女神様から同情された結果こうなった

回復師

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学園ロワイヤル編 4~6日目

1-5-2 森の美少女?迷子?

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 俯けで倒れて気絶しているようだが、このままだと魔素ですぐにでも死んでしまいそうだ。
 早急に足の治療と、レベルアップをしなければいけない。

『……マスター、今から魔獣を探してレベルアップするより、例の【アクアフロー】の方が一時的ですが即効性があります。あれで魔素を散らしたのち、レベルを上げて救ってあげる方が良いでしょう』

『そうか、忠言ありがとう』

「おい! 大丈夫か!」

 起こそうとするが、反応がない。それなら今のうちに足を治療してしまおう。折れた足を真っ直ぐにする時、かなりの激痛を伴う。人によってはショック死もあり得るのだ……意識のないうちにやってしまった方が良い。

 90度に曲がってる足を真っ直ぐにそっと伸ばす。『うっ』という声が上がり、彼女は痛みでどうやら気が付いたようだ。

「気付いたか! おい、大丈夫か?」

 こっちを見たが声を出せないようだ……何か言おうとしてるが聞き取れない。

「今から治療してやる。【アクアガヒール】」

 流石上級回復魔法だ。初めて使ったが骨折が一発で完治した……異世界スゲー!
 お姫様抱っこで移動し、テントの中に入ってベッドに寝かす。

 よく見ればこの娘、かなりの美人さんだ。茶道部と言ってたので中学生なのだろうが、既にかなり色気がある。
 可愛いと言うより美人なのだ。身長は俺より高く、173cm・体重は50kg。細身でスタイルが良い。

「足は治ったが、今、君は魔素で死にかけている。それを治療しない事には後数時間で君は死んでしまう。理解はできないだろうけど、言ってる事はその身で感じているだろうからなんとなく解るよね?」

 彼女は虚ろな目で頷いた。

「よし。その魔素の治療の為、裸になってもらう必要があるので、そのジャージを脱がすけどいいかい?」

 返事がない……ただの屍のようだ。

 ネタをやってる場合じゃないな。許可なんか要らない……ひん剥いて治療する。
 彼女にはあまり時間がないのだ。

「悪いが君の許可をもらってるほど、君に時間はなさそうなので、勝手にやらせてもらうよ。治療後にいくらでも恨みつらみは聞いてやるから大人しく治療されるんだぞ」

 そういって手際よく脱がしていった。ブラジャーとパンティーを脱がせようとした時はちょっと抵抗されたが、そもそも喋れないほどの瀕死状態なのだ。抵抗というほどの事もなく、あっという間にすっぽんぽんにした。


「今から君の体内に溜まった魔素を散らす治療を行うね。体に触れるが許してほしい」

 彼女は何も言わず、さっきまでより力のこもった涙目でこっちを睨んでる。

「【クリーン】【ボディースキャン】【アクアフロー】では始めるね。まずは魔素を循環させて散らせやすくする為に、各要所に俺の魔力を流し込んで魔力経路を作る。ポンプ的役割がある、1番重要な心臓からだ」

 いきなり左胸に触れたのでめっちゃ睨まれた。もう最後の気力を使ったってくらいの殺気を込めて睨まれました。

「そう睨むなよ、心臓→頭→丹田→足→一周回って心臓に戻る。魔力の流れを感じてごらん。集中すれば俺の魔力の流れが分かるはずだよ」

 5分ほどで魔力の流れがなんとかできたが、この世界の体に創りかえられていないので、魔素を上手く循環できないみたいだ。循環ができないのなら、一時的にでも魔素を体から抜いて外に散らすしかない。

 【クリスタルプレート】上での表示では全身赤と真っ黒表示で、クリックして状態の確認をすると、魔素の停滞と診断結果が出た。赤いのは危険表示なのだが、これも魔素の極度の過剰吸収の為だ。異世界人には魔素を循環させて散らす事ができず、只溜まっていき、いずれはその強すぎる魔素で死亡する。


「次は俯いてもらって、魔素を散らす作業に入る」

 手伝ってあげ俯いてもらい、1番酷い肩甲骨辺りから首筋に掛けて【アクアフロー】で指圧とともに指で魔素を揉み散らしていく。  

 指を走らせる度に彼女から艶めかしい声が漏れだす。1時間ほど掛けてなんとか危険な状態を脱する程度に魔素を抜けたのだが、完全に消し去る事はできなかった。助けるにはレベルを上げて体を創り変えるしか方法はないようだ。

 現在彼女は治療中に再度気絶してしまって眠っている。マッサージしていて気付いたのだが、体がとても冷え切っていた。この11月に薄いジャージ姿なのだ。夜はかなり冷え込んだはずだ。よく3日もこんな薄着で生きていたものだ。

 彼女に【エアコン】魔法を掛けてあげ、布団を何枚も掛けて俺も一緒に覆いかぶさるようにして寝てあげた。いっておくけど、裸の女子に覆い被さるのはエッチな気になってじゃないよ? 一刻でも早く体温を上げる必要があったからだからね。勿論ハティも彼女にくっつけさせて寝させている。


 体を揺すられて目が覚める。揺すったのは俺に抱きつかれている美人さんだ。

「おはよう。動けるほどには回復したようだね?」
「あの、離してください……」

「ああ、ごめんごめん。おっと、裸の君に抱きついてるのは、君があまりにも体が冷え切っていて危険な状態だったからだよ。なにもエッチな事はしてないから安心してね。低体温症ってあるだろ? あれになっていたんだ。嘘じゃないよ」

「そうですか……ありがとうございます。と、感謝するところですが、素直に言えないのは何故でしょう?」

「命を助けられて骨折を治してもらったけど、問答無用で素っ裸にされたあげくにおっぱいを触られて、気絶してる間に裸の状態で抱きつかれてしまっていて、素直に喜べないって感じ? 寝ている俺を殴って叩き起こさなかったのは、暖められていた理由を俺が言うまでもなく理解できていたからかな?」

「驚くほど的確な私の心情分析です。まさにその通りですね」

「自己紹介が遅れたね。俺は君と同じ学園に通う高等部1年の小鳥遊龍馬だ、よろしくね」
「私は中等部2年の小西穂香です。やっぱりお礼は言うべきですので、ちゃんと言っておきます。助けていただいてありがとうございました」

 彼女はぺこりと頭を下げてお礼を言ってきた。

「どういたしまして。で、君の今の状況とか、俺にいろいろ聞きたい事があるでしょう?」
「はい、足の骨折が一瞬で治りました。回復魔法とかがあるのですか?」

「おっと、回復魔法ときたか……やはりこっち側の人種っぽいね。先に俺から聞きたい事がある。穂香ちゃんは足を骨折していたのに、どうやってここまで逃げてきたんだ? あの場で魔獣に襲われて骨折したのなら食われているはずだよね? そこがどうしても解らないんだ?」

「穂香ちゃん……まぁいいです。私、山の中で何度かオークやゴブリン? に襲われたのですが、足がそこそこ速いので何とか逃げ延びたのです。でもだんだん空腹とか寒さで弱ってきて、走るのもなんだか辛くて、このままだと逃げ切れないと判断して木の上に避難しました。中途半端な木だとオークやクマなどが登ってくるので、蔦を放って枝を越えるようにくぐらせて、それを手繰って登ったのです。登った後に蔦は木の上に置いておけばあの木の径だと何か道具でもない事にはそう簡単には登って来れないですからね」

「へー、頭いいな。それでそっから落っこちて足を骨折しちゃったって事ね?」

「落ちた時の事は覚えていないのですが、おそらく眠っちゃったか、気絶しちゃったかだと思います。落ちて痛みで気づいた感じですが、足が変な方向に曲がってるのを見たのが最後の記憶です。また気絶したのかもしれないです」

「穂香ちゃんの近くに自作の盾っぽいのと、槍っぽいのがあったけど。あれは?」
「ポイのではなく槍と盾です! あれで何度も助かったのですから、バカにしないでください!」

「バカになんかしていないよ? むしろ感心しているんだよ。こんな危険な森の中で生き足掻いて自作したのだろう? 立派だよ? 誇っていいよ?」

「そう言われると、あんな素人武器なんか恥ずかしいではないですか」

「じゃあ、今度は俺から君の聞きたい事を要約して話してあげるね。ここは君の想像どおり異世界で合っている。この世界の女神のミスで、本来勇者として柳生美咲先輩1人を召喚するはずが、学園ごと転移召喚しちゃったみたいなんだ。しかも座標がずれてこの魔素の多い場所にずれちゃったみたいなんだけど、また運悪くオークキングがいるコロニーの近くに転移しちゃったから大惨事になったんだよね。現在生き残りは居るけど、全校生徒の1割にも満たない」

「やはり異世界でしたか……オークとか異常にでっかい猪や、一角兎が居たので、もしやと思っていたのですよ。でも1割しか生き残ってないのですか? じゃあ、沙織は死んじゃったかな?」

 お、沙織ちゃんの名前が出た。仲良かったのかな? 茶道部って7人しか居ないって言ってたから仲良かったのかもしれないな。

「沙織ってのは、お友達かい?」
「はい。同じクラスで、同じ部活の親友です。夕食を一緒に食堂で食べていたのですが、オークの集団がやってきて逃げた時にハグレちゃったのです。追いかけられて、訳分からないうちに森の奥に来ちゃって、どう戻ればいいのかも分からなくなってしまって……」

「そうか、逃走中に迷子になったんだね。今、学園では生き残った者たちでいくつかのグループができているんだよ。いろいろあったんだけど、現在5つのグループがある。格技場の男子のみのグループ、男子寮にいる男子メインの女子少数混成グループ、教員棟地下の避難シェルターに居る教員と男子メインの女子少数混成グループ、体育館の地下シェルターに居る女子のみのグループ、そして中等部の別館の茶道室にいる料理部と茶道部の女子と男が1名のグループの5つがある」

「ちょっと待って! 茶道部の子が居るの? 生き残った人が居るの? 誰? 誰が生きてるの?」
「3人生き残ってるよ。栗林未来、山下美加、間宮沙織の3人だね」

「沙織生きてるんだ! 良かった! 栗林先輩も山下先輩も生きているのですね?」

 彼女は余程嬉しかったのかシクシク泣き始めた。感極まって無防備になり、ちょっと胸元が見えそうになっている。

「穂香ちゃん、俺、外に出てるから服着ようか。俺の服だけど、貸すのでジャージの上に着るといい」

 穂香ちゃんが着ていた服を渡す前に【クリーン】で奇麗にしてあげる。実は失禁していたようで、尿で汚れていたのだ。そしてダウンジャンバーを貸してあげる。ダウンコートもあるのだが移動の邪魔になるから森の中ではNGだ。【エアコン】魔法があるので寒さの心配はない。

 更衣が終わったと呼ばれたので中に入り、テーブルを出して、飲み物と携帯食を出してあげる。

「先輩ありがとうございます。喉が渇いていたのでありがたいです!」

「いくらでもあるので遠慮しなくていいけど、ゆっくり食べるんだよ。急に食べると体に良くないからね。本当なら粥とかの方が良いくらなんだ。飲み物は2本は絶対飲んでね。脱水状態のようだから、ゆっくりでいいから飲めるだけ飲むんだ」

「はい、ところでその可愛いワンちゃんはなんですか?」

 俺の襟元から顔を出して、さっきから穂香ちゃんが飲んでる果汁ジュースを欲しそうに眺めているのだ。
 匂いでお昼に飲んだリンゴジュースと分かるのだろう。

「こいつ、犬じゃなく狼。しかもレア魔獣。穂香ちゃんって、こういう言い回しでも通じる人だよね?」

「はい、異世界転移・転生ものは大好きですね。MMOとかも好きでやっていました」
「ひょっとして、タンク?」

「よく分かりますね。あの盾で分かったのですか?」
「うん、槍が短かったからね。槍使いならもっと長くしているかなってね。あれだと盾で防いでからの突き特化かなって思って」

「そのとおりです! 異世界かもって思った私は、レベルアップして異世界チートだっ! て張り切って落ちていた木で、1匹で居たゴブリンっぽいのに襲いかかったのです。後ろから不意打ちで頭を殴って倒せたのですけど、特にレベルアップもしなくて……まぁMMOじゃ最弱設定のゴブリンだしってその時は思ったのですよ。そいつが腰に差してたナイフを奪って蔦やら木を使って盾と槍を作ったんです。そして一角兎が居たのでよしと思ったのですが、10m以内に近づく事すらできませんでした。そしてスライム! ゲームだと最弱な筈なのに、槍を何度刺しても全く死なないんです」

「あいつは体の中心付近に浮いている、パチンコ玉くらいの魔石を狙うんだよ。魔法なら簡単に倒せるんだけど、物理だとその魔石を狙わないといけないんで結構面倒なんだよね。足が遅いので脅威にはならないけど。それと一角兎はホーンラビットっていうみたいだよ。意味は同じだけどね」


 さっきからハティが鼻をひくつかせて可愛いので、オレンジジュース100%果汁を出してやった。哺乳瓶を出した瞬間飲ませてもらえるのが分かったのか、尻尾がブンブンウザいぐらい振られる。


「ハティ、お昼に飲んだのはリンゴジュースだ。そしてこれはミカンジュース。美味しいか?」
「ミャン!」

「ふぁ~可愛い! その子ハティちゃんていうの? 私が飲ませてあげていい?」
「ああ、いいよ」


 穂香ちゃんにはまだ話す事が山ほどある。取り敢えず食事の時間は気分よく食べてもらおう。
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