女神様から同情された結果こうなった

回復師

文字の大きさ
142 / 184
王都街道編 8・9日目

2-8-5 16歳縛り解禁?盗賊の動向?

しおりを挟む
 菜奈にめっちゃ睨まれたが、こっそり転移魔法で外に出て、未来とお屋敷でお泊りした。

 現在未来は俺と一緒のべッドですやすや眠っている……寝顔がめちゃくちゃ可愛いのだが……はぁ。
 今回未来にやりこめられて、これまで守ってきた16歳未満の未成年とはSEXしない、という自ら決めた縛りを破ってしまった。


 ついさっき、こういう事があったのだ。

 お風呂でイチャイチャした後ベッドに移動し、B的行為で一度お互いに絶頂して横になっていた。暫く俺に腕枕されて放心していた未来ちゃんだったが、不意に俺の上にのってきた。騎乗位の体勢だが、コレはいけない……。

「ちょっと未来ちゃん! 本番行為はしないって俺、言ったよね!」
「はい……穂香や沙織からもしなかってって聞いています……ですが、龍馬先輩……それは先輩の保守的な事情で、私たち女の子の気持ちを軽視しているのじゃないですか? 3人で話し合って出た結論は、もし王都に着いて結婚する前に別れても、行為前ならこの世界で次のお相手を探すのにセーフだとか、変に私たちを想って考えてないかなって? 違いますか?」

 図星だ……吊り橋効果でこうなってるのではないかと疑っている自分がいるのは否定できない。そのうえで、彼女たちが後悔しないようにと考えている。

「そのとおりだね……ハーレムとか正直いうと異常でしょ? 吊り橋効果を否定できない以上、王都に着いて落ち着いてからで良いと思うのは可笑しな事かな? この世界では処女性を重んじるらしいから、できるだけ未成年者は守ってあげたいんだけどダメかな? 心も体もまだ未成熟で、一番精神的に危うい中学生ってことを考えた結果だけど、それでも軽視しているかな?」

「ごめんなさい……思慮深い龍馬先輩が考えた結論なのですね。軽視とか有り得ないですよね」
「俺だって今未来ちゃんとしたいよ……手や口でイチャイチャするのも良いけど、やっぱり未来ちゃんと繋がりたい……俺だって凄く我慢してるんだよ?」

「じゃあ、我慢なんかしないで最後までしてください! 龍馬先輩の気持ちは嬉しいです。でも、これはちょっと……焦らさないでください……」
「未来ちゃんだけしちゃうと、他のしなかった娘に失礼じゃないか……できないよ……」

「正直に言うと、私、今日はそれほど性欲はなかったのです……」
「えっ? でも、排卵周期に入ったんだよね?」

「はい……でも、性欲より今は明日の事が不安で、いっぱいいっぱいです……ウワ~~って叫びそうなほど怖いし、不安だし、落ち着かないです……だから、龍馬先輩に心も体も慰めてもらおうと思ったのです」

 そうだった……明日未来ちゃんには、盗賊を利用して殺人を経験させようとしていたんだった。この世界の危機を救うには、既に邪心の邪気にあてられておかしくなった人たちとの戦闘は避けられない。殺人行為ができないなら、一緒に行動はできないので留守番組に入ってもらうしかないのだ。

 明日、人を殺すかもしれない……不安で性欲どころじゃないか……性欲なんか吹っ飛ぶわな。

「未来ちゃん……無理しなくて良いんだよ。殺人なんか本当はしないほうがイイんだ」
「はぁ……優しいのは良いですが、やはり私たちの事を軽視しています! 殺人をしてでも先輩と一緒にいたいと想ってる女の子に対して、吊り橋効果がどうとか処女性がどうのかとか、綺麗ごとなんか言わないでください! もう穂香も沙織も先輩と居たいという理由で人を殺めているのですよ! 好きだというなら逃げ道を作らないで、私たちの気持ちにもっと応えて下さい!」

 タメ息の後に言った言葉は、強烈な一撃だった……普段穏やかでほんわかした娘の痛烈な言葉は良く効く。既に俺と居たいという理由で人を殺めた者が居るとか言われて、穏やかでいられるわけがない。吊り橋効果とか処女性がとか言ってる次元じゃなかったのだ……彼女たちは本気だ……覚悟がないのは俺の方だと未来ちゃんに怒られてしまった。

 殺人ができないなら連れて行けないのは事実だ……でも、俺と居たいために手を汚すのは正直辛い。邪神討伐の旅が何年掛かるか分からない以上、俺も一緒に居たいが、その為に汚れてほしくはない。転移魔法があるので何時でも帰ってくる事は可能なのだ、だが常に一緒に居たいからといわれては無碍にダメともいえない。

 更に未来は俺に口撃してくる……。

「明日、万が一私が死んだら恨みますよ……化けて出ます! 今日抱いてくれなかった事を、龍馬先輩が死ぬまで毎晩化けて出て、耳元で根性ナシって血だらけで言い続けます!」

 どうして血だらけが前提なの!

「ヤメテくれ! むっちゃ怖いから! 未来ちゃんに毎日根性ナシとか言われたら……それだけで病みそうだ!」


 それから少し揉めたが、未来の本気に負けてしまった……。
 俺が絶対守るからといっても、あの世でもこの世でも絶対はないとか言われるし……未来には何を言っても敵いそうになかったのだ。


 そして行為が終えた後、未来はわんわんと泣きまくった……俺は当然びっくりしたが、落ち着いて泣き止んだ後に理由を聞いて更に反省する羽目になった。

「不安だったので嬉しいのです!」
「うん? 不安? エッチするのが不安だった?」

「違います……フィリアちゃんは別として、龍馬先輩が桜先輩と美弥ちゃん先生としかSEXしないから、なにかと理由をつけて、最終的に私たち中学生組みはやんわり断るつもりなのかなって心配だったのです」

「そんな訳ないだろ。既にもう何人かにエッチな事しちゃってるのに、今更そんな無責任な事はしないよ」
「だって……排卵日で欲情を我慢できない娘は、エッチな事を希望するなら誰でもしてあげるとか龍馬先輩が言うから、凄く不安になったのです。私たちの事も、介護医療的に性奉仕してくれているだけなのじゃないのかと、穂香や沙織も心配しています」

「違うよ! あれは未だ処女で、妊娠適齢期ギリギリな美弥ちゃんの事が心配だったから、美弥ちゃんに対しての発言だったんだよ。未来もその事は知ってるはずだろ?」

「……もうその事はいいです……この世界で処女性を失った私を、龍馬先輩は見捨てたりできない人なので、今は安心しています」


 そう言って少し泣き疲れたのか、俺の腕枕でスヤスヤ寝始めた……。


 未来の可愛い寝顔を見てたら、俺もなんだか眠くなってきた。
 そういえば、未来にも睡眠導入効果のある個人香のパッシブがあったな―――





 いつの間にか眠った俺は、軽く揺すられて目が覚める。

「龍馬先輩、おはようございます」

 未来ちゃんが顔を赤らめて朝の挨拶をしてくれる……イイ! 実にイイ! 俺は人に起こされるのは凄く嫌なのだが、未来ちゃんのような美少女に起こされるのはイイ! 目覚めて一番最初に見る者がこんな美少女だと凄く得した気分になる。

「おはよう、あ……俺が抱きしめてホールドしてたので起きられなかったのか? ごめんね」
「いえ、龍馬先輩が起きるまで待とうかと思いましたが、昨日の話しでは皆が起きだす前に帰ろうという事だったので……」


 そうだった……未来ちゃんは未だ排卵周期中……当然抑止効果がなくなると発情状態になってしまう。というわけで、押し倒して中だし注入で絶頂を与え、24時間ほどの抑止効果を与えておく……役得だな。


「朝から良いのかな……」
「それこそ、医療行為だよ。24時間の抑止効果確保のためだ」


 お互いにスッキリして現在お風呂に入っている。

「あれ? 今なにか白いモコモコが走っていたような……」
「ハティだね。あいつ俺の気配を探ってきたのか……」

「ハティちゃん、そんなことできるのですか? 転移でここにきたので、匂いを辿ったとかじゃないのですよね?」

「俺とハティは見えないラインで繋がっているんだよ。従魔だから俺と魔力ラインが繋がっていて、俺の魔力を取り込む事ができるので飢える事とかなくなるというメリットが従魔にもあるんだ」

「従魔契約が成立するのも、ちゃんと従魔にもメリットがあるからなのですね」
「だね。で、主従関係がちゃんとできているパートナーだと、意識を集中すればある程度の方向と距離ぐらいだけど分かるんだ」

「ハティちゃんはそれを辿ってきたのね。お利口な子」
「どうも朝起きてすぐ、俺の部屋に行ったけど姿が見えなくて、心配になって探ってきたみたいだね」

「ふふふ、可愛いですね。でも、従魔契約すると、相手の行動した事まで分かっちゃうのですか?」
「また違う俺のオリジナルスキルのおかげなんだけどね……詳しい説明はもう少し待ってくれるかな? 替わりにこれをあげるから」

 スキルコピーで【無詠唱】【マジックシールド】【多重結界】、数種の魔法を与え上級まで熟練度を振ってあげる。

「エッ? エッ~~!? ステータス画面に勝手にスキルが増えていってる! しかも全部上級魔法!」
「ヒーラーとして使えそうな魔法はほぼコピーしてあげたよ。戦闘系の技術スキルは【棒鬼】Lv10と【拳鬼】Lv10を振ってあげたから練習するように」

「コピーって……そんなの有りなの? フィリアちゃん、龍馬先輩にプレゼントし過ぎてそれで罰を与えられたのじゃないの?」

「エッ!? いやいや、多分違うよ? コレ創ったのフィリアじゃなくて俺だし」
「ヒャ! ハティちゃん?」

「どうした?」

 未来の視線を辿ったら、ハティが浴場の外窓を前足でカリカリやっていた……入れてという事だろう。
 仕草は可愛いのだが……ここ2階だぞ。

「このガラス窓、中からは見えるけど外から見えないのに、正確に俺の位置がバレてるな……」
「本当に外からは見えないのですか? ハティちゃんあんなに尻尾振って……カリカリする姿可愛い」

 窓を開けてあげると、速攻で飛び込んできた。

『ご主人さま~、ハティをだまって置いて行かないでください~』
「今日は未来と2人だけでデートだったんだよ。最後の最後にハティに邪魔されちゃったけどな」

「龍馬先輩、邪魔とか言っちゃ可愛そうです! 先輩を慕ってここまできてくれたのに!」

 ウッ……そういえば未来もハティにメロメロだったね。怒られてしまった……。

「よし! ハティ洗ってあげよう」

 ハティは優しく体を洗ってもらうのが大好きなのだ。どちらかというと、入浴後のブラッシングが一番好きみたいだけどね。尻尾をブンブン振って喜んでいる。


 念のため、ハティがこっちに居る事を伝えておく。

『あ、沙希ちゃん? ハティはこっちにきてるから心配いらないからね』
『良かった~、朝、トイレにと思ってログハウスの玄関を開けてあげたら、凄い勢いでどっかいっちゃったから心配してました』

『朝、俺がそっちに居なかったから、心配してきたみたいだね。朝食を食べたら直ぐ俺たちも戻るから……』
『ふ~~~ん、未来先輩と2人っきりで食べるんだ?』

『エッ? いや……ハティもいるよ?……』

 苦しい言い訳だった……まさか中1の沙希ちゃんに冷ややかに言われると思ってなかったから、ドギマギと変な言い訳になってしまった。

 朝食をこっちで食べたいといってきたのは未来ちゃんだ。
 性欲処理をしてきたのは皆承知なので、朝、同じテーブルについて注目されるのが恥ずかし過ぎるとの事だ。
 確かに他の娘たちも、帰ったその日の朝は恥ずかしそうにしていたな……桜だけはちょっと自慢げにしてたけど。


『……おはようございますマスター。例の商人たちがたった今出発いたしました……盗賊は35人に増え、商人の野営予定地点で待機する手筈になってます』

『昼食予定地点から、野営予定地点に変わったのか?』
『……まだ、確定ではないようです……斥候が三人街道に配置されているので、状況をみながら最終的には決めるようです』

『待機場所が野営地点だと、先に俺たちのほうが盗賊に遭遇するかな?』
『……いえ、距離的にもこちらのほうが野営地までありますので、商人たちが先に到着しますね。町に近いほど魔獣も少ないので、魔獣との戦闘回数もこちらが多いはずです』


 殺人をするかもしれない……勇者パーティーとしても冒険者になるためにも必要な事とはいえ、重いよな。
しおりを挟む
感想 523

あなたにおすすめの小説

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~

いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。 他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。 「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。 しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。 1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化! 自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働! 「転移者が世界を良くする?」 「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」 追放された少年の第2の人生が、始まる――! ※本作品は他サイト様でも掲載中です。

アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~

うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」  これしかないと思った!   自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。  奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。  得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。  直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。  このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。  そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。  アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。  助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。

異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします

Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。 相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。 現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編

扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。

みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。 勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。  辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。  だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!

老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!

菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは 「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。  同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう  最初の武器は木の棒!?  そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。  何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら 困難に立ち向かっていく。  チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!  異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。  話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい! ****** 完結まで必ず続けます ***** ****** 毎日更新もします *****  他サイトへ重複投稿しています!

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜

舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」  突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、 手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、 だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎  神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“  瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・  転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?  だが、死亡する原因には不可解な点が…  数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、 神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?  様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、 目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“  そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪ *神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw) *投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい *この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します

名無し
ファンタジー
 毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。

タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜

夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。 不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。 その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。 彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。 異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!? *小説家になろうでも公開しております。

処理中です...