花を君へ

柑蜜

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兄の右腕

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未来、こいつと付き合え!

で、同棲しろ!

それが颯太だった。

24歳で同い年。18歳の時から知っている。

電気工事の子会社をしている、兄。

親がガンで死に、父のあとをついだ。

遺産は平等に分け、風花のことは兄に任せた。

遺言書だ。


早速、引っ越し業者が入り、引っ越し先へ。

颯太!反論しないの?

反論する理由がないよ。優しく微笑む。

家の中が埋まっていくのを見ながら、兄は誇らしげだった。

引っ越し祝いに日本酒と、寿司頼んだから。じゃ!

じゃって。私も反論はない。

お寿司食べようか?

小皿とコップを洗って持ってきた。

乾杯!!

美味い日本酒だ!

割り箸でお寿司を食べながら、颯太に聞いた。

彼女とかいなかったの?

颯太は日本酒を吹きかけそうになった。

いたら、断ってるよ。大丈夫。風花は?

兄がいるからわかるでしょ!もう24歳だよ?

妹が可愛いんだよ。いつまでも兄でいたいんだ。

そうなのかなあ?これからよろしくね。

日本酒を、注いだ。

こちらこそ、よろしく。

日本酒を注がれた。

コツンッ。

一気飲みをした。

明日は六時起きだから、早く寝るよ。

そんな言葉が聞こえた気がした。
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