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#217 ガチャを引きますか?
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俺の名前は近藤淳平、38歳独身、社畜。
ある日、通勤途中の駅ナカで見つけた謎のガチャポン。
『異世界行きガチャ ~一回300円~(※お一人様一回限り)』
胡散臭すぎて笑った。でも、なぜか指が勝手に100円玉を3枚、投入口に入れていた。
カプセルの中には古びた小型スマホが一台。それだけだった。
画面に浮かび上がるメッセージ。
《転生先:ランダム抽選中……完了。転生開始。》
目の前が真っ暗になり、次に目覚めたとき、俺は森の中にいた。
そして、目の前にまたしても、ガチャポンが置かれていた。
上には、こう書いてある。
『異世界スキルガチャ ~初回無料。2回目以降は魂一個~』
「魂って……通貨か? いや、命の単位だろ……」
恐る恐る回すと、出てきたのはカプセルと――
《スキル:野菜の鮮度がわかる(Lv.MAX)》
……なんだこの地味さ。いや、いっそありがたい? いや、微妙……!
「次はマシなのが欲しいな……って、二回目から魂?」
俺の胸が、ぎゅるる、と嫌な音を立てる。
そして、空から声が降ってきた。
《二回目のスキルガチャを引きますか? YES/YES》
「選択肢、強制かよ!!」
気づけば、俺の影から何かが抜け落ちた。
ふわふわして、けれど明らかに“俺”の一部。
「あ……魂、か」
カプセルが転がり、スキルが表示される。
《スキル:戦闘不能時、1%の確率で爆発する(Lv.1)》
はあああ!?
「おいふざけんな、こんなの使え――」
と、どこからか突然敵が現れ、俺は即死した。
1%の爆発は、運悪く――起こらなかった。
気がつくと俺はまた最初の駅に立っていた。
右手には、ガチャの未開封カプセル。
「夢、だったのか……?」
が、足元に貼りつけられた張り紙に背筋が凍る。
『ガチャ一回目は試供品。以後、周回プレイが本編となります。 ※スキル・魂・死亡ルートは引き継がれます。』
横を見ると、また同じ異世界ガチャが設置されていた。
ただし、今度のカプセルにはこう書かれている。
『10連確定:スーパーレジェンド職種(引換条件:親族一名分の未来)』
俺はその場に座り込み、額に汗を浮かべながら呟いた。
「……課金より重ぇな、この世界。」
ある日、通勤途中の駅ナカで見つけた謎のガチャポン。
『異世界行きガチャ ~一回300円~(※お一人様一回限り)』
胡散臭すぎて笑った。でも、なぜか指が勝手に100円玉を3枚、投入口に入れていた。
カプセルの中には古びた小型スマホが一台。それだけだった。
画面に浮かび上がるメッセージ。
《転生先:ランダム抽選中……完了。転生開始。》
目の前が真っ暗になり、次に目覚めたとき、俺は森の中にいた。
そして、目の前にまたしても、ガチャポンが置かれていた。
上には、こう書いてある。
『異世界スキルガチャ ~初回無料。2回目以降は魂一個~』
「魂って……通貨か? いや、命の単位だろ……」
恐る恐る回すと、出てきたのはカプセルと――
《スキル:野菜の鮮度がわかる(Lv.MAX)》
……なんだこの地味さ。いや、いっそありがたい? いや、微妙……!
「次はマシなのが欲しいな……って、二回目から魂?」
俺の胸が、ぎゅるる、と嫌な音を立てる。
そして、空から声が降ってきた。
《二回目のスキルガチャを引きますか? YES/YES》
「選択肢、強制かよ!!」
気づけば、俺の影から何かが抜け落ちた。
ふわふわして、けれど明らかに“俺”の一部。
「あ……魂、か」
カプセルが転がり、スキルが表示される。
《スキル:戦闘不能時、1%の確率で爆発する(Lv.1)》
はあああ!?
「おいふざけんな、こんなの使え――」
と、どこからか突然敵が現れ、俺は即死した。
1%の爆発は、運悪く――起こらなかった。
気がつくと俺はまた最初の駅に立っていた。
右手には、ガチャの未開封カプセル。
「夢、だったのか……?」
が、足元に貼りつけられた張り紙に背筋が凍る。
『ガチャ一回目は試供品。以後、周回プレイが本編となります。 ※スキル・魂・死亡ルートは引き継がれます。』
横を見ると、また同じ異世界ガチャが設置されていた。
ただし、今度のカプセルにはこう書かれている。
『10連確定:スーパーレジェンド職種(引換条件:親族一名分の未来)』
俺はその場に座り込み、額に汗を浮かべながら呟いた。
「……課金より重ぇな、この世界。」
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