41 / 47
drug2
しおりを挟む
慌てて咳き込んでも、クスリはとっくに喉からなくなっている。やだ、やだ、やだ。こわい。
クスリって何、どうなってしまうんだ。青ざめる僕をよそに、皐月は僕の口を再び塞ぎ、唇をこじ開けた。し、舌が、なかに入ってきた!
「おまえ、なに、竹松のクソビッチとベロチューしてないの? 慣れてなさすぎ」
「竹松さんとキスしてたってだけで許せないけど。この様子じゃセックスはまだみたいで安心したよ」
勝手なことを言われて頬が熱くなる。彼女との話のなかで、ううん、彼女に限らず、友達とだってそんな会話、ほとんどしたことがない僕は、とっさに何も言えなかった。
皐月の舌を押し返そうにも、舌同士が擦り合わさるたび絡め取られ、いいようにされていく。口の端からこぼれる唾液が頬や首筋に伝っていき、ベタベタで気持ち悪い。なのに、なぜか腰回りがムズムズしてしまう。激しいキスに息がうまく吸えない。皐月のタイミングで僕も空気を吸い込むのがやっと。苦しい、やめて。気持ちよくなんて……、なって、ない!
グッと眉を寄せて、皐月を突っぱねる。すると、腕をまとめて頭上に留められてしまった。
優士の手のひらが、自由をなくした僕の身体中を撫でていく。産毛に触れるかどうかの、かすかな感触がくすぐったくて、でも、なんの反応もするもんかと、お腹に力を込める。
「シロー、おまえ、声殺してんなよ」
そのうち皐月が顔を上げて、むすっとした顔で言った。そして、口内に指を突っ込んで、無理やり口を開けさせる。
横で僕の体をまさぐっていた優士が、まるで猫のお腹をくすぐるように指先でへその穴をほじくって―――
「ひはァっ!!」
こらえていたぶん、その声は一層高く、その場に響いた。ヒュウ、と、皐月の口笛がかん高く空気を裂く。
「ちゃんと鳴けんじゃねえかよ」
「泣いて、ないよ……ッ!」
眉をひそめて言葉を絞り出す僕を笑いながら、皐月が僕のアレを指ではじく。「ひっ!」それだけで僕のアレは刺激に震えた。無反応を貫きたいのに、そんなことで感じているなんて、許せないのに。
身体をよじって拒絶の意思を示したけれど、今度は優士が膝をつかんで動きを封じる。
「シローは素直じゃないよね」
腕も脚も固定された僕は、優士の口が僕のモノを飲み込むのを防げなかった。
「やだ、やめ、んッ」
「おーおー、感じてる」
皐月に上から全部見られている。それに気づいた僕のアレは、さらに大きくなる。音を立てて先走りを吸われるたび、恥ずかしいのに、ダメだ、もっと先走りが出てしまう。
「あ、ん、ん、あ、優、しぃ」
「なあに? シロー」
「……⁉」
ジュボジュボと唇で僕のそれをしごいていた優士が、呼びかけに顔をあげた。そしてわざとらしく、アレに息を吹きかけるように答える。
優士の口の周りが、僕の透明な液でぬらりと光っていた。その光景に目をそむける。やだ、こんなの、変だ! 絶対、変だ!!
寝ている最中にされるイタズラは、目を閉じればやり過ごせたのに。もう二人は、僕が見ないふりでいることを許すつもりはないみたいだ。
視線を逸らした先には、ベッドに片膝をついて身を乗り出す皐月の腰。ボタンを緩めたジーンズのなかが大きくなっている。そこに無理やり手を持っていかれた。
「シローの喘いでるカッコ見て、こんなになってんだぜ?」
ジーンズ越しでも熱くて、僕のものなんかとは比べものにならない質量。怖い。なんで、僕が、皐月の、友人のモノを触らないといけないの。
「他の誰でもねえ、おまえ相手だけだ。触られる前からこんなに勃起してるのなんて」
普通友達相手にそんなことにならないよ。
「愛してる」
聞きたくない。皐月、やめて。おかしいよ。友達じゃないか。拳を固く握りしめたままでいると、皐月の口元まで持っていかれ舐められた。ねっとりと、指のまたを味わうように。
「あ、シローのコレ、また先走りがいっぱい出たよ。ふふふ、指を舐められただけなのにね。エッチだ」
間近で僕のアレを観察していた優士は、そう言って再び僕のモノをくわえた。その刺激が、さっきよりも強い。熱い。
「アッ、や、やめて、アッアッア!!」
やめてと叫びながらも、腰が揺れ動いて、優士の口内を突いてしまう。嫌なのに、刺激にあらがえない。快感に背筋が震える。なんだこれ、なんで、イキたい、頭が、体が、熱い。イキたい。頭がぐちゃぐちゃだ。イキたい。
「やだやだやだ、怖い、やだ、やめて……!!」
ギュッと目をつぶれば、目じりに水滴がたまっているのが分かった。その涙を、舐めとったのは皐月。
「やーっとクスリが効いてきたか?」
笑みを含みながらそう言って、乳首に舌を寄せる。僕の顎の下でもぞもぞと茶髪が動く。髪の毛先が鎖骨に触れる刺激だけでもゾクッとする。体中がこんなに敏感になったことなんてない。これが、クスリの力?
「シローはただ気持ちよくなっていればいいんだよ」
「なんも考えんな」
「何も考えないでいられるわけない!」と叫びたかったけれど、僕の口からでたのは快感に流された喘ぎ声だけだった――。
クスリって何、どうなってしまうんだ。青ざめる僕をよそに、皐月は僕の口を再び塞ぎ、唇をこじ開けた。し、舌が、なかに入ってきた!
「おまえ、なに、竹松のクソビッチとベロチューしてないの? 慣れてなさすぎ」
「竹松さんとキスしてたってだけで許せないけど。この様子じゃセックスはまだみたいで安心したよ」
勝手なことを言われて頬が熱くなる。彼女との話のなかで、ううん、彼女に限らず、友達とだってそんな会話、ほとんどしたことがない僕は、とっさに何も言えなかった。
皐月の舌を押し返そうにも、舌同士が擦り合わさるたび絡め取られ、いいようにされていく。口の端からこぼれる唾液が頬や首筋に伝っていき、ベタベタで気持ち悪い。なのに、なぜか腰回りがムズムズしてしまう。激しいキスに息がうまく吸えない。皐月のタイミングで僕も空気を吸い込むのがやっと。苦しい、やめて。気持ちよくなんて……、なって、ない!
グッと眉を寄せて、皐月を突っぱねる。すると、腕をまとめて頭上に留められてしまった。
優士の手のひらが、自由をなくした僕の身体中を撫でていく。産毛に触れるかどうかの、かすかな感触がくすぐったくて、でも、なんの反応もするもんかと、お腹に力を込める。
「シロー、おまえ、声殺してんなよ」
そのうち皐月が顔を上げて、むすっとした顔で言った。そして、口内に指を突っ込んで、無理やり口を開けさせる。
横で僕の体をまさぐっていた優士が、まるで猫のお腹をくすぐるように指先でへその穴をほじくって―――
「ひはァっ!!」
こらえていたぶん、その声は一層高く、その場に響いた。ヒュウ、と、皐月の口笛がかん高く空気を裂く。
「ちゃんと鳴けんじゃねえかよ」
「泣いて、ないよ……ッ!」
眉をひそめて言葉を絞り出す僕を笑いながら、皐月が僕のアレを指ではじく。「ひっ!」それだけで僕のアレは刺激に震えた。無反応を貫きたいのに、そんなことで感じているなんて、許せないのに。
身体をよじって拒絶の意思を示したけれど、今度は優士が膝をつかんで動きを封じる。
「シローは素直じゃないよね」
腕も脚も固定された僕は、優士の口が僕のモノを飲み込むのを防げなかった。
「やだ、やめ、んッ」
「おーおー、感じてる」
皐月に上から全部見られている。それに気づいた僕のアレは、さらに大きくなる。音を立てて先走りを吸われるたび、恥ずかしいのに、ダメだ、もっと先走りが出てしまう。
「あ、ん、ん、あ、優、しぃ」
「なあに? シロー」
「……⁉」
ジュボジュボと唇で僕のそれをしごいていた優士が、呼びかけに顔をあげた。そしてわざとらしく、アレに息を吹きかけるように答える。
優士の口の周りが、僕の透明な液でぬらりと光っていた。その光景に目をそむける。やだ、こんなの、変だ! 絶対、変だ!!
寝ている最中にされるイタズラは、目を閉じればやり過ごせたのに。もう二人は、僕が見ないふりでいることを許すつもりはないみたいだ。
視線を逸らした先には、ベッドに片膝をついて身を乗り出す皐月の腰。ボタンを緩めたジーンズのなかが大きくなっている。そこに無理やり手を持っていかれた。
「シローの喘いでるカッコ見て、こんなになってんだぜ?」
ジーンズ越しでも熱くて、僕のものなんかとは比べものにならない質量。怖い。なんで、僕が、皐月の、友人のモノを触らないといけないの。
「他の誰でもねえ、おまえ相手だけだ。触られる前からこんなに勃起してるのなんて」
普通友達相手にそんなことにならないよ。
「愛してる」
聞きたくない。皐月、やめて。おかしいよ。友達じゃないか。拳を固く握りしめたままでいると、皐月の口元まで持っていかれ舐められた。ねっとりと、指のまたを味わうように。
「あ、シローのコレ、また先走りがいっぱい出たよ。ふふふ、指を舐められただけなのにね。エッチだ」
間近で僕のアレを観察していた優士は、そう言って再び僕のモノをくわえた。その刺激が、さっきよりも強い。熱い。
「アッ、や、やめて、アッアッア!!」
やめてと叫びながらも、腰が揺れ動いて、優士の口内を突いてしまう。嫌なのに、刺激にあらがえない。快感に背筋が震える。なんだこれ、なんで、イキたい、頭が、体が、熱い。イキたい。頭がぐちゃぐちゃだ。イキたい。
「やだやだやだ、怖い、やだ、やめて……!!」
ギュッと目をつぶれば、目じりに水滴がたまっているのが分かった。その涙を、舐めとったのは皐月。
「やーっとクスリが効いてきたか?」
笑みを含みながらそう言って、乳首に舌を寄せる。僕の顎の下でもぞもぞと茶髪が動く。髪の毛先が鎖骨に触れる刺激だけでもゾクッとする。体中がこんなに敏感になったことなんてない。これが、クスリの力?
「シローはただ気持ちよくなっていればいいんだよ」
「なんも考えんな」
「何も考えないでいられるわけない!」と叫びたかったけれど、僕の口からでたのは快感に流された喘ぎ声だけだった――。
5
あなたにおすすめの小説
ファントムペイン
粒豆
BL
事故で手足を失ってから、恋人・夜鷹は人が変わってしまった。
理不尽に怒鳴り、暴言を吐くようになった。
主人公の燕は、そんな夜鷹と共に暮らし、世話を焼く。
手足を失い、攻撃的になった夜鷹の世話をするのは決して楽ではなかった……
手足を失った恋人との生活。鬱系BL。
※四肢欠損などの特殊な表現を含みます。
病んでる愛はゲームの世界で充分です!
書鈴 夏(ショベルカー)
BL
ヤンデレゲームが好きな平凡男子高校生、田山直也。
幼馴染の一条翔に呆れられながらも、今日もゲームに勤しんでいた。
席替えで隣になった大人しい目隠れ生徒との交流を始め、周りの生徒たちから重い愛を現実でも向けられるようになってしまう。
田山の明日はどっちだ!!
ヤンデレ大好き普通の男子高校生、田山直也がなんやかんやあってヤンデレ男子たちに執着される話です。
BL大賞参加作品です。よろしくお願いします。
11/21
本編一旦完結になります。小話ができ次第追加していきます。
どうせ全部、知ってるくせに。
楽川楽
BL
【腹黒美形×単純平凡】
親友と、飲み会の悪ふざけでキスをした。単なる罰ゲームだったのに、どうしてもあのキスが忘れられない…。
飲み会のノリでしたキスで、親友を意識し始めてしまった単純な受けが、まんまと腹黒攻めに捕まるお話。
※fujossyさんの属性コンテスト『ノンケ受け』部門にて優秀賞をいただいた作品です。
百合豚、男子校に入る。
揺
BL
百合をこよなく愛する男子高校生・眞辺恵。
母の歪んだ価値観により共学への進学を断たれ、彼が入学させられたのは――
男同士の恋愛が“文化”として成立している、全寮制男子校《私立瑞嶺学園》だった。
この学園では、生徒会長は「抱かれたいランキング」で選ばれ、美貌こそが正義とされる世界。
それでも眞辺は決意する。
生徒会長になり、この学校を“共学”に変え、間近で百合を拝むことを。
立ちはだかるのは、顔面至上主義の学園制度、性に奔放すぎるイケメンな幼馴染、そして彼らに憧れ恋をする生徒たち。
さらに何故か、学園の人気者たちに次々と目をつけられてしまい――。
百合を拝むため男子校を変えようとする異端者が、歪んだ王道学園を改革する物語。
ヤリチン伯爵令息は年下わんこに囚われ首輪をつけられる
桃瀬さら
BL
「僕のモノになってください」
首輪を持った少年はレオンに首輪をつけた。
レオンは人に誇れるような人生を送ってはこなかった。だからといって、誰かに狙われるようないわれもない。
ストーカーに悩まされていたレある日、ローブを着た不審な人物に出会う。
逃げるローブの人物を追いかけていると、レオンは気絶させられ誘拐されてしまう。
マルセルと名乗った少年はレオンを閉じ込め、痛めつけるでもなくただ日々を過ごすだけ。
そんな毎日にいつしかレオンは安らぎを覚え、純粋なマルセルに毒されていく。
近づいては離れる猫のようなマルセル×囚われるレオン
前世から俺の事好きだという犬系イケメンに迫られた結果
はかまる
BL
突然好きですと告白してきた年下の美形の後輩。話を聞くと前世から好きだったと話され「????」状態の平凡男子高校生がなんだかんだと丸め込まれていく話。
【完結】勇者パーティーハーレム!…の荷物番の俺の話
バナナ男さん
BL
突然異世界に召喚された普通の平凡アラサーおじさん<山野 石郎>改め【イシ】
世界を救う勇者とそれを支えし美少女戦士達の勇者パーティーの中……俺の能力、ゼロ!あるのは訳の分からない<覗く>という能力だけ。
これは、ちょっとしたおじさんイジメを受けながらもマイペースに旅に同行する荷物番のおじさんと、世界最強の力を持った勇者様のお話。
無気力、性格破綻勇者様 ✕ 平凡荷物番のおじさんのBLです。
不憫受けが書きたくて書いてみたのですが、少々意地悪な場面がありますので、どうかそういった表現が苦手なお方はご注意ください_○/|_ 土下座!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる