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第四章
4-33 ギルドの大会議室にて
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ラース兄さんの適確な対応のおかげで騒動を起こさずに話し合いの場をもうけることができた。
石に変化が起きた翌日にギルドの大会議室にて今まさに話し合いが行われようとしていた。
大会議室には錚々たる顔ぶれが。
生き残っている国の国王陛下達と王子達。
そしてこのギルドのギルマスとギルドの総責任者であるギルマス。
そして私達兄弟と両親と保護者達だ。
緊張感ある大会議室内なのだが...私達兄弟以外の人達は何故かお通夜の様な雰囲気に...。
ラース兄さんは簡単にしか国王陛下達に説明していないはずなのだが...集まって来た面々はどことなく憔悴しきっているような...。
なぜ??と思いながら話し合いをする事に。
司会進行はラース兄さんでその補佐役が私。
ブルーム兄さんとローダンとフレアは他の人達と同じ様に席につき話を聞く側に回る。
三人はいまいちあの石の現状が理解できてないからね...。
そんな事を思いながらラース兄さんが進行する会議を見守りながら皆の様子を観察する。
すると...キリル姐さんが誰よりも目を輝かせている事に気づいた。
それは私やラース兄さんだけでなくキリル姐さんを知る人は皆、気付いて驚いていた。
あの顔のキリル姐さんは確実にヤバい。
新しい獲物を見つけた感じの顔つきだから...。
だけど...そんなキリル姐さんの口から出てきた言葉は私達の予想を遥かに超えたものが発せられた。
「もしかしてスノーが持っているのは"神の卵"と呼ばれるものよ!!」
『『神の卵??』』
私とラース兄さんは言葉が被った。
「神の卵??聞いた事ないぞ??」
国王陛下がそう呟きその言葉に王子達が頷く。
「我々も聞いたことがないですなぁー。」
他の国王達も互いの顔を見合わせながら確認し合う。
そんな中...一人呑気そうに
『それは美味いのか?』
と目を輝かせて話す人が...。
私達の兄...ブルーム兄さんだ。
そんな兄さんにローダンが
『兄さん...食べれないと思うよ。』
と残念なものを見るような顔をしてブルーム兄さんに呟く。
そんな兄弟のやりとりを少し離れた所で座っている両親達が頭を抱えながら
『はぁー...わが子ながら恥ずかしい...。』
と母さんが嘆き、父さんは溜息を吐きながらキリル姐さんに何か確認するかのように質問する。
『キリル。もしかして...例の"伝承"のことを言っているのか?』
父さんの言葉に会議室の空気が変わる。
そして...キリル姐さんは目を輝かせたまま頷く。
「そうよ!昔、あなたの両親が話聞かせてくれたあの"神の卵"よ!」
石に変化が起きた翌日にギルドの大会議室にて今まさに話し合いが行われようとしていた。
大会議室には錚々たる顔ぶれが。
生き残っている国の国王陛下達と王子達。
そしてこのギルドのギルマスとギルドの総責任者であるギルマス。
そして私達兄弟と両親と保護者達だ。
緊張感ある大会議室内なのだが...私達兄弟以外の人達は何故かお通夜の様な雰囲気に...。
ラース兄さんは簡単にしか国王陛下達に説明していないはずなのだが...集まって来た面々はどことなく憔悴しきっているような...。
なぜ??と思いながら話し合いをする事に。
司会進行はラース兄さんでその補佐役が私。
ブルーム兄さんとローダンとフレアは他の人達と同じ様に席につき話を聞く側に回る。
三人はいまいちあの石の現状が理解できてないからね...。
そんな事を思いながらラース兄さんが進行する会議を見守りながら皆の様子を観察する。
すると...キリル姐さんが誰よりも目を輝かせている事に気づいた。
それは私やラース兄さんだけでなくキリル姐さんを知る人は皆、気付いて驚いていた。
あの顔のキリル姐さんは確実にヤバい。
新しい獲物を見つけた感じの顔つきだから...。
だけど...そんなキリル姐さんの口から出てきた言葉は私達の予想を遥かに超えたものが発せられた。
「もしかしてスノーが持っているのは"神の卵"と呼ばれるものよ!!」
『『神の卵??』』
私とラース兄さんは言葉が被った。
「神の卵??聞いた事ないぞ??」
国王陛下がそう呟きその言葉に王子達が頷く。
「我々も聞いたことがないですなぁー。」
他の国王達も互いの顔を見合わせながら確認し合う。
そんな中...一人呑気そうに
『それは美味いのか?』
と目を輝かせて話す人が...。
私達の兄...ブルーム兄さんだ。
そんな兄さんにローダンが
『兄さん...食べれないと思うよ。』
と残念なものを見るような顔をしてブルーム兄さんに呟く。
そんな兄弟のやりとりを少し離れた所で座っている両親達が頭を抱えながら
『はぁー...わが子ながら恥ずかしい...。』
と母さんが嘆き、父さんは溜息を吐きながらキリル姐さんに何か確認するかのように質問する。
『キリル。もしかして...例の"伝承"のことを言っているのか?』
父さんの言葉に会議室の空気が変わる。
そして...キリル姐さんは目を輝かせたまま頷く。
「そうよ!昔、あなたの両親が話聞かせてくれたあの"神の卵"よ!」
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