4 / 20
2
しおりを挟む
蘭丸の母が濃姫の侍女として尾張に輿入れ時に付いてきて、信長が仲人として可成と結婚させたというのは割とポピュラーな逸話だし、疑う理由はないので本当で良いと思いますが、斎藤道三が結婚させたという話もあります。
信長が仲人の方がしっくりきますが、取り合えず濃姫の侍女だった事は確かなようです。
信長の女性関係については、『武功夜話』という史料で、六歳年上の吉乃という女性とのラブエピソードが、一時期歴史小説家達には美味しいネタとなったようです。
存在が把握されている側室の数も少な目で、特別な女性にのめり込んだ雰囲気もなく、濃姫も名前は有名だけど、途中で消息が良く分からなくなってしまったという状況では吉乃とのラブエピは一般受けしますからね。
蘭丸に対する執着が群を抜いている為、信長は男の方が好きだったというイメージを覆すネタですが、残念ながら、武功夜話は胡散臭過ぎるとネット上で凄いディスられ方で、いやはや。
でも意外と説得力ありました。
信長の弟信行の顔と蘭丸の顔が似ていたという話しは一才ありません。
ただ、ヤンキー信長に対して、礼儀正しく品のあった信行は蘭丸とキャラはかぶっています。
蘭丸の旗指物は家臣達の旗指物がどのようなデザインであったかという記録として残っているので本当です。
『吉野竜田花紅葉更級越路乃月雪《よしのたつたはなもみじさらしなえちじのつきゆき》』と信長の直筆で書かれていたとあります。
道家清十郎という武士がいるのですが、戦場で大活躍しているのに目を止めた信長は、彼の旗指物が真っ白な布だったので『日本一の勇者なり』と書いてあげたという記録があります。
『日本一の勇者なり』の場合は、彼の武功を称賛したとしか100%考えられない程の分かりやすさなのですが、蘭丸の場合は....。
吉野竜田花紅葉更級越路乃月雪という言葉を調べてみたら、能や歌舞伎の中でも使われていて、信長が考えた言葉ではないようです。
雪月花、花鳥風月のように日本の四季の美しい風物を上げ連ねただけに思われます。
単純に私なりに意図を解釈すると、「お前は俺の花だ紅葉だ月だ雪だ❤️」になってしまいますけどね。
美少年にしか許されない旗指物とは思います。
腰には信長の元愛刀不動行光、背中には信長直筆の旗指物。
守るよりも守られてる感満載で、私には愛という理由しか思い付きませんが、どういう狙いがあって書いたのかは、信長のみぞ知るでしょうね。
【第6章 初陣】
信長の鷹狩り三昧にウケて、信長公記の記述その儘に進んでいます。
何しにきたんだと思うくらい、鷹狩り、滝見物、気散じと遊んでばかりいる信長に付き合うのは蘭丸や他の家臣達は大変だった事でしょう。
鷹狩りで獲った獲物をさぞかし振る舞ったんだろうなという妄想から生まれた章です。
この時、蘭丸は初めてのお使い ドーレミファーソーラシドードシラソファミレドー と塩川さんのところに銀子を持って正使として派遣されたのは本当です。
成利という諱を信長と考えるシーンがあるのですが、本能寺で死ぬまで本当の名はと現代的に厳密に言うなら森乱法師成利が正しい名という事になるのでしょうか。
昔の人の名、特に戦国時代の武将、公家も人の迷惑を考えず、ガンガン名前を変えてくるので、名前がいくつも伝わり混乱して誤字脱字普通です。
蘭か乱かなんて議論になるのは、彼が有名人だからでしょう。
親友の団平八も短命なのに名前スッゲーあります。
信長の息子の勝長(信房)の名前もあれれ?
吉田兼和は兼見に改名、信長の乳兄弟池田恒興も酷いもんです。
名前に対する感覚が現代人と違って最早ファッション感覚。
官職名、○○守も勝手にカッコいいからと自分で付けちゃう。
蘭丸長定という字と諱はセットです。
書状で成利と署名をしていたのは間違いないのに蘭丸長定と森家の系図にガッツリ記載されています。
兄の長可の長を取って長定、長隆(坊丸)、長氏(力丸)と死後に改名したとしか思えません。
改名理由は早死に、余り良い死に方してないないから、もしくは元服前に亡くなっているからかなと思います。
成利という名が誰が付けたのか、正式に元服しているのか正直怪しいと思いました。
正式な諱でないから死後に名前変えられたんじゃないかと。
元服してたら乱という字はおかしいですし。
子供にわざと悪い名前を付けて神様に嫌われれば天国に連れて行かれないという風習から名付けたのであれば、元服してたら乱を使う筈がないからです。
つまり、乱という字は「この子は乱暴者です。だから天国に連れて行かないで下さい」という意味があったのかもしれません。
森家の通字は父可成までは可、長可の長は信長の長で、ここから森家で長が使われるようになっていきます。
父親が生きていれば、父が名付け親になりますが、いないので普通なら長可で良いと思うのですが。
長可が名付け親なら、成利と名付けるのも不思議です。
勿論信長なら、長を使ってくるでしょうし。
前田利家か?と思ったのですが、自分の名前の上の字の利を、更に相手の名前の成の下に持ってくるというのは、いくらなんでも卑下し過ぎでは?
そんなややこしい事をしたなら、逸話が残ってそうなのに無いので、小説で書いたように元服してないのに対外用に付けただけの仮の諱ではないかと推測で書いています。
信長が仲人の方がしっくりきますが、取り合えず濃姫の侍女だった事は確かなようです。
信長の女性関係については、『武功夜話』という史料で、六歳年上の吉乃という女性とのラブエピソードが、一時期歴史小説家達には美味しいネタとなったようです。
存在が把握されている側室の数も少な目で、特別な女性にのめり込んだ雰囲気もなく、濃姫も名前は有名だけど、途中で消息が良く分からなくなってしまったという状況では吉乃とのラブエピは一般受けしますからね。
蘭丸に対する執着が群を抜いている為、信長は男の方が好きだったというイメージを覆すネタですが、残念ながら、武功夜話は胡散臭過ぎるとネット上で凄いディスられ方で、いやはや。
でも意外と説得力ありました。
信長の弟信行の顔と蘭丸の顔が似ていたという話しは一才ありません。
ただ、ヤンキー信長に対して、礼儀正しく品のあった信行は蘭丸とキャラはかぶっています。
蘭丸の旗指物は家臣達の旗指物がどのようなデザインであったかという記録として残っているので本当です。
『吉野竜田花紅葉更級越路乃月雪《よしのたつたはなもみじさらしなえちじのつきゆき》』と信長の直筆で書かれていたとあります。
道家清十郎という武士がいるのですが、戦場で大活躍しているのに目を止めた信長は、彼の旗指物が真っ白な布だったので『日本一の勇者なり』と書いてあげたという記録があります。
『日本一の勇者なり』の場合は、彼の武功を称賛したとしか100%考えられない程の分かりやすさなのですが、蘭丸の場合は....。
吉野竜田花紅葉更級越路乃月雪という言葉を調べてみたら、能や歌舞伎の中でも使われていて、信長が考えた言葉ではないようです。
雪月花、花鳥風月のように日本の四季の美しい風物を上げ連ねただけに思われます。
単純に私なりに意図を解釈すると、「お前は俺の花だ紅葉だ月だ雪だ❤️」になってしまいますけどね。
美少年にしか許されない旗指物とは思います。
腰には信長の元愛刀不動行光、背中には信長直筆の旗指物。
守るよりも守られてる感満載で、私には愛という理由しか思い付きませんが、どういう狙いがあって書いたのかは、信長のみぞ知るでしょうね。
【第6章 初陣】
信長の鷹狩り三昧にウケて、信長公記の記述その儘に進んでいます。
何しにきたんだと思うくらい、鷹狩り、滝見物、気散じと遊んでばかりいる信長に付き合うのは蘭丸や他の家臣達は大変だった事でしょう。
鷹狩りで獲った獲物をさぞかし振る舞ったんだろうなという妄想から生まれた章です。
この時、蘭丸は初めてのお使い ドーレミファーソーラシドードシラソファミレドー と塩川さんのところに銀子を持って正使として派遣されたのは本当です。
成利という諱を信長と考えるシーンがあるのですが、本能寺で死ぬまで本当の名はと現代的に厳密に言うなら森乱法師成利が正しい名という事になるのでしょうか。
昔の人の名、特に戦国時代の武将、公家も人の迷惑を考えず、ガンガン名前を変えてくるので、名前がいくつも伝わり混乱して誤字脱字普通です。
蘭か乱かなんて議論になるのは、彼が有名人だからでしょう。
親友の団平八も短命なのに名前スッゲーあります。
信長の息子の勝長(信房)の名前もあれれ?
吉田兼和は兼見に改名、信長の乳兄弟池田恒興も酷いもんです。
名前に対する感覚が現代人と違って最早ファッション感覚。
官職名、○○守も勝手にカッコいいからと自分で付けちゃう。
蘭丸長定という字と諱はセットです。
書状で成利と署名をしていたのは間違いないのに蘭丸長定と森家の系図にガッツリ記載されています。
兄の長可の長を取って長定、長隆(坊丸)、長氏(力丸)と死後に改名したとしか思えません。
改名理由は早死に、余り良い死に方してないないから、もしくは元服前に亡くなっているからかなと思います。
成利という名が誰が付けたのか、正式に元服しているのか正直怪しいと思いました。
正式な諱でないから死後に名前変えられたんじゃないかと。
元服してたら乱という字はおかしいですし。
子供にわざと悪い名前を付けて神様に嫌われれば天国に連れて行かれないという風習から名付けたのであれば、元服してたら乱を使う筈がないからです。
つまり、乱という字は「この子は乱暴者です。だから天国に連れて行かないで下さい」という意味があったのかもしれません。
森家の通字は父可成までは可、長可の長は信長の長で、ここから森家で長が使われるようになっていきます。
父親が生きていれば、父が名付け親になりますが、いないので普通なら長可で良いと思うのですが。
長可が名付け親なら、成利と名付けるのも不思議です。
勿論信長なら、長を使ってくるでしょうし。
前田利家か?と思ったのですが、自分の名前の上の字の利を、更に相手の名前の成の下に持ってくるというのは、いくらなんでも卑下し過ぎでは?
そんなややこしい事をしたなら、逸話が残ってそうなのに無いので、小説で書いたように元服してないのに対外用に付けただけの仮の諱ではないかと推測で書いています。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
サレ妻の娘なので、母の敵にざまぁします
二階堂まりい
大衆娯楽
大衆娯楽部門最高記録1位!
※この物語はフィクションです
流行のサレ妻ものを眺めていて、私ならどうする? と思ったので、短編でしたためてみました。
当方未婚なので、妻目線ではなく娘目線で失礼します。
追放聖女だってお茶したい!─セカンドライフはティーサロン経営を志望中─
石田空
ファンタジー
「ミーナ今までありがとう。聖女の座を降りてもらおう」
貴族の利権関係が原因でいきなり聖女をクビになった庶民出身のミーナ。その上あてがわれた婚約者のルカは甘味嫌いで食の趣味が合わない。
「嫌! 人の横暴に付き合うのはもうこりごり! 私は逃げます!」
かくしてミーナは神殿から脱走し、ティーサロン経営のために奔走しはじめた。
ときどき舞い込んでくるトラブル。
慌ててミーナを探しているルカ。
果たしてミーナは理想のセカンドライフを歩めるのか。
甘いお菓子とお茶。そしてちょっとの恋模様。
*サイトより転載になります。
老聖女の政略結婚
那珂田かな
ファンタジー
エルダリス前国王の長女として生まれ、半世紀ものあいだ「聖女」として太陽神ソレイユに仕えてきたセラ。
六十歳となり、ついに若き姪へと聖女の座を譲り、静かな余生を送るはずだった。
しかし式典後、甥である皇太子から持ち込まれたのは――二十歳の隣国王との政略結婚の話。
相手は内乱終結直後のカルディア王、エドモンド。王家の威信回復と政権安定のため、彼には強力な後ろ盾が必要だという。
子も産めない年齢の自分がなぜ王妃に? 迷いと不安、そして少しの笑いを胸に、セラは決断する。
穏やかな余生か、嵐の老後か――
四十歳差の政略婚から始まる、波乱の日々が幕を開ける。
「がっかりです」——その一言で終わる夫婦が、王宮にはある
柴田はつみ
恋愛
妃の席を踏みにじったのは令嬢——けれど妃の心を折ったのは、夫のたった一言だった
王太子妃リディアの唯一の安らぎは、王太子アーヴィンと交わす午後の茶会。だが新しく王宮に出入りする伯爵令嬢ミレーユは、妃の席に先に座り、殿下を私的に呼び、距離感のない振る舞いを重ねる。
リディアは王宮の礼節としてその場で正す——正しいはずだった。けれど夫は「リディア、そこまで言わなくても……」と、妃を止めた。
「わかりました。あなたには、がっかりです」
微笑んで去ったその日から、夫婦の茶会は終わる。沈黙の王宮で、言葉を失った王太子は、初めて“追う”ことを選ぶが——遅すぎた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる