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第一章
お茶会へお呼ばれしました
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私⋯いや、僕は、まだ五歳のお子様です。なのに、何故か王妃様主催のお茶会へお母様と共に、王宮へ向かっております。遠い目しちゃうよ。ほんと。
この世界のマナーを学び始めたとは言え、しつこいようだけど、まだ五歳児だよ?!私!じゃなくて、僕!!前世と今世を足して三十歳だけど!!
ちょろ⋯ゲフン、頼りになるお父様に「僕はまだ、王妃様のお茶会へ参加するのは早いと思いますっ!」と、訴えたよ?それなのに⋯⋯。
「可愛い私のハリー。宰相様にハリーの自慢話しをしてたら、何故か王様経由で王妃様に伝わってしまってね?だから、お呼ばれされたんだよ」
ちょっ、意味が分からないです。
あ、ハリーとは僕のこと。お母様は、ハロルドちゃん呼びだけど。ま、こんなに可愛ければしょうがないよね?
そんなことより!
「お父様!宰相様に何をお話しになられたのですか?!」
思わず年齢にそぐわない言い方しちゃったよ!気を付けてたのに!!
お父様は、宰相様の補佐をしているけど、僕の話しを仕事場で、話す必要なくない?!ほんとに、やめてよお父様!
「でもね、ハリー?王様も宰相様もハリーが城へ来るの許可してくれたんだよ?お父様は、仕事で行けないけど、お母様と一緒に楽しんでおいて」
楽しめるかー!!!
絶対、王妃様のお茶会って、来月くる王子様の誕生日パーティの前に、未来の側近候補とか未来の王太子妃候補の選定とかでしょ。
そうこう言っているうちに、当日になってしまい、向かっている最中なわけですが⋯⋯。行きたくない。絶対、何かあるよ。
この世界のマナーを学び始めたとは言え、しつこいようだけど、まだ五歳児だよ?!私!じゃなくて、僕!!前世と今世を足して三十歳だけど!!
ちょろ⋯ゲフン、頼りになるお父様に「僕はまだ、王妃様のお茶会へ参加するのは早いと思いますっ!」と、訴えたよ?それなのに⋯⋯。
「可愛い私のハリー。宰相様にハリーの自慢話しをしてたら、何故か王様経由で王妃様に伝わってしまってね?だから、お呼ばれされたんだよ」
ちょっ、意味が分からないです。
あ、ハリーとは僕のこと。お母様は、ハロルドちゃん呼びだけど。ま、こんなに可愛ければしょうがないよね?
そんなことより!
「お父様!宰相様に何をお話しになられたのですか?!」
思わず年齢にそぐわない言い方しちゃったよ!気を付けてたのに!!
お父様は、宰相様の補佐をしているけど、僕の話しを仕事場で、話す必要なくない?!ほんとに、やめてよお父様!
「でもね、ハリー?王様も宰相様もハリーが城へ来るの許可してくれたんだよ?お父様は、仕事で行けないけど、お母様と一緒に楽しんでおいて」
楽しめるかー!!!
絶対、王妃様のお茶会って、来月くる王子様の誕生日パーティの前に、未来の側近候補とか未来の王太子妃候補の選定とかでしょ。
そうこう言っているうちに、当日になってしまい、向かっている最中なわけですが⋯⋯。行きたくない。絶対、何かあるよ。
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