ドラゴンなのに飛べません！〜しかし他のドラゴンの500倍の強さ♪規格外ですが、愛されてます♪〜

第四章

4-4 新たな生活の始まり

　色んな国の人達が協力して幾つかの新しい組織が形成された。
それはいつか目覚める奴を倒すため、奴から人々の命を守ることを目的として作られた組織だ。

全部で大きく三つの組織。
一つは、魔法が使える全ての種族が集まって作られた組織で...《魔法組織》

一つは、建築系の知識や技術をもった種族が集まって作られた組織で...《建築組織》

一つは、冒険者や騎士達を中心とした戦闘が得意な種族が集まって作られた組織で...《武闘組織》

が全ての国から優秀な存在を集めて作られた。

そして改めて知ったことがあって...街も建物も完全に何事もなかったように復活してあるのは私達が住む国だけだったのだ。

他の国は人こそ生き返っているが...建物や街などは破壊されたままだったらしく、このままでは生活するにはという事で生き返った人たちを以前の国と関係なく何箇所かに纏めて新たに国をつくり対応することにした。

その為数多くあった国も今では大きく三つの大国に分けられている。

一つは私達が住む国。
もう二つはいくつかの国を組み合わせてつくって新たな名前をもらうことに。

そしてその三つの国の真ん中に新たに増設した三つの組織の拠点を作り上げ奴に対抗すべくすべをそれぞれに見つけ出して実行に移すようにそれぞれの国の王様達に使命を託されたのだ。

もちろん私達兄弟にもそれぞれの国から色々と指示を出されている。

それは...奴に対抗できる軍隊を作り出すこと。

メインで闘うのは私達兄弟となるが...それでも補助で闘うものや私達を手助けする者達は必要だろうという話になったそうだ。

そこで...私達にその軍隊を作るように命が降った。

命が降っても普通の人間ではあんな化け物級の敵とまともに闘うのは無理なのは皆知っている。

知っているが...何もせずになぶり殺しにあうのは嫌だということで、私達兄弟がそれぞれ軍隊の隊長となり幾つかの戦闘部隊を新設することに。

そのためギルドの仕事は全て王子達や他の人達に任せる事になってしまうのだが...ギルドの人達は皆承諾してくれたので心置きなく自由に動けるようになった。

「スノーさんが見せてくれたあの映像がまた起こるなら...私達だけではどうにもなりませんから...。」

「少しでも我々が生き残れる選択肢があるのならそれに賭けましょう！！」

「無事に平和な世になったら今までの倍働いてくれたら大丈夫ですか！！」

ありがたいのか...ありがたくないのか...微妙な言葉もあったがその言葉を応援として私達は新たな生活をスタートさせた。