ノンケ同士の行き過ぎた性指導~誰か時を戻してくれ~

イセヤ レキ

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ノンケ同士の行き過ぎた性指導~誰か時を戻してくれ~

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俺がオンゲで遊んでいると、当たり前の様にノックする事もなく「漫画貸してー」と隣にすむ幼なじみの尚弥なおやが部屋に押し掛けてきた。
気をとられた俺は手元が狂い、ショットを外して舌打ちをする。

「てめ、っざけんなよ、勝手に入ってくんな。シコッてる最中だったらどーすんだよ」
苛ついた俺が声を荒げれば、相手は慣れた様子で返してくる。
「笑ってやるよ」
「お前の顔にぶちまけたろか」

下ネタ満載の、挨拶がわりの下品な会話をしながら「右の棚、一番下の段」と伝えた。

「お、サンキュー」

尚弥は出ていく様子もなく、そのまま居座って漫画を手に取った。
長めの茶髪でピアスまで開けて、頭は悪いのに要領の良いコイツは何故か女子にもセンコーにも人気がある。
外見は不良っぽいが、顎がシャープで彫りは深めで、濃い眉毛が男らしい。
女顔を眼鏡で誤魔化している俺は、その濃い眉毛を見るたび引っこ抜きたく……いや、羨ましいと思っている。

「そのまま居座んなら、下行ってジュース取ってきて」
「は?一応、俺客じゃねーの?」
「お呼びでない客は、客ではない。 と、授業で習わなかったか?」
「……習ったっけ……??」

首をかしげながら、尚弥は素直に部屋を出て廊下に出てった。
勝手知ったる奴は、こういう時都合が良い。
丁度喉が渇いてたんだ。

「おばさん、麦茶しかないってさー。後、二時間程駅前行ってくるって」
「ふーん。あ、ありがとな」

俺は、尚弥の差し出したコップを受け取り、一気に飲み干した。

「それ、いつまでやんの?」
「かーちゃんに怒られるまで」
「そっか」

尚弥はそう言って再び漫画を読み始める。

同じ空間にいるのにお互い別々の事をし、かつ会話はなし。
それでも全く苦にならず、気にもならないのは相手が尚弥だからだろう。
学校では優等生で通っている俺の本性を知っているのは、こいつしかいなかった。

漫画を読みながら、尚弥が話し掛けてきた。
「そういや、一組のカホちゃんとこの前ヤっちゃった」
「……へぇー。どうだった?」
「思ってたより、胸があった」
「あっそ」
「羨ましい?童貞君」
「……別にー」

嘘だ。
裏表ありすぎ、と言われてはいるが、噂のカホちゃんとやらはめっちゃ可愛い。いや、可愛いコとやりたい訳じゃないが、好きなコとヤれるのは羨ましい。

と、そこまで考えてハタと気付いた。

「……お前、1ヶ月前から付き合ってるコいなかった?えーっと、何て名前だっけ……」
尚弥は女をとっかえひっかえするから、相手の名前がコロコロ変わって直ぐにわからなくなる。
「あ、ミッチャン?」
「多分、それ?」
「今度別れる」
「……せめて、別れてからヤれよ……」
思わず顔が歪んだ。
他人の事をとやかく言う権利はないが、いつか刺されるぞ、と思う。
瑛人えいとは本当に真面目だなぁ」
「うっせ、そん位人として当然だろが」
「そゆとこ好きだわ」
「お前に好かれても嬉しくない」
「だろうな」
「わかってんなら言うな、てか今日はどうした?」

ゲームを諦めて、俺はマウスから手を離し、椅子をくるっと回転させて尚弥に向き合った。
尚弥が俺の部屋まで来る場合、大抵何らかが原因で凹んでいる事が多い。
何も話さないで帰る日もあるが、どうやら今日は話したい気分なんだろう。
仕方なく、話し相手になってやる。
昔馴染みのよしみだ、後で何かアイスでも奢らせれば良い。
こいつは金には困ってない奴だ。

「いや、別に。……瑛人も早く童貞捨てりゃいーのに。女の子ならいくらでも紹介したげるよ?」
麦茶の入ったコップをくるくる回し、尚弥は一口飲む。
「余計なお世話だ。……初めてのコは、好きな人がいいし」
本音を漏らせば、尚弥はからかってくる。
「瑛人君ってば、純っ情~!」
「うるせ、性病うつされろ、この馬鹿」
俺が常々心配している事を、尚弥は毎回スルーする。
こいつ、以前「ゴムなしでヤった♪」って言ってきた時、一時間程説教してやったがあれから大丈夫なんだろうな?

「けどさぁ、初めてが好きなコって、絶対やべーよ?」
「何がだよ」
「痛くするに決まってんじゃん」
「……」

それはまぁ、そうだな。としか言いようがない。
女の子は、優しく気持ち良くリードしてくれる男が理想だろう。
AVやエロ本ばっかで、少なくともリアルベッドの上では全く参考にならない物しか見てない俺が、女の子と初回から何の問題もなくイタせるとは思えなかった。

「だから、好きなコが出来た時に思いっきり可愛がれる様に、今から練習しといた方が良いって。俺だって、今までの経験があってやっと、最近イかせられる様になったんだから」
得意気な尚弥に、俺は負け惜しみを言う。
「……お前が本当に上手いなんて、証拠ねーじゃん」
「はぁ?」
「いくらでも演技してるって」
「……潮吹きは、演技じゃねーだろ?」
尚弥は機嫌が悪くなった様だ。
あーあ、他人ひとに余計なお世話を焼くからなのに。
気が短い奴め。

「おしっこかもしれねーじゃん」
「はぁっ!?てめ、俺の培ったテクを馬鹿にすんなんて許さねー!!」
「アホか!!何だテクって!!」
因みに、これは決して喧嘩ではない。
俺らの通常運転だ。

なのに、この日は尚弥の返しが違っていた。

「……お前にも、俺のテク味あわせてやるよ」
「……は?」

思わず、「何言ってんだ?コイツ」と思ってポカンとする。
常々馬鹿だ馬鹿だとは思っていたが、こいつこんなにオツム弱かったっけ??

「瑛人、勝負だ!!」
「ちょ、お前、やめろって!!」

信じられない事に、俺は体当たりを食らいベッドに倒され……尚弥に組み敷かれていた。



***



「っにすんだよ!キモ!!お前の頭のネジどこ行った!!」
「普段取り澄ました優等生面、直ぐにアへ顔にさせてやる!!」
闘志満々で俺の上に馬乗りになった尚弥は、俺の両手を頭の上で一括りにし、片手で押さえた。

は!?冗談だろ!?!?

尚弥の顔が近づいてきたので、必死で頭を左右にする。
掛けていた眼鏡がずれて、そして次に首を振った時、飛んでった。

「ふざけんな!!降りろよ、オイ!!」
「大丈夫だ、童貞でも心配いらない。俺が色々教えてやるよ」
「何をだ!!あえて言うなら、俺は組み敷かれるより組み敷きたいに決まってんだろ!!」

いつか好きな女の子とエロい事はしたいが、女の子に馬乗りにされる事は想定外だ。

「……頼むから……」

ん?
俺は、消え入りそうな声で俯く尚弥の声を聞いて動きを止めた。

「……なぁ、何かあった?」
「……別に……」

尚弥は、俺を押さえつけたまま、そっぽを向く。
成る程、何かあったらしい。
恐らくそれは、このあり得ねー現状に繋がってんだろう。

「聞いても笑わねーから、言ってみ?」
尚弥はこう言えば、大抵話す。
そりゃそーだ。本当は話したいんだから。

「……ミッチャンがさ、この前教室で女友達と話してて。……俺の事、下手ではないけど普通過ぎてつまらないって言ってたの聞いちゃって」
「……マジで?」
「マジ」

うあー……
開いた口がふさがらない。
「……そりゃ、御愁傷様だったな」
「正直、下手なつもりなくって」
「下手ではない、って言ってたんだろ?なら下手じゃないだろ」
「……上手いと思ってた。だから、瑛人に確認して貰いたい」
「や、勘弁してくれ。他を当たれ、カホちゃんとか?」
「女は信用出来ねぇ。皆演技してる様にしか思えなくなった」
成る程。
ミッチャンで凹み、カホちゃんで試し、演技かどうかわからなかったんだな。
さっき俺が演技してる、って言った時の過剰反応はこれか。
つまり、図星で怒りがマシマシだと。


「お前が女の子だったら100歩譲って良いとしても、男の時点でアウトだ」
「って言うと思った。で、お前の欲しがっていたVRゲーム本体をやるからって言ったらどうする?」
「……!!」

それは、4万はする代物だった。
俺には大金、こいつにははした金。

頭の中で、天秤がぐらぐら揺れる。
4万……!!親戚が少ない俺には、お年玉が全て飛んでいく金額だ。

「……よ、よーし。なら、少しだけ付き合ってやるよ」
「よっしゃー!!頼む、正直に答えてくれよ!?」

後に、俺達はお互いどうしてここで止めなかったんだ、と後悔する事も知らずに話を進めたのだった。



***



「……どう?気持ちいか?」
「……まだ、良くわかんねーよ。つか、少しは黙れ」

俺は、目を瞑って必死に尚弥の行為を女性にされているもの、と思い込もおうとした。
が、尚弥がちょいちょい聞いてくるものだから、その度にやっとこさ固まりかけたイメージが霧散する。

「わり」
俺は、尚弥に胸をまさぐられていた。
流石に服はまだ脱がず、Tシャツと肌の隙間を尚弥の手が這っている。

「んー……少し、くすぐったい」
「ん」
俺がそう言えば、尚弥は何を思ったか俺の乳首を強めにつねった。

「っつ!尚弥っ!!いてぇよ!!」
「今度は強すぎか」
尚弥はおもむろに俺のTシャツを捲り上げると、痛くされた乳首に吸い付いた。
「~~~っっ!」
ヤバい。今、俺、感じたかも。
尚弥は俺の乳首を、舌先でぐりぐり押し込んだり、左右に弾いて刺激しながら、もう片方の乳首は人差し指の腹を頂きにあてたまま、円を描くようにくるくると回した。

「……感じた?」
「す、少し」
「嘘。めっちゃ勃ってんじゃん」

尚弥が、俺の脚の間に身体を割り入れながら、乳首を弄っていた手をするりと股間にあてたので、俺の身体はビクリと震えた。

「……仕方ねーな、サービスしてやるか」
「ちょ、オイ……!!」
俺が止める間もなく、尚弥は遠慮なくズボンのファスナーを下げるとトランクスの隙間から手を差し入れて、俺の逸物(イチモツ)を外にぶるんと出す。

「先走ってんじゃん。相変わらず、すげーデカさ」
「~~っ!!」
そのまま先走りをぺニスに塗り広げ、尚弥は扱き始める。

「ちょ、女にちんこ付いてない、し、そんな事……っっ」
しなくて良い。そう言いたいが、俺の下半身には確実に快感による痺れが走り、他人の手がもたらす気持ち良さをもっともっととねだっていた。

「大丈夫だから、一回イっとけって」
尚弥にそのままぺニスをしごかれ、俺はあっという間に達してしまう。
「ひ、ぃあっ……!!」
目をぎゅ、と瞑って、思い切り放ち、解放感に酔いしれていると。
口に、にゅるり、としたモノがあたって思考停止する。

「……おま、今何した?」
「ん?キス」
「……っざけんなぁ!!俺の……!!」
ファーストキスがああああ!!よりによって、好きなコどころか、男に!!

半泣きになりながら両手で顔を覆うと、そのまま尻を持ち上げられて、ジーパンをずるりとパンツごと脱がされた。

「このジーパンも、パンツもお前のでぐっちゃぐちゃ。脱いどけ」
そう言いながら、尚弥は自分も脱ぎ出し、全裸になる。
ぼろんと飛び出した尚弥の肉棒も既に臨戦状態で、天に向かって伸びていた。

「……瑛人のイき顔見てたら、俺もしたくなった」
「ご自由にどーぞー」
尚弥の手でイった事が今更恥ずかしくて、横を向く。
「瑛人が女顔で良かったわ、何の抵抗もないわ」

何の事だよ、と思った時だった。
俺の尻が再び持ち上げられ、膝を顔に着きそうなくらいまで身体を折られた。
「……!?」
俺のケツが、尚弥にまじまじと見られている。

「おま、この姿勢は流石に……!!」
ないだろ、と続ける予定だった。
尚弥が、何やら冷たい液体を、俺のケツの穴に垂らすまでは。

垂らされた液体は、尚弥の指で俺の大事な出口に誘導された。
にゅるり、と液体を纏った指が入ってきたのである。
「ひぃっ……!?」
あまりの事に、目を白黒させた。
指を出し入れされて、変な気分になる。
「ちょ、指!?指抜けよ!!」
小さく丸めこまれて身動き出来ない中、唯一自由な口でギャンギャン吠えたが、尚弥は何も返事をする事なく、黙々と尻弄りを続けていた。

その様子に、恐怖が湧き上がる。

おバカおバカとは思っていたが、まさかだよな!?
まさか、女の膣の代わりに、俺のケツの穴にちんこ捩じ込むなんて事……ないよな!?

俺が畏れ戦いていると、尚弥がやっと口を開いた。
「……尻の穴弄られて、またチンチン元気になったな」
「は!?」
嘘だ!!そんな訳がない!!
他人にケツの穴をほじくられるという未知の感覚がゾワゾワする、とは思っていたが、それは気持ち悪さであって、気持ち良い訳では……

俺が、折られた脚の隙間から、下半身を見ると。
そこには再びギンギンにフル勃起した、俺の分身が見えた。



***



「瑛人が前散々言うから、今日もゴム持ってんだ」
尚弥は嬉しそうにそう言うと、自分のちんこに装着する。

いや待て。
装着してどーする?
ここに、マンコはないぞ??

解答がわかっていながら、わからない振りして現実逃避しようとしたが、尚弥は残酷な予告をサラッとした。

「じゃあ、瑛人の穴これから入れるからさ、何処が良かったか言ってよ」
「アホかお前えええっっ!!」
俺の叫びもむなしく。
ずぶり、と尚弥のちんこは俺の大事なケツの穴に突っ込まれてしまった。


「いてぇ!!抜け!!今すぐ抜けぇ!!」
俺は半狂乱で叫ぶ。
「……ちょっと黙って、瑛人」
ケツ穴どころか、エチ初心者に向かって本格的に腰を振り始めた尚弥は、真面目な顔して呟いた。
「……やべ、瑛人のケツ、今までの女より一番具合が良いわ。……顔見てても全然イける。瑛人超色っぽい」
「嬉しくねえから!!」

マジ、誰かこいつ何とかして。
俺のケツ、絶対裂ける、痔になる、ウンコ出せなくなる。

激しく上からケツ穴目掛けて、ウンコ以上のぶっとい剛直で貫かれながら、意識が朦朧とし出してひたすら痛みが少ない方へと逃げに走った。

「……瑛人、腰揺れてる。気持ち良いのか?」
違うわ、アホ。極力痛くない様に、自衛してるだけだタコ!!
「すげー締まった。うは、搾られるっ……!!」
動かすなちんこ!さっさとイけ!出せ!そして俺の中から出てけ!!

「……お前も、気持ちくなれよ……」
尚弥は俺の気も知らないで、むんずと俺の息子を握り、優しくしごく。
もう、天国と地獄。
前はやたら気持ち良くて、ドクドクと先走りが迸る。
後ろはやたら圧迫感が凄くて、痔への恐怖がせりあがる。

それが一体、どれだけ続いた事だろう。
今度こそ、俺の願いは聞き届けられた。
はぁ、はぁ、という息遣いをしながら、尚弥は「……っく、もう無理……!イきそ……!!」とやたら色っぽい声で囁いて、次の瞬間には俺のケツマンコの中で派手にイった。
同時に、中出しされたタイミングで、俺のちんこも発射した。

……気分は、最悪だった。



「どうだった?」
アホなコ尚弥は、どうせ「瑛人を二回もイかせた」とでも思っているんだろう。
だが、俺の怒りはどんなにこいつに罵声を浴びせても収まるものではなかった。

「……お前、さっきのローション貸せ。後、ゴムも」
「? ほら」
尚弥が不思議そうな顔でこちらを見ているのを尻目に、俺は「良かったとこ、レクチャーするわ」と尚弥の肩を押してころりと転がした。

俺と尚弥の体格はあまり変わらない。
俺も、尚弥と同じ態勢をすれば、こいつを押さえ込める事はわかっていたが、尚弥の顔を見ながらしたくない、が本音だ。
あーあ、始めに埋める相手は俺が好きになったコって決めていたのに。

だが、尚弥には俺と同じ思いを味わって貰わないと、俺の自尊心をぺちゃんこにした事に一生気付かないだろう。
本当、この馬鹿。


引き出しからスポーツタオルを出して、「ほら、両手前」と言えば、尚弥は素直に手を差し出した。
俺は、尚弥の目の前で両手をそのタオルで一括りにする。

「???」

尚弥の頭はクエスチョンでいっぱいの様だ。
口元だけで笑い、俺は指示する。

「……ベッドにうつ伏せろよ」

手でしごいて軽く硬さを取り戻した自分の棒に、ささっと無理矢理ゴムをつける。
経験はなしだが、ゴムをつける練習しといて良かったわ。

尚弥の顔から、血の気がひいた。
「……マジで怒ってる? 瑛人……」
アホか。ケツ掘られて怒らない奴が何処にいる!?

「ちょ、待て、俺が悪かったから!!そんなに痛かったか!?」
血管がぶちぃ!と切れた気がした。
「てめーのケツも掘ってやるわ!!覚悟しろよ!?」
「ぎゃああああっ!!やめて、痔になるーっっ!!」
「どの口がほざいてやがる!!」

怒りまかせに躊躇なく尚弥のケツと、ゴムをつけた自分のちんこにローションをぬりたくり、勢いのまま尚弥のケツに突っ込んだ。

尚弥曰く「滅多に本気で怒らない俺」の地雷を踏み抜いたせいだ。
理性をキープしていたら、絶対やらなかった。……と、思いたい。

ちんこが、尚弥のケツ穴の抵抗にあい、ぎゅう、としぼられた。
手でするより全体的に包まれ、何だかあたたかい。

……おう、ヤバい。
マジで気持ちいかも……


俺のケツで必死になってやがった尚弥の気持ちが少しわかり……いや、わからない!!

再び頭に青筋を復活させ、「ひぃ」だの「ひぁ」だの「ひぅ」だの、「ひ」しか言葉をはっせない尚弥にお構い無く腰を振り続けた。

ちんこが気持ち良すぎてパンパンした訳ではない、決して。
尚弥のちんこも勃起したから、俺もお返しとばかりに扱きながら抽送を早める。

あぁ……さらば俺の童貞……!!


俺は心の中で半泣きしながら、尚弥のケツマンコの最奥目掛けて白濁液をゴム越しに流し込んだ。



***



それから、癖になったらしい尚弥に何度もケツを狙われては掘られ、何度も逆襲する日々が続くとは、誰が想像しただろうか。

しかも、二人して掘っても掘られても、しっかりイくようになってしまった。
健全な高校男子がこれで良いものだろうか?
尚弥は俺にべったりとなり、一緒の大学まで目指して猛勉強に励む……フリして、毎日ヤりにくる。

ミッチャンやカホちゃんはどこいった?
あれから尚弥の口から、女の子との交際話は一度も聞かず、遊びに来ては俺の顔をうっとり眺めては顔を赤らめている。
やめろ、やめてくれ。
いつか絆されそうな自分に恐怖する。


誰でもいい、誰か時を戻してくれ──!!

そう切実に、願うのであった。
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