
エレナ「おい!状況は?・・・・あいつ、何してる?」
トリッシュ「状況?・・・殴り合ってる?」
シャノン「えっと?現れてからずっと何故か殴り合いしてます。」
エレナ「はぁ、何でだ?」
ジン「何か腹の立つ事でもあったんじゃないか?」
エリス「そういう事なのか?」
その場所の反対側には同じく状況を見ている傭兵達がいた。
ティム「シリウス勝つかな?」
ゲイツ「は!小僧が負けるかよ!全財産、賭けても良いぜ。」
ティムが振り返る。
ティム「皆んな!団長がシリウスの勝ちに全財産賭けるってよ!」
傭兵「良し!じゃあ俺達はあっちの魔族だな。頑張れ大将!」
ゲイツ「はぁ?賭けなんて知るかよ!それに賭けるならもう少し考えさせろ!・・・全財産とかは、ちょっと・・・。」
ティム「残念だな!受け付けは今終了した。後は結果待ち。」
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更に場所を変え中央付近。クリスとアレックスがいた。
アレックス「ジェイド。」
クリス「知り合いですか?」
アレックス「私の師であり、育ての父でもある。それで?あの男はお前の知り合いか?」
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クリス「あの人は僕に戦い方を教えてくれた先生です。」
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そして最後の瞬間が訪れ、互いの拳が双方の顔に当たる。ジェイドは左頬を殴打されるが、シリウスは顳顬に当たり意識が無くなった。ジェイドはここが最後の機会と残りの魔力の全てを右脚へと集める。
ジン・エレナ「シリウス!」
ゲイツ「おい!小僧!ふざけるな!勝て!じゃないと俺の全財産が!」
クリス「先生!」
アレックス「決めろ!ジェイド!」
アイリス「シリウス!前!来てる!右の回し蹴りが来てる!」
シリウスはギリギリで意識を取り戻し、蹴りを受け止めた。そしてジェイドを空中へ打ち上げ、渾身の一撃で地面に叩き付ける。
地面は抉れ土煙りが上がり、ジェイドの起き上がる気配は無かった。シリウスは空を見上げると限界が来たのか、膝から崩れ仰向けに倒れる。
アイリス「シ、シリウス?」
クリス「あ!姉上!ちょっと待って下さい!」
駆け寄ろうとするアイリスの腕をクリスが掴む。
アイリス「え?何でよ?」
クロード「お嬢様!不本意ながら私からもお願い致します。しばらくお待ち下さい。」
アイリス「いや、だから何でよ!決着、付いたでしょ?」
シリウス「はぁ、はぁ。」
ジェイド「が!かは!はぁ、はぁ。」
シリウス「はぁ、少しは・・気が晴れたか?」
ジェイド「はぁ、はぁ、お前、の方が・・・。」
シリウス「あ?」
ジェイド「お前の方が・・・・1発多い。」
シリウス「・・・・。」
ジェイド「・・・・。」
シリウス「・・・・はぁ?お前まだ足り無いのか!」
ジェイド「ふざけるな!流石にこれ以上は戦えない。もし戦うなら身体の傷が癒えた後。お前を殴る気になった時だ。しばらくは・・要らない。」
シリウス「そうかよ。はぁ。・・・で?済んだのか?」
ジェイド「そう言うお前はどうなんだ?"八つ当たり"と言っていたろ?」
シリウス「ふぅ。そうだな・・・・少しは、晴れた。」
ジェイド「はははは!これだけ人を殴って置いて"少し"か。」
シリウス「お前だって散々俺の事殴ったろ!とにかく、俺の場合はお前と違って相手は生きてるからな。そこまで関係ないお前を殴って気分が良いかって言うと少し違うだろ?」
ジェイド「そうか。・・・それにしても腹立たしい程の晴天だな。」
シリウスが空を見ると確かに青空だった。喧嘩を始めてそれなりに経った気がしていた。けど、まだ空は明るかった。
ジェイド「しかし、心はこの空に負け無いくらい晴れ晴れとしている。」
シリウス「へっ、そうかよ。」
ジェイド「だが、それとは別にまだ"殺せ!憎め!許すな!"と何かが叫んでいる。」
シリウス「・・・・。」
ジェイド「ただ、今だけは。この瞬間だけは許してくれないだろうか。」
シリウス「別に、あんたが復讐を忘れても、あんたの奥さんや娘さんは怒らないさ。」
ジェイド「そうかな。そうだと良いな。」
ジェイドは話を終えるとスッと目を閉じる。呼吸の様子から生きている事は確認出来る。大丈夫そうだと納得したシリウスは再び空を見る。改めて見た空は本当に快晴だった。何気なく空を見つめていると急に影が出て視界を遮る。
シリウス「・・・・。」
アイリス「・・・・。」
シリウス「あれ?いたの?」
アイリス「そりゃいるわよ。同じ戦場にいるんだから。」
シリウス「そ、そうか。」
アイリス「はぁ、あのね。ここは剣と魔法の異世界よ?」
シリウス「え?・・・うん。」
アイリス「何でそのラストバトルが喧嘩バトルなの?」
シリウス「いや、だって・・・・。」
アイリス「もっとスマートに出来なかった?」
シリウス「済みませんね。『地球』にいた時からスマートとは縁が無いんだよ。俺は。」
アイリス「で?少しはスッキリした?」
アイリスが手を出して来る。シリウスが掴むと引き起こして貰う。
シリウス「少しだけな。」
そこまで来てやっと周りを見る余裕が出て来た。
シリウス「あれ?何で皆んな見てるの?フェンリルとの戦いは?」
アイリス「貴方が砦から飛び出て来た時には終わってたわよ。」
シリウス「マジかよ。」
ゲイツ「勝ったぁ!」
ティム「ぎゃあぁぁ!負けたぁ!」
その時、遠くで傭兵達の騒ぐ声が聞こえた。まさか自分達の戦いで賭けをしていた訳じゃないよな?と腹を立てる。しかし、ハッキリ言って今回の事は私怨から来る私闘だ。あまり文句も言え無い。
シリウスがアイリスと話している間に1人の魔族がジェイドに近付く。魔族の王子、アレックスだった。
アレックス「ジェイド。」
ジェイド「アレックス。・・・済まない。負けてしまったよ。」
アレックス「ジェイド。今回の戦さ。本来、父の遺言を実行するならば必要は無かった。一族を守る。それだけだからな。だが、私にそれは出来なかった。貴方は私に取って、師であると同時に"父"だとも思っている。」
ジェイド「アレックス。」
アレックス「そんな"父"が毎夜、苦しんでいた事は知っていた。だからこの戦さを始めた。」
ジェイド「・・・・。」
アレックス「だが、それは私の我儘だ。ただの自己満足だ。一族を巻き込んで酷いと思われるかも知れないが。」
ジェイド「アレックス、済まない。」
アレックス「ジェイド、少しは気が晴れたか?」
ジェイド「ああ、充分だ。ありがとう。」
アレックスは頷くとクリスの方へと近付く。
アレックス「お前が代表だったな。」
クリス「ええ。改めまして、僕が代表のクリストファー・スワロウ公爵です。」
シリウスはここで話の邪魔をする訳にはいかない為、声には出さなかった。だが勝手に"公爵"を名乗って大丈夫なのかと不思議に思い、アイリスに視線を送る。
アイリスもシリウスの視線から言いたい事は分かった。しかし状況が理解出来ず首を左右に振る。2人はクリスがこれから何を言うのか見守る事にした。
アレックス「今回の騒動は全て私の主導で起こした事。全責任は私にある。どうか私の首1つで許していただけないだろうか。」
ジェイド「いや、待て!きっかけは俺だ!首が必要なら俺の首だ!アレックスは許してやってくれ!」
アレックス「ジェイド!」
クリス「お2人共。少し落ち着いて下さい。あれを持って来てくれ。」
クリスが部下に何かの書類を持って来させていた。それを受け取るとそのままアレックスに渡す。
アレックス「これは!しかしこの条件は!」
クリスはアレックスに微笑みを返すとその場にいた全員に向けて話し始める。
クリス「私はクリストファー・スワロウ!スワロウ公爵家の者です!皆さん色々と思う所はあるでしょう。ですがどうかここは私に預けてはいただけないでしょうか?お願いします。」
公爵家の人間に"預けろ。"と言われて意見を言える者はいないだろう。ただこの場にいない貴族達は納得しないかも知れない。それに気付いたかは分からないが、数名の人間が手を上げる。
ゲイツ「俺は近くの街で辺境伯をしてるゲイツだ。俺は構わないぜ。坊ちゃんに預ける。」
ジン「俺も"伯爵"だ。とは言ってもまだ苗字は決めて無いけど。とにかく俺も難しい事分からないし預けるよ。」
マット「わ、我々も公爵様に御預けいたします。」
スレイ達も頷き、複数の貴族による同意で既成事実が作られた。これで正式にこの魔族との戦争は公爵預かりという事になった。
クリス「ふぅ。」
アイリス「お疲れ様。」
シリウス「色々、大丈夫なのか?」
クリス「ええ。ですから先生・・・いえ、"義兄上"にも協力して貰いますよ。」
シリウス「まぁ、俺に出来る事なら幾らでも協力するけど・・・・。ん?"アニウエ"?」
シリウスが聞き返すとニッコリ笑うクリス。シリウスはどうにも嫌な予感がする。結果としてはこの予感は当たりだった。
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