狂うほどに愛したい ~野球部補欠のオレでも超可愛い巨乳美少女マネージャーと熱い恋をしたい~ (健全版)

湯島二雨

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第11章…家でデート

エロDVD

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 オレの部屋の中をキョロキョロと見渡す美希。そんなに見られると緊張する。

女の子を部屋に入れるのが初めてなオレは緊張の極みだった。あっという間にオレの部屋が浄化され美希のいい匂いでいっぱいになる。

好きな女の子が自分の部屋にいるなんて、数ヶ月前までは夢にも思ってなかった。本当に美希が彼女なんだなってしみじみ実感して感動する。


「まあ座って楽にしてくれ」

「はい」


美希はベッドに座る。オレも隣に座る。


「あ、グラブいっぱいありますね」

押入れの下の方にグラブやバットなど野球用品を置いてあるのを美希が発見した。

「ああ、昔使ってたヤツだ」

「すごくボロボロになってますね。こんなになるまで練習頑張ってたんですね」

グラブは穴が開いてもう使えないものばかりだ。なんとなく捨てられずにとっといてある。

さすが美希。そういう細かいところまでよく見てくれてる。褒められたオレはすごく嬉しい。マネージャーの鑑だ。今まで野球頑張ってきてよかった。


「……あれ? そこにある段ボールの箱はなんですか?」

「!!!!!!」


そこは細かいところまで見なくていい。

クローゼットの奥にしまってある段ボール。中にはオレのお宝、エロ本やエロDVDが隠してある。
中を見られないようにガムテープでしっかり止めて厳重に対策しておいたが、その厳重さが逆に目立ってしまい美希に即見つけられてしまった。


「あ……ああ、その箱は……! き、気にしないでくれ!」

落ち着け、動揺するな。焦ったら余計怪しまれる。冷静に……

「わかりました、気にしません」

美希はそう言ってニコッと微笑んだ。
エロ系が入っているとわかってて空気読んで気づいてないフリをしてくれているのか、何が入っているのか本当にわかってないのか。どちらかわからんが恥ずかしい部分を突っついてこない美希に心底感謝した。美希やっぱりいい子だ。


「竜先輩、私本当に気にしないですから。大丈夫ですよ」

「……あ、ああ……」

念押しするように言われて、やっぱりエロ系が入ってるのバレてるのがわかってしまって恥ずかしい。
まあ、よく考えてみたら野球部の部室にもエロ本とかいっぱい置いてあるしマネージャーなら部員のエロ事情くらいある程度はわかってるか……
気にするだけ無駄だが恥ずかしいものは恥ずかしい。


「……っ、じゃ、じゃあ、オレ飲み物とかお菓子とか持ってくるから。美希はここでちょっと待っててくれ」

「はーい」


恥ずかしいのをごまかすようにオレは立ち上がり、美希は元気に返事をする。
オレはそそくさと部屋から逃げて1階へ向かう。


 キッチンに来たオレはコーラやポテチを両手に持って、部屋に戻る。
美希はオレの部屋にあるゲーム機に興味を示している様子だった。


「竜先輩、これ最新のゲーム機じゃないですか!」

「ああ、つい最近買った」

受験生のくせにゲームしてる場合かって感じだけど、少しだけ息抜きでたまに麻耶とゲームやってたりする。


「あの、ちょっとゲームしてみてもいいですか!?」

「もちろんいいけど。美希もゲーム好きなの?」

「普段あまりやらないですけど、だからこそ興味あります! 竜先輩と一緒にゲームしたいです!」

「おお、いいな! やるか!」

彼女と家でゲーム。すごく家デートっぽくなってテンション上がってきた。
2人で対戦できるゲームを用意して、ディスクをゲーム機に挿入しようとする。

……あれ? 入れられない? 他のディスク入れっぱなしだったっけ?
オレはイジェクトボタンを押して取り出してみた。

ピッ

ウイーン……


「!!!!!!」

「!!!!!!」


ゲーム機から出てきたディスク。
それを見たオレはピシッと石化し、美希の顔は一瞬にして真っ赤に染まった。


そのディスクのタイトル、『巨乳女子高生のパイ○リ挟射祭り』。
そのタイトルと一緒に大きな乳丸出しの女の子の写真。


どこからどう見ても完全にエロDVDで、完全に美希に見られてしまった。もう言い逃れできない。どうあがいてもごまかせない。

ああああああ!!!!!! とオレの魂の悲鳴が心の中に響いた。
しまった、エロDVDを見てそのままゲーム機に入れっぱなしだったのをすっかり忘れてた。
やってしまった。エロ系は完全に隠したつもりだったのにこんな肝心なことを忘れるガバガバっぷり。後悔してももう遅い。


「ご、ごめん美希、変なもの見せちまって! すぐしまうから……」

オレはできる限り急いでエロDVDを隠そうとする。
……が、美希に手を掴まれて止められた。


「……竜先輩……その、DVD、ちょっとだけ……気になるといいますか……」


!?
ものすごく恥ずかしそうな表情で俯いて小声で言った美希の言葉。小声でもしっかりとオレに伝わったが、信じられない言葉だったので自分の耳を疑わずにはいられなかった。

気になる!? さっきエロ系は気にしないって言ってたのに!?
美希がエロDVDに興味を示すまさかの展開にオレは頭の中がメチャクチャに荒れ狂った。


「……女の子が見ても面白くないと思うけど……そんなに気になるか?」

「もちろんですよ。竜先輩のことならなんでも気になります! 竜先輩の好みがどんなのなのか、すべて知りたいんです!」


美希は真剣に瞳を輝かせていて、オレはドキッとした。好きな女の子にここまで言われて嬉しくない男なんか存在しない。

オレだって同じだ。オレも美希のことならなんでも気になる。美希のすべてが知りたい。美希も同じ気持ちでいてくれたんだ、これ以上幸せなことなんてあるものか。

それに、こんなに可愛い表情で言われたらなんでも教えてあげたくなる。
……が、自分の性癖を好きな女の子にオープンするのはやっぱり敷居が高い。


……いや、待てよ。これはオレにとって非常に好都合なのでは?

美希はエロに興味津々。そしてオレは美希とセックスしたい。
ここでエロDVDを見せればセックスする流れに持っていきやすくなるかもしれない……!!

今のオレ完全にゲスい顔してる。


「……じゃあ、このDVD見るか?」

「え? いいんですか?」


美希は目をキラキラさせて食いついた。なんでこれでガードが堅いんだこの子は。今のところかなり無防備だぞ。



 オレはそのエロDVDを再生し、美希と一緒にベッドに座って観賞する。


『っ、あんっ……らめぇ……』

開始早々女子高生のコスプレをしたAV女優が胸を揉まれて感じているシーンが流れる。

もともとムラムラしていたオレはすぐにセックスする準備が完了した。
いやオレだけ完了してても意味ねーんだよ。隣にいる美希をチラッと見る。

美希はお行儀よく座ったまま真顔でAVを見ていた。AV見てる顔じゃねーよそれ。オレだけ発情してて一番恥ずかしいパターンだ。

でもよく見ると美希もちょっとだけ顔を赤くしていた。オレの100分の1でも興奮してくれればいいんだけど……


―――スッ……

「!!」


美希は何も言わずにそっとオレの身体に寄り添ってきた。

ドキドキドキドキ

身体が密着する。柔らかくて暖かい感触といい匂いでオレの心臓はすぐに限界まで激しく高鳴った。

美希の顔を見る。瞳は潤んでいて恍惚としていて、色っぽい。


オレは勇気を出して美希の肩を抱いた。美希は抵抗せずオレに身を委ねる。

なんて甘い空間……今のところとても順調だ。順調にセックスできる流れに行っている。

いける……いけるぞ。大丈夫だ。
このままいけば美希とセックスできる……!!



―――



 ―――AVが終了し、停止ボタンを押した。
ずっと、オレたちはぴったり密着していた。


「……美希……」

「……竜先輩……」


もう言葉はいらないんじゃないか。このまま押し倒して脱がしても違和感がない空気だ。

言うまでもなく性的興奮MAXなオレ。美希の方もAV再生する前とは明らかに変わった。表情を見れば誘っているように見える。


ドッドッドッドッ

心臓が暴れすぎてる。鼓動が速すぎる。


「美希……いいか……?」

『セックスしていいか?』という意味で聞いた。この流れならこれで伝わっているはずだ。オレの声は震えていた。緊張の頂点に達して全身が沸騰していた。


「…………はい……」


ものすごく小さい声だったが、オレの耳が美希の声を聞き逃すわけがなかった。
今、確かに美希からエッチOKのサインが出た。


―――ドサッ

「きゃっ……!」


しまった。つい力が入ってやや乱暴にベッドに押し倒してしまった。
童貞のオレは余裕がなさすぎる。本当に情けない。


「ごっ、ごめん……!」

「……だ、大丈夫、です……」


恥ずかしそうに目を逸らす美希。可愛すぎる。もう限界まで興奮していたはずなのにまた次の段階の興奮に突入した。


ヤれる……! ヤれるぞ。ついに美希とセックスできる。
好きな女の子で童貞を捨てる時が来た。狂喜の絶頂で頭が壊れそうだった。

美希がOKしてくれた以上、もう誰にもオレは止められない。そのままの勢いで美希の服のボタンに手をかけた。



―――しかし、次の瞬間にはオレは手を止めることになる。


美希の身体が震えていた。泣きそうな表情をしていた。
エッチしていいって言ったはずなのに、明らかに嫌がっている様子だった。


「―――っ、ごめんっ……! イヤだよな……本当にごめん……!!」


オレはハッとしてまた謝り、手を離す。
美希はブンブンと首を横に振って否定した。


「すっ、すいません……っ。違うんです。私、竜先輩と、したいです……!」

「大丈夫、オレのことはいいから。無理すんな」


オレは顔をパンパンと叩いて冷静になった。一度冷静になり美希の身体から退こうとする。
しかし美希がオレの服を掴んで阻止した。


「無理なんてしてません……! 竜先輩とエッチなことをするのがイヤとかそんなこと思ってませんっ!!
―――ただ……」

「……ただ?」


「……男の人とするのが、怖いんです……」


この前の夏祭りでも怖いと言っていた。
美希は男に慣れてると思っていた。経験豊富だと思っていた。しかし現に今の美希はセックスを恐れている。


「……オレ、すごく下手かもしれないけど、頑張るから……」

「違います……そんな心配をしているのではありません……竜先輩は一切悪くないですから……これは私の問題なんです」


―――問題……

オレは美希が好きだ。もっともっと深く美希のことを知りたい。
聞きづらいし聞いちゃいけないかもしれないけど、その問題というものを知りたい。


「……問題って……?」

オレは直球で聞いた。美希は怯えながらもまっすぐオレを見つめる。


「……いつか竜先輩に言わなくちゃってずっと思ってたんです。でも引かれるかもって思って、怖くてなかなか言い出せなくて……」

「引かない。絶対引かない。大丈夫だから。無理はしなくていいけど、美希さえよければ教えてくれ」


「……実は私……」

「うん」


「中1の頃、男の人にレイプされたことがあるんです」


―――!?


レイプ……!?

引かない。引くわけがない。
引かないけど、オレは衝撃を受けて何も言えなくなった。思考回路が停止して硬直する。


「私のハジメテは、好きでもなんでもない初対面の男の人に無理やり奪われました……」


…………

誰か教えてくれ。オレは……なんて言えばいい? 童貞のオレに気の利いたことなんて言えるわけがない。


「それ以来……男の人とするのが怖くて怖くて……経験はその1回だけなんです」


美希の瞳に涙が浮かぶ。


「―――な、泣くな美希!」


オレは焦った。美希の涙を見るのは初めてなので心底動揺した。


「竜先輩……少し長くなりますが私の昔話につき合っていただけませんか? 竜先輩には、私のすべてを知ってもらいたいんです」

「……わかった」


美希のすべてを知りたいと思う気持ちが強いオレは頷いた。

仰向けになっていた美希は上体を起こしてふぅ、と息をつき、話を始めた。


「4年前の春……私が中学校に入学したばかりの頃の話です……」
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