12 / 329
運命の日
9.街の電気屋さん
しおりを挟む
商品の確認の為に顔合わせをするらしい。扉が開き、オメガが黒服に連れられて入ってきた。
無理やり引っ張られて来た訳ではなく、きちんと自分の足で歩いて入ってきた。
先ほどのオークションで、もう自分の境遇を否が応でも自分の立ち位置をハッキリと認識させられたのかもしれない。
3億円以上の値がついたのだ。もう自分が嫌だと言っても、状況は何も変わらないのだと知っているのだろう。
どんな人物が自分を買ったのか見極めたいのだろう。その瞳は遠慮がちではあるが、まっすぐアルファを見つめている。その様子から、この子の芯の強さが伺える。
もしかしたら父の友人や知り合いが、自分を救い出してくれる可能性にも期待していたのかもしれない。
にもかかわらず、そこに立っているのは見覚えの無い男。
父の友人や知り合いにしては幾分か若い。
手持ちが足りなかった件で狼狽したせいで今は若干疲れているが、それでも隠せないアルファ然とした品格と容姿から醸し出された覇者の雰囲気。
淡く漂ってくるウッディムスクのフェロモンの香りは、この男がアルファであることを物語っている。
正しく今が男盛りの三十代後半と思しき見覚えが無いアルファに、自分が買われた理由に思い至ったのかもしれない。
オメガは俯いた。
一方アルファの方は、オメガが自分を気に入るかどうかを憂慮していた。
歳を取っているわけではないが、もう若くもない。
持っている中では上質なスーツを着てきたつもりだが、彼が今まで身に着けていたものに比べると見劣りするであろう品質の服。それに身を包んだ、自分より16歳も年上の38歳のアルファを見て、彼はどう思うのであろうか。
アルファの心情に配慮したのだろう。オメガの首には黒革の枷はついたままだったものの、もう鎖にはつながれていなかった。
「お客様がご落札されたのは、彼でお間違いございませんね。」
「はい。その通りです。」
「では、不備がないかご確認をお願いします。特に、お客様は初夜権もご購入されておりますので、彼が本当に初物かどうかは必ずこの場でご確認下さいませ。後からのクレームに関しては対応しかねますので。」
その支配人の言葉を聞いて、オメガは目を見開いて身を強張らせた。目に浮かんだのは恐怖の色だった。
一歩下がろうとしたところを、すぐ後ろに立っていた黒服にやんわりと遮られている。
一方のアルファも支配人のその発言には思わず耳を疑ってしまった。それってここで脱がせて指でも入れて確認しろって事か?
そのくせ、黒服も支配人も出ていく素振りはない。“検品”の証人になるつもりなんだろう。他の男がいる前で、彼の肌を晒せと?
初対面でさすがにそれは…いくらなんでも可哀想だろう。他の客は…それをするのか?
「えっと…それは、大丈夫です。一応オークションの方で確認はして下さっているという事ですよね?であるならば、大丈夫です。」
「勿論医師の診察は受けており、この通り見解書も添付しておりますが…。
では今この場でご確認しなくても宜しいので?この後のクレームには対応致しかねますよ?」
「はっはい。大丈夫です。そんな可哀想な事は出来ません。」
「優しいご主人様に買われて良かったですね。
了解致しました。では、商品の検品はお済みになったという事で、先に進みますよ。」
オメガの彼の目の前で商品と呼ばれ、アルファは狼狽した。その言葉を彼には聞かせたくなくて、アルファは半ば被せるかの様に返事をした。
「だっ大丈夫です。私が欲したのは彼で間違いありませんから。何も問題ありません。もう全部大丈夫ですので。」
「了解致しました。では、地下オメガはこのまま専用車でお客様のご自宅までお送りいたします。お客様はお車をお持ちで無いようなので、お客様も専用車にご同乗頂いてかまいませんよ。」
自分だけのものになったオメガと少しでも多く一緒に居たかったアルファは、迷わず同乗すると頷いた。
「では、準備がありますので、こちらにお掛けになって、少々お待ちください。
私はこちらで失礼させていただきますが、後は従業員がご案内いたしますので。
本日はご落札頂きまして、誠にありがとうございました。」
支配人はそう言って一礼すると、オメガの彼と共にそそくさと出て行った。きっとこの後も他の契約の予定があるのだろう。
アルファは不安がっているだろうオメガの彼に、一言声を掛けて安心させたかったのだが、そうする暇も無かった。
しばらく待つと先ほどローン契約の紙を渡してくれた黒服が戻ってきた。てっきり着替えか何かをしたオメガの彼を連れてきてくれるのではと思っていたが、彼の姿は見当たらない。
その代わりに、黒服の後ろには、洗濯機の段ボールを積んだ大きな台車を押している作業服を着た人が居た。
段ボールの表記に違和感は感じられない。有名メーカーの正規品の段ボールを手に入れたのか、それとも似せて作っているだけか。
この地下オークションは表の銀行や名だたる大企業とも繋がりがある。
もしかしたら、本物かもしれないと思わせるだけの違和感の無さだった。
「驚いて外で声を上げてしまう方もいらっしゃるので、先にお伝えしておきます。
現在お客様の地下オメガにはお眠り頂いて、この中に入って頂いています。」
アルファは驚きの余りつい手の平で口を塞いでしまった。
っ!!!ふざけるな!彼は人間だぞ!
と喉まで出かかったが、彼をそんな目に遭わせているのは、間違いなく自分である。
では他にどう運ぶ?と聞かれても、人目に触れない自分だけのオメガをと望んだのは自分だ。
人道的ではないが、間違いなく人目に触れずに運べる方法であると納得せざる得なかった。
彼を一秒でも早く外に出してあげたくて、アルファは「早く行こう。」というので精一杯であった。
そうして訪れた地下駐車場で目にした輸送専用車は、後部窓部分すべてに渡って装飾が施されている、大き目の商用バンだった。
あなたの街の電気屋さん 加藤電機 洗濯機、テレビ、エアコン…と家電名が印刷されている。
実在しているお店なのか分からないが、どこから覗き込んでも全く中が見えない。その上、わざと傷なども残しているのか、綺麗すぎず汚れすぎず、恐ろしいほどに違和感がない。
作業服を着た男が、その商用バンの座席がない後部に彼が入った箱を丁寧に積み込んで固定をした。
なるほど。これではただ新居に洗濯機を購入しただけにしか見えない。
アルファは助手席に乗り込む様に言われた。
運転席には作業員その一。
彼が起き出さないかの監視の為だろう、彼を“積み込んだ”後部には作業員その二が乗っている。
体感ではもう随分と夜も更けていると感じていたが、実はまだ二十時過ぎだった。二月の日の入りは早く、日が落ちてすぐにオークションが開始されていた。
事情を知らない人から見れば、仕事帰りに締まりかけの街の電気屋さんに飛び込んで、その場で家電を買って、そのまま店頭品の配送をお願いした人と言った風情か。
車が地下を出て、アルファの視界に街行く人が映り始める。今まで別世界に居た様にどこか現実味が無かった心が、急に現実に引き戻された。
無理やり引っ張られて来た訳ではなく、きちんと自分の足で歩いて入ってきた。
先ほどのオークションで、もう自分の境遇を否が応でも自分の立ち位置をハッキリと認識させられたのかもしれない。
3億円以上の値がついたのだ。もう自分が嫌だと言っても、状況は何も変わらないのだと知っているのだろう。
どんな人物が自分を買ったのか見極めたいのだろう。その瞳は遠慮がちではあるが、まっすぐアルファを見つめている。その様子から、この子の芯の強さが伺える。
もしかしたら父の友人や知り合いが、自分を救い出してくれる可能性にも期待していたのかもしれない。
にもかかわらず、そこに立っているのは見覚えの無い男。
父の友人や知り合いにしては幾分か若い。
手持ちが足りなかった件で狼狽したせいで今は若干疲れているが、それでも隠せないアルファ然とした品格と容姿から醸し出された覇者の雰囲気。
淡く漂ってくるウッディムスクのフェロモンの香りは、この男がアルファであることを物語っている。
正しく今が男盛りの三十代後半と思しき見覚えが無いアルファに、自分が買われた理由に思い至ったのかもしれない。
オメガは俯いた。
一方アルファの方は、オメガが自分を気に入るかどうかを憂慮していた。
歳を取っているわけではないが、もう若くもない。
持っている中では上質なスーツを着てきたつもりだが、彼が今まで身に着けていたものに比べると見劣りするであろう品質の服。それに身を包んだ、自分より16歳も年上の38歳のアルファを見て、彼はどう思うのであろうか。
アルファの心情に配慮したのだろう。オメガの首には黒革の枷はついたままだったものの、もう鎖にはつながれていなかった。
「お客様がご落札されたのは、彼でお間違いございませんね。」
「はい。その通りです。」
「では、不備がないかご確認をお願いします。特に、お客様は初夜権もご購入されておりますので、彼が本当に初物かどうかは必ずこの場でご確認下さいませ。後からのクレームに関しては対応しかねますので。」
その支配人の言葉を聞いて、オメガは目を見開いて身を強張らせた。目に浮かんだのは恐怖の色だった。
一歩下がろうとしたところを、すぐ後ろに立っていた黒服にやんわりと遮られている。
一方のアルファも支配人のその発言には思わず耳を疑ってしまった。それってここで脱がせて指でも入れて確認しろって事か?
そのくせ、黒服も支配人も出ていく素振りはない。“検品”の証人になるつもりなんだろう。他の男がいる前で、彼の肌を晒せと?
初対面でさすがにそれは…いくらなんでも可哀想だろう。他の客は…それをするのか?
「えっと…それは、大丈夫です。一応オークションの方で確認はして下さっているという事ですよね?であるならば、大丈夫です。」
「勿論医師の診察は受けており、この通り見解書も添付しておりますが…。
では今この場でご確認しなくても宜しいので?この後のクレームには対応致しかねますよ?」
「はっはい。大丈夫です。そんな可哀想な事は出来ません。」
「優しいご主人様に買われて良かったですね。
了解致しました。では、商品の検品はお済みになったという事で、先に進みますよ。」
オメガの彼の目の前で商品と呼ばれ、アルファは狼狽した。その言葉を彼には聞かせたくなくて、アルファは半ば被せるかの様に返事をした。
「だっ大丈夫です。私が欲したのは彼で間違いありませんから。何も問題ありません。もう全部大丈夫ですので。」
「了解致しました。では、地下オメガはこのまま専用車でお客様のご自宅までお送りいたします。お客様はお車をお持ちで無いようなので、お客様も専用車にご同乗頂いてかまいませんよ。」
自分だけのものになったオメガと少しでも多く一緒に居たかったアルファは、迷わず同乗すると頷いた。
「では、準備がありますので、こちらにお掛けになって、少々お待ちください。
私はこちらで失礼させていただきますが、後は従業員がご案内いたしますので。
本日はご落札頂きまして、誠にありがとうございました。」
支配人はそう言って一礼すると、オメガの彼と共にそそくさと出て行った。きっとこの後も他の契約の予定があるのだろう。
アルファは不安がっているだろうオメガの彼に、一言声を掛けて安心させたかったのだが、そうする暇も無かった。
しばらく待つと先ほどローン契約の紙を渡してくれた黒服が戻ってきた。てっきり着替えか何かをしたオメガの彼を連れてきてくれるのではと思っていたが、彼の姿は見当たらない。
その代わりに、黒服の後ろには、洗濯機の段ボールを積んだ大きな台車を押している作業服を着た人が居た。
段ボールの表記に違和感は感じられない。有名メーカーの正規品の段ボールを手に入れたのか、それとも似せて作っているだけか。
この地下オークションは表の銀行や名だたる大企業とも繋がりがある。
もしかしたら、本物かもしれないと思わせるだけの違和感の無さだった。
「驚いて外で声を上げてしまう方もいらっしゃるので、先にお伝えしておきます。
現在お客様の地下オメガにはお眠り頂いて、この中に入って頂いています。」
アルファは驚きの余りつい手の平で口を塞いでしまった。
っ!!!ふざけるな!彼は人間だぞ!
と喉まで出かかったが、彼をそんな目に遭わせているのは、間違いなく自分である。
では他にどう運ぶ?と聞かれても、人目に触れない自分だけのオメガをと望んだのは自分だ。
人道的ではないが、間違いなく人目に触れずに運べる方法であると納得せざる得なかった。
彼を一秒でも早く外に出してあげたくて、アルファは「早く行こう。」というので精一杯であった。
そうして訪れた地下駐車場で目にした輸送専用車は、後部窓部分すべてに渡って装飾が施されている、大き目の商用バンだった。
あなたの街の電気屋さん 加藤電機 洗濯機、テレビ、エアコン…と家電名が印刷されている。
実在しているお店なのか分からないが、どこから覗き込んでも全く中が見えない。その上、わざと傷なども残しているのか、綺麗すぎず汚れすぎず、恐ろしいほどに違和感がない。
作業服を着た男が、その商用バンの座席がない後部に彼が入った箱を丁寧に積み込んで固定をした。
なるほど。これではただ新居に洗濯機を購入しただけにしか見えない。
アルファは助手席に乗り込む様に言われた。
運転席には作業員その一。
彼が起き出さないかの監視の為だろう、彼を“積み込んだ”後部には作業員その二が乗っている。
体感ではもう随分と夜も更けていると感じていたが、実はまだ二十時過ぎだった。二月の日の入りは早く、日が落ちてすぐにオークションが開始されていた。
事情を知らない人から見れば、仕事帰りに締まりかけの街の電気屋さんに飛び込んで、その場で家電を買って、そのまま店頭品の配送をお願いした人と言った風情か。
車が地下を出て、アルファの視界に街行く人が映り始める。今まで別世界に居た様にどこか現実味が無かった心が、急に現実に引き戻された。
1
あなたにおすすめの小説
【完結】end roll.〜あなたの最期に、俺はいましたか〜
みやの
BL
ーー……俺は、本能に殺されたかった。
自分で選び、番になった恋人を事故で亡くしたオメガ・要。
残されたのは、抜け殻みたいな体と、二度と戻らない日々への悔いだけだった。
この世界には、生涯に一度だけ「本当の番」がいる――
そう信じられていても、要はもう「運命」なんて言葉を信じることができない。
亡くした番の記憶と、本能が求める現在のあいだで引き裂かれながら、
それでも生きてしまうΩの物語。
痛くて、残酷なラブストーリー。
【完結】それでも僕は貴方だけを愛してる 〜大手企業副社長秘書α×不憫訳あり美人子持ちΩの純愛ー
葉月
BL
オメガバース。
成瀬瑞稀《みずき》は、他の人とは違う容姿に、幼い頃からいじめられていた。
そんな瑞稀を助けてくれたのは、瑞稀の母親が住み込みで働いていたお屋敷の息子、晴人《はると》
瑞稀と晴人との出会いは、瑞稀が5歳、晴人が13歳の頃。
瑞稀は晴人に憧れと恋心をいただいていたが、女手一人、瑞稀を育てていた母親の再婚で晴人と離れ離れになってしまう。
そんな二人は運命のように再会を果たすも、再び別れが訪れ…。
お互いがお互いを想い、すれ違う二人。
二人の気持ちは一つになるのか…。一緒にいられる時間を大切にしていたが、晴人との別れの時が訪れ…。
運命の出会いと別れ、愛する人の幸せを願うがあまりにすれ違いを繰り返し、お互いを愛する気持ちが大きくなっていく。
瑞稀と晴人の出会いから、二人が愛を育み、すれ違いながらもお互いを想い合い…。
イケメン副社長秘書α×健気美人訳あり子連れ清掃派遣社員Ω
20年越しの愛を貫く、一途な純愛です。
二人の幸せを見守っていただけますと、嬉しいです。
そして皆様人気、あの人のスピンオフも書きました😊
よければあの人の幸せも見守ってやってくだい🥹❤️
また、こちらの作品は第11回BL小説大賞コンテストに応募しております。
もし少しでも興味を持っていただけましたら嬉しいです。
よろしくお願いいたします。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
サクラメント300
朝顔
BL
アルファの佐倉は、過去に恋人を傷つけたことで、贖罪のための人生を送ってきた。
ある日不運な偶然が重なって、勤務先のビルのエレベーターに閉じ込められてしまった。
そこで一緒に閉じ込められたアルファの男と仲良くなる。
お互い複雑なバース性であったため、事故のように体を重ねてしまう。
ただの偶然の出会いのように見えたが、それぞれが赦しを求めて生きてきた。
贖罪の人生を選んだ佐倉が、その先に見つける幸せとは……
春らしく桜が思い浮かぶようなお話を目指して、赦しをテーマに書いてみました。
全28話 完結済み
⭐︎規格外フェロモンα×元攻めα
⭐︎主人公受けですが、攻め視点もあり。
※オメガバースの設定をお借りして、オリジナル要素を入れています。
BL小説家ですが、ライバル視している私小説家に迫られています
二三@冷酷公爵発売中
BL
BL小説家である私は、小説の稼ぎだけでは食っていけないために、パン屋でバイトをしている。そのバイト先に、ライバル視している私小説家、穂積が新人バイトとしてやってきた。本当は私小説家志望である私は、BL小説家であることを隠し、嫉妬を覚えながら穂積と一緒に働く。そんな私の心中も知らず、穂積は私に好きだのタイプだのと、積極的にアプローチしてくる。ある日、私がBL小説家であることが穂積にばれてしまい…?
※タイトルを変更しました。(旧題 BL小説家と私小説家がパン屋でバイトしたらこうなった)2025.5.21
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
王太子専属閨係の見る夢は
riiko
BL
男爵家のシンは、親に売られて王都に来た。
売られた先はこの国最大の相手!? 王子の閨係というお仕事に就いたのだった。
自分は王子が婚約者と結婚するまでの繋ぎの体だけの相手……だったはずなのに、閨係なのに一向に抱いてもらえない。そして王子にどんどん惹かれる自分に戸惑う。夢を見てはいけない。相手はこの国の王太子、自分はただの男娼。
それなのに、夢を見てしまった。
王太子アルファ×閨担当オメガ
性描写が入るシーンは
※マークをタイトルにつけます。
物語、お楽しみいただけたら幸いです!
幸せな日々 ~若頭補佐のアルファが家出少年オメガの養育係になりました~
大波小波
BL
藤川 露希(ふじかわ ろき)は、オメガの家出少年だ。
金銭を得るため、その体を売り物にしながらさまよっていたが、このところ何も食べていない。
そんな折に出会ったヤクザの若衆・反田(はんだ)に拾われ、若頭の外山(とやま)に紹介される。
露希を気に入った外山は、彼を組長へのギフトにしようと考えた。
そこで呼ばれたのは、アルファであり若頭補佐の、神崎 誠(かんざき まこと)だった。
彼は露希の養育係に任命され、二人の同棲生活が始まった。
触れ合い、やがて惹かれ合う彼らだったが、期限が来れば露希は組長の元へ贈られる。
これは、刹那の恋に終わってしまう運命なのか……?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる