39 / 62
横文字なのはいいことなのか否か
しおりを挟む
『これ、リスケしておいてもらえます?』
ん?
リスケ?
何??
というやり取りが今日……会社であった。
リスケとはリスケジュール。
こっそりインターネットを検索して調べた。
てゆうか……日程変更でいいではないか。
大体、なぜ日本人のくせに横文字を使いたがるのか?
数百年前までは攘夷だとかバカ騒ぎして外国人を打ち払おうとしてたではないか。
アホなのか?
日本人は??
あたしは疲れた身体に鞭打って、なんとかアパートの自分の部屋に入った。
もう今日は何もしたくない。
身体的というより精神的に疲れた。
あたしは横文字が苦手なのだ。学生時代、一番苦手な教科は英語だったし、街で外国人に話しかけられても、ひきつった笑顔と身振り手振りでなんとかするのだ。
まさか同じ日本人から未知の横文字が発声されるとは思いもよらなかった。
そういえば……仕事で使う用語には横文字が多いような気がする。
最近では仕事の形も外国から影響されているものが多いからなのだろうか?
そういうのは良いことだ。
あたしだって何も時代錯誤に『攘夷』とか言って生麦で外国人に襲い掛かったりしたいわけではない。
ただそういう仕事の形は日本語にして、だれにでも分かるようにすべきではないだろうか。
横文字は分からん。
こちとら日本人だ。
日本語しか理解できんのだ。
そんな出来事があったので今日はすでに午前中で疲れ切っていた。だから一人でランチに行こうと思ったのだが……何人かに一緒に行くように誘われた。
好意は無駄にしたくないので一緒に行くことにした。
でも食べたいものは妥協したくない。
『今日はラーメンにしない?』
あたしは空気を壊さない程度に提案した。
不愛想だと思われることの多いあたしはこれでもけっこう気を使っているのだ。
ラーメンを提案した理由は単純。久々に塩ラーメンが食べたくなったのだ。そしてその塩ラーメンのお店には、あたしのお気に入りのチャーシュー丼がある。
『それ、アグリー』
アグリー?
何??
朝ドラ?
……なわけないよね。
てゆうかもう横文字使うなよ。
こっちはそれで疲れてるんだ。
いちいち調べるのも面倒だったのであたしはその場で聞くことにした。
『何? アグリーって』
『いや……同意って意味ですけど……』
『賛成でいいんじゃないの?』
さすがに我慢できなかったあたしがうんざりした顔でそう言うと、『アグリー』と発言した彼以外のその場にいた人間がこう言った。
『アグリー……』
ふーーーん……
思い出しても疲れる出来事だった。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。
ふと我に返る。
今日はやらかしてないはずだ。
どうやら考え事をしても動き回る元気もなければ、壁を叩く元気もないらしい。
その証拠にあたしは今、ベッドにいる。
『はあーい』
あたしが玄関を開けると目の前には夕凪ちゃんがいた。
『こんばんわ。ママがお姉ちゃんと夕飯、シェアしませんか?って……』
少し、あたしは頭が固いのかもしれない……
ん?
リスケ?
何??
というやり取りが今日……会社であった。
リスケとはリスケジュール。
こっそりインターネットを検索して調べた。
てゆうか……日程変更でいいではないか。
大体、なぜ日本人のくせに横文字を使いたがるのか?
数百年前までは攘夷だとかバカ騒ぎして外国人を打ち払おうとしてたではないか。
アホなのか?
日本人は??
あたしは疲れた身体に鞭打って、なんとかアパートの自分の部屋に入った。
もう今日は何もしたくない。
身体的というより精神的に疲れた。
あたしは横文字が苦手なのだ。学生時代、一番苦手な教科は英語だったし、街で外国人に話しかけられても、ひきつった笑顔と身振り手振りでなんとかするのだ。
まさか同じ日本人から未知の横文字が発声されるとは思いもよらなかった。
そういえば……仕事で使う用語には横文字が多いような気がする。
最近では仕事の形も外国から影響されているものが多いからなのだろうか?
そういうのは良いことだ。
あたしだって何も時代錯誤に『攘夷』とか言って生麦で外国人に襲い掛かったりしたいわけではない。
ただそういう仕事の形は日本語にして、だれにでも分かるようにすべきではないだろうか。
横文字は分からん。
こちとら日本人だ。
日本語しか理解できんのだ。
そんな出来事があったので今日はすでに午前中で疲れ切っていた。だから一人でランチに行こうと思ったのだが……何人かに一緒に行くように誘われた。
好意は無駄にしたくないので一緒に行くことにした。
でも食べたいものは妥協したくない。
『今日はラーメンにしない?』
あたしは空気を壊さない程度に提案した。
不愛想だと思われることの多いあたしはこれでもけっこう気を使っているのだ。
ラーメンを提案した理由は単純。久々に塩ラーメンが食べたくなったのだ。そしてその塩ラーメンのお店には、あたしのお気に入りのチャーシュー丼がある。
『それ、アグリー』
アグリー?
何??
朝ドラ?
……なわけないよね。
てゆうかもう横文字使うなよ。
こっちはそれで疲れてるんだ。
いちいち調べるのも面倒だったのであたしはその場で聞くことにした。
『何? アグリーって』
『いや……同意って意味ですけど……』
『賛成でいいんじゃないの?』
さすがに我慢できなかったあたしがうんざりした顔でそう言うと、『アグリー』と発言した彼以外のその場にいた人間がこう言った。
『アグリー……』
ふーーーん……
思い出しても疲れる出来事だった。
ピンポーン
玄関のチャイムが鳴る。
ふと我に返る。
今日はやらかしてないはずだ。
どうやら考え事をしても動き回る元気もなければ、壁を叩く元気もないらしい。
その証拠にあたしは今、ベッドにいる。
『はあーい』
あたしが玄関を開けると目の前には夕凪ちゃんがいた。
『こんばんわ。ママがお姉ちゃんと夕飯、シェアしませんか?って……』
少し、あたしは頭が固いのかもしれない……
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
ママはヤンママ女子高生! ラン&ジュリー!!
オズ研究所《横須賀ストーリー紅白へ》
キャラ文芸
神崎ランの父親の再婚相手は幼馴染みで女子高生の高原ジュリーだった。
ジュリーは金髪美少女だが、地元では『ワイルドビーナス』の異名を取る有名なヤンキーだった。
学校ではジュリーは、ランを使いっ走りにしていた。
当然のようにアゴで使われたが、ジュリーは十八歳になったら結婚する事を告白した。
同級生のジュリーが結婚するなんて信じられない。
ランは密かにジュリーの事を憧れていたので、失恋した気分だ。
そう言えば、昨夜、ランの父親も再婚すると言っていた。
まさかとは思ったが、ランはジュリーに結婚相手を聞くと、ランの父親だと判明した。
その夜、改めて父親とジュリーのふたりは結婚すると報告された。
こうしてジュリーとの同居が決まった。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
せんせいとおばさん
悠生ゆう
恋愛
創作百合
樹梨は小学校の教師をしている。今年になりはじめてクラス担任を持つことになった。毎日張り詰めている中、クラスの児童の流里が怪我をした。母親に連絡をしたところ、引き取りに現れたのは流里の叔母のすみ枝だった。樹梨は、飄々としたすみ枝に惹かれていく。
※学校の先生のお仕事の実情は知りませんので、間違っている部分がっあたらすみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる