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第16章 摩天楼の聖女
第305話 『摩天楼』
……何だか外から聞こえるドンパチの音が大きくなったような気がする。
気のせいじゃなければ、やたら大きな魔力のぶつかり合いも感じるし……これ、ドレーク兄さんかテーガンさんあたりが、『蒼炎』とやらと戦闘にでも突入したかな?
まあ、そっちはそっちに任せるとして……とりあえず、僕らは神殿内部の探索を進める。
探索って言っても、ここの構造を熟知しているソフィーに案内してもらって、片っ端からお偉方がいそうな場所を探してる、って状況なんだが。
……いるには、いた。
ただし、人の形はしていなかったが。
血だまりと、骨のかけらと、いろんな形の肉片になっていた。
まあ……獣の餌になったんだろうな、ってのはわかった。
比較的形が残ってる死体の中に、昨日のパーティで見た、見覚えのあるおっさんがいたので、まあ全滅したんだろうな、っていうのはわかった。
食べたらもう用済み、と言わんばかりにその場に残されていたアクセサリー類。血みどろだったけど、一応遺留品なので、回収しておいた。
その数から察するに、『枢機卿』連中含め、お偉方は9割方死んだようだ。
まあ、やってたことがやってたことだし、気の毒なんて思わない。サンドバッグ要員なら、もう1人確保してあるし。
しかし、情報源がなくなったのは痛いな……。解毒剤の場所を吐かせるつもりだったのに。
仕方ないので、予定通り徹底的に神殿内部をガサ入れすることにした。
幸いというか、教皇たちのプライベートスペースには、まだアバドンたちは来ていないようだったので、周辺のをさっと狩って安全を確保した状態で、ガサ入れした。
まず、豆知識というか前提条件というか、ガサ入れって結構難しいって知ってる?
そりゃまあ、ただタンスとか机の引き出しとかひっくり返して片っ端から中身見るなら、素人でもできる。普通の探し物ならそれで十分だろう。後片付けの労力を度外視すれば。
ただ、一定以上のレベルで警戒された状態の場所に、意図して隠されている何かを見つけ出す……ってのは、難しい。大体そういうのは、普通に探したんじゃ見つからない場所にあるからだ。
引き出しの二重底とか、ベッドの下とか、タンスの裏とかならまだいい。
エロ本の隠し場所として思春期男子が思いつく程度の場所だ。普通に想定できる。
けど、隠し扉やら、隠し金庫とかになってくると、話が面倒になる。
そういうのって大体、それとはわからないように偽装してあるから。
壁の絵画の裏に隠してあったり、天井裏にあったり、とかいう程度ならいい。
壁の一部になってたり、本棚をずらすと出てきたり、ロッカーの下にあったり……思いもよらないようなところ(そして探そうとすると面倒なところ)にある場合が多い。
そして、この世界には魔法なんてもんもある。収納系のが。
それを使って隠してたとかになるともっと面倒だ。部屋のどこにある何がマジックアイテムになっていて収納の役割を担っているかなんて、わかるはずないし……何だったら、重要なものは収納アイテムに入れて常に持ち歩いてる、なんて可能性もある。僕もけっこうそうしてるし。
それを警戒して、遺留品は全部回収してきたわけだが。
……一番困るのは、その組み合わせだろう。収納マジックアイテムを隠されるパターン。
僕の『帯』や、エルクたちの『指輪』、ドレーク兄さんとかが使ってる『腕輪』みたいに、それ自体がコンパクトであれば、部屋の中にちょっとしたスペースを作ってそれを隠すだけでいいから、隠し金庫とかよりもずっとずっと見つけにくくなるのだ。
そういった漏らしをなくすため、まず僕は、アルバに協力してもらって……さらに、こういう時のために作っておいたマジックアイテムを使って、出力を超強化した『サテライト』を発動。
散布されている(多分)ジャミングの効果を振り切って周辺の地理を探った。
時間がちょっとしか保たないし、範囲もごくごく絞られるんだが、それでも十分だった。
部屋の中にある隠し扉や隠し収納、マジックアイテムの配置まで全部探知できた。
それを全員に説明し、手分けして調べた。
その結果……色々と黒い記録は出て来た。裏帳簿とかもそうだし、政権運営の黒いやりとりなんかの記録も。ドレーク兄さんかフレデリカ姉さんあたりに渡せば、外交とかの時に有効活用してくれそうだ。交渉のカードとして。
けど、肝心の『御神酒』関連の資料がない。
それだけじゃなく、宗教関連の重要そうな資料なんかも、ない。
教皇の、そして枢機卿全員分の部屋を、すでにもう調べた。でも、ない。
……どこかに隠している? 自室以外のどこかに?
隠し場所として信頼できる……隠し部屋か何かがある、ってことか?
しかし、そういう可能性も当初から懸念していた僕らは……ソフィーも知らない、そういう部屋がとかスペースについて、エレノアさんに頼んで探してもらっていた。
レンジャーないしシーフ的な技能を持つ、『女楼蜘蛛』の偵察兵だけあり、あっという間にその調査も終えてくれた。間取りとかを把握すれば、壁の厚さや柱の位置なんかから、隠し部屋や通路がありそうなところは、大体予想がつくんだろうだ。すげー……さすがプロ。
今度、暇があったらそういうのも勉強してみてもいいかも。最近そういうの、『サテライト』に頼りきりになってて、自分のスキルを伸ばすことに頭がいってなかった気もするし。
……で、だ。そのエレノアさんの活躍で、見事にそれらしき秘密の通路は見つかっていた。
しかし、時間がなくて調査まではしてないらしい。まあ、それは今から僕ら全員で行けばいいだろうし、別に問題ないな。
「で? その通路とやら、どこにあったんだよ?」
「この神殿の一番奥に『聖堂』ってのがあるのはわかるニャ? その脇道の廊下に隠し通路があって、そこから下に降りていけるのニャ…………ん、ここから近いニャ」
ちなみに今、教皇の部屋です。
執務机っぽいデスクに、エレノアさんお手製のこの神殿の見取り図を広げて、説明を貰ってます……歩きながらフリーハンドで描いたとは思えないくらいの完成度なんですが。マジすげー。
で、その図面を参照してみると……なるほど、近い。というか、ほぼ一本道で行ける場所だな……偶然とは考えにくいな。狙ってここに教皇の部屋を置いてるのか?
……何か、その隠し通路に秘密があって……それを外部から隠しやすく、あるいは自分が利用しやすくするために都合のいい配置に見えるし。
すると、それを後ろからのぞき込むように見ていたソフィーとソニアが、
「なるほど……元より、何か重大な秘密を隠しておくのであれば、立ち入り禁止の区画でしょうしね……。となれば、教皇や枢機卿の部屋以外は……必然的に『摩天楼』に絞られる……」
「……一応『聖域』であるし、そういう邪な事情を持ち込んだり、隠し通路などを作ったり、罰当たりなことはしないだろう……などという予想は、あの俗物共には通じなかったわけか」
そんなことを言っていた……けど、何か気になる単語あったな?
『摩天楼』? 何だそれ?
「ああ、一般には呼ばれていない、というかほぼ知られていない呼び名なのですが……この『神殿』の最深部、『聖堂』とその周辺のいくつかの部屋がある区画をそう呼ぶのです。この図面ですと……このあたりですね」
指で指し示すソフィーさん。ええと……『聖堂』を中心に、部屋と通路がいくつか。
このへんの、教皇の居住区とかは含まれてないな、ホントに一部だ。
何で『摩天楼』なんて呼び名がついてるのかとか――あれってめっちゃ高い建物に着けられる呼び名だった気が?――何でわざわざ区別されてるのかとかはちょっと気になるけど……。
まあでも、今はいいや。別に。
「ここに立ち入ることができるのは『教皇』と『枢機卿』、そして『聖女』のみです。特別な式典……今回の『シャルム・レル・ナーヴァ』のようなそれの際は、一部の最高司祭レベルまで立ち入りを許可されるケースもありますが……普段は、掃除などの雑務さえ、教皇や枢機卿が分担して行っているとのことで」
「そりゃ筋金入りだな……まあ、その聖域が、実際には違法行為の温床になってる可能性が高いわけだけど」
すごい偉い人が掃除……か。一般人からすれば、それだけ特別な場所ってことになるわけで……下手したら、禁止されてなくても立ち入りがためらわれるような場所扱いなのかも。
まあ、聞いてみたら……宗教とかではそんなに珍しくもないみたいだけど。どれだけ偉い地位に就こうと、いち信徒と同じく敬虔な気持ちを忘れずに、っていう感じで、そういうのを大事にしてる結果として、特別な場所の管理を…………いやでも、ここ管理してるの俗物が主だったな。
「……あんまりこういうこと考えたくないんだけど……案外、自我喪失した『聖女』に命令して、掃除とかもやらせて自分たちは怠けてたりしてそうで不安なんだけど」
「「「………………」」」
うん、全員が脳裏に浮かぶくらいにはありえるビジョンだ。
……まあ、これも今は置いておくけど。
ともあれ、その『摩天楼』に向かうことに決めた……と、その瞬間、
僕が肌で感じていた『ある感覚』に……変化が起こった。
「……よし、きた」
「? 何が?」
「あのバカが散布した薬品の効力が薄まってきてるっぽい。これなら……出力は絞られるけど、『サテライト』が何とか使えそう」
思ったより早かったな。まあ、助かるけども。
エレノアさんの能力の恩恵はありがたいし、地力の研鑽も課題だとは思うけども……やっぱり今は緊急時だし、あるものには頼らせていただく、ということで。
エレノアさんが探れたのも大体ここまでだったみたいだし、丁度いいと言えば丁度いい。
アルバに頼んで『サテライト』を発動させてもらう。
すると、そこに浮かび上がったのは……
「……………………え、何コレ?」
「…………塔、か?」
一同、絶句。
前もって『全員の頭に送るから』って言ってたから、『サテライト』の地図が浮かび上がったことには驚かなかったものの……それでも、浮かび上がった図が、とんでもなすぎた。
いや……あんな大小さまざまな獣共が出てくるんだから、相当広い地下空間があってもおかしくないな、とは思ってた。それこそ、教皇たちですら把握しきれていないほどに。
けど……これはさすがに予想外だ。
そこに移っていたのは……聞いていた通りの、いやそれ以上の規模の地下空間。
神殿の真下どころか、敷地内全体、いやそれ以上の範囲がそうなってるんじゃないかってくらいの……だだっぴろい空洞。
……そして、その中心を貫くように建っている……巨大な塔だった。
……何を言ってるのかわからないかもしれないが、そうとしか言いようがない。
地下空間に塔が建っている。そしてそのてっぺんが……ここ、神殿に届いている。
イメージとしては、前に僕が潜った『黄泉の柱』……いや、それよりもエレベーターか?
あれも、地下に向かって塔が伸びてる風な感じだから、近いっちゃ近いが……地下空間の地面から、この地上に繋がっているという意味では、やっぱりエレベーターに見えるかも。
しかもこれ、相当高いぞ? 明らかに100mや200mじゃない。東京タワーより確実に高い。スカイツリーは……あれ、アレ何mだっけ?
ともかく……500前後、ってとこだろうか。
……なるほど、ひょっとして……さっき言ってた『摩天楼』って……コレが由来か?
てっきり、宗教成金……もとい、お偉いさんたちの巣窟だからなのかと思ってたけど、元の意味通り『とんでもなく高いところ』っていう『摩天楼』であってたようだ。
ただし、伸びてるのは……上にじゃなくて下に。いや、『下から』というべきか。
塔の付け根の部分……地下深くにあるそこから見上げて『高いところ』にある。その、展望台的な場所が……ちょうど、『聖堂』とその周辺施設がある場所に来てる。
だから『摩天楼』。
……ということは、教皇と枢機卿はこの構造のことを知ってた?
……いや、それは考えづらい。さっきちょっと話を聞いてみた『枢機卿』からは、そんな話は出てこなかったし……それに、そんなに広い範囲を捜索した、っていう言い方でもなかった。
『地下空間』の雰囲気も……『遺跡みたいな空間』っていう感じだったらしいし。
……ともかく、行ってみよう。
予想外にスケールがでかいけど、やることは変わらない。むしろ、人工物なら、ただの洞窟とかよりルートを見やすいし……ああでも、崩落の危険は考慮しなきゃだな。
☆☆☆
聖堂……の、横道みたいな感じになってるところを行き、そこにあった隠し通路を進む。
特にロックとかはかかってなかったものの、偽装は大したもので……知らなければ気づけないんじゃないか、ってレベル。これに気づくエレノアさんがすごい。
そこを奥に進むと……特徴的な部屋に出た。
かなり広い円形の部屋で、中央に……井戸?がある。
天井には桶と滑車が。これで、中の水を汲み上げる……って感じか。
使い込まれた形跡はあるけど、状態はしっかりしてるな、破損もない。
そして……ほこりも積もっていない。つい最近まで使われていた証拠だ。
それに、この匂い……なるほど、ここが……
………………って……おい、またかよお前。
「さすがは『カオスプロフェッサー』……お気づきのようですね。鋭い考察です」
「もう何回言ったかわからんけど、一応びっくりするから唐突に現れるのやめれ」
「「「!?」」」
……どうやら僕以外のメンバーは――師匠とエレノアさんはわからんが――気づいていなかったらしく、突然部屋に響いたその声、そして突然現れた気配に仰天していた。
振り返ってみると……確かにさっきまでは誰もいなかったはずの部屋に、僕ら以外の人影が。
まあ、ウェスカーなんだけど。
いつもの服装+剣。壁に寄りかかる形で、緊張感なくリラックス状態でこっち見とる。
毎度毎度神出鬼没な上に、出てくるたびにその意図というか目的がわからない男だ……。
「で、今日は何?」
「まあ、色々と。とりあえずは……情報提供でしょうか? 答え合わせ、と言った方がいいかもしれませんが」
すぐさま警戒態勢に入ったナナ達はとりあえず止めて、僕もこいつの方に向き直る。
しばし、じっと睨む。
向こうからは、いつも通りの微笑が返ってくる。
そのまま数秒。
「何か御用でしょうか?」
「……いや、まずいいや。で、情報って何?」
……予想はつくけど、とりあえず聞く。
するとウェスカーは、この部屋全体をきょろきょろと……否、よく見ると、部屋にあるいくつかの設備を見渡した。わざとらしく、僕らにわかるように。
今僕が傍に立ってる、井戸。
壁際に何個か置かれているビン。一升瓶くらいの大きさで……やたら華美な装飾が多い。
その横には……その瓶に何かを入れて蓋をするためのものと思しき、漏斗とコルク栓も。
壁に空いている、丸い穴。人が1人、四つん這いでなら通れそうなくらいの大きさ。
そして……入り口から反対方向の壁にある、観音開き式の大きな扉。
人間はもちろん、かなり大きなサイズの動物とかでも通れそうなくらいだ。
熊だろうが、ゾウだろうが……あの『獣(アバドン)』だろうが。10mサイズは厳しそうだけど。
「おそらく、お気づきのこと、お気づきでないこと、推測でしかないこと、予想もできないこと……色々おありでしょう。そのあたりの解説も致しますので……しばし、お時間をいただきますね」
「あんまり時間はないんだけど……色々と、欲しいものもあるし」
「そうですか。それでは……歩きながらでも」
奥にある扉を指さして、ウェスカーは言った。
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