41 / 184
学園ロワイヤル編 3日目
1-3-6 井口さんの心理分析?菜奈の狂愛?
しおりを挟む
話の流れで井口さんのあられもない隠し撮り動画を皆に見せる事になった。
「本来この隠し撮りは、俺に対する暴力行為を記録する為に用意したものだ。俺はよくそこで暴力を振るわれていたので、カメラを設置したのだけど……いつからかそこは井口さんたちのSEX場所にもなっていた。俺はもうこの動画は見たくないので、隣の部屋で皆が見終わるのを待っているね。PCのバッテリーの替えを置いておくから、切れそうなら替えてもらっていいからね。動画はだいたい20分ぐらいだけど、本当に中学生は見ない方が良いよ?」
「「「絶対見ます!」」」
「そう……ならもう言わないけど、俺は隣で少し寝るから夕飯になったら呼んでね」
俺はノートパソコンを残し、隣の教室で仮眠する事にした。あの動画は二度と見たくない……不貞寝する。
アダルトビデオすら見た事ないような中等部の子たちは、顔を真っ赤にしながら目を真ん丸にしてその動画を食い入るように見ている。
だが直ぐに見ていた彼女たちの視線が侮蔑したものに変わっていく。
「ん! 今この女、龍馬が泣きながら顔を背けたときニヤッて一瞬笑った!」
「兄様が可哀想です! この女絶対許さない!」
「龍馬君……」
「「「龍馬先輩……可哀想すぎます」」」
開始そうそう佐竹に散々蹴られている龍馬を見て、数名泣き出した子も居るが、10分もしないうちに殆んどの娘が龍馬に同情して泣き出した。泣いてないのは冷静にその動画を観察しているフィリアと美弥ちゃん先生、射殺すような視線で見ている雅の3名だけだ。
途中で一時停止や逆再生をして何回か見て気が済んだ頃に、桜が皆に問いかけた。
「皆、この動画を見てどう思う?」
「どうみてもこれ演技じゃないです。しかも泣いて顔を背けた兄様を嘲笑うような顔をしてました」
「ん! わざと角度まで調整して、龍馬に見せつけるようにしてた! しかも佐竹より先に絶頂してイッてた!」
「人に見られて興奮するただの変態女です! 龍馬先輩が可哀想です!」
「言いだしっぺの優とみどりはどう思った?」
「井口先輩が言ってるような、感じてる演技でもなさそうですし、龍馬先輩の為とかにも見えませんでした」
「私ももう井口さんの言っていた事は何1つ信用しません! 龍馬先輩が言っていた事が真実です!」
「そう言う桜はどう感じたの?」
「正直エッチなビデオすら見た事無かったからびっくりしてるけど、あんな蕩けた顔になるぐらい気持ちいいのかしら?」
「あなた何言ってるのよ?」
「今まであなたとこういう話をした事無かったけど、茜はエッチな事に興味無いの?」
「ない事はないけど、小学校を出てすぐに全寮制のこの中等部に入ったから。皆もそうだと思うけど、相部屋なのでなかなかそういう機会がなかったでしょ? エッチビデオなんて皆で見てたら寮官さんが飛んでくるしね」
「でも毎年何組かが見つかって、反省文を書かされて晒し者になってるわよね」
「皆、お年頃だしね。見つかって晒されても温かい目で見られているよね。男子からは散々からかわれてたようだけど……で、桜はどう思ったのかな?」
「井口さん、龍馬君の事本当に好きだったんじゃないかな……でも佐竹が怖かった。こんな感じかな?」
「でもどうみても彼女、本気で感じているわよ。それじゃおかしいでしょ?」
「そうね……正直井口さんがどう考えて佐竹と付き合いだしたのか解らないわ」
「其方らはまだまだ若いのぅ。人それぞれ三者三様考えがあって良い事じゃ」
「フィリアは井口さんの考えが解るの?」
「ここに落とされる直前まで龍馬の関係者の事は見ておったからのぅ」
「あの……フィリアは菜奈の頭の中とかも覗いちゃったのかな?」
「クククッ、勿論じゃとも。妾は其方は好きじゃぞ。龍馬に対して物心ついたころから全くブレがない。兄ラブ属性全快じゃ! 全く隠そうとしないとこも凄いのう。狂愛なのはちょっと引くがの」
「うっ、フィリア教えて……井口はなにを思って佐竹と付き合いだしたの? どうして兄様を裏切ったの?」
「ふむ、じゃが妾が言うより、雅と先生が大体解ったようじゃから2人に聞くがよかろう。神の神眼で覗いた事をそうそう話すわけにもいかぬしのぅ。菜奈とて、妾に龍馬にきたラブレターを全て其方が先に回収して、龍馬の恋愛を悉く阻止してきた事をバラされるのは嫌じゃろ?」
「フィリア言ってるじゃん! 今、言ったじゃん! 菜奈の秘密バラしたじゃん!」
「ヒャハハ、それはすまなんだ。つい口が滑ってしまったのじゃ」
「絶対態とだよね! 意図して言ったよね! 兄様にバラしたら刺すからね!」
「怖いのぅ……菜奈なら本当に刺しそうで怖いのじゃ」
「雅ちゃんが解ったって本当なの? 一番お子様にしか見えないのに?」
「雅の観察眼は龍馬並じゃぞ。桜や菜奈も中々じゃが、この中じゃ雅と先生が抜きんでておるな」
「ん、人間観察は面白い」
「先生は生徒の動向を見るのが仕事ですからね! えっへん!」
「美弥ちゃん先生は単に生徒に怒られないように、動向というより顔色を窺ってるようにしか見えないけどね」
「またバカにされた! これでも先生大学では心理学を専攻していたのよ! もう、皆ですぐバカにして~!」
ほっぺを膨らまして怒ってるとこを、桜に頭をよしよしされてすぐ破顔しているさまはお子ちゃまにしか見えない。
「じゃあ、先生教えて。井口さんのプロファイリングをお願いします」
「桜さん、井口さんは犯罪者じゃないからその言い方は間違いよ。プロファイリングっていうのは犯罪捜査において、犯罪の性質や特徴から、行動科学的に分析し、犯人の特徴を推論することなの」
「ん! それっぽい事、駄教師が言ってる!」
「酷い雅ちゃん! 先生賞罰何もないよ! 無遅刻無欠席だよ! 良くも無し、悪くも無しだよ!」
「これこれ、話が進まぬじゃろ。さっさと答え合わせをするのじゃ」
「あう、ごめんなさい。じゃあ、先生の推論だけど言ってみるね。井口さんは唯一佐竹君たちに絡まれた時に助けてくれた龍馬君の事が好きになったと思うの。親身になって先生たちの所に一緒に相談とか行ってくれれば、日に日に好きになったんじゃないかな? それと同時に先生たちに無下にあしらわれ続け、日々エスカレートしていくセクハラ行為と龍馬君に対する暴力に恐怖していったんだと思う。トドメになったのが龍馬君への熱が出るほどの暴力行為、これで井口さんは完全に心が折れたのね。龍馬君の為と心の中で言い訳をしながら、本当はその暴力がいつ自分に振るわれるか恐れた結果、佐竹君の彼女になった。こんなところかしら」
「ん! 私と同じ結論」
「でもそれじゃ、龍馬君の前でのあの蔑むような笑みは何なの?」
「自分を守れなかった者へのあてつけ行為かな? 好きな者の前で抱かれて興奮するタイプなのかもしれないわね。実際彼女になってしまえば割と良かったとか……」
「ん、フィリアこれで合ってる?」
「ふむ、ほぼ正解じゃ。ただ井口というおなごは元はそれほど佐竹という奴の事は嫌っておらなんだ。むしろ1学期は少し好意を持っておったくらいじゃ。あまりのしつこさと、龍馬に対する暴力行為で嫌いになったのじゃ。だからいざ彼女になってしまえば元々気があった男故、性行為もそれほど嫌じゃ無かったはずじゃ。むしろ大好きな龍馬に声を聞かせたり、見られる事によってかなり興奮しておったようじゃな。それ故、弱く守り切れなかった龍馬を見下したかのようなあの態度になったのじゃろうの。今現在、佐竹とやらを無視しておるのは、佐竹たちの評判があまりに悪すぎる故、自分の立ち位置が悪くなるのを恐れておるからじゃ。それで完全に佐竹は悪者に仕立て上げ、自分は悲劇のヒロイン役、龍馬はそれを守り切れなかった三流ナイト、あわよくば周りから同情を買い、地固めをして、大好きな龍馬の彼女になれるやもしれぬからの」
「うわー、なんて腹黒い女」
「じゃあ、井口はいまだ兄様の事が好きって事?」
「そうじゃな、おそらく大好きじゃが、裏切って佐竹の彼女になって、目の前で抱かれて感じまくってしまった負目故、自分から龍馬に声を掛けられないのじゃろう。そこで周りからの地固めじゃ……龍馬の為に抱かれたのに龍馬は無視して声すらかけてくれないなどと吹聴して回っておるのじゃろ? それを聞いた優とみどりは、可哀想だと鵜呑みにして龍馬に教えて進言しようとしたのじゃな。あのおなごは、あわよくば力を付けた龍馬に庇護してもらう気でおるのかもな。そのうちこっちに混ぜてくれとか言ってきそうじゃの」
「ん! 断固拒否!」
「兄様にこれ以上近付いたら本気で刺します!」
「これ、菜奈よ……本気で刺したらダメじゃぞ。この世界でも殺人は犯罪者として『ユグドラシル』という神のシステムにちゃんと記録されてずっと残ってしまう。窃盗や傷害、強姦や殺人も記録され、それを調べられる神器でチェックされる。街の入口でチェックされ犯罪歴のある奴は街に入れず、神器の無い治安の悪い小さな村や町で集まってしまう事になる。当然龍馬が目指しておる冒険者にもなれないしの。其方が先走って井口とやらを殺してしまったら龍馬の足を引っ張る事になるぞ」
「あっ! じゃあ、兄様は今日教頭を刺してしまったのは傷害になるのでしょうか?」
「大丈夫じゃ。あれぐらいの私怨のいざこざはこの世界じゃ日常茶判事じゃ。それを全部犯罪者扱いにしてしまうと冒険者など、半分程度が剥奪されてしまうじゃろ。この世界じゃ相手が剣を抜いた時点で正当防衛が成り立つ。たとえ殺す気がなくても抜いた時点で返り討ちで殺されても仕方がないのじゃ」
「解った、気を付ける」
「うむ、良い子じゃ」
「ん、フィリア、あのビッチ女どうしたらいい?」
「そうじゃの、妾たちはただ龍馬を信じてやって付いて行けば良いじゃろ。龍馬が万が一間違いを起こしそうなときは、全員で愛の袋叩きじゃ。井口とやらの事も龍馬に任せる方が良いじゃろ。龍馬は少し心が弱くできておるようじゃから井口とやらの事で、もし傷ついた時は皆で支えてやれば良い」
「ん、解った」
「ときに菜奈よ、其方は龍馬とどうなりたいのじゃ? 独占欲が強く、独り占めしたいようじゃが、妾は龍馬と将来添い遂げるぞ?」
「兄様は渡しません! 兄様は菜奈の物です! フィリアでも刺します!」
「これ菜奈よ、妾に本気で殺気を向けるでない。困った娘じゃのぅ……実際其方は龍馬を妾と取りあって勝てると思っておるのか? 妾はこれでも元水の女神、慈愛のフィリア様と言われておったのじゃぞ。龍馬は其方を愛しておるが、それは恋人に向けるような愛じゃないぞ。妹に向ける親愛じゃ。それに、雅も龍馬を諦める気はないのじゃろ?」
「ん、私も龍馬と添い遂げる! 龍馬は約束は破らない! 最悪25歳まで待てばいい! 楽勝! 勝ち組決定!」
菜奈はフィリアと雅を涙目で睨んでいる。
「クククッ、雅も大したものじゃ。そこで菜奈に提案じゃ……龍馬は今は妹としてしか見ておらぬようじゃが、妾と雅で協力して、其方もハーレムに加えて添い遂げられるようにしてやろうではないか」
「え!? どういう事ですか?」
「雅もそれでよいの?」
「ん、フィリアは強敵。妥協してハーレム案に私も乗る。菜奈もフィリアの事も好きだし問題ない。龍馬なら全員養う甲斐性はあるはず」
「龍馬の性格なら1人を選んで、その者を一生愛するだろうの。じゃが、それだと必ずあぶれて泣く者が数名出てしまう。実際妾と雅以外にも龍馬に好意を抱いている者、抱き始めている者がかなりの数でここにおる。菜奈もそれは何となく分かっておるじゃろ?」
「うん……でも絶対兄様は他の人に渡さない」
「じゃが、現時点で1番可能性の高いのは妾じゃぞ。菜奈とフィリアだけ居れば良いとまで言ってくれたからのう。じゃが其方は妹としてでしか見られておらぬ。雅は今は子ども扱いじゃが、25歳になれば龍馬は約束を守るじゃろ。そうなると菜奈は現時点で3番手じゃ。いや、龍馬からすれば枠外かの? そこで妥協案なのじゃが、龍馬を皆でシェアするのじゃ。菜奈は妾や雅の事が嫌いか?」
「嫌いじゃないけど……でも……」
「其方が幼少のころから龍馬の事が好きなのは知っておる。じゃが今のままだと死ぬまで其方は妹のままじゃ、添い遂げることなどできぬぞ? この世界では甲斐性さえあれば一夫多妻も認めておる。妾と雅で其方も龍馬の寵愛を受けられるように龍馬を誘導してやろうではないか。なんだったら第一夫人の権利は菜奈にやっても良いぞ」
「ん、私は3番目でもいい! あぶれて彼女にさえなれないのだけは絶対イヤ! 龍馬の子を産んで育てたい!」
「兄様の子供……私の夢……」
「どうじゃ? 広い屋敷で龍馬を中心に、3人で協力しながら育児とかも楽しかろ?」
「うん……楽しそう……本当は独り占めが良いけど、妹扱いの未来しか見えない。フィリアと雅で協力して頂戴……私も兄様の子供が欲しい! 菜奈も1人の女として見てほしい!」
「ん! 協定成立! 抜け駆け禁止!」
「勿論じゃ!」
「うん、3人で兄様を籠絡しましょ!」
龍馬が不貞寝中に井口さんの事はそっちのけで、3人のちみっこたちが最高潮に盛り上がったところで新たな爆弾が投入される。
「あの、菜奈先輩! 私もその協定に入れてください!」
「ダメです!」
「ん! 却下!」
「ダメじゃの!」
龍馬に救出され、密かに思いを募らせていた沙織ちゃんだ。
「何でですか! 私も入れてくださいよ!」
「兄様に出会ってわずか3日の沙織ちゃんは只のお遊びでしょ! 却下です!」
「ん! 菜奈正論! 愛が足らない! 排卵周期中で盛っているだけ!」
「そうじゃの、排卵中の盛りのついた猫は入れてあげられんのう」
「そんな事ないです! 私は龍馬先輩に命を助けてもらいました! 生涯をかけて恩返しを考えています! それに龍馬先輩には避妊治療をしてもらって……あの、その……もうお嫁に行けません! 龍馬先輩に責任を取ってお嫁さんにしてもらいます!」
「な!? 避妊治療は亜姫ちゃんがやったって言ってたよね?」
「そうじゃ!」
「ん! どういうこと?」
「えと、私が龍馬先輩にお願いしたのです。亜姫ちゃんと龍馬先輩じゃ指の長さと魔力操作の技術があの時点じゃ全然違っていたのです。なので私がお願いして先輩に治療してもらいました」
「教えてフィリア、兄様はただ可愛い沙織ちゃんに指を入れたかっただけ? それとも本当にその方が成功率とやらが高かったの?」
「ふむ、正直に言えばあの時点で亜姫が治療したとして成功率は97%じゃ。じゃが龍馬なら100%だっただろうの。レベルや魔力操作、イメージ力というのはとても大事な事なのじゃ。こと避妊に関しては1%でも失敗の可能性があるのなら龍馬がやって正解じゃの」
「じゃあ、兄様は菜奈に嘘を言ったのね……許さない!」
怒り狂った菜奈は寝ている龍馬の所に突撃するのだった。
「沙織も本気なら仕方ないの……」
「ん、仕方ない。でも、これ以上増えないように要警戒」
龍馬の知らない所で、井口さんの事と関係ない話がされていた。龍馬はこの後すぐに怒り狂った菜奈に蹴り起こされるのであった。
「本来この隠し撮りは、俺に対する暴力行為を記録する為に用意したものだ。俺はよくそこで暴力を振るわれていたので、カメラを設置したのだけど……いつからかそこは井口さんたちのSEX場所にもなっていた。俺はもうこの動画は見たくないので、隣の部屋で皆が見終わるのを待っているね。PCのバッテリーの替えを置いておくから、切れそうなら替えてもらっていいからね。動画はだいたい20分ぐらいだけど、本当に中学生は見ない方が良いよ?」
「「「絶対見ます!」」」
「そう……ならもう言わないけど、俺は隣で少し寝るから夕飯になったら呼んでね」
俺はノートパソコンを残し、隣の教室で仮眠する事にした。あの動画は二度と見たくない……不貞寝する。
アダルトビデオすら見た事ないような中等部の子たちは、顔を真っ赤にしながら目を真ん丸にしてその動画を食い入るように見ている。
だが直ぐに見ていた彼女たちの視線が侮蔑したものに変わっていく。
「ん! 今この女、龍馬が泣きながら顔を背けたときニヤッて一瞬笑った!」
「兄様が可哀想です! この女絶対許さない!」
「龍馬君……」
「「「龍馬先輩……可哀想すぎます」」」
開始そうそう佐竹に散々蹴られている龍馬を見て、数名泣き出した子も居るが、10分もしないうちに殆んどの娘が龍馬に同情して泣き出した。泣いてないのは冷静にその動画を観察しているフィリアと美弥ちゃん先生、射殺すような視線で見ている雅の3名だけだ。
途中で一時停止や逆再生をして何回か見て気が済んだ頃に、桜が皆に問いかけた。
「皆、この動画を見てどう思う?」
「どうみてもこれ演技じゃないです。しかも泣いて顔を背けた兄様を嘲笑うような顔をしてました」
「ん! わざと角度まで調整して、龍馬に見せつけるようにしてた! しかも佐竹より先に絶頂してイッてた!」
「人に見られて興奮するただの変態女です! 龍馬先輩が可哀想です!」
「言いだしっぺの優とみどりはどう思った?」
「井口先輩が言ってるような、感じてる演技でもなさそうですし、龍馬先輩の為とかにも見えませんでした」
「私ももう井口さんの言っていた事は何1つ信用しません! 龍馬先輩が言っていた事が真実です!」
「そう言う桜はどう感じたの?」
「正直エッチなビデオすら見た事無かったからびっくりしてるけど、あんな蕩けた顔になるぐらい気持ちいいのかしら?」
「あなた何言ってるのよ?」
「今まであなたとこういう話をした事無かったけど、茜はエッチな事に興味無いの?」
「ない事はないけど、小学校を出てすぐに全寮制のこの中等部に入ったから。皆もそうだと思うけど、相部屋なのでなかなかそういう機会がなかったでしょ? エッチビデオなんて皆で見てたら寮官さんが飛んでくるしね」
「でも毎年何組かが見つかって、反省文を書かされて晒し者になってるわよね」
「皆、お年頃だしね。見つかって晒されても温かい目で見られているよね。男子からは散々からかわれてたようだけど……で、桜はどう思ったのかな?」
「井口さん、龍馬君の事本当に好きだったんじゃないかな……でも佐竹が怖かった。こんな感じかな?」
「でもどうみても彼女、本気で感じているわよ。それじゃおかしいでしょ?」
「そうね……正直井口さんがどう考えて佐竹と付き合いだしたのか解らないわ」
「其方らはまだまだ若いのぅ。人それぞれ三者三様考えがあって良い事じゃ」
「フィリアは井口さんの考えが解るの?」
「ここに落とされる直前まで龍馬の関係者の事は見ておったからのぅ」
「あの……フィリアは菜奈の頭の中とかも覗いちゃったのかな?」
「クククッ、勿論じゃとも。妾は其方は好きじゃぞ。龍馬に対して物心ついたころから全くブレがない。兄ラブ属性全快じゃ! 全く隠そうとしないとこも凄いのう。狂愛なのはちょっと引くがの」
「うっ、フィリア教えて……井口はなにを思って佐竹と付き合いだしたの? どうして兄様を裏切ったの?」
「ふむ、じゃが妾が言うより、雅と先生が大体解ったようじゃから2人に聞くがよかろう。神の神眼で覗いた事をそうそう話すわけにもいかぬしのぅ。菜奈とて、妾に龍馬にきたラブレターを全て其方が先に回収して、龍馬の恋愛を悉く阻止してきた事をバラされるのは嫌じゃろ?」
「フィリア言ってるじゃん! 今、言ったじゃん! 菜奈の秘密バラしたじゃん!」
「ヒャハハ、それはすまなんだ。つい口が滑ってしまったのじゃ」
「絶対態とだよね! 意図して言ったよね! 兄様にバラしたら刺すからね!」
「怖いのぅ……菜奈なら本当に刺しそうで怖いのじゃ」
「雅ちゃんが解ったって本当なの? 一番お子様にしか見えないのに?」
「雅の観察眼は龍馬並じゃぞ。桜や菜奈も中々じゃが、この中じゃ雅と先生が抜きんでておるな」
「ん、人間観察は面白い」
「先生は生徒の動向を見るのが仕事ですからね! えっへん!」
「美弥ちゃん先生は単に生徒に怒られないように、動向というより顔色を窺ってるようにしか見えないけどね」
「またバカにされた! これでも先生大学では心理学を専攻していたのよ! もう、皆ですぐバカにして~!」
ほっぺを膨らまして怒ってるとこを、桜に頭をよしよしされてすぐ破顔しているさまはお子ちゃまにしか見えない。
「じゃあ、先生教えて。井口さんのプロファイリングをお願いします」
「桜さん、井口さんは犯罪者じゃないからその言い方は間違いよ。プロファイリングっていうのは犯罪捜査において、犯罪の性質や特徴から、行動科学的に分析し、犯人の特徴を推論することなの」
「ん! それっぽい事、駄教師が言ってる!」
「酷い雅ちゃん! 先生賞罰何もないよ! 無遅刻無欠席だよ! 良くも無し、悪くも無しだよ!」
「これこれ、話が進まぬじゃろ。さっさと答え合わせをするのじゃ」
「あう、ごめんなさい。じゃあ、先生の推論だけど言ってみるね。井口さんは唯一佐竹君たちに絡まれた時に助けてくれた龍馬君の事が好きになったと思うの。親身になって先生たちの所に一緒に相談とか行ってくれれば、日に日に好きになったんじゃないかな? それと同時に先生たちに無下にあしらわれ続け、日々エスカレートしていくセクハラ行為と龍馬君に対する暴力に恐怖していったんだと思う。トドメになったのが龍馬君への熱が出るほどの暴力行為、これで井口さんは完全に心が折れたのね。龍馬君の為と心の中で言い訳をしながら、本当はその暴力がいつ自分に振るわれるか恐れた結果、佐竹君の彼女になった。こんなところかしら」
「ん! 私と同じ結論」
「でもそれじゃ、龍馬君の前でのあの蔑むような笑みは何なの?」
「自分を守れなかった者へのあてつけ行為かな? 好きな者の前で抱かれて興奮するタイプなのかもしれないわね。実際彼女になってしまえば割と良かったとか……」
「ん、フィリアこれで合ってる?」
「ふむ、ほぼ正解じゃ。ただ井口というおなごは元はそれほど佐竹という奴の事は嫌っておらなんだ。むしろ1学期は少し好意を持っておったくらいじゃ。あまりのしつこさと、龍馬に対する暴力行為で嫌いになったのじゃ。だからいざ彼女になってしまえば元々気があった男故、性行為もそれほど嫌じゃ無かったはずじゃ。むしろ大好きな龍馬に声を聞かせたり、見られる事によってかなり興奮しておったようじゃな。それ故、弱く守り切れなかった龍馬を見下したかのようなあの態度になったのじゃろうの。今現在、佐竹とやらを無視しておるのは、佐竹たちの評判があまりに悪すぎる故、自分の立ち位置が悪くなるのを恐れておるからじゃ。それで完全に佐竹は悪者に仕立て上げ、自分は悲劇のヒロイン役、龍馬はそれを守り切れなかった三流ナイト、あわよくば周りから同情を買い、地固めをして、大好きな龍馬の彼女になれるやもしれぬからの」
「うわー、なんて腹黒い女」
「じゃあ、井口はいまだ兄様の事が好きって事?」
「そうじゃな、おそらく大好きじゃが、裏切って佐竹の彼女になって、目の前で抱かれて感じまくってしまった負目故、自分から龍馬に声を掛けられないのじゃろう。そこで周りからの地固めじゃ……龍馬の為に抱かれたのに龍馬は無視して声すらかけてくれないなどと吹聴して回っておるのじゃろ? それを聞いた優とみどりは、可哀想だと鵜呑みにして龍馬に教えて進言しようとしたのじゃな。あのおなごは、あわよくば力を付けた龍馬に庇護してもらう気でおるのかもな。そのうちこっちに混ぜてくれとか言ってきそうじゃの」
「ん! 断固拒否!」
「兄様にこれ以上近付いたら本気で刺します!」
「これ、菜奈よ……本気で刺したらダメじゃぞ。この世界でも殺人は犯罪者として『ユグドラシル』という神のシステムにちゃんと記録されてずっと残ってしまう。窃盗や傷害、強姦や殺人も記録され、それを調べられる神器でチェックされる。街の入口でチェックされ犯罪歴のある奴は街に入れず、神器の無い治安の悪い小さな村や町で集まってしまう事になる。当然龍馬が目指しておる冒険者にもなれないしの。其方が先走って井口とやらを殺してしまったら龍馬の足を引っ張る事になるぞ」
「あっ! じゃあ、兄様は今日教頭を刺してしまったのは傷害になるのでしょうか?」
「大丈夫じゃ。あれぐらいの私怨のいざこざはこの世界じゃ日常茶判事じゃ。それを全部犯罪者扱いにしてしまうと冒険者など、半分程度が剥奪されてしまうじゃろ。この世界じゃ相手が剣を抜いた時点で正当防衛が成り立つ。たとえ殺す気がなくても抜いた時点で返り討ちで殺されても仕方がないのじゃ」
「解った、気を付ける」
「うむ、良い子じゃ」
「ん、フィリア、あのビッチ女どうしたらいい?」
「そうじゃの、妾たちはただ龍馬を信じてやって付いて行けば良いじゃろ。龍馬が万が一間違いを起こしそうなときは、全員で愛の袋叩きじゃ。井口とやらの事も龍馬に任せる方が良いじゃろ。龍馬は少し心が弱くできておるようじゃから井口とやらの事で、もし傷ついた時は皆で支えてやれば良い」
「ん、解った」
「ときに菜奈よ、其方は龍馬とどうなりたいのじゃ? 独占欲が強く、独り占めしたいようじゃが、妾は龍馬と将来添い遂げるぞ?」
「兄様は渡しません! 兄様は菜奈の物です! フィリアでも刺します!」
「これ菜奈よ、妾に本気で殺気を向けるでない。困った娘じゃのぅ……実際其方は龍馬を妾と取りあって勝てると思っておるのか? 妾はこれでも元水の女神、慈愛のフィリア様と言われておったのじゃぞ。龍馬は其方を愛しておるが、それは恋人に向けるような愛じゃないぞ。妹に向ける親愛じゃ。それに、雅も龍馬を諦める気はないのじゃろ?」
「ん、私も龍馬と添い遂げる! 龍馬は約束は破らない! 最悪25歳まで待てばいい! 楽勝! 勝ち組決定!」
菜奈はフィリアと雅を涙目で睨んでいる。
「クククッ、雅も大したものじゃ。そこで菜奈に提案じゃ……龍馬は今は妹としてしか見ておらぬようじゃが、妾と雅で協力して、其方もハーレムに加えて添い遂げられるようにしてやろうではないか」
「え!? どういう事ですか?」
「雅もそれでよいの?」
「ん、フィリアは強敵。妥協してハーレム案に私も乗る。菜奈もフィリアの事も好きだし問題ない。龍馬なら全員養う甲斐性はあるはず」
「龍馬の性格なら1人を選んで、その者を一生愛するだろうの。じゃが、それだと必ずあぶれて泣く者が数名出てしまう。実際妾と雅以外にも龍馬に好意を抱いている者、抱き始めている者がかなりの数でここにおる。菜奈もそれは何となく分かっておるじゃろ?」
「うん……でも絶対兄様は他の人に渡さない」
「じゃが、現時点で1番可能性の高いのは妾じゃぞ。菜奈とフィリアだけ居れば良いとまで言ってくれたからのう。じゃが其方は妹としてでしか見られておらぬ。雅は今は子ども扱いじゃが、25歳になれば龍馬は約束を守るじゃろ。そうなると菜奈は現時点で3番手じゃ。いや、龍馬からすれば枠外かの? そこで妥協案なのじゃが、龍馬を皆でシェアするのじゃ。菜奈は妾や雅の事が嫌いか?」
「嫌いじゃないけど……でも……」
「其方が幼少のころから龍馬の事が好きなのは知っておる。じゃが今のままだと死ぬまで其方は妹のままじゃ、添い遂げることなどできぬぞ? この世界では甲斐性さえあれば一夫多妻も認めておる。妾と雅で其方も龍馬の寵愛を受けられるように龍馬を誘導してやろうではないか。なんだったら第一夫人の権利は菜奈にやっても良いぞ」
「ん、私は3番目でもいい! あぶれて彼女にさえなれないのだけは絶対イヤ! 龍馬の子を産んで育てたい!」
「兄様の子供……私の夢……」
「どうじゃ? 広い屋敷で龍馬を中心に、3人で協力しながら育児とかも楽しかろ?」
「うん……楽しそう……本当は独り占めが良いけど、妹扱いの未来しか見えない。フィリアと雅で協力して頂戴……私も兄様の子供が欲しい! 菜奈も1人の女として見てほしい!」
「ん! 協定成立! 抜け駆け禁止!」
「勿論じゃ!」
「うん、3人で兄様を籠絡しましょ!」
龍馬が不貞寝中に井口さんの事はそっちのけで、3人のちみっこたちが最高潮に盛り上がったところで新たな爆弾が投入される。
「あの、菜奈先輩! 私もその協定に入れてください!」
「ダメです!」
「ん! 却下!」
「ダメじゃの!」
龍馬に救出され、密かに思いを募らせていた沙織ちゃんだ。
「何でですか! 私も入れてくださいよ!」
「兄様に出会ってわずか3日の沙織ちゃんは只のお遊びでしょ! 却下です!」
「ん! 菜奈正論! 愛が足らない! 排卵周期中で盛っているだけ!」
「そうじゃの、排卵中の盛りのついた猫は入れてあげられんのう」
「そんな事ないです! 私は龍馬先輩に命を助けてもらいました! 生涯をかけて恩返しを考えています! それに龍馬先輩には避妊治療をしてもらって……あの、その……もうお嫁に行けません! 龍馬先輩に責任を取ってお嫁さんにしてもらいます!」
「な!? 避妊治療は亜姫ちゃんがやったって言ってたよね?」
「そうじゃ!」
「ん! どういうこと?」
「えと、私が龍馬先輩にお願いしたのです。亜姫ちゃんと龍馬先輩じゃ指の長さと魔力操作の技術があの時点じゃ全然違っていたのです。なので私がお願いして先輩に治療してもらいました」
「教えてフィリア、兄様はただ可愛い沙織ちゃんに指を入れたかっただけ? それとも本当にその方が成功率とやらが高かったの?」
「ふむ、正直に言えばあの時点で亜姫が治療したとして成功率は97%じゃ。じゃが龍馬なら100%だっただろうの。レベルや魔力操作、イメージ力というのはとても大事な事なのじゃ。こと避妊に関しては1%でも失敗の可能性があるのなら龍馬がやって正解じゃの」
「じゃあ、兄様は菜奈に嘘を言ったのね……許さない!」
怒り狂った菜奈は寝ている龍馬の所に突撃するのだった。
「沙織も本気なら仕方ないの……」
「ん、仕方ない。でも、これ以上増えないように要警戒」
龍馬の知らない所で、井口さんの事と関係ない話がされていた。龍馬はこの後すぐに怒り狂った菜奈に蹴り起こされるのであった。
32
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
アイテムボックスの最も冴えた使い方~チュートリアル1億回で最強になったが、実力隠してアイテムボックス内でスローライフしつつ駄竜とたわむれる~
うみ
ファンタジー
「アイテムボックス発動 収納 自分自身!」
これしかないと思った!
自宅で休んでいたら突然異世界に拉致され、邪蒼竜と名乗る強大なドラゴンを前にして絶対絶命のピンチに陥っていたのだから。
奴に言われるがままステータスと叫んだら、アイテムボックスというスキルを持っていることが分かった。
得た能力を使って何とかピンチを逃れようとし、思いついたアイデアを咄嗟に実行に移したんだ。
直後、俺の体はアイテムボックスの中に入り、難を逃れることができた。
このまま戻っても捻りつぶされるだけだ。
そこで、アイテムボックスの中は時間が流れないことを利用し、チュートリアルバトルを繰り返すこと1億回。ついにレベルがカンストする。
アイテムボックスの外に出た俺はドラゴンの角を折り、危機を脱する。
助けた竜の巫女と共に彼女の村へ向かうことになった俺だったが――。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
老衰で死んだ僕は異世界に転生して仲間を探す旅に出ます。最初の武器は木の棒ですか!? 絶対にあきらめない心で剣と魔法を使いこなします!
菊池 快晴
ファンタジー
10代という若さで老衰により病気で死んでしまった主人公アイレは
「まだ、死にたくない」という願いの通り異世界転生に成功する。
同じ病気で亡くなった親友のヴェルネルとレムリもこの世界いるはずだと
アイレは二人を探す旅に出るが、すぐに魔物に襲われてしまう
最初の武器は木の棒!?
そして謎の人物によって明かされるヴェネルとレムリの転生の真実。
何度も心が折れそうになりながらも、アイレは剣と魔法を使いこなしながら
困難に立ち向かっていく。
チート、ハーレムなしの王道ファンタジー物語!
異世界転生は2話目です! キャラクタ―の魅力を味わってもらえると嬉しいです。
話の終わりのヒキを重要視しているので、そこを注目して下さい!
****** 完結まで必ず続けます *****
****** 毎日更新もします *****
他サイトへ重複投稿しています!
間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています
学校ごと異世界に召喚された俺、拾ったスキルが強すぎたので無双します
名無し
ファンタジー
毎日のようにいじめを受けていた主人公の如月優斗は、ある日自分の学校が異世界へ転移したことを知る。召喚主によれば、生徒たちの中から救世主を探しているそうで、スマホを通してスキルをタダで配るのだという。それがきっかけで神スキルを得た如月は、あっという間に最強の男へと進化していく。
タブレット片手に異世界転移!〜元社畜、ダウンロード→インストールでチート強化しつつ温泉巡り始めます〜
夢・風魔
ファンタジー
一か月の平均残業時間130時間。残業代ゼロ。そんなブラック企業で働いていた葉月悠斗は、巨漢上司が眩暈を起こし倒れた所に居たため圧死した。
不真面目な天使のせいでデスルーラを繰り返すハメになった彼は、輪廻の女神によって1001回目にようやくまともな異世界転移を果たす。
その際、便利アイテムとしてタブレットを貰った。検索機能、収納機能を持ったタブレットで『ダウンロード』『インストール』で徐々に強化されていく悠斗。
彼を「勇者殿」と呼び慕うどうみても美少女な男装エルフと共に、彼は社畜時代に夢見た「温泉巡り」を異世界ですることにした。
異世界の温泉事情もあり、温泉地でいろいろな事件に巻き込まれつつも、彼は社畜時代には無かったポジティブ思考で事件を解決していく!?
*小説家になろうでも公開しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる