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第41章…行方不明
どこにいるんだ
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※竜視点
―――
―――美希が行方不明になった。
朝、大学に行く前に美希に挨拶をしようと思って美希の家に行ったところ、買い物に行ったきり帰ってこないと美希のお母様から聞かされた。
頭が真っ白になった。
心臓を握り潰された。
肩にかけてたカバンをドサッと落とす。
美希が―――帰ってきていない―――!?
な、なんで。
ど、どういう、ことだ?
「あぁ……美希、どこに行っちゃったの!? まさか、美希の身に何かが……!?
あたしのせいだわ……夜に1人で買い物に行かせるなんてどうかしてた。
ごめんなさい滝川君……あたしのせい……あたしのせいよ……」
美希のお母様はかなり取り乱していた。頭を抱えて尋常じゃない震え方をしていた。
当然だ。大事な大事な娘さんがいきなりいなくなってしまった。
「お、落ちついてくださいお母様、決してお母様のせいではありません!! 警察には連絡しましたか!?」
「あ……いえ、まだ……」
「急いで警察に連絡してください! オレはこの近辺に美希がいないかどうか探してみます!!」
「わ、わかったわ!」
オレは走り出した。
美希―――
美希っ―――
美希っ!!!!!! どこにいるんだ、美希!!!!!!
美希が、家族に何も言わずにいなくなるとは考えにくい。家族との仲も良さそうだし家出の可能性は低い。
何かの事件に巻き込まれた可能性が高い。
ズキンズキンと、心臓が張り裂けそうに痛む。
呼吸がうまくできない。
脂汗が滲んでくる。
苦しい。
お母様には落ちつけと言ったが、オレの方が大パニックに陥っていた。
錯乱して、頭が壊れそうになる。不安で不安でたまらない。
美希に何かあったら、オレは―――
オレは―――!
大学なんか行ってる場合ではなかった。美希が心配で心配で、ひたすら近所を走り回って美希を探した。
以前は公園にいた。もしかしたら公園にいるかもしれない。
猛ダッシュで公園に行った。
いなかった。
心臓がさらにギュッと締めつけられるが苦しんでいるヒマはなく、また走る。
他にも、近所のコンビニ、美容院、病院、本屋など、隈無く探した。
だが、見つからない。
この辺にはいないか!?
もし事件に巻き込まれたなら、この辺にいる可能性は低い。
ちくしょう!!!! どこにいるってんだ!!!!
何1つ手がかりがない。この広すぎる世界で、たった1人の女の子を探し出すのは至難の業。
―――それがどうした!
見つける! 絶対に美希を見つけてやるんだ!!!!
オレん家の近所も、ここから近くて人が多い場所も死に物狂いで探してみるが、見つからず。
恐怖、絶望、焦りが増大していく一方だった。
まさか―――誘拐された!?
だとしたら―――どこか人の目の届かない場所に閉じ込められているかもしれない。
―――ガンッ!!!!!!
オレは、反射的に壁を殴り付けた。
両方の拳に血が滲むが、痛みなんか感じている余裕はない。
ちくしょう―――!!!!!!
ちくしょう!!!!!!
ちくしょう!!!!!!!!
ちくしょう!!!!!!!!!!
オレはまた美希を守れなかった。
何があっても絶対に守るとかデカイ口を叩いておきながら、また―――またやらかした。
無能にも程がある。どれだけ役立たずなのだろうか、オレは。
自分が憎い……!!
オレ、ガ、無能、ナ、セイデ
美希、ハ、マタ、傷ツイテシマウ、カモ、シレナイ
―――ドゴッ!!!!!!
オレは狂った。
美希がいないのが辛すぎて。
また美希を酷い目に遭わせているかもしれない自分が許せなくて。
建物の壁に何度も何度も頭を打ち付けた。
ここは人が多くて、目立つ。周りの人にジロジロと見られる。
「おい……あの男何してんだ? 頭を壁にぶつけてるぞ」
「知るかよ。ただのバカじゃねーの?」
「ねーママー。あのお兄ちゃんさっきから頭をゴンゴンしてるよー?」
「シッ! 見ちゃダメよ」
……周りから何と言われようが、耳に入ってこない。
さすがに頭を打っているうちに激痛で血が垂れてきて、頭が冷えてきた。
……バカか、オレは。自分を責めてるヒマなんてない。
こうしている間にも、美希が大変なことになっているかもしれないんだ。
オレはまた走り出した。
立ち止まっている時間はない。休まず、美希を探さなくては―――
絶対助けるぞ、美希―――!
―――しかし、いくら精神が気張っていても肉体がそれについていけない。
体力には自信があるけど、当然ずっと走り続けられるわけがなく。
体力の限界が訪れ、オレは街中の地面に倒れ込んでしまった。
また周りの人々に白い目で見られる。
惨めすぎる。
ふと、ポケットから自分のスマホが出て地面に転がってることに気づいた。
…………
……こういう時はまずは美希に電話してみればいいんじゃないのか?
そんな簡単なことにも気づかないくらいオレは混乱してたようだ。
すぐに美希に電話をかける。
トゥルルル……
プルルルル……
プルルルル……
頼む、頼む! 出てくれ、美希!!
プルルルル……
プルルルル……
…………出ない。
何度かけても出ない。
―――電話に出ることすらできない状況なのだろうか。
ますます、絶望の底へ呑まれていく―――
―――――――――――――――
※美希視点
私は目が覚めた。
たぶん、次の日……月曜日になったと思う。
部屋には、千佐子ちゃんがいた。
スマホをいじっている。
…………
そのスマホ私のじゃん!
「あ、起きた? おはよう、美希ちゃん」
「おはようじゃないよ! 他人のスマホ勝手に見ないでよ!」
「別にいいじゃない。ここにスッポンポンで監禁してる時点でプライバシーもクソもないんだし。
滝川竜から着信がいっぱい来てるわよ」
!
竜先輩から連絡が!?
私が今絶望的な状況にあることに変わりはないが、竜先輩から連絡が来たというだけで私の心はかなり救われる。
「千佐子ちゃん! スマホ貸して! じゃなかった返して! お願い!」
「貸すわけないでしょ? あんたバカなの? まあ、メッセージの内容くらいは教えてあげるわよ。
『大丈夫か、美希!? 今どこにいる!?』だってさ」
……竜先輩が私のこと心配してくれてる……!
それだけで嬉しくなれる私はある意味幸せかもしれない。
「てか美希ちゃん、あんた滝川竜から来たメッセージすべて大事に保存してるのね~」
「ちょっと、スマホの中見ないで千佐子ちゃん!」
「やーよ。美希ちゃんのスマホは私が預かるわ。あんたが圭ちゃんと付き合うって言うまで返すつもりもないし」
鬼!! 鬼畜!!
いっそスマホ壊して……
「……あの、千佐子ちゃん! 今日学校あるんだけど、学校行きたいんだけど!」
「はぁ? 学校なんて行かせるわけないでしょ? あんた頭大丈夫? 監禁の意味わかってる?」
……やっぱりダメか。
―――
―――美希が行方不明になった。
朝、大学に行く前に美希に挨拶をしようと思って美希の家に行ったところ、買い物に行ったきり帰ってこないと美希のお母様から聞かされた。
頭が真っ白になった。
心臓を握り潰された。
肩にかけてたカバンをドサッと落とす。
美希が―――帰ってきていない―――!?
な、なんで。
ど、どういう、ことだ?
「あぁ……美希、どこに行っちゃったの!? まさか、美希の身に何かが……!?
あたしのせいだわ……夜に1人で買い物に行かせるなんてどうかしてた。
ごめんなさい滝川君……あたしのせい……あたしのせいよ……」
美希のお母様はかなり取り乱していた。頭を抱えて尋常じゃない震え方をしていた。
当然だ。大事な大事な娘さんがいきなりいなくなってしまった。
「お、落ちついてくださいお母様、決してお母様のせいではありません!! 警察には連絡しましたか!?」
「あ……いえ、まだ……」
「急いで警察に連絡してください! オレはこの近辺に美希がいないかどうか探してみます!!」
「わ、わかったわ!」
オレは走り出した。
美希―――
美希っ―――
美希っ!!!!!! どこにいるんだ、美希!!!!!!
美希が、家族に何も言わずにいなくなるとは考えにくい。家族との仲も良さそうだし家出の可能性は低い。
何かの事件に巻き込まれた可能性が高い。
ズキンズキンと、心臓が張り裂けそうに痛む。
呼吸がうまくできない。
脂汗が滲んでくる。
苦しい。
お母様には落ちつけと言ったが、オレの方が大パニックに陥っていた。
錯乱して、頭が壊れそうになる。不安で不安でたまらない。
美希に何かあったら、オレは―――
オレは―――!
大学なんか行ってる場合ではなかった。美希が心配で心配で、ひたすら近所を走り回って美希を探した。
以前は公園にいた。もしかしたら公園にいるかもしれない。
猛ダッシュで公園に行った。
いなかった。
心臓がさらにギュッと締めつけられるが苦しんでいるヒマはなく、また走る。
他にも、近所のコンビニ、美容院、病院、本屋など、隈無く探した。
だが、見つからない。
この辺にはいないか!?
もし事件に巻き込まれたなら、この辺にいる可能性は低い。
ちくしょう!!!! どこにいるってんだ!!!!
何1つ手がかりがない。この広すぎる世界で、たった1人の女の子を探し出すのは至難の業。
―――それがどうした!
見つける! 絶対に美希を見つけてやるんだ!!!!
オレん家の近所も、ここから近くて人が多い場所も死に物狂いで探してみるが、見つからず。
恐怖、絶望、焦りが増大していく一方だった。
まさか―――誘拐された!?
だとしたら―――どこか人の目の届かない場所に閉じ込められているかもしれない。
―――ガンッ!!!!!!
オレは、反射的に壁を殴り付けた。
両方の拳に血が滲むが、痛みなんか感じている余裕はない。
ちくしょう―――!!!!!!
ちくしょう!!!!!!
ちくしょう!!!!!!!!
ちくしょう!!!!!!!!!!
オレはまた美希を守れなかった。
何があっても絶対に守るとかデカイ口を叩いておきながら、また―――またやらかした。
無能にも程がある。どれだけ役立たずなのだろうか、オレは。
自分が憎い……!!
オレ、ガ、無能、ナ、セイデ
美希、ハ、マタ、傷ツイテシマウ、カモ、シレナイ
―――ドゴッ!!!!!!
オレは狂った。
美希がいないのが辛すぎて。
また美希を酷い目に遭わせているかもしれない自分が許せなくて。
建物の壁に何度も何度も頭を打ち付けた。
ここは人が多くて、目立つ。周りの人にジロジロと見られる。
「おい……あの男何してんだ? 頭を壁にぶつけてるぞ」
「知るかよ。ただのバカじゃねーの?」
「ねーママー。あのお兄ちゃんさっきから頭をゴンゴンしてるよー?」
「シッ! 見ちゃダメよ」
……周りから何と言われようが、耳に入ってこない。
さすがに頭を打っているうちに激痛で血が垂れてきて、頭が冷えてきた。
……バカか、オレは。自分を責めてるヒマなんてない。
こうしている間にも、美希が大変なことになっているかもしれないんだ。
オレはまた走り出した。
立ち止まっている時間はない。休まず、美希を探さなくては―――
絶対助けるぞ、美希―――!
―――しかし、いくら精神が気張っていても肉体がそれについていけない。
体力には自信があるけど、当然ずっと走り続けられるわけがなく。
体力の限界が訪れ、オレは街中の地面に倒れ込んでしまった。
また周りの人々に白い目で見られる。
惨めすぎる。
ふと、ポケットから自分のスマホが出て地面に転がってることに気づいた。
…………
……こういう時はまずは美希に電話してみればいいんじゃないのか?
そんな簡単なことにも気づかないくらいオレは混乱してたようだ。
すぐに美希に電話をかける。
トゥルルル……
プルルルル……
プルルルル……
頼む、頼む! 出てくれ、美希!!
プルルルル……
プルルルル……
…………出ない。
何度かけても出ない。
―――電話に出ることすらできない状況なのだろうか。
ますます、絶望の底へ呑まれていく―――
―――――――――――――――
※美希視点
私は目が覚めた。
たぶん、次の日……月曜日になったと思う。
部屋には、千佐子ちゃんがいた。
スマホをいじっている。
…………
そのスマホ私のじゃん!
「あ、起きた? おはよう、美希ちゃん」
「おはようじゃないよ! 他人のスマホ勝手に見ないでよ!」
「別にいいじゃない。ここにスッポンポンで監禁してる時点でプライバシーもクソもないんだし。
滝川竜から着信がいっぱい来てるわよ」
!
竜先輩から連絡が!?
私が今絶望的な状況にあることに変わりはないが、竜先輩から連絡が来たというだけで私の心はかなり救われる。
「千佐子ちゃん! スマホ貸して! じゃなかった返して! お願い!」
「貸すわけないでしょ? あんたバカなの? まあ、メッセージの内容くらいは教えてあげるわよ。
『大丈夫か、美希!? 今どこにいる!?』だってさ」
……竜先輩が私のこと心配してくれてる……!
それだけで嬉しくなれる私はある意味幸せかもしれない。
「てか美希ちゃん、あんた滝川竜から来たメッセージすべて大事に保存してるのね~」
「ちょっと、スマホの中見ないで千佐子ちゃん!」
「やーよ。美希ちゃんのスマホは私が預かるわ。あんたが圭ちゃんと付き合うって言うまで返すつもりもないし」
鬼!! 鬼畜!!
いっそスマホ壊して……
「……あの、千佐子ちゃん! 今日学校あるんだけど、学校行きたいんだけど!」
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……やっぱりダメか。
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