Mな俺は飼われたい

イセヤ レキ

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25 満たされすぎて ***

こいつ、スイッチの切り替えが上手いな、とぼんやり思う。
まるで愛しい恋人にするかのような行為に、仮にセフレであっても、下手な相手であれば夢中にさせてしまいそうだ。

「じゃあ、シャワー浴びて寝るか」

俺がそう言ってごろりと横向きになると、飾音は無表情で「は?」と言う。

「え?」
「いや、俺だけがイってオシマイ、とかないでしょ」

飾音はそう言いつつ穿いたままだった俺のパンツを脱がせると、少しだけ落ち着いた俺の息子をむんずと掴んだ。

「んっ……♡」
「あーあ、初めてでトコロテンとかさせたかったな」

飾音は俺を仰向けにさせ、ペニスに涎を垂らして扱きながら無表情で残念がる。
汗でしっとりと濡れた髪を掻き上げる仕草の色気が、半端ない。

「あんなの、よっぽどの熟練じゃないと無理だろ」

きちんと男同士の行為について勉強した俺は、笑いながら飾音を引き寄せてその頭を撫でる。

「じゃあ、手でイかせてください」
「勿論、そのつもり」

ぬぷ♡ 
まだ濡れたままのアナルに飾音はもう片方の手の指を突っ込み、そのまま腸壁をまさぐった。

「ひぁ……ッッ♡」
「ここ、集中して」

ちゅこちゅこちゅこ♡と息子を扱かれつつ、ぐち♡ぐち♡と前立腺を刺激されて、俺は悶える。
今までの俺なら絶対に息子に集中したであろうが、アナルから押し寄せる快感に俺は頭を左右に振った。

「駄目、そんなに押したら、すぐイっちゃう……ッ」
「イかせるんだから、いいんだよ」

ぐちゅ♡ ぐちゅ♡ ぐちゅん♡♡!!

「ほら、気持ちいいね。下のお口が指をきゅうきゅう咥え込んで、美味しいって言ってる」
「う……ぁあ♡♡」
「きちんと口に出して言って」
「き、気持ちイイッ♡ 気持ちイイです……ッッ」

ちゅうう♡
その瞬間、飾音に息子の先端を強めに吸われ、俺はあっけなく達してしまう。

「ぁあああ……!!」

軽く腰を浮かせて、ビクン♡ビクン♡と身体が痙攣する。
アナルの入り口がきゅうう♡と強く指を締め付けたのを感じた。

明らかに俺は射精し、俺の精液を飾音は信じられないことにその口で受け止めたのに、飾音は口を離す様子もなくそのまま一度くったりしたペニスを扱き続け、前立腺を刺激し続けた。

「か、飾音、イった♡ イったから、放してぇ♡♡」
「だーめ。これからが本番。それに、イく時はイくってきちんと言ってくれないと」
「え……?あぁん♡♡」

口を離した飾音はローションを俺の性器に直接垂らすと、今度はアナルビーズを埋めていく。

「あ♡ ぁんッ♡♡」
「射精管理するって言っただろ。知ってるか、あれってなにも我慢させることだけが、射精管理じゃないんだよ」
「ええ? ああああッッ♡♡」

じゅぼぼぼぼ、と全て埋め込まれたビーズを一気に引き抜かれ、強い快感に俺の身体は跳ねた。
飾音の手に握られたままの息子はすっかり元気を取り戻している。

「今まで我慢させた分、一日で射精した回数の最高記録を達成させてやるよ」
「そんな、あ♡ んぅ♡」

もう一度ビーズを全て埋められ、再び引き抜かれた。

じゅぼぼぼぼッッ……♡♡!!

「ひぃぃッッ♡♡」
「彬良の尻の穴が捲れちゃってるところ、直で見たかったんだよね。自分で突っ込むと俺が夢中になっちゃってよく見られないしさ」
「か、かざねぇ、ちょっと、たんま……♡」
「すげートロ顔だし、待たない」

飾音が視線を俺の顔に移したので、慌てて顔を腕で隠す。
素っ裸で親友にお尻をほじくられて喘ぐところを見られて、恥ずかしい。
でも、飾音にだけは、見て欲しい。
絶対に引かないと、わかっているから。

「今度イく時は、イくって言うんだよ」
「ああああッッ♡♡」

その後、アナルビーズを抜かれた時に達し。
再び後ろから飾音にアナルを犯して貰いながら扱かれて達し。
自慰することを強制されて、達し。
乳首を可愛がられながら扱かれて、達し。

とにかく、数えきれないほど、精嚢が空になるまで、イかされた。

最後に飾音と正常位で足を高く抱え上げられたまま貫かれて、何度も飾音の名前を呼んで縋りついて。
二人で一晩中、抱き合った。

「……もう無理……」
指一本動かせないと俺が訴えると、飾音は俺に口移しで水分補給をしてくれる。
「お疲れ様、彬良」

飾音はそのまま甲斐甲斐しく俺の身体を洗ったりシーツを交換したりして後始末をすると、俺の横に寝そべって背中側から抱き締めるように腕を回す。

女のように細くはない、太く筋肉質の腕。
慣れていないのに、なぜか安心感を覚える。

でも、勘違いをしてはいけない。
この腕が求めているのは、俺ではないのだ。

俺が、S気質の彼女を作るまで。
飾音が、好きな奴と結ばれるまで。

そういう、約束なんだから。

「彬良……き……」

飾音は寝ぼけているのか、逃がさないとでも言うように、きゅ、と腕に力を込める。
身代わりなのに、嬉しく感じてしまう自分が浅ましい。

満たされすぎて、怖い。

出来る限り、この幸せな時間が続きますようにと、俺はそのまま眠りについた。
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