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月並海

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Day28, 霜降り

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「お世話になりました」
少年のために少女は最後に豪勢な晩餐を用意してくれた。
極上の霜降り肉などの美味しい料理を堪能した。
少年は食べながら海に住む友達と共に食べたかったと何度も思った。
この美味しさをいつか話せるように覚えようとした。


別れの朝、少年は少女に願う。
「家を頂けないでしょうか」
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