異世界では口を開かぬが吉。

イセヤ レキ

文字の大きさ
3 / 12

2、初めての性交

しおりを挟む
「アルバール」
俺がそう言うと、アルバールが俺に抱き付いてきて驚く。初めて意志疎通が出来て嬉しかったのかもしれない。日本人よりもスキンシップが多い文化なのだろう。

彼はそのまま俺をひょいと再び抱き上げ、ベッドらしい場所へと連れて行った。
ジャングルみたいな場所なのに、しっかりした厚みのある手編みされた様なカーペットと、簡易毛布。洞窟内は結構涼しくて、毛布じゃなくて羽毛布団だったら嬉しいけど、それは到底無理な話だろう。毛布があるだけマシだと自分に言い聞かせる。
アルバールは俺をそっと横に寝かせると、その上に覆い被さりそのまま顔を寄せてきた。

……は?

キス、されてる……??
あまりの衝撃に、俺は目をしばたかせる。
彼女いない歴=年齢の俺、当然キスもこれが初めてだった。

「何するんだ」と言おうとして口を開けば、アルバールの厚い舌が、意思を持って俺の口内にずかずか侵入してくる。

「んっ……、ふ、……」
まさかの男とのディープキス。気持ち悪くて、アルバールの重たい身体を両手で押し退けようとしたが、びくともしない。ドンドンと胸を叩くと、そんな俺の両手をアルバールは簡単に片手で一括りに掴み上げ、そのまま万歳の格好をとらされた。
やっと口を離され、酸欠になりそうだった俺は思い切り空気を吸う。しかし、アルバールの膝が俺の股間を擦り上げ、アルバールの舌が顔を背けた俺の耳の穴ににゅるりと入ってきたので、再び息が止まりそうになった。

心臓が、ばくばくと凄い早さで鳴っている。
「や、やめろ……」
恐怖に戦きながらも、必死で言葉を紡ぐ。
ピタリ、とアルバールの舌が止まったので、わかってくれたのかと思いそろりと表情を伺うと、むしろ嬉しそうに瞳を爛々と輝かせていた。

「うわっ!!」
アルバールは、凄い早さで俺の服を破くかの様に奪い去り、素っ裸にされた俺は身を守るように膝を抱えて縮ませた。
しかし、アルバールは意に介さず、俺の尻の穴に指を這わせたかと思うと更に突き入れてくる。

「やめろ!やめろってば!!」
思わず片手でその手を引っ張ろうとすれば、今度はペニスを咥えられた。
……嘘だろ……
男にフェラされている、という現実を受け入れられなくて、俺は「やめろよ……」と半泣きするしかなかった。
力では勝てず、相手がやめてくれるのを待つしかない。

じゅぼ!じゅぼ!
とイケメンの男が俺のイチモツを躊躇なくその口内で扱き、太くゴツい指は俺の尻の穴を出入りする。息子が刺激を受けてあっという間に元気になってしまうのと比例して、ヒリヒリする様な感覚がなくなり徐々に押し広げられる圧迫感が心地好くなる。

「う、嘘だ……やだ!やだぁ!!」
襲われているのに、自分の身体が快感を拾いはじめているのを感じて、羞恥に顔を覆う。
アルバールは、元気になったペニスは掌で擦りあげ、今度は乳首を吸い出した。

「やめろって……!!」
「इसे अपने पूरे शरीर से महसूस करें और यह オカす」
「えっ……」
今、犯すって言った……?
アルバールは俺の視線を真っ直ぐに受け止めながら、
「オカす、オカす」
と言う。何を言ってるんだ?俺は、男なのに……!!

「や、やだ、やめろぉ……」
俺がどんなに抵抗しても、アルバールは俺の尻の穴を弄くり回すのをやめず、ペニスを扱き上げて射精を促した。
涙を流して顔をぐしゃぐしゃにしながら、最後の砦を守るかの様に、達する事だけはしないと俺は抵抗を続ける。
しかし、アルバールに身体中を舐められ、陰嚢がさっきから収縮するのを止められない。
「あっダメ、もう……っっ!!」
熱が、タマからペニスに移行し……俺は、とうとう大量の白濁液を宙に飛ばした。


はぁ、はぁ、と荒い息が止まらない俺の頭を撫でながら、アルバールは「オカす、オカす……」と言っている。
それも、自分の掌で受け止めた俺の放った精液を己のペニスに擦り付け、ぐちゃぐちゃと卑猥な音をたてながら。
俺は赤面しながらもアルバールの手を振り払い、睨み付けてしっかりハッキリと「やめろ」と叫んだ。
ここまで拒否すれば流石にやめると思ったのに、アルバールは笑顔で頷いて……「うわっ」俺をひっくり返してうつ伏せにさせ、その隆々とそそり勃った脈うつ自分のペニスをあろうことか肛門に密着させる。
入り口……というより出口を先端で擦られれば、先程の俺の精液が着いてくち、くち、といやらしい音がする。

ま、まさか……まさか、だよな?

この先の恐ろしい展開を予想しながらも、俺は固まって動けない。
「डालने」
ずず……ずず、ずぷんっ!!
「く、あっ……や、抜いて!入れるなって……!!」
アルバールは、想像通りにその逞しい肉棒を、俺の尻の穴に埋めていく。先程入れられた指とは比べ物にならない程の、ものすごい圧迫感が後孔を満たした。

「痛いっ……ひ、ひぅっ……!!」
俺は頭を毛布に押し付け、下半身を襲う痛みを必死で堪える。
「वाकई बहुत अच्छा लगता है……」
「い、嫌だぁ……!!」
俺は涙を流しながら、懇願する。
アルバールは、一瞬動きを止め、俺の顔を覗き込んで心配そうな顔を見せる。
「क्या यह वाकई अच्छा है?」
何かを聞かれ、俺は何度も頷いた。とにかく、今すぐこの行為を止めて欲しい。なのに……

ずちゅ!!ばちゅ、ばちゅん!!どちゅ!!
「ひぃ……っっ!……嫌だぁ!!やめろぉ……っ!!」
「セイヤ、オカす」
アルバールは、容赦なく俺の肛門を抉る。嫌だと言えば言う程、激しく突き入れられた。アルバールの太い肉槍が何度も俺の身体を貫き、腸壁が擦られて捲られる感覚。それを快感と感じるまで、いや感じてからも、アルバールはしつこく俺を蹂躙し続ける。

腰を何度も叩き付けられ、それを受け止める為に俺の穴は一生懸命馬鹿になった。アルバールのペニスの形に馴染むまで拡げられた俺のアナルに、アルバールは自分の欲望を勢いよく流し込む。放った後も直ぐに元気を取り戻すアルバールのペニスは、力を失いぽっかりと拓かれた穴からとろとろと子種が流れるのを嫌がるかの様に栓をし、何度でも律動を繰り返した。

ばちゅん!どちゅ!!ずっちゅ!ずっちゅ!!
「……ぁ、ぁあん!ひぃん!!」
アルバールが出入りする度、俺の太腿を常にアルバールの精液が伝い、毛布に染み込んでいく。
朦朧としながら、後ろを犯されているのにペニスが勃発している事に気付いた俺は愕然とする。この短時間で、アナルを掘られる快感を植え付けられた事に恐怖を覚え、身体が固まる。

「कड़ी कर दी गई、セイヤ……!」
同時に俺の穴がアルバールのペニスを締め付け、やつの肉欲は俺のナカで体積を増した。
「……ぁあ……っっ!」
「……っっ!!」
どぷどぷ、と何度目かわからないアルバールの精液を身体で受けて、俺は意識を手放した。
しおりを挟む
感想 5

あなたにおすすめの小説

同性愛者であると言った兄の為(?)の家族会議

海林檎
BL
兄が同性愛者だと家族の前でカミングアウトした。 家族会議の内容がおかしい

弟がガチ勢すぎて愛が重い~魔王の座をささげられたんだけど、どうしたらいい?~

マツヲ。
BL
久しぶりに会った弟は、現魔王の長兄への謀反を企てた張本人だった。 王家を恨む弟の気持ちを知る主人公は死を覚悟するものの、なぜかその弟は王の座を捧げてきて……。 というヤンデレ弟×良識派の兄の話が読みたくて書いたものです。 この先はきっと弟にめっちゃ執着されて、おいしく食われるにちがいない。

友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。

石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。 だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった 何故なら、彼は『転生者』だから… 今度は違う切り口からのアプローチ。 追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。 こうご期待。

ブラコンすぎて面倒な男を演じていた平凡兄、やめたら押し倒されました

あと
BL
「お兄ちゃん!一肌脱ぎます!」 完璧公爵跡取り息子許嫁攻め×ブラコン兄鈍感受け 可愛い弟と攻めの幸せのために、平凡なのに面倒な男を演じることにした受け。毎日の告白、束縛発言などを繰り広げ、上手くいきそうになったため、やめたら、なんと…? 攻め:ヴィクター・ローレンツ 受け:リアム・グレイソン 弟:リチャード・グレイソン  pixivにも投稿しています。 ひよったら消します。
誤字脱字はサイレント修正します。
また、内容もサイレント修正する時もあります。
定期的にタグも整理します。

批判・中傷コメントはお控えください。
見つけ次第削除いたします。

【完結】抱っこからはじまる恋

  *  ゆるゆ
BL
満員電車で、立ったまま寄りかかるように寝てしまった高校生の愛希を抱っこしてくれたのは、かっこいい社会人の真紀でした。接点なんて、まるでないふたりの、抱っこからはじまる、しあわせな恋のお話です。 ふたりの動画をつくりました! インスタ @yuruyu0 絵もあがります。 YouTube @BL小説動画 アカウントがなくても、どなたでもご覧になれます。 プロフのwebサイトから飛べるので、もしよかったら! 完結しました! おまけのお話を時々更新しています。 BLoveさまのコンテストに応募しているお話を倍以上の字数増量でお送りする、アルファポリスさま限定版です! 名前が  *   ゆるゆ  になりましたー! 中身はいっしょなので(笑)これからもどうぞよろしくお願い致しますー!

とある美醜逆転世界の王子様

狼蝶
BL
とある美醜逆転世界には一風変わった王子がいた。容姿が悪くとも誰でも可愛がる様子にB専だという認識を持たれていた彼だが、実際のところは――??

シナリオ回避失敗して投獄された悪役令息は隊長様に抱かれました

無味無臭(不定期更新)
BL
悪役令嬢の道連れで従兄弟だった僕まで投獄されることになった。 前世持ちだが結局役に立たなかった。 そもそもシナリオに抗うなど無理なことだったのだ。 そんなことを思いながら収監された牢屋で眠りについた。 目を覚ますと僕は見知らぬ人に抱かれていた。 …あれ? 僕に風俗墜ちシナリオありましたっけ?

異世界に勇者として召喚された俺、ラスボスの魔王に敗北したら城に囚われ執着と独占欲まみれの甘い生活が始まりました

水凪しおん
BL
ごく普通の日本人だった俺、ハルキは、事故であっけなく死んだ――と思ったら、剣と魔法の異世界で『勇者』として目覚めた。 世界の命運を背負い、魔王討伐へと向かった俺を待っていたのは、圧倒的な力を持つ美しき魔王ゼノン。 「見つけた、俺の運命」 敗北した俺に彼が告げたのは、死の宣告ではなく、甘い所有宣言だった。 冷徹なはずの魔王は、俺を城に囚え、身も心も蕩けるほどに溺愛し始める。 食事も、着替えも、眠る時でさえ彼の腕の中。 その執着と独占欲に戸惑いながらも、時折見せる彼の孤独な瞳に、俺の心は抗いがたく惹かれていく。 敵同士から始まる、歪で甘い主従関係。 世界を敵に回しても手に入れたい、唯一の愛の物語。

処理中です...