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不意の休日
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ルーク「え~っと、どうしようか?」
麗菜「私は水神麗菜です。貴方は?」
ルーク「え?う~ん。」
使用人「お嬢様。先程から一体どなたとお話しを?」
麗菜「え?」
ルーク「ああ、俺、普通の人には見えないんだよ。」
麗菜「貴方、一体・・・。」
使用人「お嬢様。一度、医師に診てもらいましょう。先程の異形による怪我が無いか確かめなければ。」
麗菜「分かりました。・・・え?」
麗菜が使用人との会話を終え、再び視線を戻した時にはルークの姿は何処にも無かった。
アーガス「え?何?見られたの?」
ルーク「え~っと、はい。」
アーガス「へぇ、気を付けてね。」
ルーク「それだけですか?」
アーガス「まぁ、今更言ってもね。次回は気を付けようって話でしょ?」
ルーク「はぁ、で?次は?」
アーガス「おお流石!でも今直ぐする仕事は現在ありません。」
ルーク「え?急に仕事無しですか?」
アーガス「他の部下達も頑張ってくれてるからね。今は何故か落ち着いてるんだよ。とにかく次があるまで休んでてよ。」
アーガスに言われルークは部屋を出る。突然の暇で手持ち無沙汰になる。
ルーク「取り敢えずに休憩室行くか。」
モニカ「あ!ルーク!お疲れ。」
休憩室に着くと見知った顔、モニカがいた。
モニカ「そっちも暇になった感じ?」
ルーク「うん。」
モニカ「嵐の前の静けさだったりして。」
ルーク「ん?何それ?」
モニカ「危険が迫ってる時は一瞬だけど穏やかな状況になるの。」
ルーク「え?怖っ!」
カール「何を恐れる。余が全てを蹴散らす故、何も恐るるに足らぬ。」
モニカ「誰?」
ルーク「第三係所属のカール。俺の友達だよ。」
カール「フンッ。」
モニカ「へぇ~。否定、しないんだ。」
モニカの発言を無視し、カールはルークへと徐に右手を向ける。
カール「余は市井の作法に疎い。故に分からぬ。余は先程、極寒の地より舞い戻った。余は牛の乳を混ぜた緑の煮汁を所望する。」
モニカ「え?何言ってんの?」
ルーク「飲み物の買い方が分からないって話だと思うよ。最後のは多分欲しい飲み物の事だと・・・。」
モニカ「はぁ?自分で買いなさいよ!」
カール「フンッ!」
モニカ「こいつ!」
ルーク「2人共、喧嘩は駄目だよ。ほら。」
カールからお金を受け取り自販機へ向かう。
モニカ「ルーク、甘やかすのは良く無いんじゃない?人は自分から行動しないと成長しないと思うけど。」
カール「成長?余は既に完成されている。余が更なる高みへ至るならば、それは進化である。」
モニカ「はぁ?だったら直ぐに進化しなさいよ!今変わらないなら一生変われないわよ!」
カール「フッ、貴様の様な小娘には理解出来ぬ話だったか。」
モニカ「はぁ?ていうか小娘って私達、歳変わらないでしょ!」
2人の口喧嘩はヒートアップしている。ルークそんな2人を尻目に飲み物の購入を始める。
ルーク「え~っと、極寒の地って言ってたからホットだな。牛の乳だから牛乳が入った・・緑の煮汁?ああ抹茶オレか。・・・ほい、カール。」
ルークはカールへ抹茶オレを渡す。
カール「先程言った筈だ。市井の作法は知らぬと。」
ルーク「え?・・・ああ、蓋の開け方が分からないって事か。」
モニカ「そこまでする?あんたもそれくらい覚えなさいって!」
カールは構わず飲み物を口に流し込む。
カール「うむ。美味である。」
モニカ「まぁ、良いわ。ねぇ、ルーク?暇なら一緒にご飯行かない?」
ルーク「俺、店とか知らないよ?」
モニカ「大丈夫。近くにファミレスあるから。行こう。」
ルーク「カールも行く?」
モニカ「え?」
カール「ふむ。市井の料理は口に合うか分からぬ。」
モニカ「ほら、行かないって。」
カール「だが、ルークよ。貴様がどうしてもと言うなら行ってやらない事も無い。」
ルーク「おお、行こう!どうしても!」
モニカ「嘘っ!来るの?」
とにかく3人でレストランへ向かった。
ルーク「美味しかったな。」
モニカ「でしょ?」
カール「うむ。中々に美味であった。」
モニカ「フフンッ。認めたわね。」
カール「フンッ!この料理を作ったシェフを認めただけだ。貴様を褒めた訳では無い。おい、鉄人形。中々に美味であった。余が直接褒めて遣わす。シェフを呼べ。」
配膳ロボ「シェフ?」
モニカ「ああ!良いの!気にしないで皿片付けて。」
配膳ロボ「畏マリマシタ。ゴユックリ、オ寛ギ下サイ。」
モニカ「ここのレストランは機械しかいないし、工場で作った物をただ温めただけだから。」
ルーク「え?そうなんだ?料理人もいないのにこんなに美味しいなんて。凄いね。」
カール「フム、確かに余を満足させるとは大した腕だ。」
モニカ「だから既に計算して作られてるから腕は関係無いって。そもそもあんたを満足させたからって別に凄く無いでしょ。」
カール「・・・・・ルークよ。一言、言わせて貰う。」
モニカ「?」
ルーク「ん?何?」
カール「友は選べ。お前の品位を疑われるぞ。」
モニカ「はぁ?それは私の台詞よ!あんたみたいな非常識に手足が生えた様な奴の方が問題でしょ!」
カール「民達が余の思想に従う。それがこの世の理。常識とは常に余と共にある物だ。」
モニカ「この独裁者、1発殴って良い?」
ルーク「喧嘩の流れならあり、かな?」
カール「余を殴る?不敬だぞ!とは言え貴様如きでは余に触れる事も出来まい。」
モニカ「誰が触るもんですか!遠距離から撃ち抜いてやるわよ!」
ルーク「ねぇ、そろそろ行こう。目立って来たよ。」
ルークは宥めつつ2人を連れ外に出る。
モニカ「とにかく!こんなのとは付き合わない方が良いよ。」
カール「ルークよ。生き方は選べる物だ。考える事を諦めるな。」
モニカ「どういう意味よ!」
互いに睨み合い、フンッと言いながらそれぞれ別々に歩いて行く。
ルーク「賑やかな食事会だったな。さて、今日は帰ろう。」
それはルークが死神になって初めて過ごす穏やかな日だった。しかし、そんな穏やかな時間は長く続かない。モニカの言う通り、この静寂はこれから起きる騒動の兆しだった。
麗菜「私は水神麗菜です。貴方は?」
ルーク「え?う~ん。」
使用人「お嬢様。先程から一体どなたとお話しを?」
麗菜「え?」
ルーク「ああ、俺、普通の人には見えないんだよ。」
麗菜「貴方、一体・・・。」
使用人「お嬢様。一度、医師に診てもらいましょう。先程の異形による怪我が無いか確かめなければ。」
麗菜「分かりました。・・・え?」
麗菜が使用人との会話を終え、再び視線を戻した時にはルークの姿は何処にも無かった。
アーガス「え?何?見られたの?」
ルーク「え~っと、はい。」
アーガス「へぇ、気を付けてね。」
ルーク「それだけですか?」
アーガス「まぁ、今更言ってもね。次回は気を付けようって話でしょ?」
ルーク「はぁ、で?次は?」
アーガス「おお流石!でも今直ぐする仕事は現在ありません。」
ルーク「え?急に仕事無しですか?」
アーガス「他の部下達も頑張ってくれてるからね。今は何故か落ち着いてるんだよ。とにかく次があるまで休んでてよ。」
アーガスに言われルークは部屋を出る。突然の暇で手持ち無沙汰になる。
ルーク「取り敢えずに休憩室行くか。」
モニカ「あ!ルーク!お疲れ。」
休憩室に着くと見知った顔、モニカがいた。
モニカ「そっちも暇になった感じ?」
ルーク「うん。」
モニカ「嵐の前の静けさだったりして。」
ルーク「ん?何それ?」
モニカ「危険が迫ってる時は一瞬だけど穏やかな状況になるの。」
ルーク「え?怖っ!」
カール「何を恐れる。余が全てを蹴散らす故、何も恐るるに足らぬ。」
モニカ「誰?」
ルーク「第三係所属のカール。俺の友達だよ。」
カール「フンッ。」
モニカ「へぇ~。否定、しないんだ。」
モニカの発言を無視し、カールはルークへと徐に右手を向ける。
カール「余は市井の作法に疎い。故に分からぬ。余は先程、極寒の地より舞い戻った。余は牛の乳を混ぜた緑の煮汁を所望する。」
モニカ「え?何言ってんの?」
ルーク「飲み物の買い方が分からないって話だと思うよ。最後のは多分欲しい飲み物の事だと・・・。」
モニカ「はぁ?自分で買いなさいよ!」
カール「フンッ!」
モニカ「こいつ!」
ルーク「2人共、喧嘩は駄目だよ。ほら。」
カールからお金を受け取り自販機へ向かう。
モニカ「ルーク、甘やかすのは良く無いんじゃない?人は自分から行動しないと成長しないと思うけど。」
カール「成長?余は既に完成されている。余が更なる高みへ至るならば、それは進化である。」
モニカ「はぁ?だったら直ぐに進化しなさいよ!今変わらないなら一生変われないわよ!」
カール「フッ、貴様の様な小娘には理解出来ぬ話だったか。」
モニカ「はぁ?ていうか小娘って私達、歳変わらないでしょ!」
2人の口喧嘩はヒートアップしている。ルークそんな2人を尻目に飲み物の購入を始める。
ルーク「え~っと、極寒の地って言ってたからホットだな。牛の乳だから牛乳が入った・・緑の煮汁?ああ抹茶オレか。・・・ほい、カール。」
ルークはカールへ抹茶オレを渡す。
カール「先程言った筈だ。市井の作法は知らぬと。」
ルーク「え?・・・ああ、蓋の開け方が分からないって事か。」
モニカ「そこまでする?あんたもそれくらい覚えなさいって!」
カールは構わず飲み物を口に流し込む。
カール「うむ。美味である。」
モニカ「まぁ、良いわ。ねぇ、ルーク?暇なら一緒にご飯行かない?」
ルーク「俺、店とか知らないよ?」
モニカ「大丈夫。近くにファミレスあるから。行こう。」
ルーク「カールも行く?」
モニカ「え?」
カール「ふむ。市井の料理は口に合うか分からぬ。」
モニカ「ほら、行かないって。」
カール「だが、ルークよ。貴様がどうしてもと言うなら行ってやらない事も無い。」
ルーク「おお、行こう!どうしても!」
モニカ「嘘っ!来るの?」
とにかく3人でレストランへ向かった。
ルーク「美味しかったな。」
モニカ「でしょ?」
カール「うむ。中々に美味であった。」
モニカ「フフンッ。認めたわね。」
カール「フンッ!この料理を作ったシェフを認めただけだ。貴様を褒めた訳では無い。おい、鉄人形。中々に美味であった。余が直接褒めて遣わす。シェフを呼べ。」
配膳ロボ「シェフ?」
モニカ「ああ!良いの!気にしないで皿片付けて。」
配膳ロボ「畏マリマシタ。ゴユックリ、オ寛ギ下サイ。」
モニカ「ここのレストランは機械しかいないし、工場で作った物をただ温めただけだから。」
ルーク「え?そうなんだ?料理人もいないのにこんなに美味しいなんて。凄いね。」
カール「フム、確かに余を満足させるとは大した腕だ。」
モニカ「だから既に計算して作られてるから腕は関係無いって。そもそもあんたを満足させたからって別に凄く無いでしょ。」
カール「・・・・・ルークよ。一言、言わせて貰う。」
モニカ「?」
ルーク「ん?何?」
カール「友は選べ。お前の品位を疑われるぞ。」
モニカ「はぁ?それは私の台詞よ!あんたみたいな非常識に手足が生えた様な奴の方が問題でしょ!」
カール「民達が余の思想に従う。それがこの世の理。常識とは常に余と共にある物だ。」
モニカ「この独裁者、1発殴って良い?」
ルーク「喧嘩の流れならあり、かな?」
カール「余を殴る?不敬だぞ!とは言え貴様如きでは余に触れる事も出来まい。」
モニカ「誰が触るもんですか!遠距離から撃ち抜いてやるわよ!」
ルーク「ねぇ、そろそろ行こう。目立って来たよ。」
ルークは宥めつつ2人を連れ外に出る。
モニカ「とにかく!こんなのとは付き合わない方が良いよ。」
カール「ルークよ。生き方は選べる物だ。考える事を諦めるな。」
モニカ「どういう意味よ!」
互いに睨み合い、フンッと言いながらそれぞれ別々に歩いて行く。
ルーク「賑やかな食事会だったな。さて、今日は帰ろう。」
それはルークが死神になって初めて過ごす穏やかな日だった。しかし、そんな穏やかな時間は長く続かない。モニカの言う通り、この静寂はこれから起きる騒動の兆しだった。
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