31 / 56
刈リ取ル者としての生活
Scene.31 Sランク
しおりを挟む
「麗……我が力の一部を授けよう。これであの忌まわしい天使を退けるのだ」
魔法陣から漏れ出すサマエルの魔力が麗に注がれる。それを微動だにせず受け入れる。
「力は授けたぞ。さあ行け、麗」
「仰せのままに」
木林はホウキに乗って祭壇を後にする。スマホアプリで消息を絶った塩田の元へと向かうために。
「クソッ! 今回もダメか! オイ高沢! 結界をぶち破るからお前も援護してくれ!」
「ひ……ひ……ひぃぃ!」
「高沢! クソッ! コイツもダメか!」
塩田と高沢の周りに転がっているのは部下及び同僚の死体。散々もてあそばれたためか、欠損が著しい。
高沢はもはや命令に従うことすら出来ない程恐怖で怯えきっていた。そんな彼を美歌は舐めまわすように半泣きの高沢の顔を見る。
「ギヒヒヒヒ……怖えよなぁ? 怖えよなぁ? オレの事がションベン漏らすくらいに怖えよなぁ?」
もう駄目だ。絶望のどん底にいた高沢だったが神は彼を見捨てはしなかった。すぐそばの結界の壁がぶち割れ、篠崎とリリム達がやってくる。
「し、篠崎さんっ!」
「大丈夫ですよ。助けに着ましたからもう安心ですよ」
いつものように張り付いた笑顔で篠崎は対応する。だが美歌を見るやその表情と口調は崩れる。
「また会ったな。美歌」
「美歌、だぁ? オレの事は美歌様と呼べよクソブタが」
「調子に乗るなよクソガキが!」
篠崎は能力を発動させる。
≪歪曲門≫
彼が念じると空中の空間に亀裂が入る。そしてその隙間からアパッチが現れた。
「ぶっ放せ!」
篠崎が指示を送る。直後アパッチ下部に取り付けられた30mmチェーンガンが火を噴いた。隠匿用の結界をさらに破壊し、美歌に弾丸の雨が降り注ぐ。が、彼女の防御用結界を傷つけることはかなわなかった。
「もういい。ミサイルを放て!」
篠崎は指示を出す。ならばと取りつけられた対戦車ミサイルを発射する。美歌を狙って一直線に飛び着弾、強烈な爆風と爆音をあげた。
「やったか……?」
煙と炎が立ち込める中、純白の光球がヘリ目がけて発射される。それはアパッチのコックピットを直撃し大爆発を起こす。無論コックピットは大破、パイロットも即死だ。
コントロールを失ったヘリはきりもみ回転しながら落下していき、墜落、横転、炎上した。爆炎と煙が消えると、無傷の美歌が涼しい顔で立っていた。
「オイオイ。まさかとは思うがあんなオモチャごときでオレを止められるとでも思ってんのか? 甘えんじゃねえのか? アマアマだぜ?」
「野郎!」
篠崎が口をギリリと噛みしめる。どうしたものかと考えていたところ、木林と乃亜一行が合流する。
「遅かったじゃないか!」
「うるさいわね! こっちだって全速力で駆けつけたんだから! それよりみんな! 配置について!」
木林が地面に黒い光で魔法陣を描く。その頂点の部分がひときわ大きく光る。サバトの幹部たちがミストとリリムを中心として円陣を組む。
「LSJXNSUQBU……」
木林が日本語として発音出来ない謎の呪文を唱え始める。すると塩田、乃亜、真理、篠崎、そして木林の5名を点とした五芒星の魔法陣が完成する。
「SPMRIFNIOKQDSUD!!」
木林が詠唱を終えると中央にいたミストと長身の女目がけてエネルギーが一気に流れ込む!
「!?」
「うおおおお!? 何だこりゃあ!?」
ミストが驚きの声をあげる。まるで身体に直接ハイオクのガソリンでも注入されたかのように強烈なパワーが身体中からあふれ出てくる。
「あんたたちに私たちの魔力を集めて授けたのよ。行きなさい!」
「おっしゃあ任せとけぇ!」
「任務続行します」
ミストとリリムが同時に拳と剣で美歌へと立ち向かう。2人がかりで美歌の結界に打撃と斬撃を食らわす。最初こそ変化なしだったが数発殴った時点でピシリとひびが入る。
「なっ! テメエ、調子こいてんじゃねえぞ!」
「……ぐっ!」
怒った美歌がミストに蹴りを食らわす。結界は破れた上に腕にびりびりとしたしびれを感じたが何とか受け止めきれた。前だったら結界ごと腕がブチ折れていたところだろうが今なら違う!
2人は更に攻撃を加える。美歌の結界に入ったヒビは大きく、多くなり、やがて完全に結界はバリンと音を立てて砕け散った。
「な、何ぃ!?」
結界がぶち割れた事に驚く美歌。直後、リリムがブロードソード状の魔力で出来た武器で美歌の右腕を切断した。切り離された腕が宙を舞い、ぼとりと落ちる。
「あんたたち、斬った右腕を潰しなさい! くっつけられない位に!」
「わかってらぁ!」
ミストが全力で何度も何度も踏みつぶす。ぐしゃり、とかメキメキ、といった音が聞こえ骨と肉とが混ざり合う。やがて完全な挽き肉状態にしてもはや再生不可能な状態になるまで痛めつけた。リリムは手ごたえがあったのを見て少しだけ笑みを浮かべていた。
「お前らもやればできるじゃん。お礼にちっとはやる気出してやるよ」
右腕を切断されたにもかかわらず涼しい顔をしている美歌が自らの魔力を結晶化した大鎌を空中から生み出す。それで斬りかかるが2人の結界を破れるほどではない。
「右腕斬り飛ばされててまだそんな余裕かよ。おめでてえな!」
大鎌を振るうが片手だけで握っているせいか思うように力が入らず、威力は低い。これならいけそうだ。そう思って美歌とリリムと戦っている隙にミストが死角となる右側から襲い掛かろうとした、その直後だった。
右腕の断面がボコボコと泡立ち、新しい腕が生えてきた。
「なっ!?」
ミストは生えてきた腕に首根っこを掴まれ、空中に放り投げられる。そして地面に落ちて来る直前の最高のタイミングで両手で握られた鎌で腹を両断されてしまった。
彼女は真っ二つに切断され、力なく地面に倒れる。分断された2つの身体はやがて紅い霧となって宙をふわふわと漂った。
「そんな……! 部位の再生なんて上位の悪魔でも難しいのに!」
「キャハハハ! その表情、見たかったんだぜ? ホラどうした!? もっと本気で怯えろよ!」
美歌が嗤った。ミストが怯える。リリムからもかすかな笑みが消えた。
両手で握ることにより鎌の威力は何倍にも増した。彼女の結界をいともたやすく切り裂き、腕、足、そして胴体を両断していく。ワンサイドゲームだった。
「ぐはっ!」
バラバラに切断されたリリムのパーツからやはりミストと同じように霧が噴き出て漂う。負けた。そう思った時美歌は大鎌を消した。
「もうおしまいか。ま、今日は少しは楽しめたから大目に見て見逃してやるよ。オレを倒す方法は次回までの宿題にしてやる。せいぜい無い知恵絞ってオレを楽しませてくれよなぁ? お前らは貴重なオレのオモチャなんだからよぉ?」
「美歌……舐めやがって!」
「えー? 何言ってんだお前。お前らもオレも見逃した方がお互いのためになって良いだろ? お前は死ななくて済む。オレはおもちゃを壊さずに済む。どっちも得するじゃねえか。じゃあな」
そう言って飛び去って行った。
「助かったのか。俺達」
「完全に負けたけどね」
完全に負けたのは精神的にキツイがとりあえず見逃してもらったことにはホッとした。警察のサイレンがこちらに向かって近づいてきたのを聞いて闇社会に生きる者たちはそれぞれの方法で散っていった。
魔法陣から漏れ出すサマエルの魔力が麗に注がれる。それを微動だにせず受け入れる。
「力は授けたぞ。さあ行け、麗」
「仰せのままに」
木林はホウキに乗って祭壇を後にする。スマホアプリで消息を絶った塩田の元へと向かうために。
「クソッ! 今回もダメか! オイ高沢! 結界をぶち破るからお前も援護してくれ!」
「ひ……ひ……ひぃぃ!」
「高沢! クソッ! コイツもダメか!」
塩田と高沢の周りに転がっているのは部下及び同僚の死体。散々もてあそばれたためか、欠損が著しい。
高沢はもはや命令に従うことすら出来ない程恐怖で怯えきっていた。そんな彼を美歌は舐めまわすように半泣きの高沢の顔を見る。
「ギヒヒヒヒ……怖えよなぁ? 怖えよなぁ? オレの事がションベン漏らすくらいに怖えよなぁ?」
もう駄目だ。絶望のどん底にいた高沢だったが神は彼を見捨てはしなかった。すぐそばの結界の壁がぶち割れ、篠崎とリリム達がやってくる。
「し、篠崎さんっ!」
「大丈夫ですよ。助けに着ましたからもう安心ですよ」
いつものように張り付いた笑顔で篠崎は対応する。だが美歌を見るやその表情と口調は崩れる。
「また会ったな。美歌」
「美歌、だぁ? オレの事は美歌様と呼べよクソブタが」
「調子に乗るなよクソガキが!」
篠崎は能力を発動させる。
≪歪曲門≫
彼が念じると空中の空間に亀裂が入る。そしてその隙間からアパッチが現れた。
「ぶっ放せ!」
篠崎が指示を送る。直後アパッチ下部に取り付けられた30mmチェーンガンが火を噴いた。隠匿用の結界をさらに破壊し、美歌に弾丸の雨が降り注ぐ。が、彼女の防御用結界を傷つけることはかなわなかった。
「もういい。ミサイルを放て!」
篠崎は指示を出す。ならばと取りつけられた対戦車ミサイルを発射する。美歌を狙って一直線に飛び着弾、強烈な爆風と爆音をあげた。
「やったか……?」
煙と炎が立ち込める中、純白の光球がヘリ目がけて発射される。それはアパッチのコックピットを直撃し大爆発を起こす。無論コックピットは大破、パイロットも即死だ。
コントロールを失ったヘリはきりもみ回転しながら落下していき、墜落、横転、炎上した。爆炎と煙が消えると、無傷の美歌が涼しい顔で立っていた。
「オイオイ。まさかとは思うがあんなオモチャごときでオレを止められるとでも思ってんのか? 甘えんじゃねえのか? アマアマだぜ?」
「野郎!」
篠崎が口をギリリと噛みしめる。どうしたものかと考えていたところ、木林と乃亜一行が合流する。
「遅かったじゃないか!」
「うるさいわね! こっちだって全速力で駆けつけたんだから! それよりみんな! 配置について!」
木林が地面に黒い光で魔法陣を描く。その頂点の部分がひときわ大きく光る。サバトの幹部たちがミストとリリムを中心として円陣を組む。
「LSJXNSUQBU……」
木林が日本語として発音出来ない謎の呪文を唱え始める。すると塩田、乃亜、真理、篠崎、そして木林の5名を点とした五芒星の魔法陣が完成する。
「SPMRIFNIOKQDSUD!!」
木林が詠唱を終えると中央にいたミストと長身の女目がけてエネルギーが一気に流れ込む!
「!?」
「うおおおお!? 何だこりゃあ!?」
ミストが驚きの声をあげる。まるで身体に直接ハイオクのガソリンでも注入されたかのように強烈なパワーが身体中からあふれ出てくる。
「あんたたちに私たちの魔力を集めて授けたのよ。行きなさい!」
「おっしゃあ任せとけぇ!」
「任務続行します」
ミストとリリムが同時に拳と剣で美歌へと立ち向かう。2人がかりで美歌の結界に打撃と斬撃を食らわす。最初こそ変化なしだったが数発殴った時点でピシリとひびが入る。
「なっ! テメエ、調子こいてんじゃねえぞ!」
「……ぐっ!」
怒った美歌がミストに蹴りを食らわす。結界は破れた上に腕にびりびりとしたしびれを感じたが何とか受け止めきれた。前だったら結界ごと腕がブチ折れていたところだろうが今なら違う!
2人は更に攻撃を加える。美歌の結界に入ったヒビは大きく、多くなり、やがて完全に結界はバリンと音を立てて砕け散った。
「な、何ぃ!?」
結界がぶち割れた事に驚く美歌。直後、リリムがブロードソード状の魔力で出来た武器で美歌の右腕を切断した。切り離された腕が宙を舞い、ぼとりと落ちる。
「あんたたち、斬った右腕を潰しなさい! くっつけられない位に!」
「わかってらぁ!」
ミストが全力で何度も何度も踏みつぶす。ぐしゃり、とかメキメキ、といった音が聞こえ骨と肉とが混ざり合う。やがて完全な挽き肉状態にしてもはや再生不可能な状態になるまで痛めつけた。リリムは手ごたえがあったのを見て少しだけ笑みを浮かべていた。
「お前らもやればできるじゃん。お礼にちっとはやる気出してやるよ」
右腕を切断されたにもかかわらず涼しい顔をしている美歌が自らの魔力を結晶化した大鎌を空中から生み出す。それで斬りかかるが2人の結界を破れるほどではない。
「右腕斬り飛ばされててまだそんな余裕かよ。おめでてえな!」
大鎌を振るうが片手だけで握っているせいか思うように力が入らず、威力は低い。これならいけそうだ。そう思って美歌とリリムと戦っている隙にミストが死角となる右側から襲い掛かろうとした、その直後だった。
右腕の断面がボコボコと泡立ち、新しい腕が生えてきた。
「なっ!?」
ミストは生えてきた腕に首根っこを掴まれ、空中に放り投げられる。そして地面に落ちて来る直前の最高のタイミングで両手で握られた鎌で腹を両断されてしまった。
彼女は真っ二つに切断され、力なく地面に倒れる。分断された2つの身体はやがて紅い霧となって宙をふわふわと漂った。
「そんな……! 部位の再生なんて上位の悪魔でも難しいのに!」
「キャハハハ! その表情、見たかったんだぜ? ホラどうした!? もっと本気で怯えろよ!」
美歌が嗤った。ミストが怯える。リリムからもかすかな笑みが消えた。
両手で握ることにより鎌の威力は何倍にも増した。彼女の結界をいともたやすく切り裂き、腕、足、そして胴体を両断していく。ワンサイドゲームだった。
「ぐはっ!」
バラバラに切断されたリリムのパーツからやはりミストと同じように霧が噴き出て漂う。負けた。そう思った時美歌は大鎌を消した。
「もうおしまいか。ま、今日は少しは楽しめたから大目に見て見逃してやるよ。オレを倒す方法は次回までの宿題にしてやる。せいぜい無い知恵絞ってオレを楽しませてくれよなぁ? お前らは貴重なオレのオモチャなんだからよぉ?」
「美歌……舐めやがって!」
「えー? 何言ってんだお前。お前らもオレも見逃した方がお互いのためになって良いだろ? お前は死ななくて済む。オレはおもちゃを壊さずに済む。どっちも得するじゃねえか。じゃあな」
そう言って飛び去って行った。
「助かったのか。俺達」
「完全に負けたけどね」
完全に負けたのは精神的にキツイがとりあえず見逃してもらったことにはホッとした。警察のサイレンがこちらに向かって近づいてきたのを聞いて闇社会に生きる者たちはそれぞれの方法で散っていった。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる