真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます

難波一

文字の大きさ
169 / 249
第五章 魔導帝国ベルゼリア編

第167話 "色欲の魔王"の本気。

しおりを挟む
高架を震わせる轟音。

炎と魔力がぶつかり合い、夜の街を赤と白に交互に染め上げていた。

魔剣 "最愛の花束イレブン・ローズ" を構えたヴァレンは、紅龍と激しく剣を交える。
その刃筋がきらめくたびに、薔薇の花弁が舞い散るような光がほとばしった。



「悪いな、マイネ……」



小さく吐き捨てるように呟き、ヴァレンの口元に皮肉めいた笑みが浮かぶ。



「こいつ相手に、街への被害をゼロにしつつ戦うのは……どうも難しそうだぜ」



次の瞬間、ヴァレンの突きが炎を切り裂いた。
鋭すぎる一撃に紅龍は「ぐぅ……ッ!」と声を漏らし、二刀 "緋蛟剪"を交差させて受け止める。
火花が散り、衝撃がハイエスト・ウェイ全体を軋ませた。

その瞬間、紅龍の全身に絡みついていた“封印呪法”が一瞬だけ緩み、彼の呼吸が大きく乱れる。



「……呼吸が乱れたぜ」



ヴァレンの眼差しが赤く光り、左手の魔本に魔力が流れ込む。



「"心花顕現サモン・フラッター"……」


「"獅子座流星群レオニード・メテオ"」



左手の "ときめきグリモワル" が風に煽られたようにパラパラと捲れ、そこから無数の星光が溢れ出す。

次の瞬間、夜空を裂く轟音と共に、幾千もの光弾が紅龍へ殺到した。


──ドドドドドドドドドドッッ!!



「うおおおおおッ!?」



紅龍の咆哮が夜を揺るがす。爆ぜる光の奔流が彼の立っていた地面を抉り、ハイエスト・ウェイの一角が崩れ落ちていく。砂埃が視界を覆い尽くし、紅龍の姿が掻き消えた。


その光景を見ていた佐川颯太は、全身を震わせた。
腕には未だ冷たい石像と化した天野唯を抱いている。



「こ、これが……“色欲の魔王”の本気……!? 俺の七星なんかとは……スケールが、違い過ぎる……ッ!!」



思わず声が漏れた。
けれどヴァレンは振り返らず、紅龍に魔剣を構えたまま声を張り上げる。



「勇者クン! 今のうちだ!その子を連れて、少しでも遠くへ逃げておけッ!! 紅龍は……この程度でくたばるタマじゃあない!!」



佐川はハッと息を呑み、必死に頷いた。



「わ、分かったッ!!」



足元に星を飛ばし、瞬間移動の準備を整える。
抱えた石像を胸にしっかりと抱き直し、視線はビル群の一角へと定められた。

しかし、砂埃の奥から突き抜けるような声が響く。



「──行かせはせんッ!!」



次の瞬間、轟々と燃え盛る炎の奔流が形を成す。

龍。炎で構築された巨大な龍が二匹、咆哮をあげながら佐川へ突進してくる。

街を赤々と照らすその光景に、佐川の瞳が大きく見開かれる。



「こ、これは……乾のスキル……ッ!? くそっ……!」



仲間の技を奪われた怒りと、迫る死への恐怖が混じり、彼は剣を構えるも動きが鈍る。

その時、ヴァレンが静かに呟いた。



「……させねぇよ」



魔剣を眼前に掲げ、低く詠唱する。



「"束縛の荊棘ソーン・ポゼッシブ"……!」



魔剣の刃から黒い荊棘が伸び広がり、瞬時に二匹の炎龍の身体を絡め取る。
鎖のように食い込む棘が火焔を縛り上げ、二匹の咆哮は苦悶の絶叫へと変わった。
炎の巨体がバタリと地に叩きつけられ、動きを封じられる。



「今だ、勇者クン!!」



ヴァレンの声に、佐川は星を握りしめるように叫んだ。



「唯……一緒に……ッ!」



星と自身の位置を入れ替え、光と共にビルの一角へと姿を消す。

砂埃の中からゆっくりと影が現れる。紅龍だった。瞳に赤い光を宿し、唇の端を吊り上げて笑う。



「……やはり、貴様から喰らうしかないようだのう」



ヴァレンは鼻で笑った。



「お前ごときに摘み喰いされるほど、俺は安い男じゃあないのさ」



魔剣を軽く振り、ヒュンと空を裂く音を立てる。その刃先が、真っ直ぐに紅龍を指し示した。



 ◇◆◇



紅龍の体が、赤熱したコマのように回転する。
両腕の "緋蛟剪" が炎を纏い、無数の斬撃を巻き起こした。


──ギャギャギャギャギャッ!


金属と炎がぶつかり合う甲高い音が夜空を貫き、舞い散る火花が流星のように周囲を照らす。

ヴァレンはその猛攻を魔剣 "最愛の花束イレブン・ローズ" で次々と受け流す。

刃が交錯するたびに、赤薔薇の花弁の幻影が散り、背をひるがえしながら後退と反撃を繰り返した。



「知っているぞ、ヴァレン・グランツ!!」



紅龍の叫びは、斬撃の連打に乗せられて鋭く突き刺さる。



「貴様は──他者の“色恋”を観察することを、何よりも尊んでいるのだろう!」



ヴァレンは無言で受け流す。
鋼と鋼がぶつかる度に、両者の周囲に空気の衝撃波が広がり、砕けたコンクリート片が宙を舞った。



「くだらぬ!!」



紅龍の双眼が紅蓮に燃え、回転する刃がヴァレンの胴を狙う。



「貴様は強い。ならば、何故もっと自分勝手に生きぬ!? 他者の恋路をのぞき見するなど、強者には不要の遊戯よ!」



炎が揺らめき、紅龍の影が巨大に膨れ上がる。



「色恋を観察したいのなら、弱者をつがいにして好きに囲えばよい! 他人の移ろいやすい感情に喜びを見出すなど……愚の骨頂!!」



ヴァレンは刃を滑らせながら、沈黙のまま瞳を細めた。



「強者には権利がある! 弱者の心を、魂を、人生を──好きに喰らう権利がな!!」



紅龍の剣圧がさらに強まる。



「大国ベルゼリアがこのスレヴェルドを貪ったように! 儂があの異世界から来た小僧どもを食い散らかしたように!!」



ヴァレンは、しばし紅龍の言葉を浴びながら、黙って剣戟を受け続けた。
薔薇の幻影が夜に舞い散り、額を伝う汗を赤く照らす。

やがて、静かに口を開いた。



「……相も変わらず、お前は何も分かっちゃいないな、紅龍殿」



魔剣が鋭く閃き、紅龍の刃を押し返す。



「恋ってのは……人生ってのは、確かに思い通りにならないことの方が多いさ。泣きたくなるほどに、な」



ヴァレンの口元がわずかに吊り上がる。



「だが、だからこそだ。ふとした瞬間に視線がぶつかる時、自分の想いが相手に届いた時……思いもよらない幸福が訪れる、その一瞬に立ち会えた時──」



薔薇の花弁が宙に散り、彼の声が夜風に溶ける。



「『人生も捨てたもんじゃねぇな』って思えるのさ。」

「……そんなことも分からないなんて、お前はまだまだ“お子様”だな、紅龍将軍!」



「……なッ」



子供扱いするその言葉に、紅龍の脳裏に遠い記憶がよぎる。

威厳を纏った兄・黄龍の眼差し。穏やかに諭す姉・蒼龍の声。



「……戯言をォッ!!」



その記憶を振り払うかのように、紅龍はさらに剣を叩き込んだ。



「弱者には、思い通りの人生など歩めぬ!! 降りかかる災厄から、大事なものを守ることすらできぬ!! それこそが……どの世界においても、唯一の真理よ!!」



怒声と共に炎が奔り、ヴァレンの頬を焼く。

ヴァレンは紅龍の怒りを受け止めながら、ふと眉を寄せる。



(……なんだ、今のは? 紅龍……今までに無い心の揺らぎを見せやがった……)

 

魔剣を振り抜き、斬撃を払い返しながら、内心で苦笑する。



(とはいえ……魔神器を封じられたままじゃ、決め手に欠けるのも事実。さて、どうしたもんかね……)



夜の高架を炎と薔薇の魔力が染め上げ、二人の巨影が激しく交錯し続けていた。



 ◇◆◇



紅龍は刃を天に掲げ、二刀の柄を強引に噛み合わせて双刃刀の形状に変える。

轟音とともに赤熱した刃が旋回し、まるで暴風そのもののような炎の竜巻を巻き起こした。夜空を焦がすその烈火は次第に姿を変え、うねりを持った巨大な炎龍となる。



「──"炎龍崩天戟えんりゅうほうてんげき"……!」



低く呟かれた声と共に、竜は咆哮を上げる。
街を揺らす衝撃と熱波が周囲のガラスを粉砕し、窓枠から炎の舌が伸びた。

紅龍の視線が鋭く走る。その先は──佐川と唯が避難したビル。

ヴァレンの顔色が変わった。



「──っ!? マジかよ……ッ!」



紅龍は笑う。



「貴様のくだらぬ信念……どこまで突き通せるか、見せてみよ!! ヴァレン・グランツ!!」



炎龍は一本の巨大な槍と化し、咆哮とともにビル街を一直線に貫いていく。無数のビルが削られ、鉄骨が赤熱して崩れ落ちる。



「チィッ!!」



ヴァレンは舌打ちし、足元の高架の舗装を剣で切り裂いた。それを蹴り上げ、即席の飛翔板とすると、一気に炎龍を追う。

熱波が顔を焼き、髪の毛が焦げ付く。サングラスにヒビが走った。



「うおおおおおッ!!」



渾身の魔力を "最愛の花束イレブン・ローズ" へ込め、迫り来る炎龍の真正面に回り込み、そのまま突き刺す。

薔薇の花弁が渦を巻き、烈火とぶつかり合った。

シャツとコートが瞬時に燃え焦げ、炎に包まれながらも、ヴァレンは歯を食いしばって押し返す。
爆ぜる炎が夜空を赤く塗り潰し、彼の影を巨大に映し出す。

やがて、炎龍が悲鳴を上げるように掻き消えた。

ヴァレンはフワリと近くの低層ビルの屋上に降り立ち、片膝を突いて荒い息を吐く。



「ハァ……ハァ……」



紅龍は足裏から炎を噴き出し、悠然と宙に浮いた。見下ろす双眼が愉悦に染まる。



「無様だのう、ヴァレン・グランツ。あの小僧どもなど放っておけばよかったのだ。避けるだけなら造作もなかったろうに」



ヴァレンは息を整えつつ、唇を吊り上げる。



「……ま、お前がこういう姑息な手を使ってくるのも想定の内さ。若者達からカツアゲしたスキルがなきゃ、怖くて喧嘩もできない……哀れな弱虫だからな」


「減らず口を……!」



紅龍の瞳が怒りに燃え上がる。

その時、隣のビルの窓から佐川が顔を出した。



「おい!! あんた!!」
 


炎に炙られた汗まみれの顔で、必死に叫ぶ。



「もういい!! 俺らのことは気にするな!! 俺達を守りながらじゃ、紅龍には勝てねえ!!」
 


声が震えた。



「……守ってくれて……ありがとう!!」



ヴァレンはチラリと視線を向け、口角を上げた。



「おいおい……悲しいね。もう、俺が負ける前提で話してるのかい?」



左手に握る魔本 "ときめきグリモワル"。
表紙のハート型の文様が、不気味に脈打つように赤黒い光を放っていた。

ヴァレンはそれを胸元へと静かに抱き寄せる。
まるで古い友に別れを告げるかのように。

紅龍が喉の奥で嗤った。



「……無駄よ。貴様の魔神器は、我が術で確実に封じる。哀れな人間ごっこも、これで終わりだな!」



その言葉を聞き流し、ヴァレンはサングラスの奥から鋭い光を走らせる。
瞳が赤く滲み、口元に浮かぶのは諦観にも似た笑みだった。



「さて……お前に、それが出来るかな?」



胸の奥で小さく、しかし確かに嘆息が零れる。



(……出来れば、使いたくはなかったんだがな──)



瓦礫の上で風が唸る。焦げた夜気の中、ヴァレンは目を閉じる。

その唇が静かに紡いだ。





「──"色欲アスモダイオス"」




次の瞬間、グリモワルのページが一斉にめくれ上がる。

無数の花弁と心臓の鼓動を思わせる赤光が溢れ出し、本は音もなく彼の胸元へと吸い込まれていった。

肉体に突き刺さるような衝撃。ヴァレンは眉ひとつ動かさず受け入れる。

皮膚の下を走る魔力が血流に混じり、赤い紋様となって浮かび上がった。首筋から胸元へ、そして両腕へと広がっていく。

紅龍は眉をひそめる。



「……なんだ? 貴様……その姿……何をしている?」



ヴァレンの返答は沈黙。

サングラスのレンズにヒビが入り、パリンと砕け落ちた。

露わになった瞳は、灼熱の夜空よりも赤く、妖しくギラついていた。

風が、瓦礫を巻き上げる。
燃え残ったシャツの布切れがはためき、赤い魔紋が妖しい光を帯びて脈打つ。

彼は炎に包まれた街をゆっくりと見渡し、唇の端を吊り上げた。



「……さあ」



ひとつ息を吐き、声を低く響かせる。



「ここからが──第二ラウンドだ」





────────────────

アルファポリス様にて、第18回ファンタジー小説大賞に参加中です。

「応援してもいいよ~」と思ってくださった方がいらっしゃいましたら、
一票入れていただけたら飛び上がって喜びます!(本当に!)
コメントも、レビューも、何よりのエネルギーになります……!
少しでも楽しんでいただけたら嬉しいです。これからも頑張ります!

しおりを挟む
感想 44

あなたにおすすめの小説

田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした

月神世一
ファンタジー
​「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」 ​ ​ブラック企業で過労死した日本人、カイト。 彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。 ​女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。 ​孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった! ​しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。 ​ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!? ​ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!? ​世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる! ​「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。 これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

パワハラで会社を辞めた俺、スキル【万能造船】で自由な船旅に出る~現代知識とチート船で水上交易してたら、いつの間にか国家予算レベルの大金を稼い

☆ほしい
ファンタジー
過労とパワハラで心身ともに限界だった俺、佐伯湊(さえきみなと)は、ある日異世界に転移してしまった。神様から与えられたのは【万能造船】というユニークスキル。それは、設計図さえあれば、どんな船でも素材を消費して作り出せるという能力だった。 「もう誰にも縛られない、自由な生活を送るんだ」 そう決意した俺は、手始めに小さな川舟を作り、水上での生活をスタートさせる。前世の知識を活かして、この世界にはない調味料や保存食、便利な日用品を自作して港町で売ってみると、これがまさかの大当たり。 スキルで船をどんどん豪華客船並みに拡張し、快適な船上生活を送りながら、行く先々の港町で特産品を仕入れては別の町で売る。そんな気ままな水上交易を続けているうちに、俺の資産はいつの間にか小国の国家予算を軽く超えていた。 これは、社畜だった俺が、チートな船でのんびりスローライフを送りながら、世界一の商人になるまでの物語。

白いもふもふ好きの僕が転生したらフェンリルになっていた!!

ろき
ファンタジー
ブラック企業で消耗する社畜・白瀬陸空(しらせりくう)の唯一の癒し。それは「白いもふもふ」だった。 ある日、白い子犬を助けて命を落とした彼は、異世界で目を覚ます。 ふと水面を覗き込むと、そこに映っていたのは―― 伝説の神獣【フェンリル】になった自分自身!? 「どうせ転生するなら、テイマーになって、もふもふパラダイスを作りたかった!」 「なんで俺自身がもふもふの神獣になってるんだよ!」 理想と真逆の姿に絶望する陸空。 だが、彼には規格外の魔力と、前世の異常なまでの「もふもふへの執着」が変化した、とある謎のスキルが備わっていた。 これは、最強の神獣になってしまった男が、ただひたすらに「もふもふ」を愛でようとした結果、周囲の人間(とくにエルフ)に崇拝され、勘違いが勘違いを呼んで国を動かしてしまう、予測不能な異世界もふもふライフ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。

カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。 だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、 ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。 国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。 そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。

三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ
ファンタジー
貧乏伯爵家の三男坊のアラン令息 三歳で婚約破棄され そのショックで前世の記憶が蘇る 前世でも貧乏だったのなんの問題なし なによりも魔法の世界 ワクワクが止まらない三歳児の 波瀾万丈

処理中です...