俺が悪役令息をする理由

イセヤ レキ

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5 悪役令息でいれた理由 *** 【終】

「ああ、ジョアンはやっぱり、誰よりも優しくて、とても綺麗だ」
「ダリウスお願いだ、離してくれ」
「いいよ。ジョアンをこの世界に残せたと確信できたらね」

影でできた蔦は俺の足を引っ張り、お尻を高く持ち上げられた状態で身体を固定した。
「ジョアンは処女だから、しっかりと解さないとな」
ダリウスが言うなり、ずぽ、と尻に指が一本突っ込まれた。
続いて、じわじわと直腸が温かくなっていく感覚。

「ダリウス、何して……っ、ひッ」

じゅぷ♡ じゅぷじゅぷ、じゅるるる……♡♡

お尻を舐められている。
そのことに気づいた俺は、ぞっと血の気が引いた。

「やめろ! そんな、き、汚いとこ……ッッ」
「洗浄はもう済ませたから平気。それより、ジョアンも興奮してる? ここ、凄い濡れてるよ」
「う、嘘だ、嘘だ……っ!」

男しかいない世界で誰かと交わう気なんてサラサラなかったから、この世界の性事情には疎かった。
だから、男の身体で濡れるなんてことあり得ないと思っていたし、男同士でスるための道具が充実しているなんてことも知らない。

「ほらもう、ジョアンのお尻が俺のちんぽ欲しいってヒクヒク動いてる」
「や、やぁ……っ♡」

口ではそう言うものの、お尻の穴が酷く疼いていることは嫌でもわかってしまった。
奥のほうがじくじくして、何かを突っ込んで貰いたくて堪らない。
乱暴に引っ掻き回して欲しくて、腰が揺れる。

「ああ、美味しそうな穴。俺も初めてだから、加減ができないかも。あとジョアンのせいで溜まってるから、何回かヤらせろよ」

ボロン、と目の前に差し出されたダリウスのペニスを見て、俺は首を左右に激しく振る。

「や、やだ、絶対にそんな太いの、挿入はいらない……っ」
「太い? ああ、確かにジョアンはおちんぽまで上品だもんな。でも大丈夫だ、最高級の媚薬を使ってるから、すぐに馴染むはずだ」
「無理だって――」

ばちゅんッッ♡

「ヒッ」
小さくヒクついた後孔から、奥深くまで一気にダリウスのペニスが突き入れられる。
思い切り直腸を広げられて、その壁はぴったり寄り添うように、ダリウスのちんぽに抱き着いた。

「……あー、これがジョアンの尻穴……初セックス、最高……」

俺の尻穴にペニスを突っ込んだまま、ダリウスは円を描くようにぐりぐり♡ と腰を揺する。
「わかる? ジョアンのケツが俺のおちんぽギッチギチに締め付けてるのが」
「ば、ばか、最悪だ、抜け、抜けってば!」
「はぁ? こんなに悦んでるのに、抜くわけないだろ。ほら、動くぞ」

ばちゅん! ばちゅん! ばちゅん!!
ダリウスは容赦ないピストンを開始し、俺は意味のない喘ぎ声しか出すことが出来なかった。

「あん♡ あぁ″ッ♡」

衝撃が俺を襲う。
お尻が気持ちイイなんて、嘘だ……!

「ジョアンの世界じゃ、女っていう性別が孕むんだっけ? 大丈夫だジョアン、この世界ではジョアンが俺だけの女だから」
「やだ、やだ、私は女じゃない……ッ♡」
「はは、今のジョアン、凄いエロい顔してる。あの冷たい悪役令息サマがこんな顔するなんて、俺しか知らないんだな」
「見る、なぁ……ッ」

いくら嫌々と首を振っても、ダリウスは俺を犯し続ける。
さっさと気持ちよく感じるポイントを探し当てられて、何度もそこを攻められて。

「ジョアンが孕むまで今日から種付けするから、頑張れよ」
「や、らぁ♡」

俺はぐずぐずになるまで溶かされた。

「一番奥に注いでやるから、全部受け止めろ」
そう言って、最奥に何度も放たれて。
「口も尻も、俺だけの味を覚えろよ」
喉の奥にも、濃厚な液体を流し込まれて。
「ほら、少し掻き回しただけで悦ぶ淫乱なケツになってる」
その間にも、俺の尻は張形でずぼずぼほじられて。
「五回出したけど、まだまだイけそうだな。でもひとまず食事だ。ほら、栓をしておくぞ。俺の形の張形だから、ジョアンの尻にぴったりだ」
食事中も、何かを尻に埋め込まれて。

時間の感覚もないほど交わって、今にも眠りそうな俺の口にダリウスが食べ物を突っ込んで、朦朧としたままの俺を風呂でも甲斐甲斐しく世話して、やがて二人で泥のように眠って。

起きた時には、俺のペニスをダリウスが口に含み、可愛がってくれていた。
ダリウスの口内の熱さに加え、ぬるぬるとした舌に絡みつかれた俺のペニスは、ぐんぐんと元気を取り戻す。
フェラがこんなに気持ちいいなんて、知らなかった。

「ダリウス……」
「起きたか、ジョアン」

ぢゅる♡ ぢゅぷ♡ ぢゅぽッ♡♡

「ダリウス、もう放せ……っ、出る、出るから……ッッ」
「いいよ、イけ」
「んあああ……ッッ♡♡」

「はは、ジョアンの淫乱汁美味いな。もっと飲ませろよ」
俺が放った精液を、ダリウスは躊躇いなく飲み干した。

「ちょっとお尻が赤く捲れ上がってるな。ジョアン、治癒して」
「うう……」
まだ夢見心地で寝ぼけた俺は、何度出し入れされたのだろうかわからない自分の尻に、ダリウスに言われるがまま治癒魔法をかける。

「ん、完璧」

治癒するなり、ダリウスは俺を四つ這いにさせ、まだ潤いの残った穴めがけて自分の剛直を捻じ込む。

「やめ、それ以上、おちんぽ、はいんないぃ……♡♡」
「大丈夫だ、昨日よりもっと気持ちイイところ、たくさん突いてあげるだけだから」

どちゅ♡ どちゅ♡ どちゅん♡!!

「あぁん♡ あぁ♡♡」
「ほら、イけよジョアン……ッ」
「あ♡ あああ″♡♡」

これ以上先はないと思っていた奥のほうまでダリウスのペニスにごちゅん♡ と貫かれる。
ぶる、とペニスが震え、俺の意思なんて構うことなく、勝手にびゅるる、とその先端から白濁した液体が吐き出された。

「おかしく、なぅ……♡♡」

イったはずなのに、気持ちの良い感覚がずっと続いていた。
イった感覚が抜けずに、尻がぎゅうぎゅうと収縮しているのがわかる。

「も、ずっとイってぅ、やぁ……っ♡♡」
「可愛い、ジョアン。もうナカでいけるなんて、俺たちは身体の相性も抜群だな」

それから数日、身体中にダリウスのものだという印をつけられた。
この世界の誰かと結ばれれば、元の世界に戻れなくなると黒猫は言っていた。
俺は、この世界で生きていくのだ。


ベッドの上、俺の頭を撫でつつ手櫛で髪を梳いて、ダリウスは呟く。

「もう悪役令息なんて、嫌なことはしないでいい」
「あ……」

不思議とダリウスの言葉は俺の心に沁みて、勝手に涙が溢れてポロポロと零れ落ちた。

いったい誰が、人を虐めて嫌われたいと、人を不幸にしたいと願うだろうか。
悪役令息という役目は、俺にとって想像以上に苦痛ストレスだったらしい。

アカデミーに入学してから、悪役令息という役目が本格化した。
その頃から俺は、不眠症を患うようになっていた。

「元の世界に戻れなくて悲しいのか? 泣くな、ジョアン。俺が必ず、幸せにするから」
「ん……」
「これからはもう、俺と気持ちイイことだけ、楽しいと思えることだけ、しような」
「う……ん」

彼女を作るという機会は、もうない。
けれども、ダリウスがいるなら……。
もしかしたらこの世界でも、家庭を持って子供を育てて……少しは楽しい人生が歩めるようになるかもしれない。

「お前が嫌なことは全部、俺が代わりにするから」

ダリウスは俺の本音を俺以上に汲み取っていて、俺の代わりにその役目を担ってくれたのだ。

そのことに気づいた時、俺は初めて自分から顔を寄せ……ダリウスに口付けたのだった。
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