女神様から同情された結果こうなった

回復師

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学園ロワイヤル編 7・8日目

1-7-3 バカな奴ら?残される男子達の行く末?

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 あまりの格技場の奴らのバカさ加減に皆が絶句した。

「先輩たちがちょっと臭いのは【クリーン】持ちも居ないからですね?」
「臭くはないだろう!? 女子剣道部の可愛い後輩が、毎日【クリーン】を掛けに来てくれているんだ!」

「以前の戦闘ではその娘たちが回復担当だったのですか?」

「いや、女子剣道部員も全員戦闘特化だ。初級のアクアヒールLv3を1人取ってくれたので、戦闘後にその娘1人で皆を回復してくれていた。【クリーン】は女子も流石に匂いが気になったのか、4日目に2人が習得してくれたので良かったんだけどな」

「よく初日と2日目の大規模襲撃にヒーラーなしで耐えられましたね」
「柳生が居たからな。今、集団で来られたらヤバいかもしれない……」

「魔法持ちの上位種がきたら、多分最前線の格技場の先輩たちは死にますね。ヒーラーが居ないと魔法や弓の攻撃を食らった時に対処は無理です。この数日オークは襲撃してきてないですが、どうするつもりですか?」

「何度も皆と話したんだけどな。俺もそうだけど、戦闘スキル以外には1ポイントも振りたくないんだよ。バカなのは皆解っている。でも最強を目指すことを考えたら、どうしても無駄振りはしたくないんだ」

「言ってる事は解らないでもないですが、極振りすれば【剣神】【格闘神】も容易に取れるでしょうけど、それまでに死んでしまっては意味ないのですよ?」

「「…………」」

 格技場の両主将は無言だ。解ってはいるのだろうが、根っからの戦闘バカなのだろうな。

「小鳥遊君、オークの襲撃があったら、ここからヒーラー三名と魔法職三名と柳生さんを送り出す事にするわ。代わりと言ったらなんだけど、うちのA班とその貸し出す娘たちのレベル上げをお願いできないかしら?」

「一応うちで話し合った計画を先に言っておきますね。それを踏まえてそっちで再度話し合ってもらえますか?」

「ええ、聞かせてちょうだい」

「ここを出たらうちのグループが先行して平原の魔獣を狩りながら進み、他の皆は後方を付いてきてもらいます。付いてくるにあたって、今のままじゃ付いても来られないでしょうから、全員【身体強化】をLv5にしてあげます。基礎体力が上がれば歩くのにも困りませんし、街に行っても酔っぱらい程度はあしらえるでしょう。非戦闘員は全員【身体強化】をLv5、戦闘員は【身体強化】Lv10が最低条件です。それと殿に格技場の男子に頑張ってもらおうかと思っています」

「俺たち男子も一緒に行っていいのか?」

「多分男子を混ぜるのは嫌だって娘も居るでしょうけど、見捨てるのは可哀想だと言うのがうちのメンバーの殆どの意見です」

「殆どという事は、嫌だと言う子も居るんだ……」

 ちょっと先輩がしょげてしまったがこれは仕方ないよ。

「先輩、体育館の事件は知ってますよね? どこも男子は警戒されて当然です。なので不用意な卑猥な発言やちょっとした冗談のつもりのセクハラも細心の注意を払ってくださいね。今それやっちゃうと一発で見捨てられますよ」

「それは、皆解ってるつもりだ」

「「美少女カレー!」」 
「え!? そんなのでもダメなの?」

 俺もそれくらい良いだろうと思ってしまったが、ここの女子たちは過敏に反応しているようだ。俺も十分気を付けないと、体育館の女子にハブられそうだ。


「もう少し詳しく説明しますね。全員のレベルが目標レベルまで上がったら、うちのA班と柳生先輩の種族レベルを20にします。2ndジョブ習得の為です。その時点で俺が事前に下見をしてあるコロニーの数がまだ残っていたら、女子の主力パーティーと格技場の男子たちも加えて残りを狩りつくします」

「格技場の男子をあまり高レベルにするのは反対です! 戦闘特化とか危険じゃないですか! 他人を考えず自分の戦闘力の事しか考えてない集団なんですよ? 力を付けた後に襲われたらひとたまりもないじゃないですか!」

「確かに戦闘狂で利己的なのは認めるけど、俺たちは絶対人を襲ったりしない!」

「バスケ部の藤井君も最初はそう言ってたわ。『俺たちが守ってやる』『オークや野獣化した男たちが襲ってきても大丈夫だ、俺に任せろ』……ちょっとカッコ良くて好きになりそうだったのに、そう言ってた彼にレイプされたわ! 男なんてもう信じられないのよ!」

 あまり言いたくはないが、このままだと話が進まない。格技場の奴らに今現在非はないのだ。彼女の言いがかりだ。全ての男を同じに見られても話にならない。

「先輩の気持ちも解らないではないですが、バスケ部の男子が襲ったからと言って、男子皆が暴挙に走るとか思われても困るのですよね」

「そう言うあなたも、美少女に囲まれて全く手を出さないでいられるのかしら?」
「手はもう出しちゃってますよ。同意の下ですので誰にも文句は言わせませんけどね。街に行って落ち着いたら結婚するつもりです」

「同意の下とか言ってるけど、そういう状況下を作り出して逆らえないようにしているだけじゃないの?」
「あなた、全然懲りてないようですね……そうやってあなたが言葉で藤井を煽ったって聞いていますよ? 最初のきっかけを暴言で作って、逆上してエスカレートした藤井たちにレイプされたのでしょ? 言葉の暴力で彼を追いつめたって事を自覚してないのですか?」

「私のせいだって言うの!?」

「自覚がないのなら教えてあげます。物事には大抵何かのきっかけがあるのです。海外の暴動でもそうですが、メーデー中に警官が手をあげたとか、無抵抗の黒人が白人警官に撃たれたとか、何かの理由が元で事件は起きるのです。藤井の場合は、あなたが言葉で追いつめて、逃げ場を失ったのが彼の癇に障ったのです。一度スイッチが入ってしまって止められなかったのでしょう。勿論悪いのは藤井や吉本たちですが、ちょっとした言葉の行き違いで何が起こるか分からない状況下で、きっかけを作ったのは間違いなくあなたです」  

「冗談じゃないわ! 被害に遭った私がなんで悪く言われなくちゃならないの!」

「あなたに自覚がないから言ってあげているのです。言ってあげても解らないのなら、言うだけ無駄ですので、これ以上は何も言いません。俺にはあなたがどうなろうと知った事ではないですしね。ただ、格技場の男子は何もやってないので、あなたにどうこう言われる筋合いは全くないです」

「何かあってからじゃ遅いから言っているのよ!」
「代案もなく、ただ騒ぐだけなら黙っててほしいかな。自分の身が守れるなら良いけど、他人任せで騒ぐだけならもう黙っていてください」

「何ですって! あなた何様よ!」
「お前藤井に『肉取ってこい役立たず』って言ったんだってな? お前が今から行って取ってこいよ。自分ができもしない事をギャーギャーと喚きやがって……自分の発言が相手を不快にさせてるって自覚しろ」

「龍馬君! ちょっと言い過ぎ。それと私たちのグループ内の恋愛観の事を他のグループの女子が口出しするのは止めてね。大きなお世話よ。それと龍馬君のさっき言った婚約者は私なので、格技場の男子は私に変に声を掛けたりしないでね。迷惑ですので」

 格技場の男子たちが一斉に落ち込んだのが分かった。そりゃビックリするほどあからさまに落ち込んでいました……落ち込んだ後の殺気も凄かったです。

「タカナシ君、手を出したとか言ってたね。やったのか? 学園のアイドルの城崎さんとやったのか?」
「ちょっと目が怖いですよ水谷先輩! 桜とはまだ何もないですよ! 婚約はしましたが手すら握っていないです!」

「龍馬君、何余計な報告しているのよ! プライバシーの侵害だよ。それに時間が勿体ないからさっさと話を進めてよ」

 桜に睨まれて怒られてしまった……確かに要らぬ報告だった。

「あの~ちょっといいですか?」
「何だい?」

「さっきの話だと、ここに居ない人たちは見捨てて行くって事ですか?」
「どうして見捨てるって事になるんだい?」

「え? 皆、連れて行ってあげるのですか?」
「とりあえずこの動画を先に見せるので、それからまた話そうか」


 俺は例の教頭たちの会話の動画を皆に見せた。1番ショックを受けていたのは、意外にも体育館のリーダーをしている高畑先生だった。

「高畑先生は、男子教員に危機感を抱いて女子寮に退避したのではなかったのですか?」

「ええ、そうだけど……大谷先生、彼とは同期なの。昔は生徒想いの人だったのよ? いつからこんな歪んだ考えになったのかしら」

「今の時代、非常識なバカな生徒や親が多い中、教職になろうとする男子教師なんか、ちょっとは女子生徒とそういう淡い関係を夢に抱いていたんじゃないですかね? 皆がそういう奴ばかりだとは言いませんけど」

「この人たちはどうするの?」
「現在、教頭たちは3人でレベル上げをしまくってます。大谷は既にレベル17ですので他の女子たちが出会うと危険ですので、外には出ないようにしてください。接触を求められても断った方が良いでしょう。何を考えてるのか分かったもんじゃないです」

「そうね……私ももう彼らとは会わないようにするわ。でも彼らがこうだからと言って、他の男子生徒を見捨てるのはどうかと思うのだけど?」

「高畑先生もですか。だからなぜ見捨てるって話になるのです?」
「え? じゃあ、この3人以外は連れて行ってあげるって事かな?」

「根本的に高畑先生と俺の考え方が違うんですよ。そもそも見捨てるとか随分上から目線ですよね? 皆を助ける理由がまずないですし、なぜ俺が助けるのが前提なんですか? 俺は英雄願望も勇者願望も聖人願望も全くないんですよ?」

「だって小鳥遊君強いし、皆を助けられる実力も指導力もあるじゃない」

「まず、見捨てるとかいう考えは今後なくしてください。もしそういう考えならその方が助けてあげてください。俺には全く関係ない人たちです。俺は本当に助けたい人の足枷になるのを分かっていて、どうこうする気はないです」

「でも、彼らに何もしてあげないのは見捨てるって事じゃないの?」
「また言ってる。してあげるとか高畑先生は上から目線なんですよ。そもそもここにいる生徒は皆同じ環境下に居るのですよ。魔獣を倒せば倒しただけ強くなれる。運動音痴の者でもポイントを振れば神のシステムの恩恵で勇者補正が掛かって強くなれます。実に解りやすいシステムです」

「確かにそうだけど……」
「俺たちのグループは生存を掛けて命懸けで日々努力をしています。何もしないで引き籠ってる男子の面倒をどうして俺たちが見ないといけないのです? 俺から言わせれば自分の身は自分で守れってのが流儀です。ついでに言っておきますが、現在オークの巣に持ち帰られて酷い目に遭っている娘や、体育館でバスケ部に強姦された娘たちの事も可哀想には思いますが、只それだけです。よくテレビで今ISに攫われた女子高生の事やアフリカやカンボジアなど未開の地の子供たちの事を流していますが、それと同じような感覚です。可哀想だとは思いますが、特に何かしてあげようとは思っていません」

「あんまりな言い方ね!」
「またあなたですか……あなたにはさっき黙ってろと言ったでしょ」

「さっきは感情のままああ言ったけど……本当はお肉の事はずっと気になってて、凄く後悔して反省してるわ……でも置いてきぼりは可哀想でしょ?」

「じゃあ聞くけど……あなたは、ISに攫われた女生徒の為に何かしましたか? 未開の地の子供たちには? 薬殺されてる犬や猫たちには? 何もしてないでしょ? 俺的には自分のグループと柳生先輩以外はそれと同じくらいの感情しか持ち合わせていません。あなたの言うとおり、可哀想とは思いますが、それ以上の感情はないです。下手に係わって情が移ると助けなくちゃいけなくなります。うちの親には育てる甲斐性も責任も持てないのなら、子犬や子猫を見つけても拾ってきちゃダメって何度も言われて躾けられています。俺には何もしようとしない足手まといになりそうな奴を連れて行く気はないですね。可哀想と思って何かしてあげたいのなら、あなたが頑張ってレベルを上げて連れて行ってあげればいいじゃないですか? さっきも言いましたが、強くなれる条件は全員同じなのですから、俺に言わないで自分で行動してください」

「…………」

 彼女はやっと何も言わなくなった……というか言えなくなった?
 結局自分で何かする気はないのだろう。あくまで人任せで、感情論だけで喚いていただけだ。


「何も言わないのは、結局自分では何もしないのですね? 感情論だけで喚き散らして、結局俺や他人に丸投げはないでしょ? 自分で考えて自分で行動してください」

「ねぇ、龍馬君……本当に他の男子は見捨てて行くの?」

 うっ! 柳生先輩、その憂いを含んだ目はヤメテ~!

「美咲先輩……ネタバラシをすると、彼らの事は置いて行きますが、見捨てる訳じゃないのですよ」
「どういう事?」

「俺たちは徒歩で街を目指すのですが。最も近い場所なら徒歩で10日ほどの所に村があるそうです。でもそこだと大量の飢えた俺たちが向かっても食料や宿なんかも足りないのは目に見えています。なので村とは逆に進み、徒歩で13日ほどの街に行こうと思っています。徒歩で集団移動ですのでそのくらいの日数を見ていますが、実際この世界の馬だと5日、竜騎だと3日、飛竜だと数時間なのだそうです。要は俺たちが街に着けさえすれば、そこの領主に庇護を求められるんですよ。置いてきぼりにされた無能な野郎どもでも、俺たちがオークを狩りつくして行けば、2週間ぐらいは残った少数の雑魚魔獣相手なら防衛戦ぐらいできるでしょ? 教員棟とここは地下シェルターですので、ミサイルでも耐えられる強度があるのです。中から出さえしなければ、そもそも下級魔獣ぐらいじゃビクともしません」

「もし庇護してくれなかったらどうします?」

「それはないですよ。だって美咲ちゃん、あなたは女神様がこの世界に遣わした勇者様なんですよ? 使徒様降臨です! 自由はなくなるかもですが、間違いなく丁重にもてなされるでしょう」

「ちょっと龍馬君! 私たちには置いて行く男子たちの事、一言も言ってなかったじゃない!」
「そうですよ兄様! ちゃんと考えていたなら、教えてくれてもいいじゃないですか!」
「ん! 龍馬はヤンデレ?」
「先生も秘密主義は感心しないな~」

 うちのメンバーに怒られた……。

「だって、最近料理部の皆が俺に過剰に期待するんだもん! 何でもかんでも俺に期待しないで、ちっとは自分で考えろよ!」

「「「ああ~」」」

 なんとか俺の説明で皆納得してくれたようだ。
 例のバレー部2年の女子は、『考えがあるなら最初から言えよ』とかぶつくさ聞こえるように言ってましたけどね。
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