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第4話 錬金術師、静かに暮らす
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森の朝は、いつでも美しい。薄い霧が漂い、鳥の羽ばたきが静けさを縫うように響く。小さな小屋の煙突からは白い煙が上がり、木漏れ日がその煙を金色に染めていた。
アレンは、火を見つめながら湯の温度を確かめる。隣の台には薬草と金属片、希少な鉱石の粉末が整然と並んでいた。本来なら王都の研究所でもお目にかかれないような代物だが、彼の手にかかればすべて地の利で調達できる。
「さて、今日は少し落ち着いた日になりそうだな。」
そう呟いたあと、彼は振り返る。部屋の隅では、小竜のルゥが器用に木片をかじって遊び、ベッドの上には昨日救った竜族の少女リアが静かに眠っていた。まだ顔色は完全ではないが、呼吸は安定している。アレンが使った混合液の効果が出ている証拠だ。
薬液の湯気が室内を満たし、木の香りと混ざって柔らかな匂いになる。アレンは椅子に座り、ペンを取り手帳を開いた。
――竜族の体質、外部魔力と高い親和を持つ。人間より細胞変異が柔軟。
――ポーション合成率は通常の五倍。試験管五号調整液、竜の血液で安定化確認。
――この理論、やはり神聖術に近い構造を持つ。
「ふむ。つまり俺のやってきた錬金術は、もはや人間の領分を超えていたってことか。」
そう呟きながら、アレンは火の加減を調整した。ルゥが退屈そうに翼をぱたぱたさせてくる。
「はいはい、わかってる。今日は騒がない。のんびりした日だ。」
外の森では小動物が跳ね、清流の水音が響く。戦いや陰謀の匂いもない――はずだった。
午前の作業が一段落するころ、リアがゆっくりと目を覚ました。
「……ここは?」
「俺の小屋だ。昨日のことは覚えているか?」
「ええ……森で魔族に襲われた。それから……あなたが助けてくれたのね。」
アレンは小さくうなずき、薬草を煮詰めた湯をカップに注いで渡した。
「傷は俺の薬で塞いだ。まだ完全じゃないけど、下手に動かなければ大丈夫だ。」
リアは両手でカップを受け取り、丁寧にお辞儀をした。
「ありがとう、アレン。ほんとに命の恩人だわ。」
その礼儀正しい仕草に、アレンは少しだけ照れたように肩をすくめた。
「人助けが好きでやってるわけじゃない。ただ目の前で倒れた奴を放っておけなかっただけだ。」
「それでも助けられたのは事実よ。」
リアの微笑みは穏やかだった。だが、その瞳の奥にはどこか深い悲しみが潜んでいる。
「……どうせ、お前一人じゃないんだろ?」
アレンの言葉にリアはうつむいた。
「魔族に襲われて……母さまも……おそらく、もう。」
沈黙が落ちた。焚き火の音がぽつぽつと響く。アレンは短く息をつき、立ち上がる。
「だったら、せめて母親の眠る場所くらい弔ってやらないとな。」
リアが驚いたように顔を上げる。
「そんなこと、してくれるの?」
「当たり前だ。恩人の礼なんて大げさなことは要らん。その代わり――お前には手伝ってもらう。」
「手伝い?」
「そうだ。薬草採取と調合の助手だ。俺一人だと手が足りない。」
リアはほんの少し考え、それから明るく笑った。
「わかった、アレン先生の弟子になります!」
「先生はやめてくれ。背中がむずむずする。」
「じゃあ師匠!」
「もっとやめてくれ。」
リアの無邪気な笑い声に、ルゥも同調して羽をぱたぱたさせた。
その後の二日間は穏やかに過ぎた。
リアは人の姿のまま、小屋の掃除や薬草の仕分け、時折ルゥの世話をしながら暮らした。アレンは錬金の研究に専念し、時折リアに基礎理論を教えた。
「錬金術は、『存在の書き換え』だ。ただし、その根本は“理解”にある。対象を知らずに変化させることはできない。」
「つまり、相手をよく観察することが大事なのね。」
「そう。結局、世界を知る力そのものが錬金術だ。……まあ、勇者たちには理解されなかったがな。」
リアはまっすぐ彼を見つめて言った。
「私は理解してる。あなたの力は、怖くなんてない。」
アレンの手が一瞬止まる。彼はその瞳を見返し、少しだけ口元を緩めた。
「そうか。なら、もう少し一緒にいてもいい。」
その穏やかな会話が終わると、再び森の風が静かに吹いた。
午後、リアとルゥが外で遊んでいると、遠くから異様な匂いが漂ってきた。焦げた土と、獣の血の混じった匂いだ。
「師匠……いや、アレン。あれ、何の匂い?」
アレンは瓶を置き、外に出る。風下からくっきりと感じる戦の残滓。
「魔獣の死骸の匂いだ。普通の森じゃ起こらない。」
その時、ルゥが羽音を鳴らして森の奥を指した。木々の向こうに黒煙が上がっている。アレンは眉をひそめた。
「誰かが戦ってるらしい。行くぞ。」
現場に着くと、そこにはボロボロになった村人たちがいた。彼らは森の外れに住む集落の者らしく、十数頭のオーガに襲われていたという。死者も出ている。
「何があった?」
「こ、今朝……西の洞窟から突然ヤツらが現れて……!」
「西の洞窟……あそこは封印されてたはずだ。」
アレンは地面に跪き、残留魔力を感じ取った。空気の流れが歪んでいる。内部に転移術式の痕もある。
「転送陣か……。誰かが意図的に封印を破ったな。」
リアが不安げに尋ねた。
「まさか、また魔族が?」
「断定はできない。ただ、魔力の質は確かに異質だ。放置すればもっと出てくる。」
「どうするの?」
リアが問うと、アレンは静かに答えた。
「放ってはおけない。俺の森が荒らされるのは気分が悪い。」
「やっぱり師匠だ!」
「だからその呼び方はやめろって。」
アレンは小屋に戻り、棚からいくつかの小瓶と金属器具を取り出した。その動作は素早く、まるで戦支度を整える兵士のようだった。リアは目を丸くする。
「それ……武器なの?」
「錬金爆式〈閃光花〉。光と熱で魔族の目を焼く。あと、これは防御用の触媒盾。」
「戦うつもり?」
「戦うつもりなどない。ただ、退屈な日常を守るために少し働くだけさ。」
アレンはそう言いながら、ルゥの頭を軽く撫でた。
「お前も行けるか?」
小竜は勇ましく鳴き声を上げ、翼を広げる。
その姿を見たリアは小さく笑った。
「本当は、優しいのね。」
「違う。俺はただ、自分の平穏が壊されるのが嫌なだけだ。」
夕暮れが赤く森を染める。
アレンは背中の袋を締め、森の奥――西の洞窟へ向かって歩き出した。
リアとルゥがその後を追う。
穏やかな日常の下で、またひとつ、彼の運命が軋み始めていた。
静かに暮らすだけのはずだった錬金術師が、再び世界の裏側に踏み込もうとしていた。
アレンは、火を見つめながら湯の温度を確かめる。隣の台には薬草と金属片、希少な鉱石の粉末が整然と並んでいた。本来なら王都の研究所でもお目にかかれないような代物だが、彼の手にかかればすべて地の利で調達できる。
「さて、今日は少し落ち着いた日になりそうだな。」
そう呟いたあと、彼は振り返る。部屋の隅では、小竜のルゥが器用に木片をかじって遊び、ベッドの上には昨日救った竜族の少女リアが静かに眠っていた。まだ顔色は完全ではないが、呼吸は安定している。アレンが使った混合液の効果が出ている証拠だ。
薬液の湯気が室内を満たし、木の香りと混ざって柔らかな匂いになる。アレンは椅子に座り、ペンを取り手帳を開いた。
――竜族の体質、外部魔力と高い親和を持つ。人間より細胞変異が柔軟。
――ポーション合成率は通常の五倍。試験管五号調整液、竜の血液で安定化確認。
――この理論、やはり神聖術に近い構造を持つ。
「ふむ。つまり俺のやってきた錬金術は、もはや人間の領分を超えていたってことか。」
そう呟きながら、アレンは火の加減を調整した。ルゥが退屈そうに翼をぱたぱたさせてくる。
「はいはい、わかってる。今日は騒がない。のんびりした日だ。」
外の森では小動物が跳ね、清流の水音が響く。戦いや陰謀の匂いもない――はずだった。
午前の作業が一段落するころ、リアがゆっくりと目を覚ました。
「……ここは?」
「俺の小屋だ。昨日のことは覚えているか?」
「ええ……森で魔族に襲われた。それから……あなたが助けてくれたのね。」
アレンは小さくうなずき、薬草を煮詰めた湯をカップに注いで渡した。
「傷は俺の薬で塞いだ。まだ完全じゃないけど、下手に動かなければ大丈夫だ。」
リアは両手でカップを受け取り、丁寧にお辞儀をした。
「ありがとう、アレン。ほんとに命の恩人だわ。」
その礼儀正しい仕草に、アレンは少しだけ照れたように肩をすくめた。
「人助けが好きでやってるわけじゃない。ただ目の前で倒れた奴を放っておけなかっただけだ。」
「それでも助けられたのは事実よ。」
リアの微笑みは穏やかだった。だが、その瞳の奥にはどこか深い悲しみが潜んでいる。
「……どうせ、お前一人じゃないんだろ?」
アレンの言葉にリアはうつむいた。
「魔族に襲われて……母さまも……おそらく、もう。」
沈黙が落ちた。焚き火の音がぽつぽつと響く。アレンは短く息をつき、立ち上がる。
「だったら、せめて母親の眠る場所くらい弔ってやらないとな。」
リアが驚いたように顔を上げる。
「そんなこと、してくれるの?」
「当たり前だ。恩人の礼なんて大げさなことは要らん。その代わり――お前には手伝ってもらう。」
「手伝い?」
「そうだ。薬草採取と調合の助手だ。俺一人だと手が足りない。」
リアはほんの少し考え、それから明るく笑った。
「わかった、アレン先生の弟子になります!」
「先生はやめてくれ。背中がむずむずする。」
「じゃあ師匠!」
「もっとやめてくれ。」
リアの無邪気な笑い声に、ルゥも同調して羽をぱたぱたさせた。
その後の二日間は穏やかに過ぎた。
リアは人の姿のまま、小屋の掃除や薬草の仕分け、時折ルゥの世話をしながら暮らした。アレンは錬金の研究に専念し、時折リアに基礎理論を教えた。
「錬金術は、『存在の書き換え』だ。ただし、その根本は“理解”にある。対象を知らずに変化させることはできない。」
「つまり、相手をよく観察することが大事なのね。」
「そう。結局、世界を知る力そのものが錬金術だ。……まあ、勇者たちには理解されなかったがな。」
リアはまっすぐ彼を見つめて言った。
「私は理解してる。あなたの力は、怖くなんてない。」
アレンの手が一瞬止まる。彼はその瞳を見返し、少しだけ口元を緩めた。
「そうか。なら、もう少し一緒にいてもいい。」
その穏やかな会話が終わると、再び森の風が静かに吹いた。
午後、リアとルゥが外で遊んでいると、遠くから異様な匂いが漂ってきた。焦げた土と、獣の血の混じった匂いだ。
「師匠……いや、アレン。あれ、何の匂い?」
アレンは瓶を置き、外に出る。風下からくっきりと感じる戦の残滓。
「魔獣の死骸の匂いだ。普通の森じゃ起こらない。」
その時、ルゥが羽音を鳴らして森の奥を指した。木々の向こうに黒煙が上がっている。アレンは眉をひそめた。
「誰かが戦ってるらしい。行くぞ。」
現場に着くと、そこにはボロボロになった村人たちがいた。彼らは森の外れに住む集落の者らしく、十数頭のオーガに襲われていたという。死者も出ている。
「何があった?」
「こ、今朝……西の洞窟から突然ヤツらが現れて……!」
「西の洞窟……あそこは封印されてたはずだ。」
アレンは地面に跪き、残留魔力を感じ取った。空気の流れが歪んでいる。内部に転移術式の痕もある。
「転送陣か……。誰かが意図的に封印を破ったな。」
リアが不安げに尋ねた。
「まさか、また魔族が?」
「断定はできない。ただ、魔力の質は確かに異質だ。放置すればもっと出てくる。」
「どうするの?」
リアが問うと、アレンは静かに答えた。
「放ってはおけない。俺の森が荒らされるのは気分が悪い。」
「やっぱり師匠だ!」
「だからその呼び方はやめろって。」
アレンは小屋に戻り、棚からいくつかの小瓶と金属器具を取り出した。その動作は素早く、まるで戦支度を整える兵士のようだった。リアは目を丸くする。
「それ……武器なの?」
「錬金爆式〈閃光花〉。光と熱で魔族の目を焼く。あと、これは防御用の触媒盾。」
「戦うつもり?」
「戦うつもりなどない。ただ、退屈な日常を守るために少し働くだけさ。」
アレンはそう言いながら、ルゥの頭を軽く撫でた。
「お前も行けるか?」
小竜は勇ましく鳴き声を上げ、翼を広げる。
その姿を見たリアは小さく笑った。
「本当は、優しいのね。」
「違う。俺はただ、自分の平穏が壊されるのが嫌なだけだ。」
夕暮れが赤く森を染める。
アレンは背中の袋を締め、森の奥――西の洞窟へ向かって歩き出した。
リアとルゥがその後を追う。
穏やかな日常の下で、またひとつ、彼の運命が軋み始めていた。
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