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刈リ取ル者としての生活
Scene.28 ズタボロのサバト
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売れない地下アイドルのライブに美歌は客として参加していた。「最近地下アイドルのライブに行くことにしてます。先輩のライブを見て自分の仕事に生かせればと思って勉強のつもりで行っています」とファッション雑誌のインタビューで答えているが真っ赤な嘘だ。
観客は20人を切っている。しかも御慈悲で来たという雰囲気にあふれ盛り上がりに欠けている。
「みんなー!今日は私たちのライブに来てくれてありがとう! 精一杯歌うので盛り上がっていきましょー!」
自称アイドル達の空元気だけが虚しく空回りする。
最高だ。
自分達は誰からも相手にされない現実に絶望して打ちのめされながらもそれを無理矢理の笑顔で隠し、才能が無いくせに必死こいで足あがきする無様で
惨めな姿を見下すのはたまらなく愉快だ。
自分でも才能が無いと薄々と気づいているのにチンケな夢とプライドにしがみついているのが滑稽で仕方ない。
(あーあ。無様だなぁ。本当に惨めだなぁ。こんなの何が楽しいんだろうねぇ?)
見下して悦に浸っていたところでスマホが鳴った。ザカリエルからのものであった。
「もしもし?」
「これからサバトたちと戦うわ。来てちょうだい」
「チッ。しゃあねえな。わかったわかった。行くよ」
もう少し見下したかったのにしゃあねえ。アレのご指名じゃあ逆らうわけにはいかねえか。少女は残念そうにライブ会場を後にした。
乃亜のスマホが鳴る。
サバト幹部たちの情報共有アプリからメッセージが来ていた。
「何?」
「塩田との通信が途絶えてから何の反応も無い。天使と戦ってるかもしれん。援護しろだってさ。行くぞ」
結界は電波をも遮断する。電波が途絶えたという事は結界の中に入った、という事で天使と交戦している可能性もあるため「これから隠密行動に入る」というメッセージをあらかじめ残さずに長期間電波が途絶えると情報が共有される事になっているのだ。
2人は通信が途絶えた座標目がけて飛び立っていった。
「あのさあ。もう3ヵ月も回護料滞納してるんだけど何なのお前ら? 何様のつもりだよ?」
塩田が5人の部下と共にAK-47を突きつけながら店長を脅す。
「すみません! あと1ヵ月だけ、あと1ヵ月だけ待ってくれませんか!?」
「駄目駄目もう待てない。腕や脚の一本折れば保険の一つや二つおりるだろ? 特別大サービスで俺達がすぐくっつくようにキレイに折ってやるからそれでいいじゃん」
「そんな無茶苦茶な!」
「無茶苦茶なのはお前らの方だろ! カネも渡さないで守ってくれなんてデタラメの無茶苦茶じゃないか! 詐欺だぜ! 絶対許されない犯罪行為だよ!」
自分のやろうとしてる事を棚に上げて塩田は怒鳴り散らす。
部下に腕を折らせようとしたとき、店全体が結界に覆われる。入り口に彼女は現れた。
「あいつは……」
確かこの前乃亜を襲っていた天使だ。あの時は彼の救出が最優先で強さに関しては後回しにしていた。改めてみると自分たちとは比較にならない程の圧
倒的な力を感じる。
「オイ。オレに向かって誰か代表で一発だけ撃ってくれないか?」
彼女はその見た目の愛らしさからは想像できない位ドスを利かせた声を発する。
塩田が合図し配下の男たちと共にAK-47を一斉にぶっ放す。美歌の胴体を何十発もの銃弾が直撃する。
一斉射撃が終わったが、彼女は身体が穴だらけになるどころか血を1滴たりとも流さない。
「オイ。オレは誰か代表で1発だけ撃てって言ったんだぞ? さすがのオレでも撃たれると少し痛いんだ。何でオレが許可してねえ事するんだ? え?」
普通銃で撃たれたら重傷を負うか最悪即死するはずだ。少し痛い程度で済んでしまうのか。
「言う事聞かない悪い子にはお仕置きだなぁ?」
そう言って美歌が襲い掛かる!
まずは手近にいた塩田の部下に拳の一撃を食らわせた。たった一撃。彼女のか細い腕から繰り出された拳のたった一撃で骨が砕け内臓が破裂した。致命傷を負った塩田の部下はその場に崩れ落ち、血を吐いた後2度と動かなくなった。
「オイお前ら! 怯えるな! 撃て! 撃て!」
怯える部下に塩田は発破をかける。が、戦況は変わらない。少女の拳や蹴りを喰らい骨がブチ折れ、内臓が潰れ、時には腹や胸を彼女の腕が貫通する。
その一方で彼女目がけて発砲するが結界を破壊するどころかかすり傷一つつける事すら敵わない。
一方的な虐殺であった。
部下が全員殉職し、万策も尽きかけ余裕のない塩田の事を美歌は嗤っていた。
「お前なんて指1本で十分だ。結界も無しだ」
そう言って彼女は右手の人差し指をピンと立て、結界を解除する。
塩田は怒りながらも少し怯えつつAK-47を撃つ。しかし美歌は銃弾を宣言通り指一本で止めて見せた。銃弾がコロコロと力なく床を転がり、塩田の足にこつんと当った。
「キャハハハ! だっせぇ! だっせえなぁ! いい年こいた大人がこんなか弱い女の子相手に手も足も出ないなんてよぉ!」
美歌はわざと大声で見せつけるようにあざ嗤う。
塩田は圧倒的な力の差におびえ、半泣きになりながらも結界に向かってフルオート連射を叩き込む。ヒビが入ったが完全に砕けるまでには至らない。
「オイオイ、辞めちゃうのぉ? そりゃそうだよなぁ。こんなつまんねえゲームなんてやっててもしゃあねえからなぁ? オレもいい加減飽きてきたしなぁ」
必死になって逃げだそうとする塩田を彼女は見下す。畜生、こんなはずじゃなかった。ほんの数分前はただの回護料の集金に来たはずだったのに。
塩田は特大の貧乏くじを引いたと思って半泣きになりながら結界を破壊しようと銃を撃つ。
「でもよぉ。オメエの事殺らねえと上に文句言われちまうんだ。諦めろ」
そう言って裁きの拳を繰り出そうとした瞬間、サバトの幹部たちが結界を破り店の中へとなだれ込んだ。
「塩田! 大丈夫!?」
「木林さん! 助かりました!」
「美歌め! 死になさい!」
木林は自分の目の前に魔法陣を展開し、その中心から黒いレーザーのような光を美歌目がけて放つ。
が、彼女はそれをまともに浴びつつも木林目がけて駆け、そして拳を食らわす。木林は衝撃で吹っ飛ばされた。
「そんな……何で死なないの?」
「普通の人間ならな。でもオレは普通じゃねえんだ。特別なんだよ」
まともな人間なら焼け焦げて灰すら残らない程燃え尽きる光をもろに浴びたにも関わらず、服にも体にも焦げ目一つない。
乃亜とミストがRPG-7を構える。と同時に乃亜が何かを投げる。その直後強烈な光と爆音が美歌の鼓膜と目を直撃する! 投げたのはスタングレネ
ードだった。光と爆音で意識がもうろうとなった彼女に容赦なくRPG-7が2発同時にぶっ放される。結界ではなく生身の肉体を直撃した。
「さすがに死んだろ……」
そう思った瞬間、爆風を突き抜け美歌が迫る! 彼女の拳が乃亜の腹を突き破った。
美歌にはかすり傷一つない。確かにRPG-7の直撃を食らったはずなのに服にも身体にも傷一つないまっさらな状態だった。
「弱すぎて話になんねえな。オレはまだ全力の1割も出してないぜ。なのにこのザマかよ。哀れだな」
「駄目か……今回は引きましょう。このままじゃ全滅になります」
「仕方ないな……オイテメエ! 今回は借りにしとくぜ」
「ハッ。返せるもんなら返してみろよ。せいぜい頑張って無い知恵絞ってオレを倒す方法とやらを考えるんだな。キャハハハ」
捨て台詞を吐いて逃げ出すネズミ共を美歌は哀れに思いながら見送っていった。その後、目の前で起こったことに脳の処理が追いつかずに呆然とする店主に彼女は近づいた。
「悪いけどオレ達の事忘れてくんない? この姿見られるとメンドクセエ事になるんでよぉ?」
そう言って店主の額に右手でデコピンをする。直後彼は気を失って倒れた。
遅れてやって来たザカリエルが尋ねる。
「貴女……もしかして記憶を?」
「ああ。お前のマネしたら出来た」
「さすが「Sランク」だけあるわね」
「Sランク? 良い響きだねぇ。何だそれ?」
「私たちは契約者を強さに応じて階級分けしているけどAランクがせいぜい「天才」程度……Sランクは「異常」とでも言うべき存在よ。人間の範疇を超
えて私たちの領域に足を踏み入れた、人であって人でない存在。
あまりにも能力が高すぎる故に尊敬される事無く常に畏怖の対象になる存在よ。歴史的に見てもようやく2ケタに届くくらいしかいないし、今生きている人でSランクなのはあなただけね」
「褒め言葉として受け取ってやるよ」
「褒め言葉? 貴女の事を褒めてるわけじゃないわよ?」
「それくらいの評価は当然だよ。オレは全ての人間どもを従えて頂点に立つ存在だぜ? 最低でもマザー・テレサ以上に崇め奉られる存在じゃねーと納得いかねえ」
「……貴女らしいわね。じゃあ行きましょうか」
二人は飛び去って行った。
観客は20人を切っている。しかも御慈悲で来たという雰囲気にあふれ盛り上がりに欠けている。
「みんなー!今日は私たちのライブに来てくれてありがとう! 精一杯歌うので盛り上がっていきましょー!」
自称アイドル達の空元気だけが虚しく空回りする。
最高だ。
自分達は誰からも相手にされない現実に絶望して打ちのめされながらもそれを無理矢理の笑顔で隠し、才能が無いくせに必死こいで足あがきする無様で
惨めな姿を見下すのはたまらなく愉快だ。
自分でも才能が無いと薄々と気づいているのにチンケな夢とプライドにしがみついているのが滑稽で仕方ない。
(あーあ。無様だなぁ。本当に惨めだなぁ。こんなの何が楽しいんだろうねぇ?)
見下して悦に浸っていたところでスマホが鳴った。ザカリエルからのものであった。
「もしもし?」
「これからサバトたちと戦うわ。来てちょうだい」
「チッ。しゃあねえな。わかったわかった。行くよ」
もう少し見下したかったのにしゃあねえ。アレのご指名じゃあ逆らうわけにはいかねえか。少女は残念そうにライブ会場を後にした。
乃亜のスマホが鳴る。
サバト幹部たちの情報共有アプリからメッセージが来ていた。
「何?」
「塩田との通信が途絶えてから何の反応も無い。天使と戦ってるかもしれん。援護しろだってさ。行くぞ」
結界は電波をも遮断する。電波が途絶えたという事は結界の中に入った、という事で天使と交戦している可能性もあるため「これから隠密行動に入る」というメッセージをあらかじめ残さずに長期間電波が途絶えると情報が共有される事になっているのだ。
2人は通信が途絶えた座標目がけて飛び立っていった。
「あのさあ。もう3ヵ月も回護料滞納してるんだけど何なのお前ら? 何様のつもりだよ?」
塩田が5人の部下と共にAK-47を突きつけながら店長を脅す。
「すみません! あと1ヵ月だけ、あと1ヵ月だけ待ってくれませんか!?」
「駄目駄目もう待てない。腕や脚の一本折れば保険の一つや二つおりるだろ? 特別大サービスで俺達がすぐくっつくようにキレイに折ってやるからそれでいいじゃん」
「そんな無茶苦茶な!」
「無茶苦茶なのはお前らの方だろ! カネも渡さないで守ってくれなんてデタラメの無茶苦茶じゃないか! 詐欺だぜ! 絶対許されない犯罪行為だよ!」
自分のやろうとしてる事を棚に上げて塩田は怒鳴り散らす。
部下に腕を折らせようとしたとき、店全体が結界に覆われる。入り口に彼女は現れた。
「あいつは……」
確かこの前乃亜を襲っていた天使だ。あの時は彼の救出が最優先で強さに関しては後回しにしていた。改めてみると自分たちとは比較にならない程の圧
倒的な力を感じる。
「オイ。オレに向かって誰か代表で一発だけ撃ってくれないか?」
彼女はその見た目の愛らしさからは想像できない位ドスを利かせた声を発する。
塩田が合図し配下の男たちと共にAK-47を一斉にぶっ放す。美歌の胴体を何十発もの銃弾が直撃する。
一斉射撃が終わったが、彼女は身体が穴だらけになるどころか血を1滴たりとも流さない。
「オイ。オレは誰か代表で1発だけ撃てって言ったんだぞ? さすがのオレでも撃たれると少し痛いんだ。何でオレが許可してねえ事するんだ? え?」
普通銃で撃たれたら重傷を負うか最悪即死するはずだ。少し痛い程度で済んでしまうのか。
「言う事聞かない悪い子にはお仕置きだなぁ?」
そう言って美歌が襲い掛かる!
まずは手近にいた塩田の部下に拳の一撃を食らわせた。たった一撃。彼女のか細い腕から繰り出された拳のたった一撃で骨が砕け内臓が破裂した。致命傷を負った塩田の部下はその場に崩れ落ち、血を吐いた後2度と動かなくなった。
「オイお前ら! 怯えるな! 撃て! 撃て!」
怯える部下に塩田は発破をかける。が、戦況は変わらない。少女の拳や蹴りを喰らい骨がブチ折れ、内臓が潰れ、時には腹や胸を彼女の腕が貫通する。
その一方で彼女目がけて発砲するが結界を破壊するどころかかすり傷一つつける事すら敵わない。
一方的な虐殺であった。
部下が全員殉職し、万策も尽きかけ余裕のない塩田の事を美歌は嗤っていた。
「お前なんて指1本で十分だ。結界も無しだ」
そう言って彼女は右手の人差し指をピンと立て、結界を解除する。
塩田は怒りながらも少し怯えつつAK-47を撃つ。しかし美歌は銃弾を宣言通り指一本で止めて見せた。銃弾がコロコロと力なく床を転がり、塩田の足にこつんと当った。
「キャハハハ! だっせぇ! だっせえなぁ! いい年こいた大人がこんなか弱い女の子相手に手も足も出ないなんてよぉ!」
美歌はわざと大声で見せつけるようにあざ嗤う。
塩田は圧倒的な力の差におびえ、半泣きになりながらも結界に向かってフルオート連射を叩き込む。ヒビが入ったが完全に砕けるまでには至らない。
「オイオイ、辞めちゃうのぉ? そりゃそうだよなぁ。こんなつまんねえゲームなんてやっててもしゃあねえからなぁ? オレもいい加減飽きてきたしなぁ」
必死になって逃げだそうとする塩田を彼女は見下す。畜生、こんなはずじゃなかった。ほんの数分前はただの回護料の集金に来たはずだったのに。
塩田は特大の貧乏くじを引いたと思って半泣きになりながら結界を破壊しようと銃を撃つ。
「でもよぉ。オメエの事殺らねえと上に文句言われちまうんだ。諦めろ」
そう言って裁きの拳を繰り出そうとした瞬間、サバトの幹部たちが結界を破り店の中へとなだれ込んだ。
「塩田! 大丈夫!?」
「木林さん! 助かりました!」
「美歌め! 死になさい!」
木林は自分の目の前に魔法陣を展開し、その中心から黒いレーザーのような光を美歌目がけて放つ。
が、彼女はそれをまともに浴びつつも木林目がけて駆け、そして拳を食らわす。木林は衝撃で吹っ飛ばされた。
「そんな……何で死なないの?」
「普通の人間ならな。でもオレは普通じゃねえんだ。特別なんだよ」
まともな人間なら焼け焦げて灰すら残らない程燃え尽きる光をもろに浴びたにも関わらず、服にも体にも焦げ目一つない。
乃亜とミストがRPG-7を構える。と同時に乃亜が何かを投げる。その直後強烈な光と爆音が美歌の鼓膜と目を直撃する! 投げたのはスタングレネ
ードだった。光と爆音で意識がもうろうとなった彼女に容赦なくRPG-7が2発同時にぶっ放される。結界ではなく生身の肉体を直撃した。
「さすがに死んだろ……」
そう思った瞬間、爆風を突き抜け美歌が迫る! 彼女の拳が乃亜の腹を突き破った。
美歌にはかすり傷一つない。確かにRPG-7の直撃を食らったはずなのに服にも身体にも傷一つないまっさらな状態だった。
「弱すぎて話になんねえな。オレはまだ全力の1割も出してないぜ。なのにこのザマかよ。哀れだな」
「駄目か……今回は引きましょう。このままじゃ全滅になります」
「仕方ないな……オイテメエ! 今回は借りにしとくぜ」
「ハッ。返せるもんなら返してみろよ。せいぜい頑張って無い知恵絞ってオレを倒す方法とやらを考えるんだな。キャハハハ」
捨て台詞を吐いて逃げ出すネズミ共を美歌は哀れに思いながら見送っていった。その後、目の前で起こったことに脳の処理が追いつかずに呆然とする店主に彼女は近づいた。
「悪いけどオレ達の事忘れてくんない? この姿見られるとメンドクセエ事になるんでよぉ?」
そう言って店主の額に右手でデコピンをする。直後彼は気を失って倒れた。
遅れてやって来たザカリエルが尋ねる。
「貴女……もしかして記憶を?」
「ああ。お前のマネしたら出来た」
「さすが「Sランク」だけあるわね」
「Sランク? 良い響きだねぇ。何だそれ?」
「私たちは契約者を強さに応じて階級分けしているけどAランクがせいぜい「天才」程度……Sランクは「異常」とでも言うべき存在よ。人間の範疇を超
えて私たちの領域に足を踏み入れた、人であって人でない存在。
あまりにも能力が高すぎる故に尊敬される事無く常に畏怖の対象になる存在よ。歴史的に見てもようやく2ケタに届くくらいしかいないし、今生きている人でSランクなのはあなただけね」
「褒め言葉として受け取ってやるよ」
「褒め言葉? 貴女の事を褒めてるわけじゃないわよ?」
「それくらいの評価は当然だよ。オレは全ての人間どもを従えて頂点に立つ存在だぜ? 最低でもマザー・テレサ以上に崇め奉られる存在じゃねーと納得いかねえ」
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